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初心者向けおすすめクラシックギター|選び方や注意点を解説
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初めてクラシックギターは様々なメーカーから販売され種類も豊富なため、「どんな特徴や違いはある?」「何を基準に選べばいいの?」と疑問に思う方も少なくありません。クラシックギターは決して安い買い物ではないため、失敗せずに自分にあったものを選びたいですよね。
そこで今回は、初心者向けのおすすめクラシックギターをご紹介します。あわせてクラシックギターの選び方や注意点を解説するので、自分にあったクラシックギターを探している方は是非最後までチェックしてみてくださいね。
- クラシックギターについてがわかる
- クラシックギターの選び方がわかる
- おすすめのクラシックギターがわかる
目次
クラシックギターとは?
クラシックギターとは、ナイロン弦を使用したギターです。その特徴や一般的なギターとどう異なるのかを詳しくチェックしていきましょう。
特徴
柔らかいナイロン弦や、動物の腸であるガット弦を使用したクラシックギター。
優しい音色が特徴となっており、ピックは使わず指や爪で弦を弾いて音を出します。
座って足に楽器をはさむような演奏スタイルは、クラシックギターならではです。
ナイロン製の弦
エレキギターやアコースティックギターはスチールの弦を張るのに対して、クラシックギターはナイロン製の弦を用います。
またナイロン弦は温度によって音程が変わり、温度があがると音程もあがり、温度が下がると音程も下がる特徴があります。
太いネック
クラシックギターは、ネックが太いのも特徴です。
弦が近すぎると弦同士が当たってしまうため、ネックを太くして、弦と弦の間に間隔を作っていいます。
そのため、手の大きさや長さによっては弾きづらいというケースもあります。
ギターとの違い
特にアコースティックギターとの違いを比較されることが多いクラシックギターですが、一番大きな違いは弦の素材と弾き方です。
アコースティックギターはスチール製でピックで弾くのに対して、クラシックギターはナイロン製で指で弾くのが一般的となっています。
クラシックギターの選び方と注目ポイント
ここからはクラシックギターの選び方や、注目するべきポイントについてもみていきましょう。
目的や好みの音色に合わせた素材
目的や好みの音色は、使われる素材によっても異なります。
代表的な素材ごとの音の特徴について、みていきましょう。
杉素材のクラシックギターの特徴
- ボディトップのカラー:赤系、ブラウン系
- 音色の特徴:深い音、優しい音色、甘い印象の音
松素材のクラシックギターの特徴
- ボディトップのカラー:白系、イエロー系
- 音色の特徴:明るい音、少し固めの音
ローズウッド素材のクラシックギターの特徴
- ボディトップのカラー:濃い茶系の紫檀
- 音色の特徴:深みのある音
塗装の違いもチェック
クラシックギターは、ギターの表面板に塗装が施されているのも特徴で、見栄えや傷から守るという面だけでなく音にも影響しています。
代表的な塗装方法ごとの、違いもみていきましょう。
セラック塗装
天然素材を用いた伝統的な塗装方法。
塗装に手間がかかり、音もよいことから高級ギターによく用いられます。
ラッカー塗装
ニトロセルロースラッカーという塗料を使用して塗装する方法。
使えば使うほど音の質がよくなる傾向があり、セラック塗装と同様に高級ギターに用いられる傾向があります。
ポリウレタン塗装
もっともポピュラーな塗装方法。一度で塗ることができるため装飾費用もかからず、手入れも簡単です。
ただし、セラック塗装やラッカー塗装と比べて音の質は低くなります。
練習用に最適かどうか
用途によっても適したアイテムは異なります。練習用にあったものかどうかもチェックが必要です。
初心者や練習用に購入する際はエレガットのついていないフルサイズのクラシックギターを選ぶのがおすすめ。
エレガットとは?
