SAXOPHONE

更新

【サックスを買い換えたい人必見】選び方と買い替え時期について解説

そろそろ新しいサックスに買い替えたいけど、よくわからないまま買って無駄な出費になるのが怖いという方は必見です。これをみればおすすめのサックスからその選び方まで購入する際に不安な点をすべて取り除いてくれます。
【サックスを買い換えたい人必見】選び方と買い替え時期について解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

サックスを購入して何年か練習を続けていると、「そろそろサックスを買い替えたいな」と考える方も多いでしょう。

しかしなんとなく買い替えたいと思っているだけでは自分にぴったりの楽器に巡り合うことはできません。

気を付けて購入しないと、無駄な出費になってしまう可能性も……。

今回はサックスの買い替えポイントやおすすめの機種を目的別にご紹介します!

「サックスを買い替えたい!」と思った理由は?

まずはサックスを買い替える目的を明確にしましょう。サックスを買い替える目的は基本的に大きく分けて3つです。

順番に整理していきますね。

キイやタンポの調子が悪いから、全部新しくしたい

購入時の金額に関わらず、サックスは「一度買えば、そのままずっと使える」という楽器ではありません。

使っているうちにキイの調子が悪くなったり、タンポが傷んできたりするものです。

修理やメンテナンスで乗り切る

「楽器自体は気に入っているけど、キイやタンポなど細かい部分の調子が悪い」という場合は、楽器店で修理するという選択肢があります。

サックスの修理は楽器店や修理店が行っています。購入店で修理できる場合や、購入店が修理店を紹介してくれる場合もあれば、自分で修理店を探す場合もあります。

まずは購入店に相談してみましょう。できれば購入時にお店で修理やメンテナンスについて確認しておくとスムーズです。

宅配便で楽器を送って修理してくれる店舗もあるので、近くに楽器店がない場合は検討してみましょう。

修理やメンテナンスの際は事前に見積を依頼する

その際に注意するべきなのは、事前に見積を依頼すること。

「バネ交換は1,000円」など、一律で料金が決まっているものと「ぶつけてできたへこみを直す」など、状態次第で料金が変わるものがあるからです。

修理代次第では買い替えもアリ

アルトサックスのタンポを全て交換すると、50,000円以上かかることもあります。

ハイグレードで自分でも気に入っている機種の場合は修理してそのまま使い続けた方が良いですが、「これなら新品を買った方がいいかも」というパターンもあるはずです。

その場合は、ステップアップして上位機種への買い替えも検討してみましょう。

他に吹きたい機種があるから、買い替えたい

サックスについて学んでいるうちに「あの機種を吹きたい!」という憧れの機種に出会ってしまう方も多いでしょう。

目標を持つというのは素晴らしいことです、ぜひ挑戦することをおすすめします。

しかしその場合もいくつか注意点があります。

楽器の音は、演奏する人で変わる

楽器の音は、演奏する人次第で変わります。サックスのような管楽器は特にそうです。

憧れのプレーヤーと同じ楽器を使っても、同じ音は出ません。後でがっかりしないためにも、購入前に試奏をしましょう。

憧れの機種の他にも何種類か試奏してみてください。

もしかしたら、自分にぴったりの機種が他にあるかもしれません。

今の機種では物足りない!レベルアップのために買い替えたい!

楽器を吹いていて、「これでは物足りない!楽器を買い替えてレベルアップしたい!」と感じた方、おめでとうございます!

