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電気代が高くなる原因は?電気代節約の方法を知って安く抑える!

電気代が少しでも節約できるように、電気代がどのように計算されているかを詳しく解説し、電気代が高くなる原因とその対策について紹介していきます。電気代が高いと感じるとき、電気代を安く抑えるためにどうしたらよいのか、参考にしてください。
電気代が高くなる原因は?電気代節約の方法を知って安く抑える!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

毎月、支払っている電気代を少しでも安くしたいと考える人は多いのではないでしょうか。電気製品を使用するときに必要な電気は、目に見えないものなので節約の仕方が難しいものの1つです。

電気代が高いなと感じるなら、原因を調べて対策を立てることが大切です。

この記事では、電気代が高くなる原因を解説しています。電気代を少しでも安く抑えるコツも紹介しているので参考にして下さい。

電気代の計算方法

電気代はどのように計算されて毎月請求されているのでしょうか。

電気代は、使用する電気製品の数が増えたり、電気製品を使用する時間が長くなったりすると上がります。

毎月、電気代は固定金額の基本料金に、使用した電力量分の従量制料金をプラスした金額が請求されます。

【基本料金+従量制料金=月の電気代】

この基本料金は、毎月必ずかかる料金で電気を使用しなくてもかかります。そして、従量制の電気料金の部分は以下の計算式で求められます。

【使用した電力量料金=電気の使用量×1kWhあたりの単価】

1kWhあたりの単価は、契約する電力会社によって異なります。また、昼間や夜間でも料金は変わり、契約するときのプランによっても変わります。

世帯人数別の電気代平均額

人数 1人 2人 3人 4人 5人 6人~
電気代/月 5,700円 9,654円 11,116円 11,761円 12,945円 16,031円

電気料金の請求書を見て、高いなと感じたり、もっと安いところがあるのではないかと考える人も多いのではないでしょうか。

ここでは、世帯ごとにどれくらいの電気代がかかっているかを見てみましょう。おおよその平均額がわかると、電気を使いすぎているかどうかの判断材料にできます。

2019年の総務省の統計データ「世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり 1か月間の収入と支出(総世帯)」によると、一人暮らしの電気代の平均額は5,700円です。

これが2人家族になると9,654円と約2倍の金額になります。2人になると部屋の大きさが大きくなることや、使用する家電の数や消費電力が増えるためと考えられます。

部屋が増えるほどエアコンの数も増え、大型のエアコンほど消費電力量も大きくなります。また、洗濯機や冷蔵庫を家族の人数に合わせて大型のものに替えることでも消費電力量は大きくなります。

そのため、世帯人数が多くなるほど、消費電力が多くなり電気代が高くなっていることがわかります。

電気代がかかる電化製品

家の中では、複数の電気製品を使用している人がほとんどではないでしょうか。炊飯器や電子レンジ、冷蔵庫、洗濯機にエアコンなど、数えきれないほどの電化製品を、毎日使用している家庭が多いでしょう。

中でも冷蔵庫やエアコン、テレビ、照明器具などは、特に電力を消費すると言われています。常に食品を保存する冷蔵庫は、それぞれの庫内を食品に最適な温度で保つために電力を消費します。

エアコンは、室内の温度を下げたり上げたりするのに利用します。そして、涼しい状態をキープしたり、温かい状態をキープしたりするために多くの電力を消費するため、電気代が高くなります。

冷蔵庫は常に電力を消費し続け、エアコンも短時間ですぐに電源をオフにすることは少なく、暑い時期や寒い時期は長時間使用するため特に電気代が高くなる原因となります。

また、ガス温水器やトイレの温水が出るタイプ、便座が温められるタイプも電気代が高くなる原因となっています。

電気代が高くなる原因

電気は知らず知らずのうちに消費していることも多く、電気代がかさむ原因となっています。

電気代が高くなる原因を知れば対策ができます。ここでは電気代が高くなる原因を見てみましょう。

待機電力が多い 

電気代が高くなる原因の1つとして考えられるのが「待機電力」です。電気製品を使うときにはコンセントにつないで使用しますが、電気製品を使用していないときにも差したままにしているという人は多いのではないでしょうか。

