更新

家庭菜園初心者におすすめのハーブ6選を紹介!失敗しないコツも

丈夫で育てやすいため、家庭菜園でハーブを育てる方は多いです。日が当たるなら室内でも大きくなり、インテリアにもなるため人気があります。今回は家庭菜園におすすめのハーブの種類や育てる際の注意点をまとめました。
家庭菜園初心者におすすめのハーブ6選を紹介!失敗しないコツも

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ハーブティーやハーブの効いたチキンソテーなど、ハーブを使った料理は美味しいですよね。

ハーブは家庭菜園でも気軽に栽培できるのが魅力。今回はハーブの育て方や、おすすめのハーブをご紹介しますので、フレッシュな料理やお茶の為に育ててみてはいかがでしょうか?

ハーブの特徴

この章ではハーブの魅力や知識をお伝えします。

家庭菜園でハーブを育てるメリット

ハーブはメリットが多数あります。

  • とりたての新鮮な香りが楽しめる
  • 飾りにすると料理のグレードが上がる
  • 強い(丈夫)ので育てやすい
  • 無農薬で作れるので安心
  • 小さく育てればインテリアにもなる
  • ドライにすれば長持ちする
  • 入浴剤代わりにお風呂に入れられる

なんといっても無農薬で育てれば、安心して使えます。食用はもちろんのこと、ネイルオイルなど皮膚に使う物も作れます。皮膚が弱い方にも安全ですね。香りも素晴らしいですし、ハーブはやはり家庭菜園におすすめです♪

ハーブ栽培で必要なもの

ハーブは丈夫なので、土、プランター(育てる容器)、水くらいで十分です。さらに、日光が必要な野菜が多い中、日陰でも育つハーブが多いのも魅力ですよ。

プランターでの寄せ植えもおすすめ

キッチンバーブ(料理にちょっと使えるハーブ)の寄せ植えなど、ハーブの寄せ植えもおすすめです。ハーブは強いので土が少ししかなくても育ちますし、寄せ植えにした方が大きくなりすぎないのでかわいいです。

室内でも日が当たれば育ちますので、インテリアとして室内栽培をしている方もいます。

ただし、必要な日照時間や水の量がハーブによって微妙に違います。日照時間と水の量が合っているハーブを寄せ植えにするように注意しましょう。チョイスに自信がない方は寄せ植えセットを買うと安心です。

おすすめのハーブの選び方

この章ではハーブの選び方をご紹介します。自分の趣味趣向にあったハーブを育てれば、満足度も高いです。

耐寒性のあるハーブ

寒さに強いハーブなら冬越し(越冬)が可能です。バジルなどの一年草は難しいですが、ローズマリーやラベンダーなら葉が落ちることなく冬が越せますので、冬もハーブが楽しめます。

ミントやレモンバーム、ホワイトセージ、オレガノ、タイムなどは、雪が積もる地域では土から上の部分は枯れますが、根は残るのが魅力。春になると芽が出るため、ずっと楽しめますよ。

育てる目的を明確にしよう

「ハーブは種類が多くて、どれを育てたらよいのか悩む」という方は、「自分で育てたハーブで何をしたいのか?」を明確にするとよいでしょう。

アロマを楽しみたいのか、料理に使いたいのか、お茶に使いたいのかをはっきりさせれば、自然と育てるハーブが限定されます。

お料理に用いるならバジルやルッコラ、パセリ

「ハーブの効いた料理が好き!ハーブチキンとか美味しいよね」「料理の見た目を良くしたいから、ハーブを飾りたい」という方にはバジルやルッコラ、パセリ、チャイブなどがよいでしょう。どれも強くて育てやすいです。

ハーブティーならミントやカモミール

「フレッシュなハーブティーが毎日楽しめたらいいなぁ」という方には、ミントやカモミール、レモンバーム、レモンバーベナ、レモングラスなどがおすすめです。

特に「レモン○○」というように、名前に「レモン」が付いているハーブは本当にレモンの香りがして美味しいです。色々植えてブレンドするのもいいかもしれませんね。

初心者に最適!家庭菜園におすすめのハーブ6選

この章では初心者の方にもおすすめのハーブをご紹介します。今回ご紹介するハーブは全てプランターや鉢植えでも育つものばかりです。

「家庭菜園で色々植えてみたけれど、どれもうまく育たなかった……」という方も、ハーブはチャレンジしてみる価値があると思います!

どれも土が乾いたら、たっぷり水をあげてくださいね。

ミント

ミントは料理やスイーツ、ハーブティーなどに使える万能ハーブ。ペパーミント、オレンジミント、スペアミント、アップルミント、パイナップルミント……等々、実は種類が豊富です。

数種類植えて「今日はペパーミント!」というように、日によって違うミントを楽しむのも趣深いですよ。

植付や栽培開始の時期 春から秋(真夏を避ける)

収穫までの期間 30日前後 その後は寒さで枯れるまで、ずっと収穫可能

日照条件 日陰でもOK

耐寒性 強い(冬は枯れるが春になると芽が出る)

バジル

イタリア料理で活躍するハーブ。香りが強いのが特徴です。バジルをふんだんに使ったパスタやピザは最高です!

