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ベランダガーデニング初心者におすすめの植物は?準備するものや注意点も紹介
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春先にはスノードロップ、夏にはミニトマトなど、ベランダガーデニングは1年を通して楽しめる趣味の1つです。もともと花や植物が好きで、ベランダガーデニングをはじめたいけど何から手をつければよいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ベランダガーデニングのはじめ方や準備に必要なものなどを紹介しています。初心者向けにわかりやすく解説しているので、気軽にベランダガーデニングをはじめてみましょう。
目次
ベランダガーデニング初心者におすすめな4つの植物
ブドウやラズベリーといった果樹は、ベランダガーデニング上級者でないと育てるのが難しいといわれています。
しかし、ローズマリーやバジルのようなハーブや、ミニトマトや小松菜のような野菜は、初心者でも育てやすいので安心です。
ここでは、ベランダガーデニング初心者におすすめの植物を4つ紹介していきます。
虫がつきにくいガジュマル
植物によっては虫がつきやすいものもあるため、そのような植物はベランダガーデニング初心者にとって敷居が高いといえるでしょう。
ガジュマルは観葉植物としての人気が高く、虫がつきにくいことが特徴です。とはいえ、カイガラムシという害虫がつきやすいため、見つけたらすぐに駆除する必要があります。
ガジュマルは亜熱帯から熱帯地方に分布する植物で、日当たりのいい環境ですくすくと育ちます。キジムンナーと呼ばれる妖精が宿るといわれ、幸福の木とも呼ばれています。
育てやすい観葉植物であるため、最近では100円ショップでも手に入れることができます。
他の植物との相性がいいマリーゴールド
マリーゴールドは他の植物との相性がよく、ベランダガーデニング初心者でも育てやすいといわれています。和名では千寿菊と呼ばれており、キク科の1つです。季節は春や夏が定番ですが、暑さにはそれほど強くはありません。
他の植物と一緒に育てると防虫効果が期待できるため、コンパニオンプランツとして代表的な植物の1つです。
縁起がよいアイビー
アイビーは、風水やインテリア性に優れた観葉植物として人気です。日当たりの有無に関係なく立派に育ち、暑さや寒さにも強いのでベランダガーデニング初心者におすすめです。
最近では、窓から室内に入る日差しを遮ったり、室内の温度上昇を抑制したりといった目的で、グリーンカーテンが注目されています。
アイビーは耐陰性もあるため、グリーンカーテンには最適です。ここ数年の夏は災害級の暑さだといわれているため、アイビーを育ててグリーンカーテンをはじめてみてはいかがでしょうか。
花と実が楽しめるブルーベリー
ベランダガーデニングとして最近人気が高いのが、花と実の両方を楽しめるブルーベリーです。実が収穫できるのは6~9月なので、シャーベットやアイスクリームに混ぜて食を楽しむのもよいでしょう。
ブルーベリーは、主にハイブッシュ系とラビットアイ系の2種類に分類されます。このうち、比較的育てやすいのは実が大きく皮が柔らかいハイブッシュ系です。
日光を好むため、日当たりのよい場所で育てることをおすすめします。
ベランダガーデニングをはじめる前に用意するもの
これからベランダガーデニングを検討している人の中には、何を準備すればよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ベランダガーデニングをはじめるときには、何か特別なものを準備する必要はありません。ほとんどのものは、ホームセンターやフラワーショップで手に入るので安心です。
ここでは、ベランダガーデニングをはじめる前に準備が必要なものを紹介していきます。
鉢やプランター
ベランダガーデニングで植物を育てるには、まずは鉢やプランターが必要不可欠です。戸建てでガーデニングできるほどの庭がある場合は直接植えられますが、ベランダの場合はそうはいきません。
どの植物を育てるかで必要な鉢やプランターの大きさは異なりますが、苗の一回り大きいサイズを目安にするとよいでしょう。
購入した苗に付いてくる鉢は、あくまでも仮の容器です。植物を育てるにはふさわしくないため、苗に応じた鉢やプランターを必ず準備しましょう。
水はけをよくする鉢底石
ベランダガーデニングをはじめるときには、鉢やプランターとともに鉢底石を購入しましょう。なぜ鉢底石が必要なのかというと、鉢にたまった水はけをよくするためです。
鉢底石は軽石や黒曜石といった素材で作られており、水はけだけでなく鉢の中の通気性をよくします。根腐れ防止に役立つものの、根張りが悪くなるといった意見もあります。
鉢やプランターの大きさに応じて、鉢底ネットの上に5分の1から3分の1程度の高さまで敷き詰めるのが一般的です。
土と肥料
ベランダガーデニングに関わらず、植物を育てるために必要不可欠なのが土と肥料です。ただし、どのような土でもよい訳ではありません。
これから育てる植物にふさわしい土を選ぶことが大切で、草花用培養土と呼ばれる土が便利です。草花用培養土とは、草や花を育てることを想定してあらかじめ肥料が混ぜられた土です。
野菜を育てる場合は野菜用培養土、観葉植物の場合は観葉植物用など、植物にあわせて様々な種類があります。
草花用培養土を使えば肥料を別途購入する必要がないため、ベランダガーデニング初心者にはおすすめです。
