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【解説】失敗しないTOEICの時間配分のコツとは?高得点を取る勉強法

TOEICリーディングセクションでは、時間配分がスコアの鍵となります。英語の基礎力が同じでも、時間配分によりスコアが大きく左右されたりもします。この記事では、TOEICの各パートの時間配分と、時間内により早く解くための勉強法を紹介します。
【解説】失敗しないTOEICの時間配分のコツとは?高得点を取る勉強法

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

TOEICはリスニングとリーディング2つのセクションに分かれています。

その中の1つ、リーディングセクションは時間配分をしっかりと行うことで、英語の基礎力が同じでも差が付きやすいセクションです。

今回はそんなTOEICのリーディングセクションを解くときに注意したい各パートの時間配分と解き方の勉強法をご消化していきます。

TOEICリーディングセクションの問題と理想の時間配分

最初に、TOEICリーディングセクションの問題と理想の時間配分をご紹介していきます。TOEICのリーディングセクションは3つに分かれています。各パートの問題の詳細と時間配分の目安は以下のとおりです。

問題数 時間配分
Part 5 30問 10分
Part 6 16問 10分
Part 7 54問 55分
合計 100問 75分


TOEIC Part 5:短文穴埋め問題

4つの答えの中から最も適当なものを選び不完全な文章を完成させる。



TOEIC Part 6:長文穴埋め問題

単語や句または一文の4つの答えのなかから最も適当なものを選び、不完全な文章を完成させる。各長分には設問が4つずつある。



TOEIC Part 7:長文読解問題

様々な文章が印刷されているので、設問を読み4つの答えの中から最も適当なものを選ぶ。文章内に一文を挿入するのに適切な箇所を選ぶ設問もあるので注意。各文章の設問は数問ずつある。

Part5とPart6の時間配分について

最初に、Part 5とPart 6の時間配分について考えていきましょう。

Part5の特徴-知識問題メインなので1問15秒が目標!?

Part 5の特徴は短文穴埋め問題で構成されていて、知識問題がメインということです。その問題に対する知識がない場合は問題の解きようがありません。

特に文法の知識を問う問題では、基本的な文法を理解していないと全くと言っていいほど歯が立たないでしょう。それと同時に単語力も必要となってくる問題が多数存在します。

基本的な1問に対する時間は15秒程度ですが、知識がなければ問題の解きようがないので、わからない問題はスキップして潔く次の問題に進みましょう。

Part5で必要なスキル

以上の点から、Part 5で必要なスキルは基礎的な文法の知識と、単語力です。高校基礎レベルの参考書や、単語帳をしっかりとやり込みましょう。

Part6の特徴-知識問題と読解問題で構成されている

続いて、Part 6の特徴をご紹介していきます。Part 6は1問約40秒で解くのが理想です。内容は長文の穴埋め問題で、知識問題と読解問題で構成されています。知識問題はPart 5のように文法や単語力を必要としますが、さらにPart 6では読解力が重要となってきます。

なので、長文の内容を理解することが必要となってくるので、長文を読む時間がかかってきます。

何度も読めば読むほど理解度が高くなり正答率も上がりますが、1問約40秒ほどしかけられないので、できるだけ1回で理解できるようになりたいですよね。そこがPart 6でのポイントとなってきます。

Part6で必要なスキル

Part 6で必要なスキルはズバリ、長文問題に対応できるように読解力を上げることです。読解力を上げるには基本的な文法や単語の習得はもちろんのことですが、多読もおすすめします。

多読をすることで長文に慣れることができ、英文を読むスピードの向上が期待できるでしょう。

Part7の時間配分について

Part 7では長文読解問題が出題されます。ということはPart 6でもご紹介した読解力が必要となってきます。

シングルパッセージの時間配分

シングルパッセージでは1つの文章を読んで2~5問の設問に答える問題です。29問が用意されているこれらの問題は20分程度を目標にして答えていきましょう。あまり時間がないように感じますが、ある程度余裕をもって解答しておくことが大切です。

ダブル・トリプルパッセージの時間配分

ダブル・トリプルパッセージではダブルは2つ、トリプルは3つの文章を読んで、それぞれ5問の問題に答えていきます。これを最後に残った35分を目標に解答していきましょう。

Part7の特徴-知識問題メインなので時間をかけない

Part 7では様々なタイプの文章からどのように必要な情報を取り出していくかということが大切で、他パートに比べると情報量が多いことが特徴ですが、知識問題メインなので時間をかけすぎないことが特徴です。

なので、約55分で時間をかけて解答していきましょう。

Part7で必要なスキル

Part 7で必要なスキルは回答に必要な情報を見つけ出す速度です。なので、速読力があると、問題を解きやすいでしょう。問題ごとのシチュエーションなどを読み取る読解力も必要となってきます。

