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卓上食洗機おすすめ10選と選び方解説!コンパクトで人気の据え置きタイプを紹介
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食洗機というと「新築一戸建てについている」といったイメージを持つ人もいるかもしれません。しかしビルトインタイプではなく卓上食洗機ならば、賃貸でも気軽に購入できます。
「ついついキッチンに洗い物がたまってしまう」「洗い物のことを考えると、料理まで面倒になってしまう」といった人には、1人から3人用くらいの卓上食洗機もおすすめです。
1日数分の節約ができるだけでも、年間では大きな時間が浮くことになります。この記事では卓上食洗機の種類や選び方、おすすめの製品を紹介します。
目次
食洗機とは
食洗機とは、食器の洗濯機のようなもので、汚れた食器を庫内に入れてスイッチを押せば自動で洗ってくれる家電です。
最終的に庫内が汚れて洗わないといけないのでは?と考える方もいらっしゃるでしょうが、食器を洗いながら庫内も洗っているので、とても時短になります。
とはいえ、洗濯機同様、電気代や定期的なメンテナンスは必要になるので、メリット・デメリットを把握して購入するようにしましょう。
食洗機の種類
食洗機には主に2つのタイプがあります。
据え置き・卓上タイプ
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据え置きや卓上タイプの食洗機は、スペースと水の供給方法さえ確保すれば簡単に設置できます。このとき、水を確保する方法として分岐水栓式とタンク式にわかれます。詳しくは後述します。
本体サイズもさまざまですし、送風乾燥機能があるタイプならより時短になります。
ビルトインタイプ
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シンクの下やキャビネットなどに設置するビルトイン型の食洗機は、収納されているのでキッチンに圧迫感がなく、見た目がすっきりします。
食洗機付のキッチンを購入しないといけないのでは?と思われる方もいるでしょうが、収納部の一部を取り換えることで設置できます。
本体代と工事費はかかりますが、見た目をすっきりさせたい方は、ビルトインタイプが工事可能なのかどうかも一度調べてみると良いでしょう。
食洗機のメリット・デメリット
食洗機を使うことで、時短になるだけでなく、節水効果も期待できます。少ない水で効率よく洗浄する設計になっているので、水道代を節約できます。
また、洗剤は所定の場所にセットしておけば良いので、手荒れを防ぐメリットも。
大きなデメリットは、スペースが必要な点でしょう。また、稼働中の音が気になることがあります。食器の量によっては稼働時間が手洗いより長くなる場合も。
そして、食洗機による節水効果はありますが、当然ながら電気代はかかります。とはいえ、お湯で洗っている方はガス代が発生していますから、ガス代に比べたら電気代の方が安く済みます。
▼食器用洗剤のおすすめと選び方|汚れ落ちして手に優しい台所洗剤はどれ?
▼食洗機には専用洗剤しか入れられない?おすすめ洗剤と賢い選び方まとめ
卓上食洗機の種類
卓上食洗機にも、いくつかのタイプがあります。ここでは分岐水栓タイプ、タンク式、乾燥機能付きの3種類を紹介します。
工事不要の「タンク式」
分岐分水タイプが一般的ですが、中には分岐分水のいらない食洗器があります。これは本体にある給水タンクに水を入れ、その水で食器を洗うというシステムです。
排水スペースと電源が確保できれば使えるので、設置スペースがあまりない人に良いでしょう。コンパクトなので特別に食洗器置台を購入せずに、カウンターや作業スペースに置くこともできます。
設置スペースがあまりない人、水栓工事が面倒くさい人におすすめです。デメリットは排水が必要なので、シンクに流せる場所に置くかバケツが必要になることです。
簡単な工事で利用可能な「分岐水栓式」
穴を空けたりする工事をしないので、賃貸住宅でも設置可能なのが分岐分水タイプの食洗器です。
蛇口に分岐水栓を取り付け、ホースから給水します。工事を依頼する人もいますし、排水ホースをシンクに固定するだけの工事なので、自分ひとりで設置するこも可能です。
