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[楽譜付]クラリネットとサックスのアンサンブル名曲5選!

[楽譜付]クラリネットとサックスのアンサンブル名曲5選!

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クラリネットとサックスはよくアンサンブルでコラボレーションしますよね。童謡、ポップス、ジャズなど様々な曲を演奏できます。今回はクラリネットとサックスで演奏ができる曲を楽譜付きで紹介します。

また、クラリネットとサックスは木管楽器という他に共通点があります。それは同じリード楽器だということです。シングルリードだということも共通しており、クラリネット同様、サックスもマウスピースにリードを挟んで吹きます。

2種類の楽器の特徴と違いを探ると、意外な関係が分かります!

サックスとは|クラリネットとの違い

クラリネットを吹いていた方が、サックスも吹いてみたい、転向したい、と思うことは珍しくありません。同じアンブシュア、木管楽器とくれば吹けるかもしれないと考えますよね。

実はクラリネットとサックスは親戚のような関係です。クラリネットより音量が大きく、且つ簡単な操作で演奏できないかと考えられ、造られたのがサックスなのです。

まずは2種類の共通点と違いを探っていきましょう。

形・素材|サックスが金属の理由とは

まず形ですが、色も管の長さも全て異なります。さらに素材ですが、クラリネットは木材でできており、サックスは金属です。

クラリネットより簡単に…ということを念頭に造られたので、木材でできたクラリネットのように湿気や温度に極力気をつかわないでもいいように、サックスには金属が使用されました。

音域|サックスにもB♭管とE♭管がある!

音域については画像を見るとわかりやすいです。

ここでは代表的なクラリネットとサックスの音域を比較しています。ご覧の通りほぼ同じ音域を演奏することができます。

音階についてはソプラノサックスとテナーサックスがB♭管、アルトサックスとバリトンサックスがE♭管です。

音色|クラリネットとサックスを聴き比べよう

クラリネットの音色は温かみがあり、落ち着いた印象です。サックスもクラリネットの親戚だけあって、温かい音を出すこともできます。特にテナーサックスのように中低音であれば、温かみがありながら太い音を出して演奏できます。

また、サックスの特徴としては、クラリネットよりリードによって音色が変わるところにあります。

リードが薄いとよりジャズの音色になりますし、リードが分厚くなると吹奏楽で好まれる丸みのある音に変化していきます。

実際にクラリネットとサックスを同じ曲で聴き比べてみましょう。

アンブシュア|一見同じに見えるけど…?

クラリネットとサックスは一見同じアンブシュアに見えますが、持ち替えるときは少しくわえ方を工夫しなければなりません。

まずマウスピースの大きさがクラリネットとサックスでは異なります。特にサックスは同属楽器の中でもマウスピースの大きさが変わります。

続いてアンブシュアの違いですが、イメージとしてはクラリネットの方がきつくくわえる必要があります。サックスはクラリネットより吹きやすい構造を考えられているので、クラリネットを吹いていた人がサックスを吹くのは意外とすぐ音が出るといわれています。

反対に、サックスからクラリネットへ持ち替える場合は、まずアンブシュアの確認をして、マウスピースで音を出す練習を行いましょう。すぐにはクラリネットの音が出ないこともあります。

サックスについてもっと深く知りたいという方はこちらの記事も読んでみてくださいね。

クラリネットとサックスのアンサンブル曲

親戚同士の関係である、クラリネットとサックスをアンサンブルでコラボレーションさせてみましょう。まずはクラリネットとサックスの二重奏の紹介です。

なかなかクラリネットとサックスの二重奏の楽譜は見ることが少ないですが、実はB♭クラリネットとソプラノサックスのは同じB♭管なので、応用することができます。

今回はソプラノサックスのパートをB♭クラリネットが演奏すると見立てて動画を紹介します。B♭クラリネットとアルトサックスのアンサンブル、B♭クラリネットとテナーサックスのアンサンブルをしたい方は参考にしてみてください。

B♭クラリネットとアルトサックスのアンサンブル

輝く未来(ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」より)

2010年に公開されたディズニー映画、塔の上のラプンツェルで主人公のラブンツェルとフリン・ライダーが小さな船の上で、無数のランタンに包まれる幻想的なシーンで歌われる曲です!

あのシーンを思いながら演奏するととても感動するアンサンブルになると思います。

オーバー・ザ・レインボー(ミュージカル映画「オズの魔法使い」より)

こちらはミュージカル映画の「オズの魔法使い」でお馴染みのオーバー・ザ・レインボーです。1939年にアカデミー賞を受賞した曲でもあります。日本題では「虹の彼方へ」とされています。

この楽譜はテンポもゆっくりで、比較的簡単な音符で構成されているので、練習もしやすいと思います。より感情をつけやすい曲なので、お互いの音色を高めあうことを意識しましょう。

B♭クラリネットとテナーサックスのアンサンブル

Fly me to the moon

ジャズの曲の中でもとても有名な曲の1つです。この動画は少しテンポが速いので、ゆっくりから練習してみると演奏しやすいと思います。

原曲を知らないという方は是非聴いてください。日本では宇多田ヒカルさんがカバーしており、これまで世界中で長年愛されてきた曲の1つです。

クラリネット、サックス、フルートのアンサンブル曲

アンサンブルの構成でクラリネットとサックスにフルートが一緒になることが多いです。木管アンサンブルでもこの組み合わせはメジャーな組み合わせの1つです。

そんなクラリネット、サックス、フルートの構成で演奏できるアンサンブルの曲を2曲紹介します。

ハバネラ

メロディが特徴的で、CMでも使われていたので聴いたことがある方が多いと思います。ハバネラという曲は実はキューバの民族舞曲です。

全体的に三連符やスタッカートが多く、吹き方やニュアンスをそれぞれ合わせる必要があります。

練習しやすい曲の長さなので、ぜひ挑戦してみてください。

くるみ割り人形

この曲はよくバレエなどにも使われ、とても有名ですよね。

フルートが主旋律、クラリネットが中間で主旋律や伴奏を演奏します。アルトサックスは基本的には伴奏ですが、曲の核となるメロディ部分で勢いをつけるとても大切な役割です。

どの楽器もそれぞれ重要な役割がある、アンサンブルらしい楽譜になっています。

まとめ

クラリネットとサックスの意外な関係性とアンサンブル曲についてまとめました。サックスは比較的新しい楽器なので、今でも少しずつ変化をしている楽器です。おもしろいですよね。

サックスについて詳しくまとめた記事はビギナーズにもたくさんあるので、気になる方は是非読んでみてください。サックス関連記事一覧はこちらからご覧いただけます。

また、クラリネットとサックスは様々なカテゴリの曲を演奏できますので、ぜひ紹介した曲のほかにもチャレンジをしてみてください。クラリネットだけのアンサンブルとはまた違う雰囲気で演奏ができます!

こちらの記事ではブラバン甲子園の人気曲10曲を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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