TOEICリーディングセクションの解く順番

続いて、リーディングセクションを解く順番を考えていきましょう。

Part5から順番に解くパターン

順番 おすすめの人
Part5 → Part6→ Part7 簡単な問題から順序立てて解きたい人

Part5から順番に解くパターンは順番どおりにリーディングセクションを解いていきたい人や簡単な問題から難しい長文問題へ移行していきたいという人におすすめのパターンです。

このパターンはマークミスをしたときなどにも見つけやすいことが特徴的です。

Part7を先行して説いていくパターン

順番 おすすめの人
Part7(ダブル・トリプルパッセージ)→Part7(シングルパッセージ)→Part5 → Part6/td> 最初に長文問題に集中したい人、時間配分を徹底したい人

Part7を先行して説いていくパターンは最初に難関である長文問題に集中したい人や時間配分を徹底したい人におすすめです。長文問題はどうしても、読解問題が多いため集中力が必要となってきます。

その長文問題が出題されるPart 7を最初に解いておきたいという人が多いことも事実です。Part 7から始めることで、時間をあまり要さないPart 5とPart 6を解く際に余裕が生まれてくるでしょう。

TOEICでは英語の「基礎力」と「TOEIC力」が必要になる

パートごとの特徴や時間配分をご紹介してきましたが基本的にTOEICでは英語の「基礎力」と「TOEIC力」が必要となってきます。ここでは、それらの力をつけるコツや勉強法を解説していきます。

英語基礎力を強化するコツ・勉強方法

英語の「基礎力」と「TOEIC力」をつけるコツや勉強法はなんなのでしょうか。ポイントごとに見ていきましょう。

単語

単語力をつけるには英単語を毎日英単語帳やアプリなどを利用して学習することが大切です。その積み重ねが大事でしょう。さらに、それをアウトプットするという作業も欠かさずに行ってください。

例えば、英語で日記を書いてみるなど、その単語を利用する機会を作ってライティングすることで定着してくるでしょう。

文法・語彙

文法・語彙の学習法はとにかく基礎をしっかりと固めることです。基礎を固めていないと応用まで到達することはできません。初級の方は中学レベルの期中の基礎から始めてみてください。そこから、学習レベルを上げていって最低でも高校基礎レベルまで到達するようにしましょう。

読解

読解力をつけるには先ほどもご紹介したとおり、多読をすることをおすすめします。最初は基本的な文法や単語で読める様々な英語レベルで構成されているシリーズ『Oxford Bookworms Library』など読むことをおすすめします。

そこからレベルをどんどん上げていきましょう。

TOEIC力を強化するコツ・勉強方法

今回ご紹介したとおり、TOEICにはパートごとに様々なクセがあることが分かります。そのパートごとのクセを理解し対応するテクニックを身につけることでスコアアップが期待できます。

その方法は以下でご紹介していきます。

Part5でハイスコアを獲得できる能力

Part 5では瞬時な問題把握能力が必要となってきます。そのためには問題の中からどの単語が重要であるかということを見つけ出さなければなりません。

まずは、文型を瞬時に把握できるようにトレーニングしましょう。文型をすぐに見極められればどのタイプの単語が入るのかを素早く見つけることができますよ。問題を解く際には文型を意識するようにしましょう。

Part6でハイスコアを獲得できる能力

Part 6では文脈をいかに把握できるかがポイントとなってきます。そのためには長文読解問題を多くこなし、長文慣れすることが大切と言えるでしょう。

そして、文構造をしっかりと理解することが重要です。修飾語などに紛らわされず、正しい文構造を把握できるようにしましょう。

Part7でハイスコアを獲得できる能力

Part 7ではとにかく長文を読解する力が必要となってきます。それは単純に文章を読んでいくだけではなく、どのパートが重要な要素であるか見つけ出し、さらには長文全体のテーマを把握したり、結果的に何を述べているのかということを見極めることが重要です。

そのためには理解度を上げる必要があり、頭の中で長文の重要なポイントをまとめ上げる必要があります。長文読解をする際には一度読んだ後、その内容を素早く要約するという作業を行ってみてください。それだけで文章を把握しやすくなるでしょう。

リーディングセクションの対策におすすめの参考書

最後にリーディングセクション対策におすすめの参考書をご紹介していきます。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6

本書はTOEICテストを開発しているETSが本番のテストと同じプロセスで作った問題を掲載した参考書です。テスト2回分(計400問)が収録されており、TOEIC独特のクセや最新の傾向を知ることができます。

リーディングセクションの音声をスマートフォンやPCにダウンロードすることで、耳から学習することもできますね。

まとめ

今回はTOEICリーディングセクションでの時間配分や対策方法をご紹介していきました。TOEICで重要なのは対策を徹底して行うことです。リーディングセクションは特に傾向や時間配分を把握しておくことで、本番でもスムーズに問題を解くことができるでしょう。

TOEICリーディングセクションの対策を徹底して本番に挑みましょう!

TOEICのリスニングで満点(495点)に近づく勉強法についてはこちらの記事を確認してみてくださいね。

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ひろこがね /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味は映画を観ることと、パソコンをいじることです。柴犬が大好きです。アメリカにはたまに足を運びます。

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