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子ども向け英会話教室でのレッスン内容や費用の紹介!

子ども向け英会話教室でのレッスン内容や費用の紹介!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ピアノにスイミング、そろばんと子どもに人気の習い事はさまざまです。体を動かしたり芸術的センスを身につけたりするような習い事も素敵ですが、筆者がおすすめするのは断然「英語」。

幼い頃から英語に親しむことによって英語特有の発音習得も有利になるだけではなく、自然とグローバルな考え方も身につきやすくなります。

そこで今回は元子ども英会話教室を運営していた筆者が、子どもに英会話を習わせるメリットや英会話教室でのレッスン内容・費用の目安などについてご紹介します。

目次

子どもに英語を習わせるメリット

2020年を境に小中学校での英語学習要項がガラリと変わっていきます。

そんな流れを受けて「子どもを英会話教室へ通わせる」という保護者さんが増えていますが、英会話教室に通うとどのようなメリットがあるのでしょうか?

国際化に対応できる人材になる

英会話教室ではただ英語を教えるだけではなく、より優れた国際人を育成するためのさまざまな工夫が凝らされています。

例えば日本人に多い「周りと合わせすぎてしまう」「恥ずかしがってしまう」などという特性にもしっかりとフォーカスし、世界に出ても通用するコミュニケーションスキルを教えてくれる教室も多く存在しています。

進学や就職の際に有利

英会話教室の中には英検やTOEICなどの試験対策を積極的に行なっている場合も多く、進学や就職の際に有利になりやすいというメリットもあります。

例えば英検準1級や1級の資格を持っている場合、教員採用試験の一部が免除されることもありますし、大企業ではTOEICのスコアが給与に反映されるケースも!英会話学校でレベルアップを図り資格を積極的に取得していくことは、転職の際にも何かと有利に働きやすいといえるでしょう。

外国人と触れ合うことができる

英会話教室の多くはネイティブ講師によるレッスンを提供しているため、外国人と定期的に触れ合える機会を得ることができます。

外国人と触れ合うことによって本場の発音や国際感覚を肌で感じることは、幼少期の子どもたちにとってとても貴重な体験になるでしょう。

自己肯定感が上がる

子どもの頃から英語に慣れ親しむことによって、大人になってからでは習得することが難しい発音やイントネーションなどが自然と身につきやすくなります。

「自分は英語ができる」「発音が上手にできる」と子ども自身が感じることによって自己肯定感が上がり、自分に自身がついていろいろなことへチャレンジする姿勢が見られるようにも!

また英語ができることで「すごいね!」「上手だね!」などと周りの人たちから褒められる機会が多くなればなるほど、自己肯定感が上がりやすくなります。

コミュニケーション力UP

英会話教室では、いつも通っている保育所や小学校の友達とは違う人間関係が形成されますよね。新たな友達と出会うことはより高いコミュニケーション力の形成にもつながりますし、習い事で出会った友達は同じ目標に向かって一緒に頑張っている同志でもあります。

「英語」という共通点を通して培う友情は保育所や学校で出会う友達よりも強くなる場合も少なくありません。

英語の早期教育のデメリット

早いうちに子どもに英語教育をするデメリットも見ていきましょう。

言語が未発達になるセミリンガル(ダブルリミテッド)の危険

早期に英語教育を行うことで、英語耳や英語脳を育てられる一方、むやみに学習させた結果母国語すら未発達になってしまうケースも。

「英語を子どもに教えるな」の著者の市川力によると、「セミリンガル」とは母語も第二言語も「日常会話言語」レベルに止まり、「教科理解言語」の運用に問題がある状態を指します。

無計画に英語学習の時間を増やしたり、日本語学習を疎かにするなどから起こりうる問題と言われています。2ヵ国語を話せるバイリンガルを目指したのにセミリンガル(ダブルリミテッド)に陥ってしまう…。早期英語教育の課題のひとつです。

日本人としての常識・アイデンティティを失う危険

インターナショナルスクールやプリスクールなどで育った子どもが、日本の習慣や常識を理解できずに、一般の公立学校に馴染めないという事態も起こりえます。

アイデンティティを喪失して心に傷を負ってしまうこともあるので、周囲の大人や家庭のサポートなど注意が必要です。

英語教育の強要で英語嫌いになる危険

英語を学ばせてあげたいという親の気持ちが強いと、それが強要となって子どもが負担に感じる可能性があります。

英語に親しんでほしいのに、英語が嫌いになってしまったら本末転倒ですよね。子どもの様子をよく見て、プレッシャーをかけすぎないようにしましょう。

2020年から小学校で正式教科に!日本の英語教育事情

子どもの習い事ランキングでは、英語が常にランクインしていることをご存知でしょうか?これはグローバル化が進む日本において、「英語ができると将来性が広がる」と考えている保護者が多いということにもつながりますよね。

今までは「英語学習は中学校に入ってから」というのが一般的でしたが、諸外国の流れを受けて、日本でも2020年から小中学校における英語教育に大きな変化が起こります。詳しく見ていきましょう!

