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キーボードスタンドのおすすめメーカーを厳選|失敗しない選び方について

キーボードを使う上で、欠かせないアイテムの一つがスタンドです。スタンドといっても楽器のメーカーがたくさんあるように、スタンドも様々な種類があります。迷ってしまいがちなスタンド選びで、失敗しないためのポイントを徹底解説していきます。
キーボードスタンドのおすすめメーカーを厳選|失敗しない選び方について

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キーボードスタンドはバンドなどで、キーボードを弾くときに使います。基本的には別売りなので、自分で選ぶ必要があります。

キーボード選び同様、たくさんの種類がある中から、自分に合ったスタンドを選ぶことはとても大変です。コンパクトな折りたたみ式、2台の楽器を載せることができる2段タイプなど、さまざまな種類があります。

そこで今回は、キーボードのスタンド選びを解説します。比較するときのポイントと、商品によって変わってくる段数や種類について詳しく説明していきます。

形状や機能性から選ぶ|キーボードスタンドの選び方

いろいろな選び方がありますが、ここからは形状や機能性から選ぶ方法を紹介していきます。

段数から選ぶ

スタンドは1段だけでなく2段、3段とつなげて使用することができます。コーラスの音取りなどではなく、ライブパフォーマンスをする方は、多機能スタンドがおすすめです。

2段積み以上のスタンドにはキーボードだけでなくガジェットなどを載せることもできます。

1段

キーボード1台で使用する場合は1段のスタンドで十分です。

2段

「2段スタンド」のキーボードスタンドは、上下で2台のキーボードを乗せるスペースがあります。

メインキーボードの上に小型のキーボードを置くことができ、本格的な演奏をすることができます。アタッチメントとして上段が別売りになっているものも多くあります。

形状から選ぶ

スタンドの形から選ぶポイントを解説していきます。

X型シングルレッグ

脚が交差しているスタンドです。脚が1本のシングルレッグと言われるものと、2本のダブルレッグと言われるものがあります。

軽量のものが多いため持ち運びがとても便利です。狭いステージ上にも簡単に設置することができる一方、軽いキーボードしか載せられないため、購入時には積載量をチェックしましょう。

また、キーボードの寸法も確認しましょう。立奏、座奏に共用のものが多く、高さに比例して幅が変わるためです。X型は、テーブル型に比べてペダルやエフェクターの操作にはスペースが少し狭く、安定性は劣ります。

ダブルレッグのキーボードスタンドは、X型シングルレッグの脚の部分を1本分補強された形のキーボードスタンドです。シングルレッグより安定性が増す分、重量が増えるため持ち運びは少し大変です。

テーブル型

「テーブル型スタンド」のキーボードスタンドは、88鍵盤のキーボードスタンドの中で最も安定すると言われています。

重さがあり持ち運びは大変ですが、重いキーボードでも抜群の安定感で演奏を楽しむことができます。

また、高さだけでなく横幅の調節も効くため使い勝手は抜群です。4脚は折りたたみ式のものが多く、軽量で可搬性に優れています。

Z型

「Z型」のキーボードスタンドは、座ってキーボードを演奏する際に圧倒的な安定感を誇っています。

立って演奏する場合でもある程度の高さまで調節が効くことがメリットとして挙げられます。足元のスペースが広いため、足元にペダルやフットスイッチなどを置くこともできます。

また、キーボードを弾く方の身長や立って演奏するか座って演奏するかで、キーボードスタンドの高さが変わってきます。

座って弾いたり立って弾いたりとスタイルを都度変更して演奏がしたい方は、高さ調節ができるキーボードスタンドを選びましょう。

多機能タイプ

主なキーボードスタンドは、上で紹介したようなX型・Z型・テーブル型の3種類です。

しかし、ほかにもライブでのビジュアルを意識したモデルや、2台以上のキーボードをセッティングできるモデル、コンパクトなモデルなど、さまざまなタイプのキーボードスタンドがあります。

