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スピーキングがぐんぐん上達する4つの方法とは

自分の気持ちを相手に伝える「スピーキング力」は、英語学習においてとても重要なスキルです。今回はスピーキングがぐんぐん上達する4つの方法について詳しくご紹介するので、英語学習に憤りを感じている人はぜひ参考にしてみてください。
スピーキングがぐんぐん上達する4つの方法とは

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

英語のスピーキングのトレーニングをしたいけどどうすれば良いのか分からない、実はもう勉強をしているけど、全く上達しない。

英語学習をする上では、このように悩む方も多いと思います。実は英語のスピーキングには効果的な勉強方法があるんです。ぜひ参考にしてください。

いつになっても英語のスピーキングが上達しないのはなぜ?

吹き出し

「英語学習をそれなりに頑張っているのに、なかなかスピーキングが上達しない」と悩んでいる人はいませんか?いつになってもスピーキングが上達しない理由をざっくりと表すと、「スピーキングに慣れていないから」という一言に行き着きます。

英語を母国語としていない人からすると、どうしても英語を使って喋るよりも母国語を使って喋る割合が大きくなりますよね。英語圏の子どもがなぜ英語をペラペラ喋れるのかというと、英語に触れる時間が圧倒的に多いということだけではなく、他の言語と英語を「併用していない」から!

以前私が暮らしていたオーストラリアでも、移民してきた子どもや片親が英語以外の言葉を使っている家庭の子どもは、どうしても英語だけで育っている現地の子どもたちに比べてスピーキングが苦手・遅いという印象を受けました。

それ、ただの「スピーキング不足」では?

このことから考えると、英語学習を続けているにも関わらず「スピーイングが上達しない!」と頭を抱えている人の中には、実際の生活の中で英語を使っていないことが見受けられます。

「文法を中心に学んでいる」「映画を字幕なしで観ている」「英会話学校に通っている」「発音の練習をしている」など様々な学習方法がありますが、大切なのは「実生活の中でどれだけ英語を使うのか」ということ。

いくら英会話学校に通っているからといって、他の時間を全て日本語で過ごしていたのではスピーキング力がつくはずもありません。とにかくはじめは単語をつなぎ合わせるだけでもいいので、英語を使って生活をしていくことが大切です。

人間が第二ヶ国語を習得するプロセスとは

笑う人形

人間が第二言語を取得するには、決まった流れ(プロセス)があると表明する専門家がいます。アメリカ・ミシガン州立大学の名誉教授で第二言語習得の専門家としても知られる「Susan M. Gass氏」によると、以下のようなプロセスで第二言語の習得が進んでいきます。

「インプットする」→「意識してさらにインプットする」→「理解できるインプットを増やす」→「アウトプットの場を設けてインプットしたものが定着する」

文法や単語などをただ何気なく覚えるのではなく、自分の中で「aとtheのどちらが適切か」「これは三人称単数だから…」「この単語には複数の違う意味合いが含まれていて」など、しっかりと意識しながらインプットする必要があるということ。

そしてインプットした英語を実生活の中で使用することで「こんなときは○○ではなく▲▲という表現を使うんだな」などという違いも理解できるようになります。以下に、スピーキング力がつかない理由として考えられる問題点をご紹介します。

  • インプットばかりでアウトプットをしていない
  • インプットをせず、知っている単語や表現しか使用していない

この2つの問題点は、スピーキングが上達しなくて頭を抱えている人にとても多くみられる勉強方法です。

きちんとインプットを繰り返して自分の中の語彙力を常にアップデートし、それに伴い実生活でのアウトプット行っていれば、時間はかかっても着実にスピーキング力は上がっていきます。

効率的な4つのスピーキング学習方法

外国人女性

人間が第二言語を習得するにはプロセスがあるとお伝えしましたが、そのプロセスに沿って学習を進めることで、より効率よくスピーキング力向上を目指すことができます。

ここでは、筆者が中学校1年生レベルの英語力から、数年で英会話講師になることができたスピーキング力アップの学習方法をご紹介します。

英作文と単語・文法は全ての基礎となる

プロセスでもはじめに紹介した「インプット」は、スピーキング力向上に欠かすことができない学習方法です。単語や文の仕組みをしっかりと理解していないと、正しく意味を伝えることができませんよね。

知らない単語を覚えるのはもちろんですが、例えば「she/heのときは動詞にs/esがつく」「久しぶりの友人と会ったときは” How have you been?”」など、基本的なグラマーやよく使用する会話表現なども徐々に学んでいきましょう!

