更新

サックスの消音方法は?ミュート、イーサックス、レンタル防音室など

サックスの消音方法は?ミュート、イーサックス、レンタル防音室など

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

これからサックスを始めようと思っている方や、練習を始めたばかりの方の中には、「サックスの音量」が気になっている方が多いのではないでしょうか。

スタジオや屋外、部活の方は校舎や音楽室で吹いているときはそれほど気にならないかもしれませんが、自宅で吹くとあまりの音の大きさに驚いてしまいますよね。

でも、上達するためには、練習が欠かせません。

今回は、サックスの消音方法や、音量を気にせず練習する方法についてまとめてみました。

サックスの演奏が上手くなりたい方、ぜひ参考にして練習してみてくださいね!

※この記事の情報は2022年9月28日時点の情報です。

サックスの消音が難しい理由

サックスの消音が難しい理由

トランペットやトロンボーンなどの金管楽器は、「ミュート」というグッズを使って消音します。

ミュートは、円錐形のカップのようなもの。これを金管楽器のベルの部分に入れて、音量を抑えます。

サックスにもベルがありますよね。ここに金管楽器のようなミュートを入れれば、うまく消音できるような気がしませんか?

実は、ミュートだけではサックスの消音はできません。サックスは、トーンホールからも音が出ているからです。

そのため、トーンホールがある木管楽器の消音は、金管楽器よりも難しくなります。

さらに、サックスは木管楽器の中でも音が大きくてよく響くので、サックスの消音は需要が多いわりに選択肢が少ないのが現状です。

サックスの消音方法

サックスの消音方法

消音が難しい楽器ではありますが、消音方法が全くないわけではありません。現在、サックスの消音方法は主に2つあります。

1つは、サックスの中にミュートやスポンジなどを入れる方法、もう1つはサックスそのものを消音器の中に入れる方法です。

順にご紹介していきますね。

サックスにミュートやスポンジを入れる

サックスにも、金管楽器に使うようなベルに入れる形のミュートがあります。

やはりトーンホールからも音が出ることもあり、夜間に自宅で練習できるような、劇的な消音効果は望めないようですね。

他の方法と組み合わせて利用するなら、アリかもしれません。ベルに入れるミュートの他に、スポンジ状のミュートも販売されています。

ベル部分だけでなく、ネック部分にも入れることで、トーンホールから出る音も小さくすることができます。

サックスプレーヤーの中には、自作のミュートに挑戦する方も。

網目の粗いスポンジを切ってサックスのネックやベルに入れたり、ベルにタオルなどを入れたりする方が多いようです。

詰まらせたり、傷付けたりしない範囲で、研究してみるのも良いかもしれませんね!

サックスそのものを消音器の中に入れる

サックスを入れたまま演奏できる消音器、e-Sax(イーサックス)。

消音以外にも様々な使い方があり、サックスプレーヤーから注目を集めている消音器です。

e-Sax(イーサックス)は、サックスのケースのような形をしていて、サックスそのものを中に入れ、横にある穴から手を入れて演奏します。

消音効果の他にも、イヤホンで楽器の音を聞いたり、録音したり、音楽を聞きながら演奏したりと、様々な使い方が可能です。

発想も外見も画期的ですが、注意点もいくつかあります。

重さ

楽器とe-Sax(イーサックス)両方の重さを支えなければいけないので、負担に感じる方が多いようです。

湿気

e-Sax(イーサックス)の中はサウナ状態になってしまうので、長時間の練習や練習後の放置は危険!

スワブを通す、タンポの水分をクリーニングペーパーで吸い取るなど、こまめな水分対策が必要です。

また、音が小さく聞こえるせいで力んで演奏してしまい、アンブシュアや音色が乱れることも。

正しい演奏方法を意識して練習しましょう。

マウスピース用の消音器

サックスの上達にはたくさんのポイントがありますが、初心者にも上級者にも重要なのが、アンブシュア。

アンブシュアは、楽器を吹くときの口の形や口の周りの筋肉の使い方を指す言葉。スポーツをする際のフォームのようなものです。

正しいアンブシュアを身に付けることは、安定した音色を出すために必要不可欠。

また、少しでも練習をさぼると、すぐに口の周りの筋肉が弱くなって、アンブシュアが乱れてしまいます。アンブシュアはマウスピースだけでも練習可能!毎日10分ずつでも、かなり違いますよ。

マウスピースだけでもかなり大きな音がするので、マウスピース用の消音器をつけるのがおすすめです。

音量を気にせず、自宅でサックスの練習をする方法

音量を気にせず、自宅でサックスの練習をする方法

消音器以外にも、音量を気にせずサックスの練習をする方法はまだまだあります!

