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ウクレレの弦はいつ交換する?手順や基礎知識を解説!

タカ / ビギナーズ編集部 ライター

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ウクレレを弾き続けていると、少しずつすり減ってしまう弦。交換のタイミングは?どうやって交換するの?ウクレレの弦交換に関するあれこれを、丁寧に解説します。大切なウクレレをベストな状態に保ちましょう。
ウクレレの弦はいつ交換する?手順や基礎知識を解説!

ウクレレを始めたての頃は、楽しくて何時間でも練習してしまいますよね。ただ、長時間弾き続けていると、弦が劣化してきて、最悪の場合プツンと切れてしまうなんて事態に…。

この記事では、ウクレレの命ともいえる弦について、交換時期の見極め方や弦の張替え方をご紹介します。

知っておきたいウクレレ用語!基本事項をおさらい

弦の交換について説明する前に、まずはウクレレの基礎知識を簡単におさらいしておきましょう。意外と忘れていたり、知らなかったりする用語があるかもしれません。

パーツの名前をおさらい

ウクレレはひょうたん型をした丸みのあるボディのものが一般的に良く見られます。ギターをそのまま小さくしたような形ですね。

各パーツの名称はボディから上へ順番に「ネック」「ヘッド」といい、ヘッドについている「ペグ」で弦の張りを調整することで、音をチューニングします。

ボディの下のほうにある「ブリッジ」に弦を引っかけると、ブリッジからペグまで弦はピンと張られた状態になっています。

ネック部分に縦にはいっている金属の棒は「フレット」と呼び、ヘッド側のフレットから「1フレット」「2フレット」と数えます。

ウクレレの弦は4つ

ウクレレには4つの弦があり細い弦から「1弦」「2弦」「3弦」「4弦」と呼びます。指で弦を押さえずにはじいたときにでる音は、4弦がG(ソ)3弦はC(ド)2弦はE(ミ)1弦はA(ラ)です。

GやFのアルファベットで表記されるのは「ドレミファソラシド」の音階の事で、下記のようになっています。

  • A=ラ
  • B=シ
  • C=ド
  • D=レ
  • E=ミ
  • F=ファ
  • G=ソ

コード

ギターやウクレレの楽譜に用いられるのが、コード。弦を指で押さえるポジションによって、さまざまな和音を奏でることができます。

ひとつひとつの弦をしっかりと指を立てて押さえるのが、上手に弾くポイント。指が寝てしまっていると、他の弦まで押さえてしまい違う音が出てしまいます。

チューニング

音程を合わせるチューニングはウクレレのお手入れで非常に大切。同じドの音を鳴らしていても、音程が合っていないと演奏が台無しになってしまいます。

チューニングをするときには、音程をはかるチューナーを使います。クリップタイプでヘッドに取り付けられるタイプのチューナーが見やすく使いやすくておすすめ。

楽器はとても繊細なものなので、気温や湿度、保管状況など少しの変化によっても音色が変わります。こまめにウクレレのお手入れをすることで弦の劣化にもいち早く気付くことができ、切れる前に交換できることでしょう。

ウクレレの弦の交換時期は?

ウクレレを始めていくつか曲を弾けるようになると、夢中になって練習しますよね。しかし、毎日のように演奏していると、傷みも出るもの。特にウクレレの弦は、弾いたり指で押さえたりするため、パーツの中でも劣化しやすい部分です。

では、ウクレレの弦は、どのタイミングで交換するべきなのでしょうか?見極め方をご紹介していきます。

裂けたor毛羽立ってきた

ウクレレの弦が劣化してきたら交換のタイミング。弦に裂け目がはいったり、枝毛のように毛羽立ったりしてきたら、交換のサインだと考えてください。

ただ、裂けた状態は、かなり末期の状況といえます。ウクレレを弾いていて音に違和感を感じた段階で弦の交換をすることで、演奏中に切れるという最悪の状況を回避できますよ。

弦の裏がぼこぼこしている

次は、ウクレレの弦の劣化を確かめる方法をご紹介。ネックと弦の間に指を差し込んで、弦の裏側をなぞるように触ってみてください。滑らかではなく、ぼこぼことした手触りになっていませんか?

それは弦を指で押さえるときに弦がフレットにあたる事で溝ができてしまっている証拠です。「ぼこぼこしているな」と思ったら、弦の交換をするべきです。

弦が切れてしまった

これは最悪のケース。当然ながら弦が切れてしまってはウクレレの演奏ができませんので、即座に弦の交換が必要です。

1本の弦が切れた時は全体的に劣化してきている証拠なので、切れてしまった弦だけでなく、全ての弦を交換してください。

音色を変えたい

ウクレレは弦によっても音色が変わります。弦を変える事で違った雰囲気の演奏をすることもできるのです。劣化しているとき、切れているときだけでなく、気分によって弦を交換するというのもアリですね。

弦の種類については次の項目で詳しくご紹介しますので、弦を交換する際の参考にしてくださいね。

弦の種類は大きく分けて3種類

ウクレレの弦は大きく「ナイロン素材」「フロロカーボン素材」「ナイルガット素材」の3種類があり、それぞれ特徴や音色に違いがあるので把握しておきましょう。

また、4弦については「HIGH-G」と「LOW-G」の2種類があります。弦は種類もたくさんありますが、値段は1,000円前後のものが多いので、弦の交換のタイミングでいろいろと試してみるのも良いですね。

