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失敗しないウクレレ弦の選び方とおすすめ11選をご紹介-張り替え方法も

伊藤しおり / ビギナーズ編集部 ライター

ブックライブ
ウクレレの弦は、一度張ったら定期的な張り替えが必要ですよね。張り替えようと弦を探すと、素材や太さ、音の違いなど、自分にはどんな弦が最適なのかわからないなんて方も多いのではないでしょうか?この記事では、おすすめのウクレレの弦の紹介と、選び方、張り替え方法を解説します。
失敗しないウクレレ弦の選び方とおすすめ11選をご紹介-張り替え方法も

楽器を演奏する上で、手入れは欠かせません。そして、弦一つにしてもとても重要な選択となります。ウクレレに関しては弦がリーズナブルな分、音色をいろんな方向から楽しむことができます。

そんなウクレレライフを楽しむには弦の選び方を知っておくと、自分の演奏の幅も広がります。まずは弦を選ぶときのポイントを解説していきます。

弦の選び方のポイント

弦には様々な種類があります。ウクレレの弦はそんなに高価なものではないので、実際に自分の楽器で弾いてみたり、気軽に試すことができる楽器でもあります。

自分の好きな音の特徴を知ることで、ぴったりな弦選びができるので、これからご紹介していきます。

弦の素材と特徴

ウクレレの弦は、素材の違いによって音の印象が変わってきます。以下のように大きく分けて3種類ありますので、詳しく説明していきます。

  • ナイロン弦 :初心者用・やわらかい音質
  • フロロカーボン弦:細め・つややかな高音
  • ナイルガット弦:クリアできらびやかさな音質

【初心者におすすめ】ナイロン弦の特徴

一般的によく使われるのが「ナイロン弦」です。押さえやすいのが特徴で、初心者の方はまずこの弦からスタートすることがほとんどです。

音はクリアというより、やわらかい感じの音がでます。ナイロン弦には、さらにクリアタイプとブラックタイプがあり、一般的にクリアタイプは素直な柔らかめな音、ブラックはクリアタイプの弦より低音が出やすくメリハリのある音が特徴です。

ブラックの弦を張ると、見た目の印象も変わります。音も見た目もイメチェンしたいときにもおすすめです。

しかし、ナイロンは紫外線に弱く、吸湿性が高いなど耐久性にやや難がありますので、弾くシチュエーションなどをよく考え、選ぶことをおすすめします。

フロロカーボン弦の特徴

フロロカーボン弦とは、釣り糸と同じ素材でできた弦でプロもよく使っています。ナイロン弦より硬く伸びにくいのが特徴です。

細めなので押さえやすく音量もよく出ます。つややかな高音を出したい方におすすめの弦です。

フッ素と炭素の化合物を原料としており、ナイロン弦と比較して耐久性に優れているほか、硬めで伸びが少ないのが特徴です。

細めで押さえやすく音量もしっかりしているため、プロのアーティストにも愛用されています。

フロロカーボン弦も、クリアタイプと黒色や褐色の色がついたタイプがあり、クリアタイプはクリーンな抜け感のある音、色がついたタイプはちょっと太めの音が出る弦が多いという違いがあります。

ナイルガット弦の特徴

人工的にガット弦に近い音が出るように作られた弦です。ガット弦とは、羊など動物の腸から作られた弦のことのことをいいます。

ナイロンでもフロロカーボンでもない、成分の異なる3つのプラスチックを配合した素材を使用しています。かつてのクラシックギターの弦はガット弦が用いられていましたが、ガット弦は耐性があまりなく温度変化に弱いことが難点です。

その点ナイルガット弦は強度があり、温度変化にも強いという利点があり、ガット弦ではよくある音の不安定さもなく、音質もよいと評判の弦です。

ガット弦の柔らかい音質を再現しつつ、クリアできらびやかさを感じる音質が特徴。ガット弦にはない安定したチューニングも実現しています。

また、ガット弦と比べて強度に優れているほか、温度変化に強く湿気など環境に影響されにくいのがメリット。イタリアの弦メーカー「Aquila」が販売しており、やや価格は高めですが、ガット弦に似た特性を楽しみたい方におすすめです。

