更新

サッカーコートの大きさは?コートの基本と名称について徹底解説!

サッカーコートの大きさは?コートの基本と名称について徹底解説!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

サッカーを見ていて、もしくはプレーしていて、「コートって大きいな」と思ったことのある人は多いのではないでしょうか。

サッカーのコートの大きさは、しっかりとそのサイズが定められています。

この記事では、コートの大きさと各名称について解説します。

具体的な大きさがわかり、名称を知ることでよりサッカーが面白くなるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください。

サッカーのコートの大きさは意外とわからない

テレビでサッカーの試合を見ている人は、コートの大きさがどのくらいなのかわからない人も少なくないでしょう。

また、ラインやエリアの各名称を全ていえる人も少ないのではないでしょうか。

確かにコートの大きさや名称を知らなくても、サッカーを観戦したり、プレーしたりすることは可能です。

しかし、それらを知ることによって、よりサッカーに対する理解が深まるのも事実です。

サッカーコートの大きさはFIFAが定める

サッカーのコートの大きさは、FIFA(国際サッカー連盟)によって定められています。

また、日本で行われる公式戦においては、日本サッカー協会がその大きさを定めていますが、基本的には、ワールドカップなどの国際大会と同じサイズに設定されています。

サッカーコートの名称

ここでは、サッカーコートの各名称について解説します。

サッカーを見ていて「あのラインは何ていうのだろう」「あの真ん中の円は何のためにあるの」といった疑問を持ったことのある人もいるでしょう。

コートにおける各ラインやマークの役割を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

タッチライン

サッカーのコートは長方形をしていますが、この長方形のうち横の長いラインをタッチラインといいます。

タッチラインからボールがコートの外に出るとスローインから再開されます。

テレビ中継などでも良く聞く言葉なので、ぜひ覚えておいてください。

ゴールライン

ゴールラインは、長方形のコートのうち短い方のラインのことです。

ゴールラインから守備側の選手が最後に触ってボールがコートの外に出た場合はコーナーキックに、攻撃側の選手が最後に触ってボールが外に出た場合はゴールキックです。

ハーフウェイライン

ハーフウェイラインは、長方形のコートの真ん中に惹かれている線のことです。

このハーフウェイラインを区切りとして、自陣と敵陣が別れています。

また、試合開始時やゴール直後のキックオフの際には、ボールが動くまで選手はハーフウェイラインを超えてはいけない決まりになっています。

さらに、試合中に攻撃側の選手がハーフウェイラインを超えて相手陣内に侵入した場合で、一定の条件を満たすとオフサイドになるので注意が必要です。

センターサークル

センターサークルは、コートの中央に描かれる円のことです。

キックオフの際、ボールを持っていないチームのプレーヤーはセンターサークル内に侵入することができません。

センターマーク

センターマークとは、キックオフの際にボールを設置する場所にあるマークのことです。

ハーフウェイライン、センターサークルのちょうど真ん中の位置に描かれます。

コーナーアーク

コーナーアークとは、コーナーキックが行われる際に、キッカーがボールを設置できる範囲を示した円弧のことです。

キッカーは、基本的に少しでもゴールに近い位置で蹴るために、コーナーアークギリギリの位置にボールを設置します。

ペナルティエリア

ペナルティエリアとは、キーパーが手を使ってプレーできる範囲のことです。

このペナルティエリア内で、ディフェンス側のチームの選手が直接フリーキックになるようなファールを犯すと攻撃側のチームにペナルティキック(いわゆるPK)が与えられます。

