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夜景に強いカメラの選び方、撮影のコツを解説!これでもう失敗しない

夜景に強いカメラの選び方、撮影のコツを解説!これでもう失敗しない

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

美しい夜景を、そのまま写真に収めるのって難しいですよね。

夜景をきれいに撮影できるカメラを買おうと思っても、高価で種類も多いので、どれを選んだらいいか迷ってしまうのではないでしょうか。

今回は、夜景の撮影に最適で、比較的安価なカメラと選び方、さらに夜景を撮影するコツなどを解説します!

※この記事の情報は2022年11月24日時点の情報です。

夜景の撮影に必要なもの

夜景の撮影に必要なもの

カメラをご紹介する前に、夜景の撮影に必要なものやあると便利なものをチェックしておきましょう。

もしかしたら、これを揃えるだけで今あるカメラでも夜景が上手に撮れるかもしれませんよ。

単焦点レンズ

F値が小さい(明るい)単焦点レンズ。光を多く取り込めるので、暗い場所でもブレにくいのが特徴です。

夜景の撮影だけでなく、背景をぼかしたドラマチックな写真を撮れるので、写真撮影好きなら持っておいて損のないレンズですよ。

三脚

夜景撮影でぜひ用意してほしいのが三脚。三脚は手ブレとノイズを防ぐ一石二鳥の効果があります。

暗い場所での撮影はどうしてもシャッター速度が遅くなってしまうので、手ブレが起きやすいです。三脚があればシャッター速度を気にせず撮影できるので、ISO感度を小さくしてノイズの発生を防げます。

もちろん全身写真の自撮りや集合写真、長時間の動画撮影などにも使えますので、三脚も買う価値アリの撮影グッズですよ。

レリーズ

レリーズとはカメラに触れずにシャッターを切れるリモコンのようなものです。無線タイプや有線タイプなど、様々なレリーズがあります。

無線タイプは離れた場所からでもシャッターを切れるので、夜景以外に集合写真や自撮りをするときにも便利です。ただ、赤外線がうまく届かない場合もあるので、忘れず確認しましょう。有線タイプは確実にシャッターを切れるのが魅力です。

どんなにカメラ、レンズ、三脚を夜景仕様にしても、シャッターを押すときにカメラがブレてしまっては元も子もありません。

レリーズを使って完璧な夜景写真を撮影しましょう。購入する際は、自分の持っているカメラに対応しているレリーズを選んでくださいね。

夜景の撮影に向いているカメラの特徴と選び方

夜景の撮影に向いているカメラの特徴と選び方

単焦点レンズ、三脚、レリーズの確認が終わったら、今度はいよいよカメラ選びです!

どんな特徴に注目して選べばいいのでしょうか?

ISO感度

「ISO感度」は「いそかんど」または「あいえすおーかんど」と読みます。ISO感度とは、フィルムや画像センサーの光の感度のことです。

フィルムカメラの場合は、フィルムによってISO感度が異なります。デジタルカメラの場合は、カメラによって上限や下限は異なるものの、自由にISO感度を設定できます。

ISO感度を上げると弱い光も取り込めるので、夜景を撮影するときはISO感度を上げたくなってしまうかもしれません。

しかし、ISO感度を上げすぎるとノイズが発生し、ザラついた写真になってしまいます。それを解決するために、ISO感度を上げてもノイズが発生しづらい高機能なカメラも存在します。

ISO感度の数字だけでなく、ノイズを抑える機能にも注目して選びましょう。

センサーサイズ

センサーサイズが大きい方が光をたくさん拾えて、暗い場所でも撮影しやすいです。

一眼カメラに使われるセンサーは3種類。小さい順に並べると、マイクロフォーサーズセンサー<APS-Cセンサー<フルサイズセンサーです。覚えておきましょう!