コンセントにつないだままの状態では、電気製品を使用していなくても待機電力が発生し、電気代が高くなる原因となっているものがあります。

特に、エアコンを使用しない季節にもコンセントを差したままでいると、エアコンを使用していないのに長期間待機電力が発生しているのです。

タイマーがついた電気製品なども待機電力が発生するので、それらの電気製品は使用しないときにはコンセントを抜くという対策が必要です。

コンセントを抜くのが面倒な場合には、テーブルタップを利用するとスイッチの操作だけでオフにできるのでおすすめです。

電気器具が多い 

電気代は、使用する電力量が多くなるほど料金が高くなります。そのため、使用する電気器具の数が増えると、電力の使用量が多くなり電気代が高くなる原因となります。

近頃は、便利な電気製品がどんどん販売されています。新しく電気製品を購入する場合には、どれくらいの電力を消費するのか確認しておくと、どれくらい電気代が上がるかわかるでしょう。

そして、消費電力量が少ないタイプのモデルを選ぶことが大切です。

アンペア数が高い

電気代は、契約するアンペア数によって異なります。アンペア数が高くなるほど、電気代の基本料金が高くなります。

しかし、どれくらいのアンペア数を契約すればよいのかわからない人も多いでしょう。一般家庭でよく利用されている電子レンジは15アンペア、オーブンは14アンペア、エアコンは6.6アンペア程度使用します。

同時に使用できる電気製品は、契約しているアンペア数内となります。契約しているアンペア数を超える電気製品を同時に使用すると、ブレイカーが落ちてしまいます。

一般的に、一人暮らしの人が多く契約しているのが30アンペアです。ファミリー世帯だと40アンペアから50アンペアが多いようです。

住んでいる住居や使用する電気製品の数にもよりますが、電気代が高いと感じるときには、契約しているアンペア数が家電の数や使用状況に合っていないことが原因となっていることがあります。

契約プランが高い 

電気会社との契約が、引っ越しのときに契約して以来そのままという人は多いのではないでしょうか。電力会社では料金プランが色々と用意されています。

契約時は4人家族であっても、その後、数年して子供が独立し、世帯人数が減ると電気の消費量が少なくなる場合があります。

また、子供が成長し働き始めて、家族みんな日中は仕事で家を空けるようになると、電気の使用量も変化します。

このようにその家で暮らす人の人数が変わったり、生活スタイルが変わったりすると電気の使用量が変化することが原因で、電気代が高くなっている可能性もあります。

生活スタイルが家族でバラバラ 

電気の使用量は、電気製品の使用時間が長くなるほど多くなります。

たとえば、日中仕事をしている人は、夜には電気を消して眠ります。しかし学生の場合には、試験前になると日中は学校に行き、家族が就寝した後にも勉強する人もいるでしょう。

このように、いつもなら家族みんなが就寝して電気製品を使わない時間に、電気を使用する家族が出てくると、電気代が高くなる場合があります。

漏電している 

新しく電気製品を購入していない、使用する時間も変わっていない、それなのに電気代が高くなっている場合には、漏電の可能性があります。

漏電は古い電線で起こる場合もありますが、家の中の湿気や結露が原因で起こる場合もあります。漏電していると電気代が高くなるだけでなく火災を引き起こす恐れがあります。

電気製品の使用状況を確認し、明らかに高すぎる電気代が請求されたときには、ブレーカーで漏電していないかを自身で確認するか、電気工事士に電器点検を行ってもらうとよいでしょう。

断熱性の低い住宅に住んでいる

夏の暑い時期や冬の寒い時期に使用するエアコンは、電力を多く消費します。

断熱性の高い住宅なら効率よく室温を保てるため、電力が少なく済みます。しかし、断熱性が低い住宅の場合、どれだけ室温を保とうとしても外気の影響を受けやすく、より多く電力を使用します。

そのため、断熱性の低い住居の場合には、電気代が高くなる原因となっている場合があります。

電気代を節約するコツ

少しずつの積み重ねで電気代を節約できます。日頃の電気の使い方を見直して節約につなげてみましょう。

冷暖房機器の温度管理 

部屋の冷房や暖房を行うエアコンは設定温度が高すぎたり、低すぎたりするとより電力を消費します。温度設定は、いつもの習慣で、ずっと同じ設定温度にしている人も少なくないでしょう。

