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おすすめクラリネットリード12選|特徴・選び方・長持ちさせるコツ!

おすすめクラリネットリード12選|特徴・選び方・長持ちさせるコツ!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

みなさんは自分に合ったリードを見つけることができていますか?リードにはそれぞれ特徴があり、音色も異なります。

既にクラリネットを経験したことがあるという方は、クラリネットはリード代がかかり、維持するのが大変と悩みをもったことがありませんか。

今回は、クラリネット初心者の方も、経験がある方も、リード楽器の特徴を楽しんでもらえるよう、様々なリードの種類と特徴、またリードの寿命を3倍に延ばす方法をまとめました!

クラリネットリードとは

クラリネットは木管楽器です。その中でも「リード楽器」と呼ばれる種類でマウスピースとリードを使って音を鳴らします。

楽器の大きさが違うように、それぞれの楽器に合ったリードが発売されています。クラリネットのリードはサックスのリードと同じ形をしていますが、大きさは小さいです。

まずは以外と知らないリードの素材や、クラリネット初心者の方のために、クラリネットのリードの有名メーカーについてご紹介します。

知っているとちょっとした豆知識になりますよ。

リードって何からできてるの?

リードは葦(あし)と呼ばれる植物からできています。葦は英語でReed(リード)と呼ばれ、楽器のリードの語源もこの名前からきています。

葦はヨーロッパやアフリカ近辺でも栽培されていますが、リードに使われる葦は南フランスで栽培されています。

南フランスにはアフリカ大陸から非常に乾燥した風が吹くため、葦の乾燥に最適です。そのため、南フランスで栽培されている葦はリード用に商用栽培されています。

クラリネットリードの有名メーカー

クラリネットのリードの有名メーカーを2社ご紹介します。あまりにメジャーなので、知らず知らずのうちに使っている方も多いと思います。

今使っているリードに特に不満がないという方も、メーカーやリードの厚さによっても音質が異なりますので、知っておきましょう。

様々なリードを使ってみることで今よりも自分に合ったリードを見つけることができるかもしれません。

Vandoren(バンドレン)

バンドレンはクラリネットやサックスの様々なリード、マウスピース、リガチャーなどを世に出してきた、老舗メーカーです。

B♭クラリネットのリードはもちろん、バスクラリネット用やコントラバスクラリネット用のリードも出してきました。

初めてのリードとしてバンドレンのリードを使ったことがある方も多いと思います。

2015年には15年ぶりに新しいモデルのリード、「V21」を出したことで話題にもなりました。

D’Addario Woodwinds(ダダリオウッドウィンズ)旧RICO(リコ)

こちらもとても有名なメーカーです。実はリコはブランド名を2014年にD’Addario Woodwinds(ダダリオウッドウィンズ)に変更しています。

ただ、パッケージの変更はしなかったため、気づかずに使っている方も多いかもしれません。

ダダリオはリードの素材、「葦」を栽培するための自社プランテーションをフランスに持っています。さらに農業経営プログラムを展開し、研究、品質向上を繰り返し行っています。

定番クラリネットリード9選!特徴を分析

リードの有名メーカーをご紹介しましたが、どのリードが自分に合っているのかわからない!というお悩みを持っている方も多いと思います。

ここでは、世界中のクラリネット奏者が良く使っている、定番のリードの特徴を解説しながらご紹介します。

自分に合ったリードを見つけるには、実際に使ってみて判断するのがベストですが、リードを選ぶ前の予備知識として知っておくと便利ですよ。

Vandoren:Traditional(トラディショナル)

クラリネットのリードの中でド定番とされているリードです。「青箱」と呼ばれ親しまれています。

スタンダードなリードとされているので、このリードを指定されている吹奏楽部も多いかと思います。

様々なジャンルの曲で使えるリードで、タンギングがし易くある程度の息の強さにも耐えることができるためスタンダードなリードだと言われます。

Vandoren:V12

こちらは「銀箱」の愛称でお馴染みです。こちらもTraditionalと同じくらい人気のあるリードです。

特徴は音がコントロールしやすいという部分です。Traditionalに比べて、柔らかく、響きのある音を出しやすい造りとなっています。

音量はTraditionalの方が出しやすいので、まずはTraditionalでクラリネットに慣れてからV12を使うという方も多くいます。

Vandoren:56 RUE LEPIC (56 ルピック)

まだまだあります、バンドレンの定番リード!もうお解りの方も多いと思いますが、こちらは「黒箱」と呼ばれているようです。

56ルピックという名前ですが、56はフランス・パリのバンドレンの本社の住所の番地からとっているようです。

バンドレンが出しているプレミアムリードですので少々お値段が高めです…

ただし、落ち着いた丸みのある音色で尚且つ芯のある、はっきりとした音を出すことができますので、とても高性能です。中級・上級者の方から人気があります。

Vandoren:V21

こちらは先ほども少し触れましたが、2015年にバンドレンが出した最新のモデルです。バンドレン社の110周年の記念として発売されました。

同じ3の厚さでもTraditionalと比べると約0.5ほど薄いです。56ルピックとV12を掛け合わせた設計になっており、音の反応が良いことが一番の特徴です。

D’addario(RICO):Traditional(トラディショナル)