キャスターやすのこ
ベランダガーデニングには、キャスターやすのこを準備しましょう。必ずしも準備しなければならないものではありませんが、これらがあると便利です。
たとえば、ベランダを掃除するときや台風といった自然災害のときには、鉢やプランターを移動させなければなりません。
また、夏や強い日差しで鉢やプランターの底が高温になるため、キャスターやすのこを使うと熱がこもりすぎるのを防ぐ役目を果たします。
シャベルやグローブなどのお手入れ道具
購入した苗は、プラスチック製のポットなどに入れられています。これを準備した鉢やプランターに植え替えるときには、シャベルが必要です。
また、植え替えのときに怪我や汚れを防ぐためには、グローブがあると安心です。特に棘がある植物を植え替える場合は、手や指に刺さってしまう危険があります。
シャベルやグローブの種類は多いため、おしゃれの一環としてお気に入りのものを選ぶと、ベランダガーデニングをより楽しめるのではないでしょうか。
水やりのためのジョウロや霧吹き
植物を育てるためには、当然ながら水を与えなければなりません。水やりのために、ジョウロや霧吹きを準備しましょう。
ほとんどの植物はジョウロでまかなえますが、サボテンやエケベリアといった多肉植物には霧吹きが向いているといわれています。
また、害虫対策の一環として、霧吹きで木酢液などの薬品をかける場合もあります。霧吹きは100円ショップでも販売されており、デザインも豊富です。
ベランダガーデニングの注意点
ベランダガーデニング初心者の場合は、自分が選んだ植物を上手く育てられるのか不安な人も多いのではないでしょうか。
ベランダガーデニングをはじめると決めたら、育てる植物やおしゃれなツールを見つけるために集中しがちですが、趣味を楽しむためにも次のような4つの注意点を押さえておきましょう。
マンションやアパートの管理規定をチェックする
ベランダガーデニングは戸建てでなくても楽しめる趣味の1つですが、居住中のマンションやアパートの規定をあらかじめ確認しておくことが大切です。
アパートやマンションには、区分所有者による専有部分と住人全員が共通で使う共有部分があります。植物を育てることに集中しすぎたせいで共有部分にまで及ぶと、トラブルに発展する可能性があります。
避難経路を邪魔しないように注意する
アパートやマンションでベランダガーデニングを楽しむ場合、避難経路を遮らないように注意しましょう。たとえば、避難はしごの上や防災用の蹴破り戸といった場所では、避難の邪魔になる可能性があります。
また、エアコンの室外機から発する風は暖かく強いため、植物に直接当たらないように位置を調整するとよいでしょう。
ベランダの耐荷重量を調べる
ベランダガーデニングをはじめるときには、プランターや鉢底石といった様々な準備物が必要ですが、ベランダには耐荷重量に制限があるので注意しましょう。
建築基準法によると、ベランダの耐荷重量は1平米あたり180kg程度です。準備物が重すぎると破損の危険性もあるため、陶器製の鉢やプランターは避けた方がよいでしょう。
また、鉢やプランターの重さを気にしていても、植物の数が増えるとそれだけ重さが増します。そのため、まずはベランダの耐荷重量を確認し、準備物や植物の数も考慮することが大切です。
日当たりと風通しを考える
シュウカイドウやハランといった植物は日陰でも育てられますが、ベランダガーデニングには一定の日光が求められる場合がほとんどです。
そのため、ベランダガーデニングをはじめる前に、ベランダの日当たりや風通しを確認しておくことが大切です。
日当たりに関しては、日の出から日の入りまでの日光の当たり方を、可能な限り春から冬までの四季で確認しておきましょう。
また、風通しが悪いと植物が腐ったり枯れたりする可能性があるため、ベランダの周囲に風を遮る障害物がないかどうかチェックしましょう。
水やりがしやすいか調べる
植物を育てるためには日当たりや風通しももちろんですが、水やりが大切です。分譲マンションならベランダに水道が設置されているケースが多いものの、賃貸物件にはない場合もあります。
水道がベランダの近くにある場合は、シャワーで直接水やりできるので便利です。水道が遠い場合は、キッチンや浴室に植物を鉢ごと移動させて水やりする必要があるかもしれません。
そのため、ベランダの近くに水道がない場合は、ジョウロを準備しておくと便利です。また、ベランダの排水溝の位置も確認しておきましょう。
なぜなら、隣の住戸との間に排水溝がある場合は、水やりの量が多いと気を遣わなければならないからです。場合によってはトラブルに発展する可能性もあるため、排水溝の位置も確認しておくことをおすすめします。
準備を整えてからベランダガーデニングを始めよう
ベランダガーデニングをはじめる場合、苗に見合った鉢やプランター、土といった必要なものを準備しておきましょう。また、日当たりや風通しが悪いベランダの場合は植物が上手く育たない可能性があるため、あらかじめ確認しておく必要があります。
近隣とのトラブルを事前に回避するためにも、マンションの管理規定や排水溝の位置なども確認し、準備を整えてからベランダガーデニングをはじめましょう。
トマトをベランダで育てる方法についてはこちらの記事を確認してみてくださいね。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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