それでは気になる弦について簡単にそれぞれの特徴をご紹介します。

ナイロン素材

一般的なウクレレに良く使用されているのが、最もスタンダードなナイロン弦。押さえやすく、初心者の方にもおすすめなのですが、紫外線や湿度に弱いのが難点です。

ナイロン弦には2種類「クリアタイプ」と「ブラックタイプ」があり、見た目にも音色にも違いがあります。

クリアタイプは素直でまっすぐな柔らかい音色に、一方のブラックタイプは低音が良く響きメリハリのある音色が特徴です。

フロロカーボン素材

プロにも使用している方の多い人気のフロロカーボン弦は、釣り糸と同じ素材でできています。

ナイロン弦に比べて硬さがあり、伸びにくく、耐久性があります。また、ナイロン弦と比較して細めで押さえやすく、特に高音に関しては艶のある音色がでるのが特徴です。

フロロカーボン弦もナイロン素材同様にクリアタイプとブラックや褐色などの色がついたタイプがあり、音色の特徴が違います。 クリアタイプは澄んだぬけの良い音色が、褐色などの色付きは太めでつやがある音色に強みがあるのです。

ナイルガット素材

クラシックギターなどに使われていた、ガット弦に近い音色がだせるように人工的に作られたのがナイルガット弦です。

ガット弦とは羊などの動物の腸から作られている弦のことで、柔らかい音色で広く利用されていました。しかし耐久性がなく温度変化に弱いという難点がありました。

そんなガット弦の弱点を克服したのがナイルガット弦。ガット弦よりも強度があり、温度変化にも強く、音量が出しやすいのが特徴です。音色に関してもガット弦のように中低音もしっかり響く重く、太めの音色を実現しています。

HIGH-GとLOW-G、どちらの弦に交換する?

ウクレレの4弦に「HIGH-G」と「LOW-Gの」2種類があるので、特徴を押さえておきましょう。

HIGH-Gは高いG(ソ)の音で、ウクレレ特融のポロンとかわいい響きを奏でる事ができます。一方のLOW-Gは低いG(ソ)の音で、低音特有の渋みがある音色が奏でられます。弾き語りやソロ弾きにおすすめです。

一般的に販売されているウクレレのほとんどがHIGH-Gですが、弦の交換時に演奏したい曲や曲調のスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

弦をLOW-Gに交換する場合には4弦だけではなくLOW-G用に4本セットになっているものを利用してすべて交換した方が統一感があります。

弦の交換の手順

好みの弦を選んだら、次はいよいよウクレレの弦を張り替えましょう。準備するものはウクレレと新しい弦、ハサミ、クロスだけ。

弦の交換は難しいのではと思うかもしれませんが、初めての方でもできるので安心してくださいね。それでは弦の交換の手順をご紹介します。

弦を外す

まずはペグを回して弦を緩め、古い弦をウクレレ本体から外します。弦を交換する際は「劣化した弦1本だけを交換する」方法と、「まとめて4本とも交換する」方法、2つの選択肢があります。

どちらを選んでも良いのですが、まとめて全て外してしまった方が指板をきれいに拭くことができるのでおすすめ。

ウクレレの指板は弦があるとなかなか拭きにくい部分ですので、弦の交換のタイミングで丁寧にクロスで拭いてあげてくださいね。

新しい弦を玉止め結びする

次に新しい弦を取り付ける準備をします。まず、ブリッジに引っかけられるように、弦の端に玉止めを作ります。

弦の長い方が上、端の部分のが下になるようにくるっと輪っかを作り、輪っかに端の方を通して、「&」のような形を作って、きゅっと結びんで玉止めを作りましょう。

細い弦は特にブリッジに引っ掛かりにくく抜けてしまうことがありますので、結び目をもう一度真結びにするのがポイント。弦の端の方が余ってしまったら、弾くときに邪魔にならないようにハサミで短く切ってください。

弦を取り付ける

古い弦をウクレレから外したら、いよいよ新しい弦と交換します。球止めした弦を、ウクレレのボディに取り付けていきます。

ブリッジの溝の部分に先ほど結び目を作った弦の玉結びを引っかけて、弦をヘッドに向かってネックの上にピンと張ります。

そして、弦をペグの芯にある穴に通しましょう。細い弦は4・5回巻きつけるとすべり抜ける心配がなく安心です。

弦を巻く

最後に、ペグを回して弦をピンと張ります。この時に必ず弦の巻きつけている方向があっているかを確認しましょう。

1弦と2弦は時計回りに、3弦と4弦は反時計回りです。弦が必ずペグの内側にくるように巻きついていればOK。弦が長すぎて余ってしまったら、ハサミでカットしてください。

チューニングを忘れずに

弦の交換が終わったら、チューニングをしましょう。張り替えたばかりの弦は伸びやすく、チューニングも合わせにくいので、音が安定するのに3日ほど様子を見たほうが良いでしょう。

人前で演奏する日の前日に弦を張り替えてしまうと、本来の音を出せないことも。1週間ほど余裕をもって、弦の張り替えを行うようにしましょう。


まとめ

ウクレレは初心者でも比較的簡単に音を出せるようになるお手軽な楽器ですが、他の楽器同様に日々のお手入れは大切。弦の状態はこまめにチェックして、ベストな状態を保つようにしましょう。

弦が劣化していたら、思い切って交換する。相棒であるウクレレを大切にすることが、上達の秘訣ですよ。

また、弦を張り替えた際に必要になるチューニングでおすすめなチューナーをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

タカ /
ビギナーズ編集部 ライター

ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。