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ギターピックのおすすめ5選とピックの種類・選ぶときのポイントを紹介
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ギターピックは様々な種類があるため、どのギターピックを選べばいいか迷っている方も多いようです。
ギターピックは、形状・厚み・素材など様々な種類があり、自分のプレイスタイルに合わせたピックを選ぶ必要があります。
そこで今回は、ギターピックのおすすめ5選をご紹介します。あわせてピックの種類と選ぶ時のポイントなど解説するので、「ギターを始めようと思っている」「アコースティックギターに向いているピックを知りたい」という人は、購入時の参考にしてください。
- ギターピックの種類とその特徴がわかる
- ギターピックの選び方がわかる
- おすすめのギターピックがわかる
目次
ギターピックの種類とその特徴
ギターピックの形状は3種類あり、厚さや素材も様々です。ここでは、ギターピックの種類とその特徴を詳しく紹介します。
ギターピックの形状は3種類ある
ギターピックの形状は、次の3種類です。
- 一般的なトライアングル型
- ホールド力に優れたティアドロップ型
- 速弾きに強いジャズ型
それぞれの特徴を紹介します。
一般的なトライアングル型
トライアングル型は、「おにぎり型」とも呼ばれる三角形のピックです。アコースティックギターなどのコードストロークに向いている種類で、3つの角が丸くなるまで使えます。
ただし、薄く作られている傾向にあり、すぐに削れたり、割れてしまったりするリスクがあります。
ホールド力に優れたティアドロップ型
涙のような形をしているティアドロップ型のピックは、ホールド感があり、ほとんどのプレイで使用できるほど、汎用性が高い種類です。
ギターや関連グッズなどを購入したときのおまけとしてもらえることもあるほど、ギターピックの中でも定番アイテムです。
速弾きに強いジャズ型
先端が尖り、小回りが効くジャズ型のピックもあります。サイズが小さいからこそ速弾きに強く、アルペジオにも向いています。またコードストロークに向いている種類ではなく、使い慣れないと、弾き飛ばされる可能性もあります。
他のギターピックの形状は、次の通りです。
形状 | 特徴 |
---|---|
ホームベース型 |
|
シャークフィン型 |
|
トルティーヤチップス型 |
|
円形 |
|
ギターピックの厚さの違い
ギターピックの厚さによって、向いているプレイスタイルは異なります。
- 薄いソフトタイプ
- 一般的なミディアムタイプ
- 厚めにできたハードタイプ
こうしたギターピックの厚さ3種類について解説します。
薄いソフトタイプ
薄いソフトタイプは、厚さ0.5~0.6mm程度でストロークに向いています。単音弾きには適していませんので、ソロ演奏では別の厚さを選ぶようにしましょう。
一般的なミディアムタイプ
一般的なミディアムタイプは、0.7mm程度の厚さで様々なスタイルに対応できる万能型です。アコギ用の場合もう少し厚みがあり、0.73mmが多いです。
厚めにできたハードタイプ
厚めにできたハードタイプは厚さ1.0mm程度で、ギターソロやアタック感のある音で演奏したいときに向いています。「迫力ある音で演奏したい」という人にもおすすめです。また、ほとんど曲がらない約1.15mm以上の厚みのピックもあります。
ギターピックの素材の種類
形状や厚さだけではなく、ギターピックの素材も様々あります。
- セルロイド
- トーテックス
- デルリン
- ナイロン
それぞれの特徴を見ていきましょう。
セルロイド
セルロイドは、数ある素材の中で最も一般的です。癖が少なく弾きやすいため、初心者にもおすすめです。また、演奏に強弱がつけやすいという特長もあります。厚みも形もたくさんあるため、自分に合ったピックを選びやすいです。
トーテックス
トーテックスは、マットな質感が特徴で、滑りにくいピックとして知られています。硬い音質のため、しっかり目の演奏がしたいという人に向いているでしょう。
デルリン
デルリンは、ツルツルした手触りの素材で、滑らかで明るい音色の演奏を実現できるピックです。しかも水や熱に強く、耐久性にも優れています。
ナイロン
ナイロンは、まろやかな音色で演奏でき、単音がきれいに響くピックです。ストロークにもリードギターにも向いています。柔かいピックを探している人は、ナイロン素材を選びましょう。
他の素材の特徴は、次の通りです。
素材 | 特徴 |
---|---|