エレガットというパーツがあり、ライブなどで演奏する場合に音を拾うために使用します。
ただしエレガットがついたものはサイズが小さい上ボディが薄いため、音が出づらく弾きづらくなっています。
そのため練習用には不向きです。
弦長と弦高に注目したサイズ選び
弦長と弦高もチェックが必要です。一般的には、弦長650mm程度が弾きやすいとされています。
ただし手が小さい方はそれより短いもの、男性など手の大きい方の場合は660mm前後がおすすめ。
続いて弦高ですが、一般的には6弦が3.5mm、1弦が3.0mmとされています。
こちらの記事ではおすすめのクラシックギターの弦について紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
購入に迷ったら?初心者が参考にしたいクラシックギターの価格帯
特に初心者の方は、どの程度の価格のギターを購入するべきなのか悩むのではないでしょうか。
参考にしたい価格帯についてもみていきましょう。
一般的に質のいいクラシックギターは60万から100万円が相場とされています。
ギターの質によって音の質は変わってきますが、初心者の方であれば違いはほぼないとのこと。
最初からこだわりたいという方であれば、こういった質のよいギターも検討してみてもいいかもしれません。
ただし、1万円前後などの安すぎるギターは要注意。弾きづらいものが多く、音が鳴りづらいものも中にはあるそう。
しっかりと技術を身に付けたいという方は、もう少し高い価格帯のものを選ぶのがよいでしょう。
クラシックギターの主要メーカー・ブランドと特徴
クラシックギターを選ぶ際に参考にしたい主要メーカー・ブランドと、その特徴をご紹介します。
ヤマハ
やはり主要メーカーといえば、ヤマハはもちろんご存知ですよね。日本が世界に誇る楽器メーカーです。
どの価格帯のものでも安定感があるのが特徴で、初心者の方におすすめのメーカーです。
- 初心者の方におすすめのメーカー
- どの価格帯のものでも安定感があるのが特徴
小平
名前は有名ではないですが長野県諏訪市に工房をかまえる小平は、クラシックギターの質がとても良いことで有名です。
長年の経験と知識から作られたクラシックギターは信頼度が高く、愛用者も多いと言われています。
- 唯一の国産クラシックギターメーカー
- 1つづつ丁寧に制作されており質が高く、音の高低も安定しているのが特徴
K.Yairi
株式会社ヤイリギターのギターブランド「K.Yairi」。岐阜県可児市にあるアコースティックギターメーカーのブランドです。
職人の手作業で製造されているので1日に生産できるのは20本程度という希少性ながら、価格は抑えられている特徴があります。
- クラシックギターだけではなく、幅広く弦楽器を手掛ける国産メーカー
- 全てハンドメイドで高品質ながら、価格は抑えられている
クラシックギターのおすすめ5選
おすすめのクラシックギターを、素材やサイズ等もふまえて紹介します。
【ヤマハ】ショートスケールクラシックギター Jr.シリーズ CS40J
小ぶりなサイズのクラシックギター。持ち運びにも便利です。
スプルース素材で鮮明な音と弾きやすさが特徴。約1万5千円と低価格で購入可能なので初心者向けです。
- 素材:表板:スプルース/裏板:メランティ/側板フレーム:メランティ/棹ネック:ナトー/指板:ローズウッド/駒ブリッジ:ローズウッド
- サイズ:胴厚/84mm~88mm、弦長/580mm、上駒部/48mm、胴接合部/56mm
【ヤマハ】クラシックギターCG192C
響のよさ、全体的な演奏能力の高さ、デザイン性にも定評のある、CGシリーズです。
ボディにモザイク柄を使用していたり、デザインにもこだわりたい方に向いています。
- 素材:裏・側板/ローズウッド、ネック/マホガニー、指板/エボニー、下駒/ローズウッド
- サイズ:弦/650mm、上駒部/52mm、胴接合部/62mm
【KODAIRA】クラシックギター AST-85
1つ1つ丁寧に職人が作る小平のギターです。
小平の人気シリーズであるAST-100のように、ヘッドの中央が丸みを帯びたタイプ。
パーツごとに素材が異なっており、デザインも統一性があります。
