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ギターチューニングアプリを解説!アプリの選び方からおすすめのアプリを紹介
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ギターを弾く際に必要となるのがチューナーです。演奏前に必ずチューニングをして音程を合わせないと、よい音で演奏することができません。音程を合わせるにはチューナーがあるとやりやすいです。
最近は電子チューナーも豊富にあり、クリップタイプのものや、カードの形をしたものなど、様々なタイプのものが販売されています。
しかし、いざチューニングをしようと思ったときにチューナーをまだ購入していなくて持っていなかった場合や、出先でチューナーを忘れてしまった際に困ってしまったということもあるのではないでしょうか。
そんなときにスマートフォンで手軽に使えるチューニングアプリがあると簡単にできます。
しかし実際どれがよいのかわからないという方に、選び方からおすすめのアプリまで紹介します。気になっている方は参考にしてみてください。
目次
チューニングアプリの選び方
チューニングアプリといえば大体一緒なのではないかと思ってしまうかもしれません。しかし、それは大間違いです。実は様々なタイプのものがあります。
操作が簡単で初心者でも使いやすいものや、操作に慣れていないと難しい上級者向けのもの、さらに無料のアプリや有料のアプリまで様々なタイプのものがあります。
搭載されている機能もアプリによって異なります。
そのため、知らずにインストールしていざ使ってみると、自分には難しく使いにくいということもありますので、どんなものがあるのかを把握しておくとよいでしょう。
選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。
チューナーの種類で選ぶ
チューニングアプリといってもすべて表示が一緒というわけではありません。ギターチューニングアプリにはオートチューナータイプとクロマチックチューナータイプがあります。
チューニングする楽器はギターだけでよく、さらに操作も慣れておらずわかりやすい方がよいのであれば、オートチューナータイプがおすすめです。
また、ギターだけでなくほかの楽器でチューニングする際にも使いたい場合は、クロマチックチューナータイプがおすすめです。
詳しい特徴は次章「チューニングアプリの種類」で紹介します。
日本語に対応しているものを選ぶ
海外製のアプリも多くあります。日本語に対応しているものもあれば、日本語に対応していない英語表記のアプリもありますので、インストールする際には注意が必要です。
海外製の日本語非対応だからといって難しいというわけでもなく、今までチューナーを使ったことがあり、操作に慣れている方は十分使いこなせますし、また、ある程度外国語がわかる方も問題なく使うことができるでしょう。
しかし、操作に慣れていない初心者の方は日本語対応のアプリを選ぶと安心して使うことができます。
基準音を鳴らせるものを選ぶ
それぞれの音の基準音を鳴らす機能がついたチューニングアプリもあります。
チューニングをする際に表示されているものに頼るのではなく、実際に音を聴いてやりたい方はこちらの機能がついていると便利です。
また、演奏中にはほかの奏者との音程を聞き、音程のズレがあった場合は、自分の耳を頼りに音程を合わせていく場面が出てくることもあります。
音程のズレを聴き取るスキルを身に着けたい場合には、耳を使って音程を合わせていく練習が必要になります。耳を鍛えたい場合にも基準音が鳴らせるものを選ぶと便利です。
無料のアプリか有料のアプリで選ぶ
チューニングアプリは無料のものから有料のものまで幅広くあります。有料といっても数百円と低価格で、演奏者には嬉しいチューニング以外の機能もあるので、気になる方はチェックしてみるとよいでしょう。
もちろん無料だからといって性能が悪いわけではなく、無料でも十分に使えるアプリもたくさんあります。
もとから有料であるアプリから、インストール時は無料でさらにプロ向けの機能を使いたいときにアプリ内課金があるもの、または完全に無料のアプリもあります。
あまりよくわからない方は、まずは無料のアプリからいくつか試してみて自分に合ったアプリを見つけていきましょう。
チューニングアプリの種類
「チューニングアプリの選び方」の章の最初に出てきた「チューナーの種類で選ぶ」でも少し触れましたが、チューニングアプリにはオートチューナータイプとクロマチックチューナータイプの2種類があります。
アプリによっては両方入っている便利なものもあります。
自分のレベルや使う目的によってどちらの方が使いやすいのか変わってきますので、ぜひアプリ選びの参考にしてみてください。
わかりやすい表示のオートチューナー
オートチューナーとは、ギターをチューニングする際に使う開放弦の調律に特化したものです。
開放弦とは、ギターの弦を指で押さえずに音を鳴らす場合の弦のことです。