英作文と単語・文法は、スピーキングの基礎となる大切な箇所です。毎日英語で日記をつけ、そこからどんどん新たな表現を覚えていく方法もおすすめですよ。

発音記号で「通じる英語」を手に入れる

インプットをしっかりと行ってそれなりの語彙力がついても、発音が「日本語英語」だとネイティブには通じません。発音ができないと自分の英語が相手に伝わらないばかりか、相手が話している英語を聞き取るスキル(リスニング)も育ちにくいと考えられています。

しっかりと「通じる英語」を使いこなせるように、単語の発音記号に意識して練習を繰り返しましょう!とはいえ、日本語は舌をほとんど動かすことなく話すことができるので、舌が大活躍する英語の発音は日本人にとっては難しいものです。

「RとLの違いを聞いてもわからない」「TやSなどの子音が発音できない」などという場合は、それぞれのアルファベットが持つ音「フォニックス」を学んで英語の発音に慣れる必要があります。

英文の音読は欠かせない

英文の音読を行うことで、英語特有の発音やリズムを脳に効率よく覚えさせることができるだけではなく、熟語などの習得も耳から無理なく行えるように!例えば、英文の音読を繰り返していくうちに「She like tennis.」という文に違和感を感じるようになります。

私たち日本人でも、数を数えるときに「1ぽん・2ほん・3ぼん」というように「ぽん・ほん・ぼん」と無意識に変えていますよね。反対に、まだ言葉の習得が未完成な子どもが「1ほん・2ぽん・3ぽん」などというと、どこかむず痒くなってしまう感覚を覚える人も多いのではないでしょうか?

それは、今までにたくさんの「ぽん・ほん・ぼん」に触れて音読してきたから感じられることです。英語学習もこれと同じで、正しい英文を音読すればするほど単語や文法のインプットにつながり、間違った表現に触れた際には「何か変だぞ…」という感覚を与えてくれます。

日常の独り言を全て英語にしてみる

スピーキング力向上におすすめの学習方法は、日常の独り言を全て英語にしてみること!独り言を英語にしてみる癖をつけると、今までに知らなかった表現や単語を楽しく学ぶことができます。

そして、ここで大切にしたいのが、第二言語を習得する際のプロセスで紹介したアプローチです。例えば「お腹減ったな〜」なら「I’m hungry」とインプットするのが普通ですが、注目してもらいたいのが「意識してさらにインプットする」という工程!

「他にお腹が減ったことを表す言い回しってないかな?」「”I’m hungry”と”I’m starving”って何が違うの?」などと深掘りすることで、より効率よくインプットができるようになりますよ。

より実践的なスピーキングのトレーニング

勉強する外国人女性

ここではスピーキング力アップのために、より実践的なトレーニング方法をご紹介します。

YouTubeや映画などを使ってシャドーイング

Youtubeなどの動画サイトや映画などを利用して、シャドーイングしてみましょう!

シャドーイングすることで英語特有のリズムや単語のつながり、音の変換や消滅などをリアルに感じることができ、スピーキングやリスニング力向上にも効果が期待できます。

どのようなコンテンツを選ぶのが良いか

シャドーイングを行う際に選ぶコンテンツですが、できるだけ「自分の英語レベルに合った内容のもの」「ネイティブスピーカーが喋っているもの」を利用するようにしましょう。

難しすぎるとシャドーイング自体ができなくなってしまう場合もあるため、いくつかのコンテンツで実際にシャドーイングをしながら自分に合った動画を選んでください。

また、個人的には「好きな俳優が出ている映画のワンフレーズ」からシャドーイングをはじめてみることをおすすめしています。自分が好きなジャンルの映画なら挫折しにくいですし、楽しみながら繰り返し練習ができますよね。

シャドーイングとは?