物足りないと感じたのは、きっとコツコツ練習を続けて上達された証拠だと思います。

音色をレベルアップさせるためには、楽器の買い替えも含めていくつかの方法があります。

リード、マウスピース、ネックを変える

リード、マウスピース、ネックを変えるだけでも、音は変わります。

こちらの方が楽器を買い替えるよりも手軽で安価なため、まずはこちらから試してみてもいいでしょう。

マウスピースの選び方を解説した記事もあるので興味がある方はそちらを参考にしてみてください。

アンブシュアや息の使い方を変える

極端な話、アンブシュアや息の使い方を変えるだけでも音は変わります。

いろいろな吹き方を試してみるのも勉強になりますよ。サックス教室に行ってアドバイスをもらうのも有効です。

楽器を買い替える

楽器の買い替えは、入門機種から上位機種だけではありません。同じ価格帯でもメーカーや機種によって吹き心地や音色が異なります。

またサックスにはソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスなどがあります。

吹きたい曲やスタイルに合わせて、違うサックスに挑戦するのも楽しいでしょう。

試奏のコツ

試奏する際は店員さんに吹きたい機種だけでなく、演奏上の悩みや出したい音のイメージなども伝えましょう。

「ブラスバンドに入ってコンクールに出たい」「しっとりした色気のある曲を吹きたい」「尖ったロックな音を出したい」などの希望を伝えれば、それに応じた機種をおすすめしてくれるはずです。

憧れのプレーヤーや好きな曲を伝えるのもいいですね。

レベルアップしたい方におすすめのサックス

「楽器を買い替えてレベルアップしたい!」という方におすすめの機種をセレクトしてみました。

アルトサックスの方が多いと思いますが、ソプラノサックス、テナーサックス、バリトンサックスに挑戦するのも楽しいですよ!

アルトサックス

それでは、買い替えにおすすめのアルトサックスをご紹介します。

YAMAHA YAS-82Z 希望小売価格451,000円(税込)

ヤマハで唯一ジャズに特化している82Zシリーズ。

明るく艷やかな音色と安定したピッチが、思い通りの演奏を支えてくれます。

ヤマハの公式サイトでは、ジャズサックスプレーヤーの多田誠司さんが、YAS-82Zの音色と魅力を伝えています。

海外メーカーやヴィンテージの楽器に比べるとコスパも優秀。

ジャズ、ポップス、ロックなどを演奏したい方は、ぜひチェックしてみてください。

ReReレンタルでレンタルする

YAMAHA YAS-875EX 希望小売価格555,500円(税込)

YAS-875EXは、ヤマハの最上位機種。

オーケストラやソリストとして活躍する、プロのサックス奏者も愛用しています。

東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターを務めた、須川展也さんが愛用していることでも有名な機種です。

ヤマハの公式サイトでも、須川展也さんの素晴らしい演奏とコメントを聞くことができます。

希望小売価格は555,500円(税込)ですが、店舗によっては40万円以下で購入できることも。

この価格帯で、トッププレーヤー愛用の楽器が手に入るのはアツい!オーケストラや吹奏楽などで演奏する方にはぴったりの楽器です。

ReReレンタルでレンタルする

Yanagisawa A-WO10 標準価格434,500円(税込)

純日本製の技術にこだわり、今でも板橋区の工場で職人が腕を振るうヤナギサワ。

耳にも目にも美しい楽器が国内外で高い評価を得ています。A-WO10は、重厚な音色が楽しめる「ヘビー仕様」の楽器。

脱初心者を目指す方に、ぜひ候補に入れていただきたい楽器です。

H.Selmer ALTO SAX AXOS 希望小売価格429,000円(税込)

世界最高峰のサックスメーカー、セルマー。

伝統の技術と買いやすい価格の両方を備えたAXOSは、クラシック、ジャズ、ポップスとジャンルを問わず人気の機種です。

「セルマーを試してみたい!」という方は、まずこちらから試奏してみてください。

テナーサックス

アルトサックスよりもやや低い音域を担当するテナーサックス。

楽器自体もアルトサックスよりも少し大きく、音色も楽器を持った姿も少し渋い大人の色気を纏った印象。

クラシック、吹奏楽、ジャズ、ポップス、ロックとどのジャンルでも活躍できるので、挑戦しがいのある楽器です。

YAMAHA YAS-82Z 希望小売価格451,000円(税込)

ヤマハで唯一のジャズシリーズである、82Zのテナーサックスです。魅力は明るくて艷やかな音色と、バランスの良いピッチ。

ジャズ、ポップス、ロックでテナーサックスを吹きたいという方にぴったり!