ギターのチューニングの際はこの開放弦の音をチューニングするのが基本ですが、オートチューナーではギターの6つの弦がイラストや図で表示されます。
そのためギターを鳴らしたときに、どの弦の音が鳴っているのか表示されるので、わかやすく確認することができます。
基本的に、オートチューナータイプで調律できるのは開放弦の音であるE、A、D、G、B、E(ミ、ラ、レ、ソ、シ、ミ)のみなので、開放弦の音より低い音でチューニングをするダウンチューニングなどの特殊なチューニングや、ほかの楽器には適していませんので注意が必要です。
しかし、ギターのチューニングに慣れていない場合でもわかりやすく表示されるので初心者におすすめです。
ギターやほかの楽器にも使えるクロマチックチューナー
クロマチックチューナーの特長は、開放弦の音に限らず、半音も調律できる点です。そのため、ギター以外の楽器でもチューニングをしたい場合はクロマチックチューナータイプがおすすめです。
さらに、ダウンチューニングなど特殊なチューニングをする際にも、クロマチックチューナータイプが適しています。
クロマチックチューナーはオートチューナーとは違い、開放弦のイラストや図では表示されません。鳴っている音は英語表記(アルファベット)のみで判断し、またその音がどれくらいの音程なのかメーターや波形でわかるように表示されています。
チューナーを使い慣れている人にとっては非常に便利ですが、そうでない方には難しいかもしれません。
オートチューニングアプリ3選
多数あるオートチューニングアプリの中から、特に人気が高いおすすめのアプリを3つ紹介します。紹介するアプリはどれもiPhoneとAndroidの両方に対応していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Guitar Tuna
「Guitar Tina」は無料のアプリで、高精度で使いやすいことから初心者から上級者まで幅広く使えるアプリです。
素早く、簡単に、正確にできるアプリとして優れており、世界中にたくさんのユーザーがいるほど人気のアプリです。
オートチューニング画面の表示は見やすく、音程の高低を言葉で表示してくれたり、音程が合うと音が鳴るので、初心者にもわかりやすくなっています。
バックグランドノイズ除去機能がついているので、大人数で集まっていてほかの楽器の音が聞こえて多少周辺が騒がしくても、スムーズにチューニングをすることができます。
今までアプリでチューニングしたことはあるけれど、周辺の音を拾ってしまうせいで上手く機能してくれなかったという方にもおすすめです。
そのほか、メトロノーム機能、ギターコードの学習、練習や聞き取り練習ができる機能や、コード図、ギタースキルチェック用のギタータブ譜4曲がついてくるなど、ギター練習者が活用したくなる機能も多数入っています。
ギターチューナー
「ギターチューナー」は無料のアプリで日本語にも対応しています。表示されているデザインはシンプルなので初心者の方でも使いやすいです。音程が合った際にはチェックマークで表示してくれるだけでなく音でも教えてくれます。
オートチューナーだけでなく、メトロノーム機能やクロマチックチューナー、コード図などギターを練習する際にあると嬉しい機能もついています。
特殊チューニングや独自のチューニングを作成できるカスタムチューニングにも対応できますが、こちらは課金しないと使うことができません。
Fender Tune
「Fender Tune」は無料アプリで日本語にも対応しています。Fenderと聞いてギターユーザーなら思い浮かんだ方もいらっしゃるかもしれませんが、Fenderは有名なギターメーカーです。
そのFenderが製作したチューニングアプリですので、ギター奏者向けで性能もばっちりです。
ギター音で基準音を鳴らすこともできるので、基準音を聴きながら調律したい方にも使ってほしいアプリです。
また、音を鳴らした際に音程を下げるべきなのか、それとも上げるべきなのかどうかを言葉で表示してくれるので、初心者でもわかりやすくなっています。
オートチューナーだけでなくクロマチックチューナーの機能も入っています。
クロマチックチューニングアプリ4選
多数あるクロマチックチューナーアプリの中から、今回はおすすめのアプリを4つ紹介します。紹介するアプリはどれもiPhoneとAndroidの両方に対応しています。
無料アプリから高機能の有料のものまで紹介しますので、使う環境や練習スタイルに合ったアプリを見つけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。
チューナー&メトロノーム
「チューナー&メトロノーム」は日本語に対応しており、無料にも関わらず多機能で練習者には便利なアプリです。
チューニング操作がとても簡単で、また音程を波形で確認でき、自分の音程がどれくらい変わったのか一目でわかります。
チューニングの際の周波数を変えることができるのもこのアプリの魅力の1つです。基本は440Hzで設定してありますが、管楽器などほかの楽器は442Hzで合わせることもありますので、そういった場面にも困らずスムーズに対応ができます。
