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初心者におすすめのストロボを活用方法!おすすめのストロボも紹介

この記事ではストロボの効果や使い方を初心者の方向けに解説します。美しい写真を撮影するには、初心者でも使いこなせる機能が充実しているストロボを選ぶのがポイントです。おすすめのストロボや、すぐに試せる「バウンス撮影」のコツなども紹介します。
初心者におすすめのストロボを活用方法!おすすめのストロボも紹介

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ストロボを使いこなすのはカメラ初心者には難しいと思っていませんか。

でも実は初心者こそストロボがおすすめです。というのも知識やテクニックがなくても手軽に使用できるストロボを選べば、手ブレを防ぎ簡単に美しい写真を撮影できるからです。

この記事ではカメラ初心者に役立つストロボの知識についてまとめました。初心者にこそストロボがおすすめである理由や、ストロボ選びのポイント、ストロボを使用した撮影方法などを詳しく解説します。

メーカー別おすすめのストロボも紹介するので、ストロボを使用して本格的な写真が撮りたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

ストロボを使うとどういう効果があるのか

用途に合わせてストロボを使用すれば、カメラ初心者でも美しい写真を撮影できます。ストロボを使うと具体的にどのような効果があるのか見ていきましょう。

室内や夜間でも明るい写真が撮れる

ストロボの効果が発揮されるのは特に屋内や夜間の撮影です。発光量が内蔵フラッシュより多いので、そのまま撮影するより明るくはっきりとした写真を撮れます。

複数のカラーが混在している「ミックス光」が発生している場所では、レンズに直接光が入ってしまったり、光の色が混ざり合ったりしてしまいます。ストロボなしだと、もやっとした仕上がりになりがちです。

ミックス光が発生するのは結婚式の披露宴や店内、屋外のイルミネーションなどいろいろな場所に照明が備わっていたり、複数のカラー照明があったりする場合です。このようなときにストロボを使用すれば、明るくぱきっとした写真を撮撮影できます。

きれいな色の写真が撮れる

ストロボの光は太陽光に近く、様々な色彩がバランスよく配合されています。そのため自然できれいな色の写真を撮影できるのが大きな魅力です。

例えばLED照明や蛍光灯は緑色の光が多いので人の肌が青白く不健康に見えてしまいますが、ストロボを使って撮影すれば健康的で美しい仕上がりになります。

料理や果物など食べ物を撮影するときにもストロボを使用するのがおすすめです。自然な色合いで美味しさやみずみずしさが伝わるような一枚が撮れます。

手ブレを抑えた写真が撮れる

一眼レフ初心者にストロボをおすすめする大きな理由のひとつに挙げられるのが「手ブレを抑えた写真が撮れる」ということです。

手ブレの主な原因は「シャッタースピードの遅さ」です。カメラは光の量によってシャッタースピードをコントロールして、写真の露出(明るさ)を適切なものにしています。

撮影するのに十分な明るさがあればシャッタースピードは早く、逆に暗い場所ではシャッタースピードが遅くなり、手ブレが起きやすくなるのです。暗い場所で撮影するときにストロボで適切な光を補えば、シャッタースピードが早くなり手ブレを抑えた写真を撮影できます。

ストロボ選びで失敗しないための確認ポイント

ストロボを選ぶときは押さえておきたいポイントがいくつかあります。

発光部の角度やガイドナンバーの大きさなどをしっかり確認することで、初心者でも簡単に使いこなせるストロボを選べます。

発光部の角度は自由に変えられるか

初心者におすすめのストロボを使った撮影方法に「バウンス撮影」というテクニックがあります。

バウンス撮影はストロボの発光部を壁や天井に反射させ、被写体に間接的に光を当てて撮影します。直接光を当てるよりやわらかい光が当たり、初心者でも簡単に自然で美しい写真を撮影できるおすすめのテクニックです。

バウンス撮影を行うには発光部の角度が変えられることが必須です。通常のストロボは上下90度可動するのが普通ですが、左右には動かないものもあるのでしっかりチェックしてください。