小学校5年生から英語が正式教科になる

これまで小学校5年生からの英語活動が一般的だった日本の公立小学校ですが、2020年からは小学校3年生から英語活動が開始されます。そしてこれまで中学校1年生から英語を本格的に学ぶというスタイルは2年間早くなり、小学校5年生から英語が「正式教科」になります。

これまでは「英語活動」だったので評価の対象にはなりませんしテストなどもありませんでしたが、2020年以降は小学校5年生から本格的な英語学習がスタート!年間で70コマの英語授業が設定され、算数や国語などと同じく成績がつくようになります。

これまでは中学校1年生から学習が始められていた「BE動詞」「現在進行形」「過去形」などといった文法学習が小学校から始まるだけではなく、より国際的な人材を育てるためにリスニングやスピーキングにも力を入れられた学習要項に変わっていきます。

中学での英語授業はオールイングリッシュで進められる

小学校5年生から本格的な英語学習が始められるという変化に伴い、中学校ではより高度な英語学習改革が行われます。それが「オールイングリッシュ」での授業!中学校の英語の授業は、基本的に「全て英語で」進行されていくということです。

今までは「○ページを開いてください。」「この問題わかる人は?」といった基本的な指示語は日本語で行われていたのですが、今後はそれらが全て英語で行われるようになります。指示だけではなく、文法を教える際にも基本的には全て英語で行われるというので驚きですよね!

中学校でスムーズな英語学習を行っていくためには小学校時代からできるだけ多くの英語に親しみ、リスニングやスピーキングの力を養っておくことが大切だといえるでしょう。

中学校の新出単語が増える

これまでは中学校で学ぶ単語の数といえば「1200単語」ほどでしたが、2020年以降は年間で「1600〜1800単語」と大幅に語彙数がUP!語彙数が多くなっただけではなく、これまでは高校で学習をしていた「現在完了進行形」や「仮定法」といった複雑な文法も中学校で学ぶようになります。

今までに比べてかなりボリュームと難易度が高まった中学英語ではしっかりとした基礎英語力や継続した学習スキルがなければ、かなり厳しい状況になっていくのはいうまでもありません。

中学英語でつまづかないためにも小学校時代から英語に親しみを持ち、少しでも多くの表現や単語を覚えるようにすることが、中学英語にも大きな影響を及ぼすことはいうまでもありません。

「聞く・話す・書く・読む」の4技能を使いこなせる力が必要になる

これまで中学校で学習を始める内容が小学校へと早まり、中学校では語彙数が増えて高校レベルの内容をカバーしなければいけなくなります。では高校はどのような英語要項に変わっていくのでしょうか?

小学校で培った基礎力に加え、中学校ではより英語を使えるようになるための実践的な内容、そして高校ではそれらの学習をさらに活かした高度な英語学習が展開されます。

高校では「自分の意見をまとめて発話する」「ディベートの場が多く設けられる」といった発話の機会が多くなり、英語を使って自分の意思を伝えたりディスカッションをしたりするスタイルにシフトチェンジ。

高校では「聞く・話す・書く・読む」の総合的な英語スキルが求められることになるため、小学校からできるだけ多くの英語に触れ合っておきたいものです。

英会話教室の目安費用は?

英会話教室の費用は教室によってさまざまですが、だいたいの目安費用は「週1回60分で月謝約15,000円」。また上記の金額に入会金や教材費なども加算されることが多いため、英会話教室によっては初期投資費用が10万円を超えてしまうところも存在するでしょう。

月3,000円!低コストで英会話教室に通うには

いくら子どものためとはいえ、まとまった金額を用意することができない家庭も少なくありませんよね。そういった場合におすすめなのが、最近注目を集めている「オンライン英会話」です。

PCやタブレットさえあれば自宅で簡単に外国人講師と話せるため忙しくてなかなか習い事にいかせてあげられないという保護者さんからも大人気!

オンライン英会話の目安費用は「週1回25分で月謝約3,000円」程度なので、通常の英会話教室に比べるとかなり低価格で続けやすいのが魅力的です。

下の記事ではこどもにおすすめなオンライン英会話サービスの紹介もしているので興味がある方はそちらを御覧ください。

英会話教室ではどんなことをするの?実際のレッスン内容

ここでは元子ども英会話講師の筆者が、英会話教室で行われているレッスンを詳しくご紹介していきたいと思います。

「レッスンではどのようなことをするの?」という人はぜひ参考にしてみてくださいね!