そもそもシャドーイングとは、英文を聞きながら同じようにマネをして発音する「通訳訓練法」として知られています。シャドーイングはリピートとは異なり、聞こえてきた英文をすぐにマネして「後ろから影(shadow)のように追いかけながら発話します。

シャドーイングは「聞く」と「発話する」を同時に行うためやや難易度が高い学習方法ですが、コツさえつかんでしまえばスピーキング力向上にとても役立つ方法です。

ディクテーションとの違い

シャドーイングは聞いた英文を影のように追いかけながら発話する方法ですが、ディクテーションは聞いた英文を紙に書いたりPCにタイピングしたりする「書き取り」の学習方法です。

ディクテーションは主に「スペルの正確性を向上させる」「ライティング力をアップさせる」などというメリットがあります。

どのタイミングでシャドーイングに挑戦すべき?

シャドーイングに挑戦するタイミングですが、早ければ早いにこしたことはありません!

「もう少し単語や文法を覚えてから挑戦しよう」と思うのではなく、シャドーイングを始めることで新たな表現に出会ってインプットしていく方が効率的ですよね。

自分の書いた文章を音読してみる

書いた日記や英作文を声に出して音読してみることで、自分の気持ちを英語で表現するいい練習にもなります。

音読をすることで自分の気持ちを英語で表現することに慣れておくと、実際に外国人と会話した際にもスムーズに自己表現ができるはずです。

オンライン英会話などにも挑戦してみる

スピーキング力を向上させるためにはとにかく実生活で英語を使うことが大切ですが、日本で生活しているとなかなか英語を使う機会に恵まれない場合も少なくありません。

その場合は、家にいながら世界中のネイティブスピーカーと会話することができる「オンライン英会話」にも挑戦してみましょう。

英会話スクールなどとは異なり自分の好きなときに利用することができ、利用料もお手頃価格なのでおすすめです!

英語のスピーキング学習におすすめのアプリ

ここでは、スピーキング力向上に役立つおすすめアプリをご紹介!無料で登録するだけなので、ぜひ挑戦してみましょう。

発音検索!英語辞書イーモン

英単語の発音を基礎から学びたい人に!

発音検索!英語辞書イーモン
発音検索!英語辞書イーモン
開発元:Sola, K.K.
無料
posted withアプリーチ

英単語から発音まで手軽に英語学習-英語発音ドリルAtoZ

自分の発音をチェックしてくれるアプリなので、自分の発音が合っているか確認したいときに便利です。

英単語から発音まで手軽に英語学習-英語発音ドリルAtoZ
英単語から発音まで手軽に英語学習-英語発音ドリルAtoZ
開発元:MINTFLAG Inc.
無料
posted withアプリーチ

ABC Talking

海外のネイティブと会話できる「プチオンライン英会話」アプリです。登録は無料ですが、会話には別途料金が発生します。

ABC Talking
ABC Talking
開発元:WorkShop AB
無料
posted withアプリーチ

自分なりの目標を持つことが大切

鉛筆

スピーキング力には、「単語や文法などのインプット」「英語で日記をつける」「実生活でのアウトプット」などという努力が継続的に必要です。

なかなか上達しない現実に苛立ちや焦りを感じてしまう人も珍しくなく、英語学習を途中で諦めてしまう人も少なくありません。英語学習は時間のかかるものですので、焦らずにコツコツと努力する姿勢が欠かせません。

そのためにも、できるだけ「楽しんで」学習に向かうことができるような意識づけができたらいいですよね!「TOEICを受ける」「外国人の友達を作る」「1年後に海外旅行に行く」など自分なりの目標を定めるだけで、日々の学習意欲が整いやすくなることもあります。

まとめ

笑顔の外国人カップル

いかがでしたか?

スピーキング力をアップさせるために、まずは「単語や文法をインプットする」「通じる発音を手に入れる」「音読」「独り言を英文にしてみる」の4つを実践してみてくださいね!

また、上達するには英会話教室に通うこともおすすめです。こちらの記事では、英語のスピーキングのトレーニングに役立つアプリしています。ぜひ確認してみてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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