ゲーターグリップ | なだらかな加工と、グリップ部のツヤ消し仕上げによって演奏をサポートする |
ウルテム | 人の爪やべっ甲のような材質で、バランスのよい音を出せる |
ポリアセタール | プラスチック系素材で耐久性や摩擦に強い |
べっ甲 | 天然素材でしなりがよく、ツヤのあるミドルサウンドを実現 |
PPS | しなりや柔軟性があり、金属素材のような硬質もある |
アクリル | 耐久性が高く、速くてラウドな演奏も実現可能 |
TUSQ | 人口象牙でバランスのよいサウンドをサポート |
こちらの記事ではギターピックの種類について詳しく紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
ギターピックを選ぶときのポイント
ギターピックを選ぶ際のポイントは、次の通りです。
- 扱いやすいピックを選ぶ
- 標準的な厚さのピックから始める
- プレイスタイルに合わせたピックを選ぶ
こうしたポイントを把握し、自分に合ったピックを購入しましょう。よりギターピックについて理解を深めるために、ピックメーカーやピックケースの選び方も解説します。
扱いやすいピックを選ぶ
初心者の場合、基礎的な練習をすることも多いため、扱いやすいピックを選ぶことがおすすめです。弦の押さえ方や奏法をしっかりと覚えるまでは、柔かく演奏しやすいピックを選びましょう。
扱いやすいピックは割れやすい可能性もあるため、安値のピックをたくさん購入して練習することもおすすめです。ギター演奏に慣れないうちは力が入ってしまって、削れやすい可能性も否定できません。
ピックを交換するタイミングは、形が変わってきてしまったときです。先端が削れて形が変化したピックで演奏すると、サウンドも変わります。そのまま弾き続けてしまうと、フォームが乱れてしまう可能性もあるでしょう。
標準的な厚さのピックから始める
ピックの厚さは、最も標準的なミディアムから選ぶことがおすすめです。厚みの違うピックを複数持ち、音色やピッキングなどの違いを確認することもよいでしょう。厚めにできたハードタイプでも、人によっては扱いやすいです。
ギターピックがどうしてもズレてしまう人は、滑り止め加工のピックを選ぶことをおすすめします。ざらざらとした滑り止め加工を施したピックであれば、ズレを防止できます。また、シールなどを使用して、自分で滑り止め加工することも可能です。
正しい持ち方やフォームを身につけることでも、ピックのズレ防止につながります。ピックの持ち方に明確な決まりはありませんが、明らかに持ちにくいフォームの場合は、一度持ち方をチェックしてもらいましょう。
プレイスタイルに合わせたピックを選ぶ
ピックによって、得意な演奏スタイルが異なります。そのため、自分が演奏したいスタイルに合わせてピックを選ぶこともおすすめです。
初心者であれば、ギターソロではなくストロークすることが多いため、一般的なトライアングル型などの形状が向いているでしょう。
アコースティックギターやエレキギターをフィンガーピッキングで演奏したい人は、サムピック型という形状のピックがおすすめです。サムピック型は親指にはめて使用するタイプで、メリハリのあるベース音を実現できます。
サムピック型には、金属やべっ甲、プラスチック製などの素材があり、形も様々です。
単音・ストローク両方とも活用したい人には「ノーマル」、一般的なピックと同じように使用したい人には「POPピック」、単音弾き向けのギターピックを探している人には「スピードピック」がおすすめです。
サムピック型は親指にはめて使用するタイプのため、サイズ感もチェックしましょう。緩いと弾きづらく、きついと指が痛くなる可能性もあります。
音にこだわりたい人はピックだけではなく、弦もしっかりと選ぶ必要があります。弦の素材や太さによってサウンドは異なりますので、本格的な演奏を満喫したい人は、弦選びにも注力してください。
ピックメーカーについても理解を深める
国内外にピックメーカーはたくさんあります。「JIM DUNLOP」や「Clayton」という海外メーカーは、世界中のアーティストが愛用しています。
国内メーカーの「FERNANDES」や「ESP」も愛用者が多く人気です。
ギターメーカーとして非常に有名な「Fender」や「Gibson」などもピックを販売しています。各社のピックそれぞれに特徴があるので、色々と試して自分に合ったアイテムを見つけましょう。
ピックケースの選び方も押さえる
ギターをピックで弾く場合、ピックの収納や持ち運びに困ることも少なくありません。
その問題を解決するアイテムは、ギターピックケースです。ギターピックケースには様々な種類があり、形状や素材、デザインなども豊富です。自分に合ったアイテムを見つけるために、ピックケースの選び方おさえておきましょう。
