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弾いてみた動画の作り方!必要機材や作成手順、投稿サイトを紹介

弾いてみた動画の作り方!必要機材や作成手順、投稿サイトを紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

動画サイトで人気ジャンルの1つに数えられる「弾いてみた」「演奏してみた」シリーズ。楽器演奏の腕前に自信がある人なら、一度は動画投稿を考えたことがあるかもしれませんね。しかし、必要な機材や撮影方法がわからず、ためらっている人も多くいます。

弾いてみた動画を作るのは、それほど難しくありません。慣れないうちは苦労することもありますが、すぐに覚えられる作業ばかりです。本記事で順序立ててご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

弾いてみた動画を投稿するうえで、「無名の素人動画が再生されるのか…」と不安になることもあるでしょう。現在、人気がある投稿者の中にも、まったく知名度がない状態から始めた人はたくさんいます。

本記事でも再生数につながるコツもご紹介しますが、たくさんのネットユーザーに動画を見てもらうには、何よりもやる気が重要です。楽しむつもりで、まずは始めてみましょう。

弾いてみた動画とは?

今やインターネット上の人気コンテンツとなった「弾いてみた動画」。高い技術を持った演奏者による人気動画は何万回も再生されています。

そんな弾いてみた動画ですが、細かい定義まで把握している人は少ないでしょう。弾いてみた動画を作る前に、一度正しい概要を学んでおくことが大切です。

有名楽曲を演奏した動画

簡単にいえば、誰もが知っているヒット曲、アニメソングなどを演奏して投稿する「カバー動画」です。投稿者が顔出しで存在をアピールすることもあれば、あえて演奏している手元だけを見せ、技術面にフォーカスしている動画もあります。

また、楽曲と演奏方法の組み合わせも大事です。ギターで演歌を奏でたり、超絶技巧でアニメソングをカバーしたりと、意外な組み合わせに視聴者は反応します。クラシックやジャズ風のアレンジも人気コンテンツの1つです。

弾いてみた動画に必要な機材

動画を作成するにあたり、まずは機材を揃えます。楽器と簡単な道具だけで投稿することも可能です。ただし、本格的な弾いてみた動画を作成したいなら、相応の機材を用意しましょう。

スマートフォン

近年のスマートフォンは、ハイクオリティなカメラを搭載しているので、十分撮影機材になり得ます。スマートフォンで撮影した動画は、そのまま動画投稿サイトにアップロードできるのもメリットです。新しく機材を買い揃えなくても、弾いてみた動画が作れます。

ただし、高価なカメラや録音機材と比べれば性能が落ちるのは否めません。再生回数を伸ばすには画面や音響のクオリティが重要です。気になる場合は機材の導入を検討しましょう。

デジタルカメラ

高画質で撮影できるデジタルカメラがあれば、弾いてみた動画のクオリティは格段に上がります。自宅でアコースティック楽器を演奏する程度なら、デジタルカメラ1台で十分に撮影可能です。

ただし、エレキギターやクラシック楽器など音量が大きいと、デジタルカメラの録音機能では、音割れを起こす可能性があります。音割れが気になる場合は、直録りではなく、以下紹介するソフトの利用がおすすめです。

DAWソフト

「DAW(Digital Audio Workstation)」は、パソコンで音楽制作ができるソフトです。多彩な機能を備えたソフトですが、弾いてみた動画では、録音機能とミキサー機能を主に利用します。これらの機能を使えば、録音した音と原曲を混ぜるなどの編集が可能です。

オーディオインターフェースという機材を介して、パソコンへ音を取り込むので、直録りよりも音質が飛躍的に向上します。映像はカメラで撮影しておき、音はDAWで録音・編集したものを使うのが、弾いてみた動画のスタンダードな作り方です。

動画編集ソフト

撮影した動画をそのままアップロードしてもかまいません。ただし、それだけでは字幕もついておらず、演奏までの間も詰められないので、動画としてのクオリティは低めです。多くの人に見てもらいたいなら、動画編集ソフトを使って見栄えにも気を配りましょう。

動画編集の技術がなくても、明るさを調整するだけで印象は格段によくなります。無料のソフトもたくさんあるので、ぜひ利用してみてください。編集技術やセンスによっては、動画編集の力で人気コンテンツになることも考えられます。

弾いてみた動画の撮影・投稿方法

機材を揃えたらいよいよ撮影へと進みたいところですが、その前に選曲も重要です。自分が好きな曲は大前提として、話題になっている曲を演奏すると注目度が高まります。世間や人気投稿者の間で流行している曲をチェックするのも欠かせません。

演奏する曲が決まったら、撮影に移ります。流行の曲を選んだ場合は、いかに早く投稿できるかがポイントです。それでは撮影・録音・編集・投稿の流れを見ていきましょう。

撮影する

いつでも撮影を始められるよう、1人で撮影できる環境を整えておくのが理想です。自宅に簡単な撮影スペースを確保するとよいでしょう。複数台のカメラを使って撮影すれば、編集段階でカットを割るなど工夫もできます。

録音する

DAW(録音ソフト)を使うなら、別途録音・ミックス作業が必要です。録音はオーディオインターフェースにつないだ楽器を演奏するだけですが、ミックス作業は慣れが求められます。