なかでも複数台設置できるモデルは、37鍵や49鍵など、小型のキーボードを補助的に使う場合にも便利です。

また、後々に台数を増やせるモデルもあります。上達した段階でキーボードを増やしたい場合など、上達レベルに合わせて使用可能です。

キーボードの安定感やスペックも重要ですが、ライブ用などとして使う場合はデザインも重要なチェックポイントです。特に個性を出したい方は、ステージ映えしやすいデザインのモデルも検討してみてください。

持ち運びやすさで選ぶ

キーボードを演奏する方にとって、キーボードやキーボードスタンドを持ち運びできることは重要な条件となってきます。

車に積むとき、車から降ろして運ぶときなど、できるだけコンパクトに収納できるものを選びましょう。最も持ち運びに便利なキーボードスタンドの種類は、折りたたみむとコンパクトになるX型です。

特によくスタジオやライブ会場などへ持ち運びする機会が多い方は、軽量でコンパクトに折り畳めるモノなら、積み込みや積み下ろしが楽にできます。

また、自宅やスタジオなどで据え置き型として使う場合も、サイズはチェックしておきましょう。設置予定場所に収まるか、使わないときの収納スペースは十分かなど、確認しておくことが大切です。

持ち運びを意識した軽量のタイプ、シンセサイザーを2段3段と積むステージ用の頑丈なタイプもあります。

組み立てやすさで選ぶ

キーボードやペダル、シールドなどほかの楽器よりも組み立て作業が多いので、キーボードスタンドの組み立てはできるだけ簡単なものを選びましょう。少ないステップで折りたたみができるキーボードスタンドがおすすめです。

耐荷重・安定性で選ぶ

キーボードをスタンドに乗せて演奏する際に、スタンドが安定しないと演奏に集中できません。

基本的に安すぎるスタンドは安定性が低く、ガタついてしまう可能性があります。信頼できるメーカーのものを選ぶと、ある程度の品質は保証されそうです。

そういった際は耐荷重性で選びましょう。「耐荷重」とは、キーボードスタンドが耐えられる重さのことです。例えば、耐荷重30kgの場合、30kgまでのキーボードが使用できます。

特に重量のあるキーボードを置く場合は、耐荷重に注目して選びましょう。キーボードスタンドに耐荷重より重いモノを乗せると、転倒や破損などの恐れがあります。

また、キーボードは鍵盤を指で押さえて弾く楽器です。さらに、キーボードの上には、スコアなどを置く場合もあります。キーボードの重さと耐荷重が丁度のモノよりも、少し余裕を持って選ぶのがおすすめです。

2段に増設できるタイプを選ぶ

キーボードをメインキーボード、小型キーボードの2つ駆使して演奏をする方は、2段に増設できるキーボードスタンドがおすすめです。

座って弾くなら拡張アダプタに対応しているスタンドを選ぶといいです。また、小型キーボードスタンドには楽譜を乗せる台としても使用できます。

メーカーから選ぶ

メーカーから選ぶポイントを解説していきます。

Roland(ローランド)

電子楽器で有名なメーカー“ローランド”です。初心者の方でも簡単に組み立てることができ、デザインもシンプルなものが多いので、おすすめです。

KS-10X

様々な種類のポータブル・キーボードに最適なKS-10Xは、軽量ながら信頼性の高いパフォーマンスを実現します。

X型デザインのスタンドは、手元にスプリング式レバーとロック式クラッチを搭載し、高さ調整も素早く、簡単に行えます。

また位置調整可能なラバー・スリーブにより、平滑でない設置面でも楽器を安定的にサポートします。

KS-20X

KS-20XはクラシックなX型のデザインに、ダブル・タイプを採用した剛性の高いキーボードスタンドです。

これにより88鍵盤タイプを含む、様々なタイプのキーボードに対応しています。手元のスプリング式レバーとロック式クラッチにより高さ調整も素早く、簡単に行えます。

また位置調整可能なラバー・スリーブにより、平滑でない設置面でも楽器を安定的にサポートします。

Dicon Audio(ディコン・オーディオ)