ちなみにギターピックケース以外にも、楽器やマイクスタンドに取りつけるピックホルダーというアイテムもあります。ピックホルダーがあれば演奏中も予備のピックを手に取れ、ピックのない状態で演奏を続けるリスクが減ります。
そんなピックホルダーを選ぶ際、演奏しているときに複数のピックを使い分けたい人には、マイクスタンドにつけるタイプをおすすめします。
ピックの紛失を防ぎたい人は、弦に取りつけるタイプを選びましょう。ギター本体に貼るタイプであれば、移動時にもしっかりと収納できます。
ケースの形状をチェック
「たくさんのピックを持って行きたい」「大量のピックを保管したい」という人には、大き目のボックスタイプがおすすめです。ボックスによっては、50枚以上収納できるタイプもあります。ただし、大きいアイテムほど持ち運びに不便になることは、認識しておきましょう。
ギターケースやスマホなどにも取りつけられる、ストラップやキーホルダータイプのピックケースもあります。
このタイプは、練習時などいざというときに使えたり、おしゃれなストラップとして使用したり、様々な用途が考えられます。基本的には、ピックを予備として持ち運びするのに向いているでしょう。
ネックレスタイプのケースはデザイン性に優れ、大切なピックを保管したい人におすすめです。また、ファッションとしてピックを楽しみたい人にも向いています。
収納性を確認
必要な枚数のピックを入れられるのか、収納性を確認することもおすすめです。
- 容量が多いボックスタイプ
- 収納性に優れていないキーホルダータイプやネックレスタイプ
こうした特徴はありますが、アイテムによって収納性は大きく異なります。収納性を知るために、サイズや奥行きなどのチェックは欠かせません。
デザイン性にも注目
見た目にこだわりたい人には、デザイン性もチェックポイントです。革素材のアイテムには、ナチュラルで落ち着いたデザインのものが多く、シンプルなケースを求めている人におすすめです。
シルバー製のアイテムはロックテイストで、デザインにこだわる人に適しているでしょう。様々なデザインのあるブリキ缶タイプもあり、レトロな雰囲気も味わいたい人におすすめです。
プレイスタイル別おすすめギターピック
プレイスタイル別のおすすめのギターピックは、次の通りです。
- 初心者におすすめのFERNANDES P-100SL
- 細かいピッキングが得意なGIBSON GG-73M
- 速弾きにおすすめのJim Dunlop Jazz III
初心者におすすめのFERNANDES P-100SL
「FERNANDES P-100SL」は、トライアングル型ミディアムタイプのピックで、初心者でも扱いやすいです。一般的な形状のピックなだけでなく滑り止めもついているため、ギターを始めたばかりの人に向いています。
「FERNANDES」は国内屈指のギターブランドで、スリップレスシリーズピックはプロミュージシャンからも評価されているのが特徴です。
形 | トライアングル |
---|---|
厚さ | ミディアム |
素材 | ポリアセタール |
個数 | 6 |
細かいピッキングが得意なGIBSON GG-73M
「GIBSON GG-73M」は、初心者に扱いやすいセルロイド素材かつ、しなりが少なく細かいピッキングが得意なアイテムです。有名人気ブランド「GIBSON」のピックを使ってみたい人にもおすすめです。
10枚セットでコスパがよく、リピーターも少なくありません。セルロイド製で厚さ約0,75mmのため、初心者でも扱いやすいでしょう。
形 | トライアングル |
---|---|
厚さ | ミディアム |
素材 | セルロイド |
個数 | 10 |
速弾きにおすすめのJim Dunlop Jazz III
「Jim Dunlop Jazz III」は、速い演奏にも強いギターピックです。12枚セットでコスパがよく、多くの人から人気を集めています。
またナイロン製で、エッジが抑えられ、とてもクリアなサウンドで演奏できます。縦25mm・横22mmとピックサイズがそれほど大きくないため、もっと大きなサイズがほしい人は、「JAZZ III XL」を選びましょう。
形 | – |
---|---|
厚さ | – |
素材 | ナイロン |
個数 | 12 |
ギター初心者は特に、慣れないうちは指先が痛くなることがあります。こちらの記事では、ギターが痛くて弾けないその原因や痛みを抑える方法を解説しています。
使用ギター別おすすめギターピック