さらに、音叉機能もあり、音を聴きながらチューニングをすることも可能です。
アプリの名前にもある通り、チューニング機能以外にメトロノーム機能も充実しています。
音によるテンポ表示のほかに、ライト、バイブレーション、ビジュアルでもテンポがわかるような機能がついています。また、テンポの音量を変えたり、消音にすることも可能です。
練習する環境によってはメトロノームの音を出しづらかったりするので、メトロノームの表示方法を好みで変えられるのは練習者にとってありがたい機能です。
それだけでなく、リズムパターンが選択できたりとメトロノームにも盛りだくさんの機能がついています。
また、レコーダー機能も搭載されているので、このアプリ1つで練習に行くことができます。無料ながら優秀なアプリです。
n-Track Tuner
「n-Track Tuner」は日本語対応で無料のアプリです。こちらのアプリは何といっても単音のみならずコードも検出することができるのが特長です。何のコードを鳴らしたかわからない場合にも役立ちます。
もちろん、単音としてのチューニング機能も優れており、鳴らした音の音程がスペクトラム状で表示されます。
自分の鳴らした音の音程が高くなったのか低くなったのか、変化の過程が細かく、視覚的にもわかりやすく一目で確認することができます。
また、音叉機能もついていますので基準音を聴きたい方にも便利なアプリです。
Cleartune
「Cleartune」は有料のアプリです。日本語対応があるため、外国語がわからない方でも安心して使うことができます。
こちらの特長は何といってもスマートフォンで簡単に高精度な調律ができる点です。ストレスを感じることなくチューニングをすることができるので、ほかのチューニングアプリでは満足できなかった方にもおすすめのアプリです。
それだけでなく、メーターで表示されているチューナーを使ったことのある方なら馴染みのあるシンプルなデザインも魅力的です。
ギターだけでなく、ほかの弦楽器や管楽器、ピアノなど音が出る楽器なら何でも調律ができるため、ギター以外の楽器でも使いたい人にもおすすめです。
Tunable
「Tunable」も有料アプリです。英語表記で日本語には対応していませんが、カラフルで見やすく、音程の高低も図でわかりやすいデザインなので、簡単な英語がわかれば十分に使うことができます。
さらにこちらはほかのアプリとは一味違う機能を持っており、音を鳴らしている間の音程の高さだけでなく、過去のチューニングの履歴も確認することができます。どの音がどれくらいの音程で鳴っていたのか振り返ることもできます。
チューナー以外にもメトロノームやレコード機能もついています。メトロノームは音だけでなく視覚的な点滅でもわかるような機能もついています。
また、レコード機能で録音したものは無制限で保存ができるのも嬉しいポイントです。練習した音や人前で演奏したものを録音してほかの人にシェアしたり、演奏を振り返る際にも活用したい機能です。
さらに、ほかのアプリと違う点は単音だけでなくコードも鳴らすことができる点です。この機能は耳を鍛えたい方にもおすすめです。
こちらのアプリもギターのみならず、ほかのバイオリンなどの弦楽器やピアノ、管楽器にも対応しています。
有料でも納得の機能ではないでしょうか。楽器練習者には活用してみたい機能がたくさん入っているアプリです。
チューニングアプリを使う際の注意点
ダウンロードするだけで誰でもチューニングできるアプリは便利ですが、アプリならではの不都合な点もあります。ここではチューニングアプリを使う上での注意点をまとめました。
雑音を拾ってしまう
スマートフォンに内蔵されているマイクを使って音を拾い、音程を判断しています。そのため、ギター以外の音を拾ってしまうと正しくチューニングすることができません。
特にバンド練習や合奏など、大人数で演奏する場合には不向きです。
静かな場所でチューニングを行うか、専用のアプリチューナー用のマイクも販売されていますので、そちらを使うと周囲の音に左右されずにチューニングをすることができます。
アプリなので不具合もある
アプリでチューニングできるのは非常に便利ですが、フリーズやアプリの反応が悪かったりなど、不具合が起こる場合もありますので念頭に置いておくようにしましょう。
自分に合ったチューニングアプリを見つけよう
無料のものから有料のものまで、シンプルで簡単なものから多機能なものまで様々な種類のギターチューニングアプリがありました。気になるものはあったでしょうか。
自分のレベルや用途に合ったチューニングアプリを選んで、快適に、ギター演奏を楽しみましょう。
チューニングの正しい方法についてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので参考にしてみてください。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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