毎回、食洗機を使うたびに給水したくない人におすすめです。しかし給水・排水ホースをつながなくてはならないので、設置できるのはキッチンの調理スペースだったり、ビルトイン型よりも洗える食器の容量が少ないといったデメリットもあります。
本体の購入、工事費用、分岐水栓代、食洗器置台などが費用としてかかる可能性があります。トータルで6万円以上かかると想定しておくとよいでしょう。
卓上食洗機の選び方
自分に合った食洗器を購入するためには、確認しておくべきポイントがいくつかあります。
開け方を確認
食洗器はコンパクトタイプのものでも、意外に場所を取ります。また給水や排水ができる場所にしか置けないこともあります。
購入してから「しまった!」とならないように、製品の横幅や奥行き、高さなどを調べて設置場所を確保しておかなければなりません。
またドアの開き方も確認が必要です。食洗器のドアの開き方には「上下型」と「前開き型」の2種類があります。
「上下型」はドアが前と上に開くタイプです。そのため、両方のスペースが必要です。設置予定箇所の近くに吊戸棚や出窓のさん(桟)がある場合には注意が必要です。
「前開き型」は手前に開くだけです。一般的な電子レンジのようなものを想像するとわかりやすいです。こちらのタイプは上方向に開かないので、上部スペースが確保できない人におすすめです。
上下型
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上に開けるタイプであれば、食洗機を置くスペースがあれば十分です。
前開きに比べると価格があがるデメリットがあります。
前開き型
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前に開けるタイプであれば、食洗機を置くスペースとドアを開ける分のスペースが必要です。
本体の上に洗剤や洗う皿などを置いておけるメリットがあります。
洗える容量
まず、大切なのが容量です。1人から3人の少人数向けの小型タイプや、6人暮らしまで対応できる大型タイプのものまであります。
「大は小を兼ねる」で大きい方が便利な気がするかもしれません。たしかに大型タイプは食器40点から45点ほどを一度に洗えて便利です。
しかし価格は高くなるし、大人数向けになるほど大型になってしまいます。大容量のものを購入するなら、価格と設置場所を考慮しましょう。
小型タイプは食器12点から24点ほどを一度に洗えるものが一般的で、カウンターに設置できるようなコンパクトサイズもあります。
コンパクトサイズの中には分岐分水を使わなくても給水できるタイプもあるので、興味があるのならチェックしてみるとよいでしょう。
必要な機能を確認する
食洗器の中には、食器を洗浄するだけではなくプラスアルファの機能を持つものがあります。どのような機能がついていたら便利なのか考え、必要な機能を確認してみましょう。
- 乾燥機能付き
- 節水省エネタイプ
- 静音タイプ
拭く手間も省ける「乾燥機能付き」
食洗器には、食器の洗浄をする機能だけではなく乾燥までできるものがあります。乾燥機能付きモデルは、食器を拭く手間がなくなります。食器をきちんと殺菌したい場合におすすめです。
乾燥機能がある製品にもいくつか種類があります。温風乾燥だけではなく、送風機能で乾燥するものもあるのでこだわりたい人は注意が必要です。
メリットは食器乾燥までの時間が短いこと、デメリットは乾燥機能がないものに比べて本体価格が高くなってしまうことです。
乾燥機能がない食洗器でも、温水で洗浄するものは比較的乾燥時間が短くて済むことがあります。口コミなども参考にしてみるとよいかもしれません。
静音・節水などの機能もチェック
節水省エネモデルは、水道代のようなランニングコストを気にする人に向いています。
静音モデルは、夜寝る時間に食洗器を動かしたい人、深夜に利用したい人が選ぶと良いでしょう。
機能が多くつくほど、価格帯は高くなる傾向があります。自分の中での取捨選択も重要です。
こちらでは、一人暮らしの食洗機選びで知っておくべき賢い選び方を徹底解説しているので、ぜひチェックしてください。
工事不要!卓上食洗機のおすすめ-コンパクトモデル【タンク式】
タンクに水を貯めて使う小型タイプの製品は、分岐分水の取り付け工事などが苦手な人におすすめです。ここではおすすめを3点紹介します。
アイリスオーヤマ|食器洗い乾燥機 ISHT-5000-W
