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【初心者向け】Amazon Echo(アマゾンエコー)でできることとは?使い方も解説
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
今回はAmazonのエコー(Echo)についての紹介です。Amazonから発売されているエコーはスマートスピーカーの一種。スマートスピーカーとは、音声入力により搭載されているAIがさまざまなアクションを実行してくれるスピーカーです。
スマートスピーカーは他にもGoogleからGoogleアシスタント、LINEからClovaが発売されています。
この記事ではエコーとエコーに搭載されているアレクサ(Alexa)について解説していきます。エコーでできることやエコーの使い方、エコーの種類など。
エコーの基本的なことについて解説しており、エコーでスマートスピーカーデビューをしたい方向けの記事となっています。
▼関連記事:Amazon Echoの特徴と比較|どの機種を買うべき?
Amazon Echo(アマゾンエコー)とは?
Amazonエコー(Echo)とは、スマートスピーカーの一種です。Amazonから発売されています。一部家電量販店でも購入可能です。
「そもそもスマートスピーカーってなに?」という方は、AppleのSiriを思い出してください。iPhoneやiPadに搭載されているAIであるSiriは、持ち主が音声で指示を出すとさまざまなことに答えてくれます。
スマートスピーカーはそのスピーカー版です。Amazonのエコーには「Alexa(アレクサ)」と呼ばれるAIが搭載されており、このアレクサに音声で指示を出すことにより、さまざまなアクションが実行できます。
Amazonのエコーにはたくさんの種類があり、置く場所や求める機能を考えて選ぶ必要があります。後ほどエコーの種類を解説します。
エコーでしかできないこと
スマートスピーカーには、Googleが販売しているGoogleアシスタントや、LINEのClovaなどがあります。
Amazonエコーにしかないオリジナルの機能としては、「Amazonショッピング」と「kindle本の読み上げ」です。
さらに、プライム会員向けの動画サービス「プライムビデオの再生」もエコー独自の機能です。動画再生に関しては、プライムビデオだけでなく、YouTubeなども再生できます。
エコーに呼びかけるだけで、Amazonの買い物や読書がスムーズになります。
Amazon echoおすすめ機能と機種を解説した記事も参考にしてみてください。
Amazon Echo(アマゾンエコー)でできる27のこと
Amazonエコーでは、音声入力でさまざまなことを行うことができます。
目覚まし時計
目覚まし時計として使うことができます。「アレクサ、目覚まし8時にセットして」などと音声で指示を出しておくと、その時間にアラームを鳴らして起こしてくれます。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、8時に起こして」
- 「7時に〇〇(曲名・ミュージシャン名)でアラームかけて」
- 「アラームをとめて」
タイマー
「アレクサ、3分後にタイマーをかけて」など、タイマーを設定できます。料理中に便利ですね。
3分や1時間など、鳴らしたい時間経過後にタイマーを鳴らすことができますし、「タイマー、あと何分?」と質問すれば残り時間も教えてくれます。
使い方・呼びかけ例
- 「3分後にタイマーかけて」
- 「タイマー、あと何分?」
- 「タイマーをキャンセルして」
音楽をかける
「アレクサ、ジャズをかけて」など、エコーに指示すると音楽を聞くことができます。Amazon MusicやSpotify、Apple musicなどと連携が可能です。
使い方・呼びかけ例
- 「〇〇(曲名・ミュージシャン名・アルバム名)かけて」
- 「仕事がはかどる曲をかけて」
- 「音楽を止めて」
- 「この曲はなに?」
Amazonでの買い物
実はAmazonでの買い物も音声ですませることができます。ネットのAmazonで買い物をしたときに配達状況の確認をすることもできますよ。
使い方・呼びかけ例
- 「〇〇(商品名)をカートに追加して」
- 「注文をキャンセルして」
- 「配送状況を教えて」
会話・質問
アレクサといろいろな会話を楽しむことができます。「今日の気分はどう?」といった質問から、「何かお話して」というちょっと無茶なお願いまですべて答えてくれます。
また、「今日のサッカー日本代表の結果を教えて」「今日の株価を教えて」「今の総理大臣は誰?」など、質問を投げかけても答えてくれます。
使い方・呼びかけ例
- 「今日の気分は?」
- 「何かお話して」
- 「歌をうたって」
ニュースの確認
今日のニュースを確認することができます。「スキル」と呼ばれるアレクサ専用のアプリをダウンロードすることで中国語や英語のニュースを聞くこともできるようになりますよ。
使い方・呼びかけ例
- 「今日のニュースを教えて」
- 「ニュースをとめて」
天気予報の確認
住んでいる地域の天気予報を確認することができます。気温や降水確率も教えてもらえます。雨が降りそうなときは「あと15分で雨が降ります」と言ってくれることも。