F値

F値はレンズの明るさを表す指標です。F値が小さいほどレンズは明るくなります。また、F値が小さいほど周りや遠くをぼかせて、F値が大きいほどピントが合う範囲や距離が広いです。

夜景を撮影する際のF値の正解は1つではありません。表現したいイメージに合わせてF値を選びましょう。

例えば柔らかくぼかしたイメージにしたいなら、F値は小さく。遠くまでシャープにピントを合わせたり、光芒(光の筋)をくっきり撮りたいならF値は大きくします。

細かな設定もできる「マニュアル操作」

オートモードの他に、夜景モードなどシーンに合わせた撮影モードが選べるカメラもありますが、やはり自分なりの表現にこだわるならマニュアル撮影でしょう。

ISO感度、F値、シャッタースピード、ホワイトバランスなどを調整し、自分好みの写真に仕上げるのは写真撮影の醍醐味です。

「でも高価なカメラは買えない……」そんな方でも安心

「でも高価なカメラは買えない……」そんな方でも安心

カメラの価格は上を見るとキリがありません。レンズにもこだわり始めると金額がさらに跳ね上がります。

「でも、高価なカメラは買えない……」という方のために、比較的安価でコスパのよいカメラをリストアップしてみました!

ペンタックス デジタル一眼レフカメラ「PENTAX KP」

最高でISO819200という超高感度撮影ができるカメラです。小型・薄型設計で持ち歩きやすいうえに、防塵・防滴構造を採用しているので、アウトドアでも大活躍します!

手ブレ補正機能も充実しているので、安心して撮影できます。

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ソニー SONY ミラーレス一眼 α6400

ISO感度32000、拡張ISO感度102400と、暗い場所の撮影に適したカメラです。タッチパネルや動画の4K撮影など、機能も豊富。

夜景撮影以外にもガンガン使いたい!という方におすすめのカメラです。

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Cannon EOS Kiss M2

操作が簡単で、「初心者におすすめのカメラ」として紹介されることも多い、キヤノンのEOS Kiss M2。

APS-Cセンサーを採用し、常用最大ISO感度は25600。さらに手持ち夜景モードまである、夜景撮影に嬉しいカメラです。

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OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ PEN E-PL9

価格が低めなのが魅力のミラーレス一眼カメラ。常用ISO感度が6400、拡張ISO感度が25600と少し低めですが、スマホやコンデジと比較すると、かなり質の高い写真が撮影できます。

撮影するときは、ISO感度をなるべく低く設定するようにしましょう。

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SONY デジタルカメラ Cyber-shot DSC-RX100

ミラーレス一眼カメラよりも、さらに低価格で買いやすいコンデジもご紹介しますね。

こちらはマニュアルで設定を変えられるので、シャッタースピードなどを自分好みに調整できます。

ISO感度を上げてもノイズの少ない写真を撮影できる、手持ち夜景モードも搭載。軽くて持ち歩きやすいのも魅力です。

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これだけおさえておけば安心。夜景撮影のコツ

これだけおさえておけば安心。夜景撮影のコツ

実際に夜景を撮影する際には、どんなことに気をつければいいのでしょうか?初心者でも失敗しないコツをまとめました。

カメラの設定は組み合わせで決まったり好みによって違ったりするものなので、設定を変えて何度も撮影してみるのがおすすめです。

撮影時の設定はカメラのモニタ、スマホ、パソコンから確認できます。いろいろなパターンで撮影し、設定をおさらいすれば、必ず上手になります!

自分の好みに合わせた設定方法についてはこちらの本が参考になるはずです。

デジタルカメラ撮影講座 ふんいき辞典

撮りたい雰囲気から設定を調べられるのでカメラ初心者から中級者、上級者にステップアップしたい方にぴったりです。

シャッタースピードを遅くする

夜景を撮影する際は、光をたくさん拾えるように、シャッタースピードを遅くします。モニターを確認しながら、撮りたい明るさに揃えましょう。

シャッタースピードを調整する場合は、マニュアルモードかシャッタースピード優先モードを使用します。

シャッタースピード優先モードなら、、シャッタースピードに合わせて他の設定を決めてくれるので、マニュアル撮影に慣れていない方にもおすすめです。

マニュアルモードを使うと、F値なども全て自分で調整できます。

ISO感度を上げる

シャッタースピードの次に、ISO感度を調整します。

ISO感度の数値が高いほど、暗い場所でも明るく撮影できますが、数値を上げるほどノイズが出やすいです。

このノイズの出方はカメラの性能によって大きく違います。基本的にはできるだけ低い数値で撮り、大きな画面でノイズの出方を確認し、カメラのクセを覚えていくのが上達の近道です。