ガイドナンバーは大きいか

ガイドナンバーの大きさもストロボ選びの大切なポイントです。ガイドナンバーはストロボのパワーを示す数値で、大きいほど光が強く遠くまで届きます。

ガイドナンバーが大きければ遠くの被写体へも光が届き、様々な場面に対応できるので初心者はガイドナンバーが大きいものを選ぶとよいでしょう。十分な光度が確保できる目安として、ガイドナンバー40前後が使い勝手がよくおすすめです。

TTLオートはあるか

TTLとはThought The Lensの略で、ストロボの光量をレンズを通して測定することです。TTLオートは撮影時に発光量を自動調整してくれるので、初心者でも失敗なく撮影できます。

運動会や結婚式など、大人数で撮ったり、個人をアップで撮ったりするなど様々な場面を臨機応変に撮影する必要があるときに活躍してくれます。

ハイスピードシンクロ機能はあるか

日中の野外で撮影する機会が多い人にはハイスピードシンクロ機能も必要です。ハイスピードシンクロ機能とは、シャッタースピードが1/200よりも速いスピードでストロボを発光させる機能です。

屋外での撮影などで逆光になる場所で普通のストロボを使用すると、露出オーバーで真っ白な写真になってしまいます。

ハイスピードシンクロがついていれば失敗せずに被写体を明るく撮影することができるので、初心者が使用するストロボには欠かせない機能です。

メーカー別おすすめのストロボ紹介

ここではおすすめのストロボをメーカー別に紹介します。前項の失敗しないストロボ選びのポイント「発光部の角度が変えられる」「TTLオート機能がある」を選定基準としています。

スピードライト 470EX-AI Canon

最初に紹介するのがCanonの「スピードライト 470EX-AI」です。世界初のバウンス撮影を自動で行ってくれる機能が付いています。

被写体の動きや姿勢を検知する「加速度センサー」や、対象部の距離を正確に感知する「測距センサー」が搭載され、柔軟な動きでストロボの角度を変えられるのがポイントです。

適切なバウンス角度と発光量を全自動で設定してくれる「AIバウンス撮影」が可能なので、特別な知識や技術がない初心者でも簡単にバウンス撮影を行えます。

  • ガイドナンバー:47
  • バウンス角度:上120度・左180度・右180度
  • その他:AIバウンス撮影可能

スピードライト EL-100 Canon

同じくCanonの「EL-100 Canon」もおすすめのストロボです。幅約64.6mm×高さ91.7mm×奥行71.03mmのコンパクトなデザインが特徴で、旅行や外出先などにも負担なく持ち運べます。

ガイドナンバーは26ですが、自動発光機能が付いているのでシャッターを切るだけで操作できるので内蔵ストロボと同じ要領で使用できる手軽さが人気です。ストロボの可動角度も「スピードライト 470EX-AI」ほどはありませんが、壁、天井バウンス撮影が無理なく行える角度なので初心者でも扱いやすい機種になります。

  • ガイドナンバー:26
  • バウンス角度:上90度・左150度・右180度
  • その他:自動発光機能

スピードライトSB-5000 Nikon

連続撮影する機会が多い人には、NikonのスピードライトSB-5000がおすすめです。これまでストロボの連続使用には冷却時間が必要でしたが、スピードライトSB-5000には世界初のクーリングシステムが搭載されています。内部の熱を抑えてくれるので、他のストロボに比べて連続発光が可能です。

また可動域が広いのも特徴で、バウンス角度は下方向にも可動できます。自由自在に光を当てられるので撮影の幅が広がります。

  • ガイドナンバー:34.5
  • バウンス角度:上90度・下7度・左180度・右180度
  • その他:クーリングシステム搭載

フラッシュ HVL-F60RM SONY

「フラッシュ HVL-F60RM」の特徴は、SONY独自のクイックシフトバウンス機能が搭載されていることです。通常ストロボを回転されるには横と縦の角度をそれぞれ調整する必要がありましたが、フラッシュ HVL-F60RMは1回の回転操作で調整が完了します。

