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間違えたら使えない!?SDカードの選び方

SDカードの種類によって容量や転送スピードなどが違います。用途に合ったSDカードを選ばないと不便な思いをしますので、購入の際は必ず容量などを確認しましょう。今回はSDカードの容量やスピードの読み方などをまとめました。選び方の参考になれば幸いです。
間違えたら使えない!?SDカードの選び方

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最近のデジタルカメラなど(デジカメ)はデータの保存用にSDカードが必要です。「デジタルの一眼レフを買ったらSDカードが必要と言われたんだけど、色々ありすぎてどれがマッチするのか分からない」という方もいるでしょう。

SDカードの選び方で重要なのは、容量などを確認して用途に合わせることです。

SDカードは容量によって

  • SDカード
  • SDHCカード
  • SDXCカード

この3種類に分けられます。

例えば「デジタルカメラで動画を撮りたい」という場合、動画はデータとして大きいですので、大容量のSDXCカードを選んでおかないと、すぐに容量オーバーで撮れなくなります。

ちなみにスマホやタブレットはmicroSD(マイクロSD)ですので、SDカードは入りません。ニンテンドースイッチや3DSのデータバックアップもmicroSDです。

しかし、microSDの性能表記は今回ご紹介するSDカードの表記と同じですので、参考になさってくださいね!

今回はデジタルカメラやデジタルビデオカメラで活躍するSDカードの種類や性能表記の見方などをまとめました。容量やスピードも確認し、希望に添ったSDカードをお選びください。

SDカードの性能

SDカードの表面やカードを包むパッケージには、SDカードの性能が記載されています。この章では表記の読み方をご紹介します。

容量

64GBや128GBといった数字が書いてありますが、これが容量です。容量とはどういう意味かは次章にまとめております。

機器との互換性

小さく「SD」「SDHC」「SDXC」と書いてあります。機器によってはSDXC不可という物もありますのでチェックしましょう。

耐久性

「防水」「無期限保証」などが記載されています。川や海で使うことが多い人は、万が一の為にも「防水」と書かれたSDカードを選んでおくと安心です。

読み取り速度(転送速度)

パソコンに転送する際の速度です。「SDカードから写真と動画をパソコンに転送したいのに……遅い!!」というイライラを味わったことがある方もいるでしょう。

実は転送速度がカードによって違います。「デジカメで撮った動画はパソコンに転送して編集したい」という方はスピード重視ですよ!数字が大きいほど転送速度が速いです。

書き込み速度

SDカードへの書き込みの早さを示します。連写をする人にはこの書き込み速度が重要です。

例えばサンディスクのスピード表記では

Ultla plus(ウルトラプラス)

  • 読み取り速度が最大80mb/秒

Extreme(エクストリーム)

  • 読み取り速度が最大90mb/秒
  • 書き込み最大40mb/秒

Extreme Pro(エクストリーム プロ)

  • 読み取り速度が最大300mb/秒
  • 書き込み最大260mb/秒

……となっておりますので、趣味や仕事で本格的に連写をする人は「Extreme Pro」と表記されたサンディスクを選ぶと良いでしょう。また、安い物ほど「Ultla」レベルで遅い場合がありますので注意して表記を見てみてくださいね。

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スピードクラス

動画録画の際の「最低転送速度」を表す規格です。

例えばサンディスクの場合

  • スピードクラス=「C」の中に10が書いてあるマーク
  • UHSスピードクラス=「U」中に3と書いてあるマーク
  • ビデオスピードクラス=「V」の横に30と書いてあるマーク

この3つの規格があります。「スピード→UHS→ビデオ」の順で早くなります。4K動画を撮りたいならUHSスピードクラス以上のSDカードが望ましいです。

とりあえず上記3つの全てのマークが付いているSDカードを選んでおけば安心ですよ。

SDカードの種類と用途!

SDカードの選び方で一番大事なのは、SDカードの種類です。この章ではSDカードを種類別にご紹介します。ピッタリの用途もお伝えしますので、「これが自分の用途にピッタリだ!」というのが分かるでしょう。

ご注意いただきたいのは、写真と動画のキャパシティを載せていますが、「写真」というのは動画や音楽が一切なく、写真だけ撮った場合のことです。「動画」は「写真は一枚も撮らず、動画だけ撮ったらこれだけ撮れる」という意味です。

