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トロンボーンの値段について、種類・メーカーごとに徹底解説
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トロンボーンを他人から借りていたり、他の場所の楽器を使っていたりする人はいますよね。
でも、だんだん「自分好みのトロンボーンが欲しい」と感じる人は結構いるのではないでしょうか。
トロンボーンを選ぶ時に、トロンボーンの種類も気になりますがやはり「値段」が気になる方も多いです。
実はトロンボーンを買う時、種類やメーカーによって値段が大きく異なるのだとか。
そこで今回は、気になるトロンボーンの値段について解説しましょう。
目次
トロンボーンの種類はどんなものがある?
まずは、トロンボーンにはどんな種類があるのかを確認しましょう。
なお、厳密にはアルトトロンボーンやソプラノトロンボーン、コントラバストロンボーンなどの種類もありますが、今回は一般的なトロンボーンを指している「テナートロンボーン」「テナーバストロンボーン」「バストロンボーン」について取り上げます。
テナートロンボーン
一般的にトロンボーンというと、大体「テナートロンボーン」を指すことが多いです。
テナートロンボーンは開放している状態で出る音がB♭なので、B♭管です。
テナーバストロンボーンやバストロンボーンについているロータリーがついてなく、最も管が細いので、はっきりとよく飛ぶ音を出せます。
テナートロンボーンは主にクラシック、吹奏楽、ジャズの少人数編成のコンボ、ビッグバンド、ポップスなど幅広いジャンルで活躍しています。
テナーバストロンボーン
テナートロンボーンにF管をつけた楽器が、テナーバストロンボーンです。
テナートロンボーンだけだとスライドで音を変えるので、腕が短い人にとっては6,7ポジションに届かないこともありますよね。
F管がつくことによって、6,7ポジションを腕を伸ばさなくても音が出るようになりました。
また、音色もテナートロンボーンよりも柔らかい音がでます。
テナーバストロンボーンは主に吹奏楽で使われることが多いです。
吹奏楽の場合だと、まろやかな音や音域の都合上、テナーバストロンボーンの方が使われやすいでしょう。
バストロンボーン
テナーバストロンボーンは管が1本だけなのに対して、バストロンボーンは管が2本もついています。
管の種類はF管とD♭管、ないしG♭管、E♭管など様々。
ただ、これによってテナートロンボーンでは出せない低音域を出せます。
音色もテナーバストロンボーンよりもさらに柔らかいです。
バストロンボーンが活躍するのは、クラシックや吹奏楽、ジャズのビッグバンドです。
トロンボーンの有名なメーカーと値段相場について
では、次にトロンボーンを作っているメーカーについて解説します。
トロンボーンは、種類によって値段が異なるのはもちろんですがメーカーでも値段にばらつきが出ます。
そこで、メーカーごとに楽器を詳しく見ていきましょう。
なお、ここでのトロンボーンの値段は新品での値段をご紹介します。
中古での場合は、値段が異なりますので気をつけてください。
Bach
Bachはトランペット、トロンボーンを作るドイツのメーカー。
創立100年以上も歴史をもち、プロでも愛用する人がとても多いです。
Bachのトロンボーンの特徴は奏でる豊かで力強い音です。
そんなBachのトロンボーンの値段はだいたい10〜55万円程度です。
テナートロンボーンはトロンボーンの中でも安い値段で用意しているので、初心者向けにも適しているでしょう。
代表的なBachのトロンボーンとその値段は、以下のようになっています。
テナートロンボーン:TB600GL:112,000円(税込)
テナーバストロンボーン:TB400B 155,000円(税込)
バストロンボーン:50B3GL 544,500円(税込)
K&H(キューンル&ホイヤー)
K&Hはドイツのトランペット・トロンボーンのメーカーで、正式名称は「Kuhel & Hoyer(キューンル&ホイヤー)」と言います。
半世紀以上ハンドメイドにこだわって生み出された高品質の楽器は、クラシックやジャズの演奏で活躍しています。
気になるK&Hのトロンボーンのお値段は少し高めで、30〜65万円程度となっています。
ただしその分しっかりとアンサンブルしやすい音が出るので、「最初の楽器じゃ満足できない!」という方にはおすすめできます。