冷房や暖房を使用するときには、その温度が適切な温度かを確認して、設定温度を見直すと電力の消費を減らせます。

使わない電気はこまめにオフにする 

照明やテレビをつけっぱなしにしていると、当然電力を消費します。ついつい一人で部屋にいると、テレビを見てもいないのにつけっぱなしにしてしまう人もいるのではないでしょうか。

使っていない部屋の照明を消したり、テレビをつけっぱなしにしたりすることをなくせば電力の消費を抑えられます。

照明をLEDのタイプに交換する

照明は、蛍光灯を使うかLEDを使うかによって消費電力が大きく異なります。蛍光灯からLEDに替えると、消費電力を抑えられるだけでなく、寿命も長くなるため交換の手間も減ります。

電気代も蛍光灯からLEDに替えると、半額以下に抑えられるものもあるので電気代が気になる場合はLEDに変更してみるとよいでしょう。

電力会社の乗り換え 

2016年4月から電力会社を選んで契約できるようになりました。多くの電力会社がでんきを売るようになり、料金やその電力会社のサービス内容、発電方法などから好きな電力会社を選べます。

新電力と呼ばれる電力会社の中には、今までよりも安い料金のプランを提供している会社もあります。自身の電力の使用量を確認して、自分に合った料金プランを提供している電力会社を選ぶとよいでしょう。

新電力の中には、電気の使用量に合わせてJALのマイルがたまったり、ポイントがたまったりとお得なサービスを提供している電力会社もあります。

料金プランの変更 

電気料金のプランには、オール電化の人にお得なプランや時間帯によってお得に利用できるプランがあります。

日中は家にいなくて、電力の消費が夜や深夜に集中している人なら夜がお得になるプランがおすすめです。また、日中も家で仕事をしている人ならお昼がお得になるプランもよいでしょう。

このように自身がいつ電力を使用しているかを考えて、生活スタイルに合わせた料金プランを選ぶことで、電力の消費を抑えられ電気代の節約につなげられます。

一戸建てなら太陽光発電を検討する

一般的に一戸建ての住宅は、マンションよりも気密性が低く、広くなるためエアコンなどの消費電力が大きくなる傾向にあります。

一戸建てにはこのようなデメリットもありますが、屋根を利用して太陽光発電を行えるというメリットがあります。

太陽光発電を設置すると、使用する電気を自分で賄うだけでなく、余った電力を売ることもできるので電気代を節約できます。

古い家電は買い替えをする 

家電製品は、新しいものがどんどん発売されて、最新のものほど省エネ効果が高く電力の消費が少なくすみます。

たとえば、ダイキンの壁掛けエアコンの場合、2010年の8畳モデルの期間消費電力量は771kWhでしたが、2020年のモデルになると717kWhまで下がっています。

エアコンなどは本体の価格自体が高く、故障するまで使う人がほとんどだと思いますが、電気代を考えると、最新のものに買い替えたほうが月々の電気代を節約できます。

使う時間帯に気をつける 

料金プランには、深夜が安いプラン、朝方が安いプラン、昼間が安いプランなど電力会社によって様々なプランが用意されています。

自身の電力の使用状況を確認し、生活スタイルに合わせた料金プランを選ぶことが大切です。

そして、契約したプランの電気代が安い時間を利用して、電気を使用するようにすると電気代を節約できます。

電気の使い方を見直してみよう

電気は目に見えるものでないため、節約を心がけていてもなかなか電気代が安くならない場合があります。

電気代を節約するには、日々の電気製品の使い方を見直すことが大切です。電気製品の使う時間を考える、こまめにコンセントを抜くなど少し意識するだけで電気代は節約できます。

また、電気の使用量は生活スタイルの変化によっても変わります。

そのため、料金プランが自分の生活スタイルに合っているかを確認し、プランを定期的に見直すことも大切です。電気代を節約したい場合には、電気の使い方やプランを見直してみましょう。

また。こちらの記事では電力会社の選び方について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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