希望の場所を質問文に入れることで、国内外どこの天気予報でも確認できますよ。
使い方・呼びかけ例
- 「今日の天気は?」
- 「〇〇(知りたい地域)の天気は?」
- 「来週の天気は?」
ラジオを聞く
ネットラジオやポッドキャストも、エコーを通して聞くことができます。エコーにはデフォルトでTuneinが入っています。
使い方・呼びかけ例
- 「Tuneinでラジオをかけて」
- 「Tuneinで〇〇(曲名・アーティスト名)をかけて」
- 「ラジオをとめて」
リストの追加・確認
アレクサにはTo Doリストと買い物リストの2種類があります。音声入力でリストに内容を追加することができます。
リストを確認するときは、アレクサのアプリからスマホやタブレットを利用して見ます。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、買い物リストに〇〇(商品名)を追加して」
- 「アレクサ、買い物リストに何があるか教えて」
- 「アレクサ、やることリストを教えて」
スケジュールの確認
GoogleカレンダーやApple iCloudと連携させることによってスケジュールの管理ができるようになります。確認だけでなく、音声入力によってスケジュールの追加も可能です。
使い方・呼びかけ例
- 「明日の予定を教えて」
- 「〇〇(特定の日付)の予定を教えて」
家電操作
スマートリモコン、またはアレクサ対応家電と連携させることによって家電の操作が可能となります。
テレビやエアコン、加湿器や照明といった家電とアレクサを連携させることによって、リモコンでのオンオフ操作が不要となります。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、エアコンをつけて」
- 「アレクサ、子ども部屋の電気を消して」
電車情報を調べる
乗り換え情報を調べるときもエコーを活用できます。乗換案内はNAVITIMEやジョルダンなどさまざまあるので、案内版に応じてコマンドや質問を使い分けるようにしましょう。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、ナビタイム乗換案内を開いて」
- 「アレクサ、ナビタイム乗換案内で渋谷から品川」
定型アクションを自動的に実行
定型アクション機能とは、事前登録した一連の日課を、ひとつの音声コマンドで自動的に行えるようにする機能です。
「アレクサ、〇〇をして」という指示をいちいち出さなくても、事前にトリガーとなる音声を登録しておけば、複数のアクションを同時に実行してくれます。
たとえば、「アレクサ、おやすみ」とひとつの発話で、照明とエアコンをオフにするなどです。朝であればその逆にできたり、天気予報やニュースを知らせてくれたりします。
ルーティンの時短はもちろん、習慣化したいことをアレクサに指示しておくことで定着しやすくなります。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、おやすみ」→照明・エアコンのオフ
- 朝、スマホのアラームを止めるという動作→アレクサがニュースと天気予報を音声で知らせてくれる
本を読み上げる
Amazonの電子書籍kindle本。エコーにはkindle本を読み上げる機能があります。これは、エコーのオリジナル機能です。
目が疲れているときや、子どもに本を読み聞かせたいときに活用すると良いでしょう。エコーの読み上げは、オーディオブックサービス代わりにも活用できますが、読み上げはやや機械的になります。
オーディオブックとは音声で聴く読書のサービスのことで、Amazonには、Audible(オーディブル)というオーディオブックサービスがあります。
AlexaアプリでAudibleを再生する際は、エコーの音声コマンドを使って一部を飛ばしたり、スリープタイマーを使うこともできますよ。
使い方・呼びかけ例
- 「〇〇(本のタイトル)を再生して」
- 「本をとめて」
カラオケ
JOYSOUNDのスキルを入れることで、アレクサに呼びかけるとカラオケができるようになります。
スマホに「Alexaアプリ」をインストールし、Alexaアプリのメニューバーの中から「スキル・ゲーム」をタップします。検索バーで「カラオケJOYSOUND」を検索し、インストールすれば完了です。
Alexaスキルのホーム画面に曲の歌詞が表示されるので、まるでカラオケボックスにいるかのように、歌詞を見ながら歌えます。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、JOYSOUNDを開いて」→「カラオケJOYSOUNDへようこそ」と応答したら曲名を呼びかける
- 「アレクサ、JOYSOUNDを開いて歌える曲を教えて」
翻訳
英語・中国語・フランス語・イタリア語・韓国語など、日本語を44のさまざまな言語に翻訳してくれます。モニター付きエコーの場合は、モニター上でスペルの確認もできますよ。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、”こんにちは”は韓国語で何て言うの?」