  • 植付や栽培開始の時期 4月から6月,5月以降がベスト
  • 収穫までの期間 30日前後 その後は花が咲くまで、ずっと収穫可能
  • 日照条件 日陰でも育つが大きくならない 室内ならライトが必要
  • 耐寒性 弱い

イタリアンパセリ

胃腸の働きを助ける効能を持つため、肉料理や揚げ物の付け合わせでよく食卓に登場するハーブ。パセリとイタリアンパセリは見た目以外、ほぼ違いはありませんが、イタリアンパセリの方が柔らかくて食べやすいです。天ぷらにしても美味しいですよ!

  • 植付や栽培開始の時期 3月~5月頃・9月~10月頃
  • 収穫までの期間 40日前後,発芽まで2週間ほど 発芽後は3週間ほど 2年草なので枯れるまで年中収穫できる
  • 日照条件 半日蔭 室内でも栽培可能
  • 耐寒性 強い

シソ

手巻き寿司やソーメンの薬味など、夏場に活躍する和風ハーブ。暑さに強いため、家庭菜園でも手軽に栽培を楽しめます。牛肉のシソバター炒めやシソ天ぷらなど、おかずとしても活躍しますよ!

  • 植付や栽培開始の時期 4月から6月
  • 収穫までの期間 35日から40日ほど 6月下旬~11月上旬がメイン
  • 日照条件 半日陰がベスト 室内での水耕栽培も可能
  • 耐寒性 弱い ただし種が落ちやすいため、翌年も新芽が出てくる可能性が高い

パクチー(コリアンダー)

独特な風味が楽しめるハーブです。パクチー好きならパクチーは植えるべきでしょう。トムヤンクンなどのタイ料理に入れると本格度合いがアップして最高です。

  • 植付や栽培開始の時期 春は3月~4月、秋は9月~10月頃
  • 収穫までの期間 1~2ヶ月程度
  • 日照条件 日光が必要
  • 耐寒性 普通 むしろ暑さに弱いので秋に種をまくのもおすすめ

レモンバーム

葉の形が可愛く、レモンの風味がするため、ハーブティーやスイーツの上の飾りとして活躍するハーブ。ミントなどとブレンドすると美味しいです。ちなみに欧米では「メリッサ」とも呼ばれています。

  • 植付や栽培開始の時期 春は3月~5月、秋は9月~10月頃
  • 収穫までの期間 30日前後 その後は花が咲くまで、ずっと収穫可能
  • 日照条件 半日陰でもOK 短期間なら室内でも育つ
  • 耐寒性 強い 積雪で葉が枯れても根が残り、春には芽が出る

家庭菜園でハーブを育てる際の豆知識

この章ではハーブについての豆知識をまとめました。

害虫対策について

ハーブは虫に強いですが、稀に虫に食われます。虫が出ても殺虫剤は使わず、天然素材100%の虫よけのスプレーや、虫よけの土で対応しましょう。これらは虫が出る前から使っておけば、害虫予防にもなります。

花やつぼみは摘む

花が咲きだすと葉や茎が固くなりますので、つぼみができだしたら、こまめにつぼみを摘み取るか、収穫しましょう。

たくさん収穫できた場合の保存法

条件などが揃うと、ハーブは非常に大きくなります。ミントなどは地に植えると大繁殖してしまうので、プランター栽培が無難です。

たっぷり収穫できたときは、ドライハーブにするとよいですね。一年中使えますよ。

ドライハーブの作り方

  • 朝収穫し、ざっと洗う
  • 新聞紙やざるなどの上に置き、水気を切る(この時点では天日に当ててOK)
  • 束にして吊るして干す

短時間で乾かした方がカビも生えないので、なるべく風に当てましょう。

天日に当てず、日陰で干した方が風味は落ちません。まとめて束にするとカビの原因ですので、小さな束にするのがポイントです。

乾燥したハーブはハーブソルトやハーブティーなどで活躍しますよ!

ハーブの家庭菜園は初心者にもおすすめ!

ハーブ栽培で失敗しないコツは、やはり種まきの時期や、耐寒性の有無、収穫期間などを知っておくことです。「枯れたのは失敗ではなく、時期が来たら枯れたんだ」というのが分かれば、枯れても慌てませんよ。お好きなハーブを栽培して、ハーブ生活を楽しんでくださいね!

また、家庭菜園での土作りのコツをこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

ビギナーズTOPページ