ゴールに近いエリアということもあり、試合においては非常に大切なエリアだといえます。

ペナルティマーク

ペナルティマークは、先述のペナルティキックを行う際に、ボールを設置する場所を示すマークのことです。

この位置に適切にボールを置いていないと、審判から注意されます。

ペナルティアーク

ペナルティアークとは、ペナルティエリアにくっつく形で描かれている円弧のことです。

ペナルティキックが行われるとき、キッカー以外の選手は、このペナルティアークよりも外に立っていなければいけません。

ゴールエリア

ゴールエリアは、ゴールキーパーがゴールキックを行う際に、ボールを置く位置を示すエリアのことです。

キーパーは、ゴールエリア内もしくはゴールエリアを示すライン上であれば、どこからでもゴールキックが行えます。

テクニカルエリア

テクニクカルエリアとは、チームの監督やコーチが選手に指示を出すことができるエリアのことです。

試合中にテクニカルエリアから支持を行えるのは、同時に1人のみとなっています。

サッカーコートのサイズ

ここからは、サッカーコートの具体的なサイズについて解説します。

先ほど紹介したコート内の各エリアやラインの大きさも説明しているので、参考にしてみてください。

タッチライン・ゴールラインの長さ

タッチラインとゴールラインの長さは、それぞれ以下のように定められています。

  • タッチライン最小90m〜最大 120m
  • ゴールライン最小 45m〜最大 90m

タッチラインはゴールラインよりも長くなければいけないほか、最小から最大まで範囲があることが特徴です。

なお、国際試合になると、タッチライン・ゴールラインの許容される範囲が変わります。

ゴールエリア

ゴールエリアはまず、ゴールポストの内側を起点として5.5mの場所にゴールラインと直角になるラインを左右それぞれに引きます。

そして、この2本のラインから、フィールド内に向かって5.5ⅿのラインを引きます。

最後に、フィールド内に引かれた2本のラインをゴールラインと平行になるように結んで完成です。

ペナルティーエリア

ペナルティエリアは、ゴールポストの内側を起点として、16.5mの場所にゴールラインと直角になるラインを左右それぞれに引きます。

そして、この2本のラインからフィールド内に向かって16.5mのラインを引きます。

最後に、フィールド内に引かれた2本のラインをゴールラインと平行になるように結んで完成です。

ペナルティエリアを作ったら、ペナルティマークとペナルティアークも作成します。

ペナルティマークは、ゴールの中央から11mの所に描いてください。

また、ペナルティアークは、ペナルティマークの中央部分から半径9.15mの円弧をペナルティエリアの外に描いてください。

センターサークル

センターサークルは、センターマークを起点として半径9.15mの円を描きます。

コーナーアーク

コーナーアークは、コーナーフラッグから、半径1mで四分円をフィールド内に向かって描きます。

なお、公式戦の場合コーナーフラッグは必須となっています。

フラッグは旗がついていて、先端が尖っていない高さ1.5m以上のものでなければいけません。

テクニカルエリア

テクニカルエリアは、特定の座席部分を規定としてその両横に1m、前方にタッチラインより1mの範囲で設定することができます。

また、テクニカルエリアは、マーカーなどを使って、はっきりとマーキングしなければいけません。

ゴール

サッカーをするにあたっては、ゴールが欠かせませんが、ゴールに関しても、大きさや形のルールが定められています。

まず、ゴールはゴールラインの中央部分に設置しなければいけません。

詳しくいうと、コーナーフラッグから等距離となる場所に垂直に立てられたポスト2本とそのポストの頂点をつなぐクロスバーが設置されていなければいけないのです。

そして、ゴールポストおよびクロスバーの材質は認められたものでなければならず、形も正方形、長方形、円形、楕円形、もしくはこれらの形を組み合わせたものでなければいけません。

2本のポストは内側が7.32m離れていなければならず、クロスバーと地面は2.44m離れていなければいけません。

なお、ポストおよびクロスバーは白色で厚さは12cm以下でなければいけないと定められています。

紐などを代用してゴールとすることはできません。

サッカーコートの表面

ルールでは、サッカーコートの表面に関する決まりも記載されています。

日本サッカー協会の競技規則によると、コートの表面は天然もしくは大会規則などで認められている場合は人工、もしくは天然と人工と組み合わせたハイブリッドのものが使用可能となっています。

サッカーコートの大きさは必ずしも同じではない

先ほども説明しているように、サッカーコートの大きさには幅があります。

試合会場によっては最大限までタッチラインとゴールラインが設定されているケースもあれば、逆に最小限の大きさのケースもあるでしょう。

そのため、プレーしていて「なんかコートが小さいな」「コートがうちのホームグラウンドよりも大きい」と感じることはよくあります。

コートの大きさが違うと、キックの際の力加減も変えなければいけません。

そのため、普段練習しているコートの大きさがどのくらいなのか、そして試合をする会場の大きさがどのくらいなのか確認するようにしておきましょう。

まとめ

今回は、サッカーコートの大きさと各エリアやラインの名称などについて解説しました。

サッカーコートの大きさには幅があるため、コートによって大きい、小さいといった違いを感じることもあるでしょう。

一方で、ペナルティエリアやゴールエリア、センターサークル、コーナーアークなどの大きさは変わらないので、覚えておくようにしましょう。

サッカーコートの大きさと各名称を覚えて、サッカーをより楽しんでみてください。

サッカーをより楽しむために、こちらの記事では初心者がおさえておく基本や用語を解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

Kzy Shibata /
ビギナーズ編集部 ライター

岡山県出身 フリーライター兼サッカー監督です。 「人間万事塞翁が馬」をモットーとしています。

ビギナーズTOPページ