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夏野菜を栽培しよう!土作りのポイントも紹介!

夏野菜を栽培しよう!土作りのポイントも紹介!

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冷やしトマトや茹でたての枝豆、夏野菜たっぷりの焼肉など……夏野菜は美味しいですよね。家庭で栽培した夏野菜は格別な美味しさを感じます。

今回は初心者でも収穫が楽しめる夏野菜や、栽培の知識をご紹介します。今年の夏は収穫した野菜で野菜やバーベキューを堪能してみてはいかがでしょうか?

ビールにピッタリの黒豆枝豆や苦みのないこどもピーマンなど、店では味わえないうまさが楽しめる夏野菜もご紹介します。

夏野菜にはどんなものがある?

この章では夏野菜についてご紹介します。「夏野菜といっても、どんな野菜があったっけ?」という方はまずこちらをお読みください。

どんな種類の夏野菜を準備しておけばいいか

家庭でも比較的栽培しやすく、収穫しやすい夏野菜は以下のものです。

  • トマト
  • プチトマト
  • サニーレタス
  • サンチュ
  • ピーマン
  • ミニピーマン
  • シシトウ
  • オクラ
  • 枝豆……等々

どれもホームセンターで苗が売っておりますし、種から育てることも可能です。特にネギやサニーレタスなどは種からでもよくとれます。苗は種より割高ですが、初心者は苗を買って植えた方が確実に育ちますよ。

夏野菜の栽培に必要な道具

プランターの場合

  • 培養土
  • 鉢底石v

  • 鉢底ネット
  • 支柱
  • 肥料液肥
  • 移植ごて……等々

庭や貸農園の場合

  • 黒石灰
  • 堆肥
  • 化成肥料
  • 油粕
  • スコップ
  • 剪定ハサミ……等々

プランターの場合は培養土がおすすめ。栄養もバランスよく入っていますので、肥料を買わずにすみます。

「庭で夏野菜栽培を始める!」という方は、培養土は高いですから、土に肥料を混ぜて、土づくりをすると費用が抑えられますよ。

庭での土作りについて

この章では、庭で家庭菜園をする方の為に、土づくりについてご紹介します。

適切なタイミングはいつか

植え付けのタイミングは地域や栽培場所で多少ずれますが、基本的に5月頃が適切と言われています。

植え付けの一週間前から、1平方メートルの土に

  • 黒石灰1つかみ
  • 堆肥3、4つかみ
  • 化成肥料(粒の肥料)1つかみ
  • 油粕1つかみ

これらを混ぜてなじませておきます。そして畝(うね)を作って苗を植えます。混ぜてから一週間寝かせるのがポイントです。

土の酸度について

石灰を入れすぎると酸度が変わります。夏野菜の栽培では、適切な酸度が必要ですので、気になる方は酸度計を購入するとよいでしょう。

肥料過多には要注意

肥料が多すぎると不思議なことに病気になったり、虫がついたりすることも。強すぎると枯れてしまいます。肥料は入れすぎないようにするのがポイントです。

肥料を用いるメリット

野菜の栄養切れがなくなるため、すくすくと育ちます。必須栄養素が一つだけ足りないと「葉だけ伸びるのに実がならない」といった事態に陥るので注意が必要です。

市販の野菜用肥料にはNPK窒素化合物など、夏野菜の成長に必要な栄養素がバランスよく入っています。初心者は市販の肥料を使った方が失敗は少ないです。

こちらの記事では、初心者でも簡単にできる畑の土作りの基本を解説しています。

夏野菜を家庭栽培するメリットとデメリット

この章では夏野菜を家庭栽培するメリットとデメリットをそれぞれまとめました。

夏野菜を家庭栽培するメリット

  • 収穫が楽しい
  • 家計が助かる
  • 成長が楽しい&緑が目に優しい
  • 意外に簡単

収穫が嬉しくて楽しいですよ!上手く栽培できれば野菜を買わずにすみますので、お財布にも優しいです。苗を買ってくれば意外に栽培が簡単なのもメリットでしょう。

夏野菜を家庭栽培するデメリット

  • 虫がわく可能性がある
  • 堆肥などの匂いが気になる
  • 固い形の悪い野菜ができやすい
  • 土が重い

水やりのタイミングなどを間違えるとコバエなどの虫がわきます。キュウリが曲がったり、ピーマンが小さいままだったり……と、形の悪い野菜もできることがあるのがデメリットです。

しかし、水やりや肥料やりを間違えなければ美味しい野菜ができます。収穫の喜びがデメリットを上回りますよ!

収穫期間が長い夏野菜と育て方

この章では、長く収穫できるため、コスパのよい夏野菜をご紹介します。強いので初心者にもおすすめです。

サンチュ(チシャ菜)

サニーレタスに似た野菜で、外側の大きくなった葉から摘んでいけば、秋まで収穫できます。スーパーのサンチュよりはるかに美味しいサンチュができますよ。韓国式焼肉ではサンチュで肉を包んで食べますよね。今年の夏は自家製サンチュで焼肉を包んで食べましょう!