HIGH-G弦とLOW-G弦の特徴

ウクレレの弦には、HIGH-GとLOW-Gの2種類があり、それぞれ音の響き方が異なります。

一般的にご購入時に張られている弦のほとんどはHIGH-G弦ですが、弾きたい曲や演奏スタイルに合わせて、適切な弦を選ぶようにしましょう。

HIGH-G弦は一般的なウクレレ曲に最適

ウクレレの4弦は、HIGH-G、つまり高いG(ソの音)に合わせるようになっており、これによってウクレレ独特のサウンドが生まれます。

特にストローク弾きなどではコロコロとしたウクレレのサウンドが映えます。工場出荷時のウクレレにはHIGH-Gが張られており、はじめてウクレレ弦を張り替える場合におすすめです。

LOW-G弦はソロ弾きに最適

曲や演奏スタイルによっては、4弦を低いG、つまりLOW-Gにチューニングすることで、ソロ弾きに適していると言われています。メロディを奏でるときに最適なタイプです。

買った楽譜によっては「LOW-Gチューニング」と記載されていることも。特にソロ弾きでメロディを奏でる時などは、LOW-Gにすると音域が広がって弾きやすくなります。

アレンジして弾きやすいのが特徴です。LOW-Gは単品のバラ売りもありますが、初心者の場合はセット品がおすすめです。セットで張り替えたほうが弦の調整がしやすいため便利です。

ただ、一般的なウクレレはHIGH-Gを使用することを前提にブリッジやナットの溝が設計されているため、弦交換の際は注意しておきましょう。

弦の太さ(ゲージ)

弦によって太さ(ゲージ)が異なります。細い弦は押さえやすく高音が響き、どなたでも弾きやすいのが特徴です。

初心者なら、最初は細めのウクレレ弦で練習するのがおすすめです。太い弦は細い弦と比べてやや押さえにくいですが、音量が大きめでダイナミックな演奏スタイルに適しています。

太い弦はちょっと押さえにくい場合がありますが、音量も大きくなり迫力も増します。ただし自分のウクレレのブリッジ、ナットの溝より太い弦を購入すると、ブリッジ、ナットの溝を削らなくてはいけません。

今までと違うゲージの弦を選ぶときは注意しましょう。ブリッジ、ナット調整をしなければならないケースもあるので、お店などで見てもらうと確実です。

ウクレレの素材との相性

ウクレレ本体の木材に合った弦を選ぶという方法も大事になってきます。木材は主に5種類です。

  • スプルース材 →フロロカーボン弦
  • マホガニー材→ナイルガット弦
  • ローズウッド材→フロロカーボン弦
  • コア材→ナイロン弦
  • マンゴー材→クリアナイロン弦

このように弦と本体の相性も重要ですので、自分の本体とも相談してみましょう。

色々試してみるのがおすすめ

ウクレレの弦は1000円前後でそれほど高価ではありませんから、弦交換のタイミングで色々と試して自分にあったものを見つけていくのが一番の方法です。

ちなみに弦交換時期は3カ月が一般的です。練習量が多く弦が痛んだ場合はすぐに交換することをお勧めします。

ウクレレの弦おすすめ11選

ここからは実際におすすめの商品をみていきましょう。

ORCAS|初めてでも押さえやすい明るい音色

kalaやBig Islandのウクレレや楽器ケースを取り扱うマルエ社がプロデュースする、黒のフロロカーボン弦です。

音色はけっこうきらびやかで、メロディを弾いた時の抜けも良いしコードを弾いた時の音の分離も良い感じです市販のお店にあまり売られてないので、ネットで買うことをおすすめします。

黒のフロロカーボン弦はあまりないので、試す価値は十分あると思います。

素材ブラックフロロカーボン
ウクレレの種類ソプラノ・コンサート
特徴細い弦で明るい音

FAMOUS ARANJUES|どんなウクレレにも合うマロンカラーの弦

製造はクラシックギター用の弦でも有名なアメリカのアランフェス社が手掛けています

low-G用の巻弦(単品)があるのも嬉しいですね。標準のものでもややゲージは太めですが、張りの強さは適度に抑えられています。コロコロとしたまろやかな音が特徴的です。