明るさと色の調節(露出補正とホワイトバランス)

露出補正も写真の明るさを決める機能の1つです。プラスにすれば明るく、マイナスにすれば暗くなります。

露出補正をプラスにしてイルミネーションの華やかな明るさを表現したり、逆にマイナスにして夜空の暗さを引き締め、夜景を際立たせたりすることも。

設定を変えていくつか撮影し、好みのバランスを見つけましょう。ホワイトバランスは写真の色味を調整する機能です。

電球に設定すると青みが強くクールな印象に、曇りに設定すると赤みが強く温かみのある印象になります。

簡単に印象が変えられるのでぜひ試してみてください。

構図の微調整

写真の構図にはいくつかセオリーがありますが、夜景撮影にぴったりで簡単に試せるものを2つご紹介します。

1つは「日の丸構図」です。メインのモチーフを画面の真ん中に配置する構図で、モチーフの魅力がストレートに伝わります。

もう1つは「三分割法」です。画面を上下左右それぞれに3等分し、その線上にメインのモチーフを配置する構図です。

日の丸構図よりもちょっとハズした三分割法は、こなれた雰囲気になるのでおすすめですよ。

夜景の撮影で、ブレを防止する方法

シャッタースピードを遅くすると、ブレが発生しやすくなります。ブレを防止するには、とにかくカメラを動かさないことです。

具体的には、三脚やレリーズの利用が有効です。三脚がない場合は、ベンチや手すりなどの上にカメラを置くと、構図は限定されますがカメラの動きは抑えられます。

レリーズがない場合は、セルフタイマーを使って撮影するのも有効です。

夜景の撮影で訪れたい名所

夜景の撮影で訪れたい名所

ランドマークや高層ビルが立ち並ぶ東京近郊には、夜景撮影におすすめのスポットがたくさんあります!

カメラと三脚を持って出掛けてみましょう。

六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー、スカイデッキ

東京タワーと高層ビルの撮影をするなら、六本木ヒルズ展望台の東京シティビューとスカイデッキでしょう。

特に東京シティビューは三脚の使用が可能なので、夜景撮影におすすめのスポットです。

六本木ヒルズ展望台の詳細

福神橋

巨大すぎる東京スカイツリーを、無理なく美しく撮影するなら福神橋がおすすめです。

川面に映るスカイツリーも幻想的で美しいですよ。

お台場海浜公園

お台場のランドマーク、レインボーブリッジの撮影をするなら、やっぱりお台場の海浜公園ではないでしょうか。

広い公園を歩きながら、お気に入りの構図を探しましょう。

お台場の海浜公園の詳細

羽田空港 国際線ターミナル 展望デッキ

夜景と飛行機が同時に撮影できる、ファンにはたまらないスポットです!

ロープタイプのフェンスなどで、遮られることなく撮影できます。

羽田空港 国際線ターミナル 展望デッキ

羽田空港の詳細

横浜港大さん橋国際客船ターミナル

海に面した「これぞ横浜!」という夜景が撮影できるのが、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの屋上デッキ。

反対からは横浜マリンタワーと氷川丸を撮れる、お得な場所です。横浜には絵になる場所が多いので、撮影散歩をするのも素敵ですね。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルの詳細

スマホアプリでも、高品質な夜景を撮影できる!?

スマホアプリでも、高品質な夜景を撮影できる!?