- 素材:表面板、杉単板/シダー、横裏板/ローズウッド、ネック/マホガニー、指板/ローズウッド、駒/ローズウッド
- サイズ:弦長/650mm
【KODAIRA】AST-100/S クラシックギター
ローズウッドをうまく施し、しっかりと強さのある音で音量もあります。
標準的なサイズで、太い響きを楽しみたい方におすすめ。
- 素材:表面板/スプルース(松単板)、横裏板/ローズウッド、ネック/マホガニー、指板/ローズウッド、駒/ローズウッド
- サイズ:弦長/650mm
【K.Yairi】RF-65
国内でも人気に高いメーカーのひとつがK.Yairi。
小型の設計となっており弾きやすく、思い通りの演奏が実現します。
- 素材:表面板/スプルース(松単板)、横裏板/マホガニー
- サイズ:ナット/42mm、弦長/645mm、全長/1000mm、ボディ/375mm
クラシックギターと一緒に購入しておくと便利なもの
次は、ギターと一緒に購入しておくべきアイテムについてもみていきましょう。
ギタースタンド/ケース
ハードケースの中で保管するのがベストですが、定期的にスタンドに立てかけておくのがいいでしょう。
チューナー
チューニングをする際に必要なアイテムで、慣れるとなくても音をあわせられますが、初心者の方は用意しておいたほうがよいでしょう。
こちらの記事ではギターチューニングアプリについて紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
クロス
ギターを綺麗に保つためにも、ギターを拭くクロスも用意しておきましょう。
専用のものであれば、傷つくこともないので安心です。
予備の弦
購入時に張ってある弦も、いつ切れるかわかりません。
予備の弦も用意しておきましょう。
こちらの記事ではクラシックギターの弦について紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
エレキ・アコギで演奏するならレンタルがおすすめ
クラシックギターだけでなく、エレキギターやアコースティックギターが気になる方も少なくありません。
ただ、クラシックギターに加えてエレキやアコギも購入するとなるとかなりの金額がかかってしまうため、なかなか複数を所有するのは難しいのが現実です。
あまりお金をかげずにエレキやアコギも演奏してみたい方におすすめなのが「スターペグ」です。
スターペグは、エレキやアコギを購入するのではなくレンタルできるサブスクサービスとして、ギター初心者の方を中心に支持されています。
- 月額1,149円(税込)からレンタルできる
- アンプなどの周辺機器もレンタルできる
- 幅広い種類のギターを取り扱っている
スターペグでは、月額1,149円(税込)という低価格でギターをレンタルできます。そのため、様々なギターに触れてみたい方も利用しやすいのが特徴です。
エレキギター・アコースティックギター・変形ギターなど、様々な種類のギターから自分にあったギターを選択できるので、新しいギターと出会いたい方に特に向いているサービスです。
アンプなどの周辺機器もレンタルできるスターペグが気になる方は、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
ギターのサブスクリプションサービス スターペグ・ミュージック
こちらの記事ではギターのレンタルについての記事を紹介しているので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
あなたにあったクラシックギターをみつけよう
クラシックギターについて詳しくご紹介していきました。クラシックギターならではの特徴もあり、その特徴を把握しているかどうかで選ぶアイテムも大きく異なってきます。
ポイントをおさえ、あなたにあった1本を見つけてくださいね。
また、こちらの記事ではおすすめのギター弦について紹介しています。クラシックギター弦もピックアップしているのでぜひ参考にしてみてください。
Natsumi /
ビギナーズ編集部 ライター
オールジャンルで活動しているWebライター。趣味は音楽と読書、お酒を飲むこと。パンクロックと、村上春樹と、ビールが好きです。ライターの傍、猫2匹と田舎暮らしを満喫中。