素材ナイロン
ウクレレの種類オールサイズ
特徴やわらかく、クリアな音

WORTH|ピッチが安定しやすく、初心者の方も使いやすい

クリアとブラックの2種類があり、サイズバリエーションも豊富でlow-G用の弦もばっちり揃っています。

さらにヌケのある音、クリアな音が欲しいときは同じメーカーで透明な「クリアフロロカーボン弦」がおすすめです。

買うと若干高く感じますが、弦の長さが2回分取れるようになっているので実質的なコストは他メーカーとあまり差はないように感じます。

素材フロロカーボン弦
ウクレレの種類オールサイズ
特徴ややマイルドで抜け感のある音

AQUILA|ガット弦の良さも兼ね備えているスーパーナイルガット弦

世界一のリアルガット製造技術を持つイタリアのメーカーです。音はナイロン弦とフロロカーボン弦の中間という感じの音色です

安物のウクレレにこの弦を張ってもアキーラとわかる美しい音色がします。ある意味ではウクレレを選ばない弦といえるかもしれません。各ウクレレのサイズ毎にlow-G弦が用意されているのも嬉しいポイントです。

ご紹介する弦は、アキーラの人気ウクレレ弦「ナイルガット」を更に改良した弦がこの「スーパーナイルガット」。

美しいパールのように研磨された滑らかな表面は、従来のナイルガットより伸縮が少ないため弦の安定が早く、ハードな演奏や押弦によるダメージにも強くなっているそうです。

素材スーパーナイルガット弦
ウクレレの種類オールサイズ
特徴明るく、クリーンな音色

D’ADDARIO|独自素材「ナイルテック」が弾きやすい、コード弾き向きの弦

ダダリオはエレキギターの弦でも超有名な老舗メーカーです。ウクレレ用のナイロン弦も各種出ていて、クリアタイプとブラックナイロンのタイプがあります。

ブラックナイロンはクリアとは違い、素朴で甘い音がします

Aquila(アキーラ) 社の共同開発によって作られたウクレレ弦です。ナイルテックという独自の素材で、フロロカーボン弦よりも柔らかい音が出るうえ、ナイロンよりもピッチが安定しています。

フロロカーボン弦ほど硬くなく押さえやすいので、女性やお子さんなど指の力が弱い方でも弾きやすいのが特徴となっております。

メロディをソロで弾くよりも、どちらかというとコードを押さえてストロークで弾くのに向いている音がでます。

素材ナイルテック
ウクレレの種類ソプラノ
特徴やわらかい音、ストローク弾き向き

ghs/H10|初心者~上級者まで満足できるスタンダードなブラックナイロン弦

ハワイアンチューニングのブラックナイロン弦です。スタンダードな弦で、ストラミングにも、ソロで弾くのにもよく合います。

初心者からベテランまでどなたが使っても満足できる弦といわれています。テンション(張り感)は非常に緩く、抑えた感触は柔らかい印象です。とにかく大人しめでマイルドな音色が特徴となっております。

キラキラ響く音色を求める方には倍音も少なく物足りないかもしれませんが、良い意味で癖がありません。

素材ナイロン
ウクレレの種類コンサート・スタンダード
特徴大人しめでマイルドな音色

Martin|目覚めるようなクリアな音

お手頃価格のフロロカーボン弦はクリアなサウンドが特徴。音の角がしっかりとし、音量感がアップします。

ソロ弾きよりは、ストロークメインの奏法にはぴったりな印象です。弦は少し固めのため、張替え時の違和感は多少ありますが、すぐに慣れると思います。

フロロカーボン弦のほか、新素材を採用した弦もラインナップしているので、ぜひチェックしてみて下さい。

素材フロロカーボン
ウクレレの種類ソプラノ・コンサート
特徴音の角がしっかりとしたクリアな音色

AquilaとMartin共同開発|Martin Ukulele Premium

「Aquila社」と共同開発したグラファイト・グレイ・ポリガット弦「Martin Ukulele Premium」は、フロロカーボン弦と比較して金属的な音が抑えられており、ウクレレらしい自然な音を鳴らせるとして高い評価を受けています。