アイリスオーヤマのISHT-5000-Wは、食器15点ほどが一度に洗えます。タンク式で、製品の上にあるタンクに水を注ぐだけで使用できます。排水できればどこでも使用でき、使わないときには場所を移動して片付けておけるのも便利です。
2スプレーアームで、回転式の上下ノズルから出る温水で洗浄します。そのため油汚れもキレイに落ち、使用水量は約5リットルです。
洗浄コースは「標準」「念入り」「お急ぎ」「ソフト」の4種類で、汚れ具合によって使い分けましょう。標準コースは洗浄に1時間半かかりますが、お急ぎコースならば、約40分で洗い終わります。
送風乾燥タイプで、99.9%除菌できるようです。
SKジャパン|食器洗い乾燥機 Jaime(ジェイム) SDW-J5L
SKジャパンのJaime(ジェイム) SDW-J5Lは、食器を12点ほど入れることができるタンク式の食器洗い乾燥機です。水を入れるタンクは取り外しできるので、キッチンから離れた場所に設置したい人にもおすすめです。
水切りカゴの代わりに置けそうなコンパクトサイズなので、置く場所にそれほど苦労することもないでしょう。使用水量は約6リットルです。
また扉が大きく、中のカゴを出し入れできるようになっています。そのため食器を入れるのも出すのも楽にできます。
ベルソス|食器洗い乾燥機 VS-H021
ベルソスのVS-H021は、3人暮らし向けの製品です。給水カップを使って本体上部から水を入れて使うタンク式なので、購入してすぐに工事なしで使用できます。
上カゴには箸やスプーンなどの小物を、下カゴには食器を入れられるように二段式になっています。そのためコンパクトサイズとは思えないほど食器を入れることが可能です。
洗浄コースは「念入り」「標準」「お急ぎ」「洗浄」「乾燥」の5種類です。75度の高温乾燥機能がついていますが、口コミなどによると乾燥機能はそれほど期待しない方がよいかもしれません。
使用水量は約4.7リットルです。
小型!卓上食洗機のおすすめ5選【分岐水栓式】
1人から3人暮らし向けの小型食洗器のおすすめを紹介します。それぞれ強みが異なるので、どのような機能があるのか注目してみてください。
Panasonic(パナソニック)|食器洗い乾燥機 NP-TCM4
狭いキッチンにもすっきり置ける小型モデル。水切りかごサイズで少人数の家庭や一人暮らしの方におすすめです。
コンパクト設計なのに、約3人分の食器18点が入ります。洗浄時間約29分の「スピーディコース」搭載で時短にも。
Panasonic(パナソニック)|食器洗い乾燥機 NP-TCR4
パナソニックのNP-TCR4は、3人分の食器18点が入るタイプです。先ほどご紹介した「NP-TCM4」とサイズはまったく同じですが、バイオパワー除菌や、自動節水機能が搭載されています。また前機種のTCR3から進化したワイヤー籠により、さらに食器を詰め込みやすくなりました。
単身者用の賃貸のような狭いキッチンでも設置できるように、水切り籠程度のコンパクト設計になっています。ドアは前開きなので、窓枠や吊戸棚を気にせずに置けるので、設置場所をあまり取れない人におすすめです。
時間がないときに嬉しい約29分で洗えるスピーディーコースや、バイオパワーで洗うたびに除菌される除菌機能、プラスチックも安心して洗える低温ソフトコースも嬉しいですね。
手洗いの約4分の1の水量で洗えて節水になるので、ランニングコストもかなりお得になります。
AQUA(アクア)|食器洗い機(送風乾燥機能付き)ADW-GM2
アクアのADW-GM2は、食器24点まで入るタイプです。小型タイプの中では容量が多い製品なので、洗い物が多い人におすすめです。
庫内はステンレスでできているので、汚れにくく耐久性に優れています。クワトロシャワー洗浄は、4つのノズルによる高圧水流や高温洗浄で洗うというものです。これにより頑固な汚れに対応できます。
機能も多くついています。カレーを作った鍋や食後時間が経過した食器などに使用できる念入りコースの他に、おいそぎコース、ヒーターを使わない送風乾燥でプラスチック食器にやさしい低温コースもあります。
また深夜に使用するときに便利な低騒音のナイトモードは、音が気になる人には嬉しい機能といえそうです。節水機能もしっかりしていて、手洗いの約5分の1の水で洗浄可能です。
デメリットは設置場所に高さが必要なことです。ドアが上に開くため、66センチほどの高さが必要となります。