まずは英語で「こんにちは」「元気?」などのコミュニケーションから

英会話教室に着いたら、まずは講師との簡単なコミュニケーションから始まります。「Hi, How are you?」「What’s your name?」などといった英会話表現を毎回同じシーンで使うことで子どもへの定着を図ります。

またレベルに応じて「What did you do on this weekend?」「What color do you like?」といった質問を投げかけることで、生徒からの発話を引き出すように意識をしながら子どもたちに接します。

宿題のチェック

英会話教室の中には毎週宿題を出すところもあり、筆者の英会話教室でも「リスニングテスト」「アルファベットライティング」などの宿題を出していました。

レッスンの最初の段階で宿題のチェックを行い、先週のレッスンを振り返る時間を設けている教室も多く存在しています。

英語の歌を歌う

生徒が全員揃ったら、ABCソングやHELLOソングなどお馴染みの歌を歌って気分を高めます。

毎回同じ歌を歌うことで発音やフレーズの定着を図りますが、月によって変える歌もあり、歌を通してさまざまな表現が自然に身につくように指導します。

フォニックスの練習

フォニックスとはアルファベットが持つ複数の発音のこと。このフォニックスは英語圏の幼児たちも学校で学んでいるほどで、英語の発音をキレイにするためには欠かすことができないトレーニングです。

英会話教室ではフォニックスに着目し、より本格的な発音の習得に力を入れているところも珍しくありません。

単語カードで語彙力を増やす

単語カードを使用して新しい語彙を増やすというトレーニングはほとんどの英会話教室で取り入れられている指導方法。数回繰り返して単語を練習した後は、生徒をチームに分けて「かるた取り」のようなゲーム形式で単語の定着を図ります。

文の導入〜発話練習

レベルがだんだん上がってくると、単語だけではなく「I like〜」「Do you know〜」などといった文法も学習します。

英会話教室では基本的に全て英語で指導されるため文の意味を日本語で教えることはあまりありません。講師はジェスチャーなどを使用することで、文の意味を生徒から引き出します。

その日習った表現を用いてゲームをする

多くの子ども向け英会話教室では、その日に学んだ表現や単語を用いてゲームを行います。

「チームに分かれて相手よりも早く文を発話する」「単語カードを集めて正しく並び替える」など、子どもの特性を利用して楽しみながら英語の定着を図っていきます。

クラスによっては座学の時間も

希望者によっては「文法クラス」「英検対策クラス」などというオプションクラスが充実しているのも、子ども英会話教室の特徴です。

座ってじっくりと学ぶことが好きな子どもや筆記が好きな子どもには、会話のレッスンに加えて座学のクラスも受講していることが多く見られます。

月に数回はネイティブ講師によるレッスンあり

英会話教室によって異なりますが、月に数回はネイティブ講師によるレッスンが行われます。

日本人講師では感じることができないグローバルな空気感だけではなく、これまでの学習を通して「自分の英語が伝わった!」「外国人と話せた!」という自信を培います。

子どもが続けやすい英会話教室の選び方

大人でも習い事を続けるのは大変ですが、大人に比べて集中力が切れやすい子どもでも通いやすい英会話教室の選び方をご紹介します。

子どもが楽しく受講できる工夫があるか

子どもが楽しく受講できる工夫があるかチェックしておきましょう。

たとえば、レッスン中にゲームがあったり、イラストや写真の多いカラフルな教材を使ったテキストを用いるなど、子どもが英語を楽しめるような内容になっているか事前に確認しておきましょう。

講師が子どもに慣れているか

講師が子どもに慣れていれば安心ですよね。特にオンライン英会話は講師の質にばらつきがあります。子ども向けコースであれば大丈夫かと思いますが、講師が子どもに慣れている、日本人をレッスンした経験が豊富かどうかも事前に確認しましょう。

子どもの学習目的に合っているか

子どもに英語を習わせる目的が、英語に慣れ親しむことなのか英語を話せるようになるためなのか、学習目的をはっきりさせて、そこに合ったコースを選ぶようにしましょう。

また、目的によってレッスン内容や料金が変わります。

家族が一緒に受講できるスクールもある

オンライン英会話では、1つのアカウントで複数人受講できるサービスもあります。子どもがレッスンに慣れないうちは家族が一緒に受講できると安心です。

また、兄弟・姉妹も受講できれば費用の面でもメリットになるでしょう。

子どもへ英語を習わせたいと感じているなら「英語が勉強になる前」に!

子どもの習い事で常に人気を集めている英会話は、柔軟性の高い幼少期にはうってつけの習い事と考えられます。吸収力が優れているということはネイティブの発音も定着しやすいだけではなく、グローバル化に対応できる人材の育成にもつながりますよね。

本格的な英語学習が始まる前の時期から英語を始めることで、英語を勉強として捉えることなく自然に身につけていくことができるでしょう。

こちらの記事では、低価格で始められるdmmこどもオンライン英会話についてご紹介しています。

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白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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