同じヤマハなので、ヤマハのアルトサックスからの転向も安心です。

H.Selmer TENOR SAX Jubilee SA80II 定価770,000円(税込)

SA80IIはセルマーの代表的機種。クラシック、吹奏楽、ジャズ、ポップス、ロックとジャンルを問わず愛されています。

シルバープレートやブラッシュドサテンなども選択できるので、さらなるレベルアップが叶うはずです。

ソプラノサックス

アルトサックスよりも少し高い音域を担当するソプラノサックス。

トランペットを思わせる高くて良く通る音色から、オーボエのような哀愁漂う音色まで表現の幅が広いのが特徴です。

軽くて持ち歩きやすい点でも人気。アルトサックスやテナーサックスと2台持ちして、曲に合わせて使い分ける方も多いですよ。

YAMAHA YSS-675 希望小売価格412,500円(税込)

ヤマハ先進のキイメカニズムなど、カスタムシリーズで採用された新技術を数多く採用。

正確なイントネーションと、高い操作性を兼ね備えた機種です。

ソプラノサックスは音程のコントロールが難しく、早いパッセージを担当することも多いので、正確さと操作性は絶対条件。

安定感のある機種で、ソプラノサックスの演奏を楽しんでください!

バリトンサックス

サックスの中では低音を担当するバリトンサックス。楽団やバンドでベースラインを担当することも多いですが、メロディを演奏しても絶品!

チェロのような豊かな音色で聞く人を魅了します大きくて重いので、安定して音を出すのは大変!必ず試奏して吹きこなせるかどうかを確認しましょう。

筆者はアルトサックスとソプラノサックスは演奏できましたが、テナーサックスはやや苦手、バリトンサックスは全く無理という状況でした。

一方で小柄なバリトンサックス奏者もいますので、興味がある方はまずチャレンジしてみてください。

H.SELMER Jubilee Super Action 80 SERIE II(スーパーアクション80シリーズII)1,331,000円(税込)

世界的な演奏者が選んできたセルマーのサックス。もちろんバリトンサックスも製造しています。

セルマーのスーパーアクション80シリーズIIは、高音から低音まで均質な音色を奏でることができる理想的な機種。

ベースラインからメロディまで、幅広く活躍することができます。

ラッカーだけでなく銀メッキなども選べるので、音色や見た目で差を付けたい方にもおすすめです。

YAMAHA YBS-62II 希望小売価格891,000円(税込)

楽器自体が大きいため、高額になりがちなバリトンサックス。コスパで選ぶなら、ヤマハのYBS-62IIでしょう。

ヤマハのバリトンサックスは、スムーズなオクターブ転調を可能にする独自のオクターブ・メカニズムを採用しています。

その他の仕様も着脱式のペグや白蝶貝のキイなど、上位機種と遜色ありません。

豊かな響きと抜群の操作性で、世界中のプロ奏者に選ばれている機種です。

まとめ

目的に合ったサックスは見つかりましたか?

新しい楽器に触れると目指す音色や練習するべきポイントがわかって、さらにサックスを吹くことが楽しくなるはずです!

たくさん試奏して、ぴったりのサックスに買い替えてくださいね。

また新しいサックスを試してみたいというかたはレンタルサービスがおすすめです。

ReReレンタルでは楽器や家電などを気軽にレンタルすることができます。

興味があれば是非こちらから自分の使いたい楽器をレンタルして使ってみてください。

サックスのレンタルサービスを比較した記事もあるのでそちらもご覧ください。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

樋口千春 /
ビギナーズ編集部 ライター

映画とアートと焼餃子(皮厚め)を愛するライター兼イラストレーター。写真も少し撮る。激務な会社員時代を経て、出産後フリーに。意外となんとかなるもんだ。乙女な娘&すぐに尻を出す息子と笑い転げる日々。

ビギナーズTOPページ