迅速にバウンス角度を切り替えられるので、初心者でもシャッターチャンスを逃すことなく撮影できます。

  • ガイドナンバー:58
  • バウンス角度:上150度・下10度・左90度・右90度
  • その他:クーリングシステム搭載

エレクトロニックフラッシュ FL-700WR OLYMPUS

様々な環境下で撮影をしたいという人には、OLYMPUSの「エレクトロニックフラッシュ FL-700WR」がおすすめです。防塵・防滴・-10℃耐低温設計なので、どんな場所へも持って行っても故障せず安心して使用することができます。

さらにガイドナンバーは42と大光量にもかかわらず、小型軽量タイプなのもおすすめの理由のひとつです。持ち運びに便利なので、常時携帯すればあらゆるシーンを逃さず撮影できます。

  • ガイドナンバー:42
  • バウンス角度:上90度・左180度・右180度
  • その他:防塵、防滴、-10℃耐低温設計

ストロボを使った撮影の仕方

ストロボを使って撮影するには、いくつか設定が必要になります。

カメラ側の設定をする

撮影を開始する前に、まずはカメラの「露出モード」の設定をします。露出モードには「オート露出(A/P/S)」と「マニュアル露出(M)」があり、オート露出の中にはさらに「プログラムオート」「絞り優先オート」「シャッタースピード優先オート」があります。

カメラ初心者には「オート露出」の「プログラムオート」で撮影するのがおすすめです。カメラが適切なシャッタースピードや絞り値(光の量)を自動で設定してくれるので、初めてでも上手に撮影できます。

ISO感度を400程度に設定しておくのも美しい写真を撮る大切なポイントです。ISO感度を上げるとカメラが光を感知する能力が上がり、シャッタースピードが速くなるので手ブレが起きにくくなります。

ストロボ側の設定をする

カメラ側の設定が終わったら、ストロボ側の設定をしましょう。まず発光量を自動で調節してくれる「TTL調光」を調整してください。

発光量を微妙に調節することで自分好みの写真を撮影するのもカメラの魅力ですが、どのくらいに設定したらよいのかわかない場合は、TTL調光を使用すると安心です。

発光量の調整が難しいスポーツ写真や結婚式などのシチュエーションでも、TTL調光を使えば失敗せずに撮影できます。

バウンスを利用して撮影する

被写体に直接ストロボを当てずに、天井や壁に反射させて撮影する「バウンス撮影」は、外付けストロボだからこそできるテクニックです。

ストロボ撮影時に不自然なテカリが出たり、影が出て暗くなってしまったりするときなどに使用します。壁バウンスを使うと被写体に立体感が出て、より自然な仕上がりになるのでおすすめです。

バウンス撮影を行うときは、壁や天井が「白色」であるかを確認してください。反射させる壁や天井が白色以外だと写真全体に色がついてしまいます。またハイアングル撮影を行うときはカメラを下向きに構えるので、ストロボが天井に対して垂直になっているかも確認しましょう。

調光補正をする

ストロボ撮影をしてみて被写体が暗いと感じたら、調光補正を行います。カメラ本体の調光補正は写真全体の明るさが変わりますが、ストロボ側の調光補正は被写体だけの明るさを変えることが可能です。

調光補正はプラスにすれば明るくなり、マイナスにするほど暗くなっていきます。背景と比べて被写体を明るくしたいときはプラスに、暗くしたいときにはマイナスにして自分好みの明るさに調整してください。

ストロボを活用してよりよい写真を撮ろう

ストロボはカメラ初心者には難しいと嫌厭してしまいがちですが、自動補正機能やバウンス撮影などちょっとしたコツを知っておくだけで、知識やテクニックがなくても簡単に本格的な写真を撮影できます。

ストロボを上手に活用するには、ストロボの効果をしっかりと理解し、初心者でも使いこなせるストロボを手に入れることが大切です。

この記事を参考に自分にピッタリのストロボを購入し、シャッターチャンスを逃さず美しい写真を撮影しましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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