ダダリオの製品でスタンダードとされるリードです。高音も出しやすく、安定した音色・音程が出しやすいリードといえます。

全体的に薄めのカットになっており、音の反応も良いです。様々なジャンルの曲を吹くことができます。

D’addario(RICO):Evolution(エボリューション)

音色は柔らかく透明感があるのでクリアな音を出したいときにおすすめです。自分に合った厚さを選べば、まとまりのある音を簡単に出すことができます。

音量も出せるよう、ハート(リードの中心部分)も厚めに設計されています。

D’addario(RICO):Thick Blank(シック・ブランク)

こちらはEvolutionとは真逆の音色を出すことができます。深みのあるダークな響きが特徴です。

強い息にも耐えられるよう設計されているので、オーケストラのように人数が多い中でも、しっかりと音を鳴らすことができます。

D’addario(RICO):レゼルヴスタンダード

唇に馴染みやすく、ナチュラルな音色がとても人気のあるリードです。品質も高く、愛用者が増えているリードの1つともいえます。

バンドレンの厚さ3より少し薄めに作られています。

D’addario(RICO):レゼルヴクラッシック

薄めのリードが好みの方は大変吹きやすいリードでしょう。音の立ち上がり、音の移り変わりもスムーズに優しく表現ができます。柔軟性もあり、吹きやすい定番リードの1つです。

個性的!変り種クラリネットリード3選

リードの特徴といえばアタリ・ハズレ、割れてしまうなどとにかく消耗品なので、費用がかかります。サックスやクラリネットのようにリード楽器を演奏する方にはついてわまる問題です。

しかし、リードも研究が進み音質や丈夫さの向上に工夫が施されています。

比較的新しいリードになりますが、クラリネット奏者なら一度は試してみたいリードを選びました。

SILVERSTEIN:ALTA SELECT

リードにはアタリ・ハズレがあり、10枚中ほとんどがハズレということも多々あります…。

リガチャーで有名なシルバースタイン社から面白いリードが出ています。なんと、もし箱の中にハズレのリードがあった場合、購入後30日以内であればリードを交換できるというなんとも嬉しい特典がついています!

これまでリードという消耗品を購入し続けてお金をかけてきたクラリネット吹きの方からすると「もっと早く発売して!」という声が聞こえてきそうですね。

FORESTONE:Black Bamboo Model

見た目がとてもかっこいい真っ黒なフォレストーンのリード。これまでの独自の素材にカーボン素材を融合させたことにより、より迫力のある表現が可能となりました。

ほどよい抵抗感もあり吹きやすいリードです。

Legere:スタンダード

木製ではなく、なんとプラスチック素材を使ったリードです。長年の研究を重ね、天然ケーンのリードと似た振動波を表現できる新素材を作り上げました。

おわかりの通り、強度がかなり向上しているので、長持ちします。金額は木製に比べると高くなってしまいますが、寿命を考えるとお得かもしれないですね。

必見!リードの寿命長持ちさせる方法

リードには当たりはずれがあり、新しいリードを購入したばかりのときはどのリードが吹きやすいかを見つけるだけでも大変ですよね。中には買ってみたけどほとんどはずれだった…という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

そうやって時間とお金をかけて見つけた、吹きやすいお気に入りのリードは大切に育てていきたいですよね!

実はリードはしっかりメンテナンスをするだけで長持ちします!

ここではその方法と便利なアイテムをご紹介します。

1.当たりリードのローテーションを組もう

同じ1枚のリードを吹き続けた場合の寿命は1ヶ月ほどです。まずは当たりリードを最低3枚は見つけ、1日ごとにローテーションを組みましょう。

順番がわからなくなる場合はリードの裏に日付や番号を振っておくとわかりやすいですよ。

2.演奏したあとは適度な湿度を保たせる

リードのダメージの原因は湿った状態と乾燥した状態を繰り返すことにあります。

ということは湿らせたまま保管する必要があります。

まずはリードケースを購入しましょう。リードケースはリードの形を強制することができます。またリードを差し込む部分に番号がかいてあるものもありますので、ローテーションを組むときも一目でわかります。

ここでリードケース内の水分を適度に保ってくれる「モイスレガート」を使います!モイスレガートはとても優秀です。ケース内の湿度が多いときは水分を吸収し、少ないときは加湿をしてくれます。常時ケース内の湿気を40-60%に保ってくれます!

リードケースを購入し、当たりリードを差し込んだら、上に被せるだけです。デザインも様々あり、選ぶのも楽しいです。

これで当たりリードを常に良い状態のまま、長く使うことができます!簡単ですね!

まとめ

クラリネットのように消耗品を購入する楽器はメンテナンスの手間や維持費がかかりますが、マイナスと捕らえずに、楽器が自分に馴染んでいくことを楽しんでほしいと思います。

リードによって音色やニュアンスが変わるということは、クラリネットに慣れたあとも新しい発見があるということです。

ぜひ自分にあったリードや、演奏したい音楽に合わせたリードを見つけて、表現の幅が広がる楽しさを感じてください。

ビギナーズ編集部 /
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