具体的な楽器の値段については、以下の通りとなっています。
テナートロンボーン BvL MKII V<バートファンリールシリーズ>:343,200円(税込)
テナーバストロンボーン T1/Y<スタンダードシリーズ>:413,600円(税込)
バストロンボーン B1/Y<スタンダードシリーズ>:624,800円(税込)
KING
KINGはアメリカの楽器メーカーで、主にジャズで活躍しています。
スピード感と豊かさを両立できるのが、KINGの楽器の特徴。
ジャズを演奏したい方は、迷ったらKINGのトロンボーンを選びましょう。
KINGのトロンボーンのお値段の相場は8〜40万円程度となっていて、代表的な楽器の値段は以下のようになっています。
テナートロンボーン 606:82,000円(税込)
テナーバストロンボーン 2103F (3B):310,995円(税込)
XO
XOは日本・台湾でコラボした楽器ブランドです。
もともと「シルキー」などの楽器の輸入を行っていた日本の株式会社グローバルが開発・プロデュースを行い、台湾の楽器メーカーXHSが開発しています。
特徴としては、低音から高音まで安定して吹けることです。
幅広い音域が求められる人には、きっとXOのトロンボーンがぴったりに違いありません。
そんなXOのトロンボーンの値段は20〜55万円程度。
代表的なトロンボーンについては以下のようになっています。
テナートロンボーン LY-L イエローブラスベル:228,771円 (税込)
テナーバストロンボーン SR-L ロータリーバルブ/イエローブラスベル:281,564円 (税込)
バストロンボーン RB-GB ダブルアキシャルフローバルブ/ゴールドブラスベル:519,135円 (税込)
YAMAHA
YAMAHAは日本の楽器メーカーで、楽譜の出版・音楽教室の運営など幅広く事業を行っています。
YAMAHAは主に、初心者向けの楽器が多いです。
そんなYAMAHAのトロンボーンの値段の相場は10〜55万円となっています。
主なトロンボーンの種類について、見ていきましょう。
テナートロンボーン YSL-354:108,900円 (税込)
テナーバストロンボーン YSL-640:219,725円 (税込)
バストロンボーン YBL-830:521,180円 (税込)
トロンボーンを買う時には、予算を検討するのが大切
これまで、トロンボーンのメーカー・種類ごとに値段の相場を見てきました。
種類・メーカーごとによって、値段が大きく異なっています。
このためトロンボーンを買うときには、必ず予算を決めましょう。
トロンボーンを買うには、中古が良いの?新品が良いの?
また、トロンボーンを購入する人の中には学生さんもいたり、「なるべくなら予算を抑えたい」方がいますよね。
そんな中で、中古のトロンボーンを買うか、新品のトロンボーンを買うか迷っている方もいるでしょう。
中古の楽器と新品の楽器には、それぞれメリットとデメリットがあります。
中古の楽器のメリットとしては、新品の楽器に比べて、値段が安いことです。
ただし、中古の楽器はメーカーの保証が対象外になることが多いので、修理の際に少しお値段が高くなる可能性も。
また、中古の楽器の場合は種類によって合う・合わないが出ることもあります。
一方新品の楽器はメーカーの保証がしっかりしているので、値段も少し高い印象があるかもしれません。
しかし、新品の楽器は状態がきちんとしているので安心でしょう。
初めてトロンボーンを購入する場合、まずは安定している新品がおすすめです。
まとめ
さて、トロンボーンの値段について種類・メーカー別に解説しました。
トロンボーンを買うときには、値段を決めることも重要ですがそれ以上にどんな音をだしたいか、なども考えるのが大切です。
また、プロの奏者にトロンボーンの選定をお願いするのも一つの方法。
まずは楽器屋さんで試奏して、自分がどの楽器が良いのかをしっかり見極めましょう。
また、こちらの記事ではトロンボーンのお手入れグッズを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
medmed /
ビギナーズ編集部 ライター
平日はWebライター、休日はトロンボーン吹き(演奏歴18年)をやっています。 音楽と映画、本、旅行、料理、インターネットなど多趣味な日々を楽しみながら過ごしています。