イコライザーやコンプレッサーで、音域を増幅させたり削ったり、音量バランスを整えます。DAWでは様々なエフェクトもかけられるので、まずは音作りから楽しむのもよいでしょう。演奏を原曲と重ねる場合は、原曲との音量調整も行います。

編集する

動画編集ソフトを用いて、撮影した動画の編集をします。人気の弾いてみた動画は、言葉での前置きや説明などなく、基本的に演奏のみのものが主流です。喋らない代わりに、楽曲や楽器の解説を簡潔なテロップで入れるなど、情報を補足するとよいでしょう。

無編集で演奏までに余分な間がある動画や、雑な編集の動画は、演奏で判断してもらう以前の問題です。客観的に見やすいと思えるレベルまで、編集しておきましょう。例えば、動画の最初や最後にタイトルクレジットを表示するだけでも、かなり印象が変わります。

投稿する

まずはSNSや動画サイトでアカウントを取得してください。取得方法は動画投稿サイトによりますが、原則メールアドレスと個人情報を登録すればアカウントが発行されます。アカウントが取得できたら、投稿画面から動画をアップロードしましょう。

動画をアップロードし、サムネイルやタグを設定すれば準備完了です。後は、公開日時を設定して待つだけです。投稿したら、SNSなどで告知しましょう。

サムネイルを工夫する

検索結果に動画が表示されるとき、1番に目に入るのがサムネイルです。動画の中で最も見てほしい部分を切り抜きましょう。編集ソフトで、曲のタイトルを記載するのも1つの方法です。

演奏のクオリティが高くとも、サムネイルの時点で興味を持たれなければ、再生回数につながりません。サムネイルの魅力が視聴者を集めるといっても過言ではなく、決して手を抜けない要素です。

弾いてみた動画の投稿先

動画ができたら、次は投稿先を決めます。動画投稿サイトやSNSはたくさんあるので、目的に合わせて選びましょう。

ニコニコ動画

「ニコニコ動画」は、弾いてみた動画が人気となるきっかけになった媒体です。サイトの黎明期にギターや電子オルガンを使って、「弾いてみた」というタイトルで動画を投稿する人が続出しました。現在でも毎日のように、弾いてみた動画が投稿されています。

ニコニコ動画は、視聴者のコメントが動画再生時に流れるのが特徴です。視聴者との距離が近く感じられ、楽しく活動を行えます。ライブ配信の機能も利用するのもよいでしょう。

YouTube

世界的に利用されている動画投稿サイトです。動画投稿はもちろん、ライブ配信の機能も備わっています。広告を貼りつけることで収益化しやすいのも魅力です。

ただし、視聴者が一部の人気YouTuberに集中する傾向があり、新規参入から再生回数を稼ぐには工夫が必要です。スキルを徹底的に磨いたり、インパクトのあるキャラクターを考えたりなど、戦略を立てましょう。

SNS

上記のような動画投稿サイトではなく、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに動画を投稿する人もいます。これらのSNSで動画を収益にするのは困難です。その代わり、スマホなどで撮影して手軽に投稿できるため、趣味で続けるならおすすめの媒体です。

また、SNSなら友人とのつながりも深いはず。世間に広く知られたいわけではなく、身内で盛り上がりたい人に向いています。

弾いてみた動画の注意点

弾いてみた動画を投稿するうえで、権利関係の基本事項は知っておきたいところです。本人に悪意がなくても、うっかりミスで問題になることがあります。

著作権を確かめる

YouTubeやFacebook、ニコニコ動画などの大手動画サイトは、JASRACと包括契約をしているため、弾いてみた動画で他人の曲をカバーしても問題にはなりません。ただし、楽曲にアレンジを加える場合は、著作権の侵害になる可能性が出てきます。

また、JASRACに登録していない個人の楽曲、他者のアレンジを演奏するときは、それぞれに直接許可を取らなくてはなりません。制作者に断りなく弾いてみた動画をアップするのであれば、JASRACに登録されている曲を選ぶのが無難です。

参考:動画投稿(共有)サイトでの音楽利用

原盤権に配慮する

多くの動画サイトでは、録音された楽曲に関する「原盤権」を包括していません。すなわち、原盤を流しながら、それに合わせて演奏するような動画は厳密にいうと違反です。

まとめ

弾いてみた動画は、楽器と携帯端末さえあれば、手軽に始められる趣味です。初めは手元にある機材で、慣れてきたら専門的な機材やソフトウェアを揃えて、質の高い投稿を目指しましょう。ファンが増えれば、人気投稿者になれるかもしれません。

誰でも簡単に投稿できる、弾いてみた動画には、1点注意すべきことがあります。それは、著作権侵害などのトラブルを起こさないようにすることです。

著作権や原盤権を侵害すると、動画が削除されるだけでなく罰を受けるなど、大変な事態になりかねません。トラブルに発展しないためには、曲選びの段階で、「これは演奏してよいのか」をよく確認しておきましょう。

また、こちらの記事ではおすすめのオーディオインターフェースを価格別で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビギナーズ編集部 /
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