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クラリネットにネックストラップをつけると音が良くなる3つの理由

クラリネットにストラップをつけて演奏すると音を安定して出すだけでなく、3つの綺麗な音色になる理由があります。基本的なストラップのつけ方やおすすめのストラップ、初めてストラップをつける方の不安点とその解消法をご紹介します。
クラリネットにネックストラップをつけると音が良くなる3つの理由

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クラリネットにストラップなんて非常識と思う方もいるかもしれません。数年前から話題になり始めたので、まだまだ定着していないため抵抗感のある方も多いと思います。

しかし、ストラップをつけると様々なメリットがあります。今までストラップをつけてなかった方も、きっとこの記事を読むとストラップをつけて演奏してみたくなりますよ。

クラリネットのストラップとは

まずは、実際のクラリネットのストラップをご覧ください。

ストラップの役割を簡単に説明すると、楽器を支えるために自分の身体と楽器をつなぐものです。

取り付け方は非常に簡単で、首から下げて、先端のフックになっている部分をクラリネットの指かけの部分にひっかけるだけで装着することができます。

音が良くなる!ストラップのメリット

少しずつ評価する人が増えてきているクラリネットのストラップですが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

ストラップをつけることで得られるメリットを3つまとめました。

指が疲れない|指のタコとさようなら

クラリネットを演奏しているとどうしても指が痛くなりますよね。初心者の方も最初は痛みに慣れず、苦労したと思います。

ストラップをつけると、首と指でクラリネットを支えている状態なので、指の痛みが軽減されます。

固定して持つことができる|キィの押さえ方が変わる

ストラップは補助的な役割を果たしてくれますので、楽器を固定して持つことができます。固定して持つことができると、構えがブレることがないので、安定してしっかりとキィを押さえることができます。

手が小さい方、クラリネットを始めたばかりの方はしっかりとキィを押さえる感覚を身につけるためにも、ストラップの使用をおすすめします。

音を安定して出すことができる|生まれ変わった音へ

先述の楽器を固定して持つことができる点とも関係していますが、息も真っ直ぐ入りやすくなります。息が真っ直ぐ入ると、これまで強い息で鳴らしていた音も楽に吹けるようになります。

また、真っ直ぐ息が入る状態で強い息で音を鳴らすと、これまでよりも大きな音がでますので、表現の幅も広がります。

ストラップへの不安・疑問点を解消します!

ストラップをつける前は不安や疑問も多いと思います。安心してストラップをつけてクラリネットを吹くことができるよう、代表的なよくある疑問点とその回答をまとめました。

首や肩が凝りやすくなる?

首と指で支えるので、首や肩が凝りやすくなると考えてしまいますが、正しい姿勢で構えている限り、基本的には凝りません。

また、ストラップの首にかける部分はクッション性になっているものがほとんどなので、首や肩が凝りにくい構造になっています。もちろん長時間の演奏だと疲労は溜まりますので、休みつつ演奏してみてください。

固定されて吹きにくなる?

固定されて吹きにくくなることはありません。先ほどのメリットにも記載したように、楽な息遣いで響きの綺麗な音が出せるようになります。

ストラップをつけていて吹きにくいと感じたときは紐の長さを調節してみてください。身体とクラリネットの距離が短かったり、長かったりすると吹きにくくなります。

ストラップなしで吹けなくなる?

ストラップをつけて演奏することになれると、ストラップなしでは演奏できなくなると思う方多いと思います。実際はまったく逆で、正しい位置で演奏するクセがつきます。

固定された正しい位置でクラリネットを吹くことに身体が慣れてくるので、ストラップなしでも同じ位置で演奏できるようになります。

クラリネットストラップの値段と種類

ストラップの相場は概ね、3,000円~4,000円ほどです。中には5,000円以上するストラップもあります。また、意外と種類があり、様々なメーカーが出しています。

様々なストラップのご紹介と特徴をまとめたので、どのストラップが自分に合っているか考えてみてください。

おすすめネックストラップはコレ!

ボーモントはイギリスの楽器アクセサリー専門のブランドです。スタイリッシュなデザインが印象的です。最長60cmまで伸ばすことができ、全長調整と微調整用の2つのアジャスターで自分にピッタリの位置に調整ができます。

RICOもクラリネット用ストラップを出しています。フックをサムレストに取り付ける方法とレザータブをサムレストに取り付ける方法の2種類があり、多くの種類のクラリネットに使用できます。

楽器の重量を首と肩の広範囲に負荷を分散することができるモデルです。長時間の演奏での疲労や反動を低減してくれます。様々な木管楽器に使うことができるストラップです。

クラリネット、オーボエを吹く方が抱える親指の疲労を軽減することで 肩と首への負担を減らし、快適に演奏することができる設計となっています。上質な革を使って耐久性も強いストラップです。

まとめ

ストラップを使おうか迷っていた方、参考になりましたでしょうか。クラリネットを吹く方がストラップをつけるというのはまだまだ定着していませんし、反対という方もいると思います。

ただ、最近吹きにくいなと思っている方、練習したいけど指がどうしても痛くてできないという方にはぜひ使ってみてほしいと思います。

最近では世界のプロのクラリネット奏者もストラップをつけて演奏しています。ご紹介したように様々なストラップが発売されていますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

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おっきー /
ビギナーズ編集部 編集長

ビギナーズ編集部で編集を担当しています。子どものころから趣味は多く、中学時代は吹奏楽部にいました。そのころからダンスもはじめて、大人になった今でも続けています。またスポーツ観戦も好きです!

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