夜景撮影用のスマホアプリでも、素敵な夜景が撮影できるんです!

おすすめの夜景撮影アプリをご紹介します。

夜撮カメラ

夜撮カメラ -  夜景・夜空に最高のカメラアプリ
夜撮カメラ – 夜景・夜空に最高のカメラアプリ
開発元:Studio ra,labo.
無料
posted withアプリーチ

コンポジット合成によってノイズを激減させつつ、自動ブレ防止機能で手ブレも防止してくれるスゴ技アプリです。

設定もアプリでやってくれるので、カメラの知識がなくてもOK!花火、星空、ペンライトアートも撮影できます。

ProCam

ProCam

ProCam

Tinkerworks Apps¥1,600posted withアプリーチ

シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、露出補正などが細かく設定できる、本格的なカメラアプリ。

撮影した写真の加工もできるので、夜景以外にも様々なシーンで活躍してくれます。

夜カメラ

夜カメラ: 低い光の写真
夜カメラ: 低い光の写真
開発元:Nico Schroeder
無料
posted withアプリーチ

ISO感度3200に対応しているので、暗い場所でもはっきり撮影できるアプリです。

ISO感度やシャッタースピードは、手動でもオートでも設定できるので、気分に合わせて撮影できます。

夜景に強いカメラはレンタルがおすすめ

夜景に強いカメラはレンタルがおすすめ
サービス名 期間 料金(税込) 支払い方法 送料 対応地域 受取方法 申込方法
kikito 3日間~ 4,980円~ 電話料金合算払い
dカード
クレジットカード
往復無料 全国
※一部離島を除く
宅配 サイト内のオーダーフォームから注文
ゲオあれこれレンタル 4泊5日~ 3,900円~ クレジットカード 往復無料
※北海道と沖縄を除く
全国
※一部離島を除く
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※自宅以外指定可(要相談)
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モノカリ 2泊3日~ 4,500円~ クレジットカード 往復無料 全国 宅配or店舗
※自宅以外指定可
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DMMいろいろレンタル 1泊2日~ 3,440円~ クレジットカード 往復無料 全国
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宅配 サイト内のオーダーフォームから注文
カメラレント 入会中なら期間は自由 月額3,850円~ クレジットカード 往復無料 全国
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夜景をカメラで撮影したいなら、レンタルサービスの活用がおすすめです。購入すると値が張るカメラですが、レンタルを活用すれば数千円で済みます。

簡単に買い替えできない高価なものなら、なおさらレンタルして使い勝手を確認してみたほうがよいでしょう。

カメラのレンタルサービスを比較一覧にしたので、ぜひご自身に合うレンタルサービスを見つけて、レンタルしてみてください。

まとめ

新しい知識を得たり試したりすればするほど、写真撮影は楽しく上手になっていきます。

暗くて撮影が難しい夜景も、方法次第できれいに撮影することが可能です。色々な設定を調整する夜景撮影は、カメラの勉強にもぴったりでしょう。

風景や人物撮影にも活かされるはずですよ。「習うより慣れろ」の精神で、どんどん挑戦してみましょう!

また、スマホではなく一眼などちゃんとしたカメラで写真を撮りたいけど、いきなり買うのは抵抗があるという方にはレンタルがおすすめです。

カメラが簡単にレンタルできて、数日間のお出かけにカメラを使いたかったり、新しいカメラを試しに使ってみたい方におすすめのサービスになっています。

興味が湧いた方はぜひ利用してみてください!

ビギナーズでは、夜桜の写真を綺麗に撮るコツを解説した記事や、【関東】夜景スポットを紹介した記事もあります。夜景の撮影に、ぜひ参考にしてください。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

樋口千春 /
ビギナーズ編集部 ライター

映画とアートと焼餃子(皮厚め)を愛するライター兼イラストレーター。写真も少し撮る。激務な会社員時代を経て、出産後フリーに。意外となんとかなるもんだ。乙女な娘&すぐに尻を出す息子と笑い転げる日々。

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