素材グラファイト・グレイ・ポリガット弦
ウクレレの種類ソプラノ
特徴金属的な音色が抑えられた自然な音色

PhD|キラキラした音色好きに

グラミー賞ベストハワイアンアルバム賞を連続受賞するウクレレプレーヤーのダニエル・ホー氏が推奨するPhD (Premium High Density)ウクレレ弦。

フロロカーボン弦の材料であるPVDF(ポリフッ化ビニリデン)を採用しており、音色はブライトでクリア、きらびやかさが特徴的です。

細めのゲージでテンションも柔らかく、演奏性を高めてくれる弦。キラキラした音色がお好みの方はオススメです。

素材フロロカーボン
ウクレレの種類ソプラノ
特徴やわらかく、優しい音色

ハワイアン・コア|1弦が細く、子供や女性向け

ハワイアン・コアのオリジナルウクレレ弦です。フロロカーボン製の弦は、透き通ったサウンドとチューニングが安定しやすいことで定評があります。

こちらのライトゲージは、ミディアムゲージに比べて1弦が少し細くなっておりますので、ウクレレソロなどニュアンスを出したいという方や、指の力の弱いお子様や女性におすすめです。

素材フロロカーボン
ウクレレの種類ソプラノ
特徴透き通った音色

FOEHN|ウクレレらしい音色とアタック感

コロコロっとしたウクレレらしいメロウなトーンと安定したイントネーションが特徴です。そして、ブラックナイロンらしい張りのあるパーカッシブな心地よいアタック感。

多くの有名ブランド弦のOEMも手がける工場で精巧に製造されています。サウンド、ロングライフ、デザイン、そして高いコストパフォーマンスを実現した新たなスタンダード弦です。

素材ブラックナイロン
ウクレレの種類ソプラノ
特徴コロコロしたウクレレらしい音色

DR Strings|4弦それぞれ違う色で、インパクト抜群

ギター、ベース弦でお馴染みの老舗メーカー、DR STRINGSが作ったインパクト抜群のマルチカラーウクレレ弦です。

くっきりとしたビビットなカラーのウクレレ弦です。楽器に張ったルックスはインパクト抜群で、ステージ映えすること間違いなしです。

さらに、4弦それぞれに違う色(1弦:ブルー/2弦:イエロー/3弦:レッド/4弦:グリーン)なので、先生はより教えやすく、生徒さんはよりわかりやすくウクレレを楽しむことが出来ます。

素材マルチカラーナイロン
ウクレレの種類ソプラノ
特徴マルチカラー弦でインパクト抜群

弦の交換について

弦は消耗品です。あまり弾かないからといって、何年も放置しないようにしましょう。どのくらいの頻度で買えた方がいいのか解説していきます。

弦は消耗品!張り替えのタイミングはいつ?

ウクレレ弦は消耗品ということを忘れないようにしましょう。消耗具合は弾く頻度によって変わるのはもちろん、長期間放置していても劣化します。

各メーカーともに、弦を変えるだけで音色はガラっと変わるので、自分の好みに合うもの、ウクレレ本体の素材に合うものを探していくのもウクレレを楽しむ大きな醍醐味です。

張り替えのタイミングは、良く弾きこまれている場合は3ヶ月、通常でも半年から1年が交換の目安と言われています。

張り替えのコツ

自分で弦を張り変える場合、手順が決まっていますが、その中でもいくつか注意点やコツがあります。楽器店で張り替えてもらう場合でも、張り替え方法を知っていると便利ですので、まずは手順を簡単に説明していきます。

  1. 古い弦をウクレレから外す
  2. ウクレレを綺麗にする
  3. 弦の準備
  4. 新しい弦に玉止めを作る
  5. 新しい弦をウクレレに取り付ける
  6. 弦を巻く
  7. チューニングする

以上のような手順で弦の張り替えが行われます。特に最後のチューニングが大変な作業となります。もし、自分で行う場合はウクレレ用のチューナーを購入することをおすすめします。

ギターに比べると、短く、本数も少ないので、初心者の方でも挑戦しやすいですね。弦も柔らかいので取扱いやすく、簡単に交換できて、音色も大きく変わるウクレレの弦交換ぜひチャレンジしてみるのも楽しいかもしれません。

こちらの記事では、ウクレレのチューニング方法を解説しています。


まとめ

いかがでしたか?ウクレレは弦もリーズナブルで、いろいろな音色を試したり、その時の気分で気軽に音色を楽しめる楽器でもあります。ぜひ参考にしてみて下さい。

こちらの記事では、ウクレレをレンタルできるサービスをご紹介しています。

伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!