使用ギター別のおすすめギターピックも取り上げましょう。選定基準は、口コミや評価の高い有名ブランドもので、一般的な実用レベルのピックです。
具体的には、アコースティックギターにおすすめのピックとエレキギターにおすすめのピックを紹介します。
アコースティックギターにおすすめのピック
アコースティックギターにおすすめのピックは次の通りです。
- JIM DUNLOP TORTEX TRY 0.60
- Jim Dunlop Max Grip Nylon Standard Pick
それぞれの特徴を解説します。
JIM DUNLOP TORTEX TRY 0.60
「JIM DUNLOP TORTEX TRY 0.60」は、プロのアーティストにも愛用者が多い、アコースティックギターにおすすめのピックです。形状はトライアングルで振り抜きやすく、ストロークに最適な質感です。
ストロークだけでなく単音ピッキングも得意で、様々な演奏スタイルを楽しめるでしょう。12枚入りで、コストパフォーマンスにも優れています。
形 | トライアングル |
---|---|
厚さ | – |
素材 | トーテックス |
個数 | 12 |
Jim Dunlop Max Grip Nylon Standard Pick
縦30mm・横26mmの「Jim Dunlop Max Grip Nylon Standard Pick」は、グリップに滑り止め加工がしてあるナイロン製のピックです。
特にアコースティックギターとの相性がよいといわれているため、アコギを極めたい人におすすめです。また、0.60mm以外にも様々な厚さがあり、自分が出したい音色に合わせてピックを選べます。
形 | – |
---|---|
厚さ | – |
素材 | ナイロン |
個数 | 12 |
エレキギターにおすすめのピック
エレキギターにおすすめのピックは、次の通りです。
- Jim Dunlop 418R Tortex Standard
- Fender MEDIUM-WHT
エレキギターを始めたい人は、参考にしてください。
Jim Dunlop 418R Tortex Standard
「Jim Dunlop 418R Tortex Standard」は、アコースティックギターはもちろんのこと、エレキギターの演奏にもおすすめのピックです。ハードな奏法にも耐えられる硬い材質で作られており、厚さによって色分けされています。
形 | – |
---|---|
厚さ | – |
素材 | – |
個数 | 12 |
Fender MEDIUM-WHT
「Fender MEDIUM-WHT」は、カッティング奏法におすすめのピックです。おなじみの「Fender」ブランドのため、上級者にも愛用者が多いです。また、しっかりした質感の音色のため、ハードロックの演奏にも向いています。10枚セットのためコスパも優れています。
形 | トライアングル |
---|---|
厚さ | ミディアム |
素材 | – |
個数 | 10 |
こちらの記事では、チューニングに使えるアプリ、エフェクター代わりになるアプリをiPhoneアプリからご紹介しています。ギター・ベースアプリを活用したい方はぜひ参考にしてみてください。
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こちらの記事ではギターのレンタルについて詳しく解説しているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
自分のプレイスタイルに合わせたピックを選ぼう
ギターピックの形状は3種類あり、それぞれ特徴が異なります。ギターピックの厚さや素材によっても長所・短所が違い、自分に合ったアイテムを見つけるために、形状や厚み、素材による違いを把握しておきましょう。
ギターピックを選ぶときのポイントは、標準的な厚さのピックから始め、扱いやすさをチェックすることです。また、プレイスタイルに合わせたピックを選ぶことも重要です。ピックメーカーについても理解を深めておきましょう。
初心者や細かいピッキングが得意な人、速弾きしたい人それぞれにおすすめのピックは異なります。
アコースティックギターにおすすめのピックとエレキギターにおすすめのピックも違うため、しっかりと選ぶ必要があります。自分のプレイスタイルに合わせたピックを選び、ギター演奏を楽しみませんか。
また、こちらの記事では東京にあるおすすめのギタースクールを紹介しています。必ず上達に繋がると思いますのでぜひチェックしてみてください。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。