また、あくまで枚数や撮影時間は目安です。実際は解像度によりますのでご了承ください。

SDカード

  • 容量2GB(ギガバイト)まで
  • 写真 約250枚まで※解像度による

2GB以下のSDカードは、最近はほとんど見かけません。デジカメの写真が高解像度化しているため、最近のデジカメに2GBを入れても、写真を撮るとすぐに「データ残量がありません」と出て、写真の保存ができなくなると思います。

ピッタリの用途 → デジカメ

※ほとんど写真を撮らない人、永久保証といった保証を重視する人向け

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SDHCカード

容量4~32GB

16GBと32GBは家電量販店などでよく見かけます。ただし、「写真や動画をよく撮る」という方には容量が足りないでしょう。

16GBのSDカード

  • 写真 約2000枚まで
  • 動画 約30分まで※画素数にもよる

数字で見ると割と容量がありそうですが、写真を撮る人なら2000枚はあっという間です。特に高解像度で撮りたい人には16GBでは物足りないと思います。

ピッタリの用途→デジカメ

※動画はほぼ撮らない、写真も頻繁には撮らない人向け

32GB

  • 写真 約4000枚撮影可能
  • 動画 約60分※画素数にもよる

家電量販店で最も見かけるのが32GBでしょう。「写真をよく撮る。毎日撮りたい」という人には足りなくなる可能性があります。

「動画はちょっと撮るだけ。写真はこまめにパソコンに移すタイプ」という方には32GBでもOKです。

ピッタリの用途 → デジカメ

※写真はよく撮るが、動画はあまり撮らない人。こまめにパソコンにデータ移動をする人向け

SDXCカード

  • 容量64GB~
  • 動画や写真を頻繁に撮る方にはSDXCカードがおすすめです。

64GB

  • 写真 約8000枚
  • 動画 約2時間

主流SDカードです。SDカードやSDHCカードに比べると少々高いですが、最近のデジカメの解像度を考慮すると64GB以上はあった方が安心です。

ピッタリの用途 → デジカメ

※写真をよく撮る、動画も時々撮る場合

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128GB

  • 写真 約16000枚
  • 動画 約3時間30分

動画を撮りたい人向きです。また、「趣味で沢山写真を撮る!」という方にも合っているでしょう。

★ピッタリの用途 → デジカメ

※写真をよく撮る、動画も時々撮る場合

256GB

  • 写真 約32000枚
  • 動画 7時間30分

Youtubeなどの動画撮影をする人向きです。

ピッタリの用途 → デジカメ

※写真をよく撮る、動画もよく撮る人や「趣味や仕事が動画!」という人向け

512GB

  • 写真 約64000枚
  • 動画 約15時間

大容量SDカードです。Youtube用動画をスマホで撮りたい方などは、SDXCカードを購入しておくとストックを溜めておけるので楽です。

ピッタリの用途→デジカメ

※写真をよく撮る、動画もよく撮る場合。youtube動画など撮影する人向け

スマホやゲーム機でmicroSDカードを使う場合

スマホで使うmicroSDカードの選び方は、やはり容量とスピードが肝心です。「音楽はyoutubeで聴くし、写真も動画もほとんど撮らない」という人なら16GBや32GBといったmicroSDカードでも大丈夫かも知れません。

しかし、最近のスマホは写真の解像度が高いですので、音楽や写真を楽しみたい人は、32GB以下ではすぐに容量がいっぱいになってしまいます。

そのため、microSDカードは64GB以上がおすすめ。特に「好きなアーティストの音楽を入れてiPod代わりにしたい!」という方は128GB以上が望ましいでしょう。

ニンテンドースイッチや3DSの場合も、ヘビーユーザーなら大容量のmicroSDでないとすぐにデータがいっぱいになります。データが一杯になると、その都度データを消去せざるを得ないので面倒です。

「ゲーム大好き!ポケモンとかいろいろプレイする!!」という人は、スマホ同様64GB以上あると楽ですよ。

まとめ

スマホやゲーム機での利用は64GB以上のmicroSDがあると便利です。

デジカメで写真や動画をよく撮る方は、少なくとも128GB以上のSDカード(正確にはSDXCカード)を購入しておくとよいでしょう。

動画は大きな容量が必要ですので、「Youtubeに動画を毎日アップしたい!」という人は256GB以上のSDカードが望ましいです。

また、転送スピードや書き込みのスピードも重要ですよね。購入の際は表記をしっかりと読み、自分にあったSDカードを購入なさってくださいね!

Wi-Fiなど無線LAN機能の付いているSDカードも存在します。Wi-Fi機能が内蔵されたおすすめのSDカードについては、こちらの記事で解説しています。ぜひご覧になってください。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

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