Dicon Audioは楽器スタンドだけでなく、ライブハウスなどの現場でも活躍する楽器アクセサリーを生産しているメーカーです。

KS-060

安定感があり、足元のスペースも十分に取れる4本脚タイプのキーボードスタンド。

折りたたみ時のサイズが71cm×39cmと、4本脚タイプとしては非常にコンパクトに収納出来るため持ち運びも楽々できるのが特徴です。

高さは64cm~82cmの間で4段階に調節可能。座奏から立奏まで幅広いスタイルに対応します。

幅は71cm~101cmまで無段階に調整可能。88鍵盤モデルなど大型のシンセサイザーでも安定感のある設置を実現しています。

外向きに起つよう設置された4本のレッグは足元に十分なスペースを確保しつつ、安定性を強化しており、ミュージシャン目線で使いやすさと自由度にこだわったキーボードスタンドです。

ULTIMATE(アルティメイト)

ULTIMATEは楽器のスタンドに定評のあるメーカーです。その堅牢で丁寧な作りはプロのアーティストからも重用されるほど。

AX-48 Pro

AXシリーズを始め、多機能スタンドを数多くラインナップしています。

2台のキーボードをセットできます(各段それぞれ約55kgまでのキーボードをセット可能)。2種類の長さが異なるTri-barアーム(330mm、457mmの2種類)は高さ調整が可能で、あらゆるサイズの現代のキーボード、シンセサイザー、ワークステーションに対応します。

AX-48Proは組み立て分解も簡単です。レッグは取り外さずにスライドするだけでコラム底部に収納でき、サポート・アームはコラム上部のスペースにきれいに収まります。

Casio(カシオ)

電子メーカーのカシオ。キーボードや電子楽器もたくさんあるため、別売りで買ってもほとんど失敗知らずです。

CS-4B

カシオのテーブル型スタンドのキーボードスタンドです。シンプルな外観ながら、4本の脚でしっかりとキーボードを支えてくれます。

組み立ては女性ひとりでも簡単にできる構造になっていますが、持ち運びの際に折りたたみができないため自宅でキーボードを据え置きする際におすすめです。

CS-2X

シングルレッグのX型スタンドです。こちらは対応機種がカシオのキーボードですので気を付けてください。

YAMAHA(ヤマハ)

日本が世界に誇る楽器メーカーといえばヤマハです。安心と信頼のヤマハ製とも言われるほど、多くのユーザーからの信頼を得ています。

L-2L

YAMAHAの電子ピアノに対応しているキーボードスタンドです。左右に2本ずつ脚が付いており、しっかりとキーボードを支えてくれるのみならず、コンパクトに折りたたみもできるというハイスペックなキーボードスタンドです。

3点ネジ止めで組み立ても簡単、お手入れも楽です。YAMAHAの電子ピアノでしか使用できないので注意が必要です。

HERCULES(ハーキュレス)

とにかく安定感のあるスタンドを求めている方はHERCULESでしょう。キーボードだけでなく、ギターなどの楽器スタンドでも高い人気を誇るHERCULESのスタンドは見る価値ありです。

KS120B

「HERCULES」のX型ダブルレッグのキーボードスタンドです。シングルレッグよりも安定性が増したシンプルなブラックのボディがスタイリッシュです。

5段階の高さ調節が可能で、調節方法もスタンドを完全に閉じた後必要な高さまで上げるだけの簡単操作なので扱いやすいです。脚の部分がゴム製なので、抜群の安定性を誇ります。

まとめ

いかがでしたか?キーボードを購入した際に、スタンドは別売りの場合がほとんどなので、サイズ感など失敗しないためにも、初めて購入の際には、キーボードと一緒に購入することをおすすめします。

たくさん持ち運びする方は軽量で簡単に組み立てができるスタンド型、安定感重視ならテーブル型など使い勝手から選んでみてください。

しっかり自分の目的をまとめてから楽器店に行き、相談をしたり、実物をみて決めてみると確実です。ぜひ選ぶポイントを参考にしてみてくださいね。

また、こちらの記事ではピアノが倍速で上達する練習法を紹介していますので、ぜひご活用ください。

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伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!

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