栽培における注意点

サンチュは水をやりすぎると腐ります。土の表面(表土)が乾いたら水やりする程度にしましょう。サニーレタスも育て方は同じで、こちらも秋まで収穫可能です。

シシトウ

ピーマンを細くしたような野菜で、少し辛いです。天ぷらや炒め物にすると最高です。焼肉と一緒に頬張っても美味しいですよ!

「辛いシシトウが食べたい……市販のシシトウは全然辛くないからもの足りない」という方は、家庭でシシトウを栽培しましょう。

実はシシトウを辛くするためには、猛暑でも水をやらないことが肝心。市販のシシトウは、定期的に水やりをしながら育てるため、あまり辛くありません。

水をやらないことでシシトウの苗がダメージを受け、その結果辛み成分が作られます。初心者でもいくつか激辛シシトウができると思いますので、チャレンジしてくださいね。

シシトウは上手に育てれば秋まで収穫できます。

栽培における注意点

土の表面がカラッカラになるまで水をやらないことがポイント。辛くないシシトウが良い方も、水やりは控えめに。表土が乾くまで水やりは待ちましょう。

ホームセンターの苗で十分ですので、苗の方が確実です。長く収穫するためには「3本仕立て」にしてください。

メインとなる主枝の他にも脇芽(わきめ)がどんどん伸びますが、メインの枝のすぐ下の脇芽2本だけを伸ばし、後は全て切ります。3本だけ伸ばすので「3本仕立て」と呼びます。ナスやピーマンもこの3本仕立てにするとよく実が成りますよ。

枝豆

枝豆は収穫したらすぐに茹でるのが美味しさのポイント。そのため、店に出回っている枝豆より、家で収穫してすぐ茹でた枝豆の方が美味しいです。ビールにも合いますよ!

黒枝豆やダダチャ豆など、珍しい枝豆を植えれば、お店では味わえない味が楽しめるのも家庭栽培の醍醐味。ネットでも苗が取り寄せられますので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。プランターでも栽培可能です。

栽培における注意点

収穫の際に根元から切ってしまうため、1回で終わってしまいます。苗を植える時期や種をまく時期をずらせば長く収穫できますよ。

枝豆はさやがパンパンになるまで置いておくと、豆臭さが出ます。大きくなりすぎた豆は大豆として使えますが、枝豆として楽しみたい方は、あまり大きくならない状態で収穫しましょう。

ミニ夏野菜と育て方

愛らしい庭やプランターでも夏野菜の栽培が楽しめるよう、最近はミニトマトやミニピーマン、ミニナスやミニキュウリなど、大きくならない「ミニシリーズ」があるのをご存知ですか?

特にミニピーマンである「こどもピーマン」は、ピーマン特有の苦みもありませんし、子供さんの野菜嫌い克服のためにも植えてみるとよいでしょう。

こどもピーマン(ミニピーマン)

こどもピーマンはシシトウとピーマンの中間くらいの形です。なんといっても苦くないのが魅力。肉厚で美味しく、焼肉やバーベキューにもぴったりです。上手に育てれば秋まで収穫できますよ。

栽培における注意点

普通のピーマンと同じで、3本仕立てあるいは4本仕立て(メインの枝のすぐ下の脇芽3本だけを伸ばし、合計4本だけ伸ばして後のわき目は全て切る)で育てます。

レジナ(ミニトマト)

レジナは背が高くならない種類のミニトマトです。一般的なミニトマトは、プランターで育ててもかなり大きくなりますが、レジナなら大きくなっても30センチくらいの愛らしいサイズなので、育てやすいです。

ミニトマトは日光が良く当たるならば室内でも栽培可能。居間やサンルームなど、一年中暖かい部屋で栽培すれば、一年を通じて収穫できますよ!

栽培における注意点

レジナでも日当たりが悪いと無駄のびをしてしまい、大きくなります。(大きくなったからといってミニトマトが沢山できるわけでもありません)日が良く当たる場所に植えてあげましょう。

栽培における注意点

この章では夏野菜栽培の注意点を2つお伝えします。

風通しを確保する!

夏野菜はとにかく風通しが肝心です。密集するように植えてしまうと、風通しが悪くなり、アブラムシなどが発生する原因になります。適度に間隔をあけて植え、脇芽をとって葉が茂りすぎないようにしましょう。

例えばシソは、一か所だけ全部収穫してしまうのではなく、まんべんなく葉を取って、全体がスッキリするようにします。

水やりは土の表面が乾いてから!

水をやりすぎると土にカビが生え、コバエが発生します。ついつい毎日水をやってしまいがちですが、やりすぎは禁物です。どの野菜も「土の表面がしっかり乾いたら水やりをする」というサイクルを徹底しましょう。

まとめ

今回ご紹介した夏野菜は庭や貸農園だけでなく、マンションのベランダ栽培でも育つものばかりです。プランターや培養土などを買ってきて、今年は夏野菜の栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?家庭菜園で気分転換するのもおすすめですよ。

また、こちらの記事では家庭菜園で作った野菜で作るおいしい料理をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

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