siroca(シロカ)|食器洗い乾燥機 SS-M151 2way
シロカのSS-M151は、食器が16点ほど入る3人暮らし向けの製品です。最大の特徴は、タンク式でも分岐分水でも使える2wayタイプだということです。
最初にタンク式として使用していて、後から分岐分水に切り替えることも可能なのが嬉しいですね。工事などせずにすぐに使ってみたい人にはよいでしょう。
節約できる水の量も多く、手洗いよりも約30リットルの節水になると謳っています。360度ウォッシュにより、洗い上がりも美しく仕上がります。高温の水で洗うので、99.9%除菌できます。
またタイマー付きなので、好きな時間に自動洗浄をすることが可能です。6時間まで1時間単位でタイマー予約できるので、電気代のお得な夜間に洗浄したい場合などに便利です。
AINX(アイネクス)|食器洗い乾燥機 AX-S3W
アイネクスのSmart DishWasher 食器洗い乾燥機 AX-S3Wは、食器16点ほどが一度に洗える3人暮らし向けの製品です。タンク式でも分岐分水でも使える2wayタイプです。
業界トップクラスのコンパクトさで、幅と奥行き約43センチほどのスペースがあれば設置することができます。
省エネにも力を入れていて、手洗いの約7分の1の水量で洗えて節水にもなります。また水だけでなく、消費電力を抑えるようにメーカーは努力していて、クイックモードならば消費電力は310ワットです。
手では触れない高圧洗浄で、油汚れもキレイに落としてくれます。お箸やスプーンなどを置く小物専用トレーがあり、細かいものもしっかり洗浄できるなど気づかいも感じさせてくれるのは嬉しいですね。
温風で庫内を乾かす庫内乾燥モードもあり、庫内を衛生的に保つことができます。
大型!卓上食洗機のおすすめ2選【分岐水栓式】
5人から6人暮らし向けの製品は、大型の食洗機になります。ここでは、大型卓上食洗機を2点紹介します。
Panasonic(パナソニック)|食器洗い乾燥機 NP-TZ200
パナソニックのNP-TZ200は、約5人分の食器40点が一度に洗えるパナソニックの分岐水栓式卓上食洗機の最上位モデルです。大皿やまな板、フライパンも入るので、よく家でパーティーをする人や普段の洗い物が多い家族にもおすすめです。
独自のナノイーXで、庫内のニオイを抑制して除菌もしてくれるので、常に清潔に保てます。また酵素活性化洗浄を行うので汚れを素早く分解でき、気持ちのよい洗い上がりへと仕上げてくれます。
使い勝手もよく、カゴを入れ替えたりホルダーを取り付けたりと、入れるものに合わせて変えることが可能です。使用水量は約11リットルで、手洗いより節水できるのも嬉しいですね。
Panasonic(パナソニック)|食器洗い乾燥機 NP-TA3
パナソニックのNP-TA3は、5人分40点の食器を洗浄できる分岐水栓式卓上食洗機です。容量はNP-TZ200と同じなのですが、こちらの方が価格は抑えられているので初期費用を抑えたい人におすすめです。
エコナビやナノイーXといった機能はありません。しかし食器の汚れ具合に合わせて洗い方の設定ができたり、すすぎの最後を加熱すすぎにできたりしてきれいに洗いあげることが可能です
フィルターの手入れがしやすい構造なのも、ちょっとしたことかもしれませんが助かります。
ライフスタイルに合ったぴったりの食洗機を選ぼう
食洗機というと大家族や新築一戸建てのビルトインタイプを想像しがちですが、賃貸の一人暮らしでも使いやすいものは多数出ています。
「食器を洗うのが苦痛」「手荒れがひどくて水仕事をしたくない」など手洗いに面倒くささを感じているのなら、コンパクトサイズの卓上食洗機の利用を考えてみましょう。
工事不要のタンク式も多く出ています。設置できるスペースさえあれば、きっと毎日の生活を卓上食洗機は豊かに変えてくれるはずです。
ビギナーズ編集部では、時短を叶える便利家電のおすすめ商品を多数ご紹介しています。
▼ホームパーティーにもぴったりなおすすめの時短調理家電
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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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