定番な方法から本格的な方法まで様々ありますので、ぜひ検討してみてください。

自宅に簡易防音室を設置する

自宅の中に置ける防音室を利用する方法もあります。

購入するとかなり高額になるので、費用が気になる方はレンタルがおすすめです。

ただ、完全に消音できるわけでないので、演奏する時間帯に気を付けましょう。

簡易吸音ルーム ライトルーム

組み立て式の吸音ルーム。

窓をなくし、つなぎ目をカバーすることで、従来品よりも防音性をUPしています。

セフィーネⅡボックスR/E1 1.2畳

ヤマハミュージックジャパンが提供する、室内に設置できる防音室。石川・富山・福井限定で下記より購入することもできます。

ただし、購入となると結構な金額になるのでレンタルという手もありますよ。下記のボタンよりレンタルが可能。レンタル中に購入することもできるので、「自宅で試してから購入したい」という方にはレンタルがおすすめです。

セフィーネⅡボックスRをレンタルする

防音室がある家に住む

サックスの練習をかなり真面目に考えている方や、ちょうど引っ越しを検討している方は、思い切って防音室がある家を選んでみてはいかがでしょうか。

簡易的な防音室よりも防音効果は高いですし、広い部屋を選べば友人とのセッションも可能。

もちろん、ホームシアターやホームパーティーなども、遠慮なく楽しめます。

防音賃貸マンションを手掛ける会社や、防音物件を探せるサイトなどもあるので、探すのも簡単です!

音楽賃貸ネット

東京近郊の楽器可能物件が探せるサイトです。

音楽賃貸ネットで防音賃貸を探す

MUSISION

24時間楽器演奏が可能な、防音賃貸マンションを運営する会社。

デザイン性にも優れているので、インテリアや外観に妥協したくない方にもおすすめできます。

MUSISIONで防音賃貸を探す

サウンドプルーフ

サウンドプルーフは、駅近で24時間楽器演奏可能な防音賃貸マンションを提供しています。

サックスは二重防音でも可能ですが、三重防音を選べば金管楽器やドラムセットも演奏可能。空室待ちも出る人気物件です。

サウンドプルーフで防音賃貸を探す

音量を気にせず、自宅以外の場所でサックスの練習をする方法

音量を気にせず、自宅以外の場所でサックスの練習をする方法

「消音器では完全に消音できないので不安」

「防音室を置く場所もないし、住みたい場所に防音マンションがない」

「気分転換に、自宅以外の場所で練習したい」

などなど、自宅以外の場所での練習を検討している方もいらっしゃると思います。

自宅以外で、音量を気にせずサックスの練習をするには、どんな方法があるのでしょうか。

スタジオで練習する

音楽スタジオは、最も理想的な環境のひとつでしょう。使用料は、スタジオの広さや機材によって異なります。

一人で練習するためのコンパクトなスタジオであれば、かなり安く借りられますので、近隣にスタジオがある方はぜひ覗いてみてください。

サウンドスタジオNOAH(ノア)

都内に24店舗を展開する音楽貸しスタジオ、サウンドスタジオNOAH(ノア)。

個人練習用のコンパクトなスタジオも充実しています。

ドラムセットやベースアンプ、ギターアンプ、PAセットが常設されているので、バンド練習もおまかせです。

音楽練習場OTOREN(オトレン)

音楽練習場OTORENは、新宿にある音楽練習スタジオです。

高品質なヤマハの防音室が18ルームあり、広さや設備で目的に合った部屋を選ぶことができます。

Webで空き状況の確認や予約ができるのも、便利で嬉しいですね。

カラオケ店で練習する

練習スタジオが近くにない方の強い味方が、カラオケ店。しかし、カラオケ店によって楽器演奏への対応は様々なので注意が必要です。

楽器練習歓迎のお店がある一方で、楽器練習お断りのお店もあるので、事前に確認しておきましょう。

コート・ダジュール

楽器練習での利用を大歓迎しているコート・ダジュール。

ステージルームやライブルームはまるでライブハウスのようで、テンションが上がること間違いなしです!

JOYSOUND

JOYSOUNDは、サイト上で楽器演奏OKの店舗を検索できます。

JOYSOUND直営店だけでなく、JOYSOUNDを利用している他社のカラオケ店も検索できるのでとっても便利!

現在、全国1559店舗で楽器練習が可能なので、近くの店舗を探してみてください。

車の中で練習する

車を持っている方は、車の中で練習する方法もあります。

ただし、車の中で練習しても音は漏れるので、迷惑にならない場所を選ぶ必要があります。

体勢が制限されるので、車内の広さや楽器、体型によっては窮屈に感じるでしょう。

河原など、屋外で練習する

河原など、人が少なくて広い場所で練習することも可能です。ただ、どこで吹いても音量は変わりません。

車内で練習したり、消音器を利用したり、他の方法と組み合わせると良いでしょう。

こちらの記事では、サックス教室を比較紹介しています。サックス教室について気になる人は、ぜひチェックしてください。

自分に合った方法で、たくさん練習しよう!

毎日少しずつでも吹く時間を作るのが、サックス上達の近道。

自分に合った方法を見つけ、たくさん練習して上手になりましょうね!

こちらの記事では、サックスのレンタルサービスサックスを買い替えるときの選び方をご紹介しています。サックスのレンタルや買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

樋口千春 /
ビギナーズ編集部 ライター

映画とアートと焼餃子(皮厚め)を愛するライター兼イラストレーター。写真も少し撮る。激務な会社員時代を経て、出産後フリーに。意外となんとかなるもんだ。乙女な娘&すぐに尻を出す息子と笑い転げる日々。

ビギナーズTOPページ