- 「アレクサ、ドイツ語で”愛してる”は?」
辞書
アレクサには辞書の機能も搭載されています。単語でわからない言葉があったら質問をしてみましょう。
使い方・呼びかけ例
- 「〇〇(知りたい単語)ってどういう意味?」
- 「〇〇(知りたい単語)の意味を教えて」
計算
足し算、引き算、掛け算、割り算など何かを計算するときにエコーを利用できます。割り勘するときに便利です。
使い方・呼びかけ例
- 「29たす42は?」
- 「8900わる6は?」
- 「1980の8%は?」
食べ物の注文
出前館やPIZZA SALVATORE CUOMOのスキルを活用すると、食べ物を自宅までデリバリーすることができます。
例えば、Alexaスキル「出前館」を入れて、「アレクサ、出前館で〇〇(メニュー)を注文して」といった通常の使い方から、「アレクサ、出前館でいつもの」といったリピート注文も可能です。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、出前館で〇〇(メニュー)を注文して」
- 「アレクサ、出前館でいつもの」
お店を探す
アレクサに尋ねると、近場のお店の情報から、特定の店舗の住所や電話番号などの情報まで教えてくれます。
使い方・呼びかけ例
- 「近くのラーメン屋さんはどこ?」
- 「〇〇(スーパーなど店名)の営業時間を教えて」
占い
スキルを入れることによって占いもできるようになります。さまざまな占いがありますので、アレクサアプリを利用して好きな占いを選ぶようにしましょう。
例えば、Alexaスキルの「エキサイト星占い」なら、自分の星座からその日の総合順位や仕事運、恋愛運、ラッキーカラーやラッキーアイテムまで、運勢を細かく教えてくれます。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、エキサイト星占いを開いて」
- 「アレクサ、〇〇座の運勢を教えて」
- 「アレクサ、おみくじを引いて」
ピカチュウと会話をする
ピカチュウトークという専用のスキルを入れると、ピカチュウと会話ができます。スピーカーに話しかけると、「10万ボルト!」などピカチュウが意外な言葉で反応してくれます。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、ピカチュウと話したい」
- 「アレクサ、ピカチュウを呼んで」
寄付をする
エコーに呼びかけると、日本赤十字社やふるさと納税に寄付をすることができます。
被災地や地方の支援を行いたいとき、面倒な手続き要らずです。
使い方・呼びかけ例
- 「アレクサ、赤十字で1000円寄付して」
- 「アレクサ、ふるさとチョイスを開いて」→お礼の品IDの番号を伝える
他アレクサとの通話・メッセージの送信
アレクサはアレクサ同士で通話が可能です。また、メッセージを送信することもできます。
エコー端末同士、またエコーとスマホ間でも通話ができます。ディスプレイ付きのデバイスなら、ビデオ通話も可能です。
使い方・呼びかけ例
- 「お母さんにメッセージを送信して」
- 「電話に出て」
- 「お母さんにビデオ電話をかけて」
他のアレクサに呼びかける
リビングと自室にそれぞれエコーを設置している場合など、エコーを通して呼びかけることができます。
自室にいて荷物の配達完了通知を受け取ったときなど、リビングにいる人に「取りに行って」とメッセージを呼びかけることもできます。
親が子ども部屋に向けて、「ごはんできたよ」「寝る時間だよ」と声をかけることもできます。
使い方・呼びかけ例
- (子ども部屋にあるアレクサに向けて)「ごはんができたよ」
- (リビングにあるアレクサに向けて)「玄関に荷物を受け取りに行って」
Amazonについての確認
Amazonに関するさまざまなことを質問することができます。プライムデーについての質問や、希望すればオリジナルソングも歌ってくれます。
AmazonにはAmazon Alexaが歌うオリジナルソングがあり、新曲に「君の名前」などがあります。
使い方・呼びかけ例
- 「プライムデーはいつ?」
- 「アレクサ、君の名前を歌って」
FireTVを操作する
AmazonのストリーミングメディアであるFireTVと連携することによって、FireTVの機能を音声操作で使えるようになります。
使い方・呼びかけ例
- 「〇〇(番組名・動画のタイトル名)を見せて」
- 「〇〇を再生して」
- 「テレビのチャンネルをNHKにして」
Alexa(アレクサ)でできることをわかりやすく解説した記事も参考にしてみてくださいね。
Amazonエコーの使い方
アレクサの使い方は非常に簡単です。音声で何をしてほしいか話しかけるだけで動かすことができます。
エコーの初期設定の手順
エコーを使うには、ネット環境が必要です。そして、スマホに専用アプリを入れる必要があります。各種設定はアプリから行います。
- 電源を入れ、Wi-Fiに接続する
- スマホに「Alexaアプリ」をインストールする
- アプリでアカウント設定する
エコーには音量を上下するボタン、マイクをオフにするボタン、アレクサを起動するボタンが付いています。しかし、これらも音声で指示ができるため、最初以外はあまり利用する機会はないでしょう。
基本的には音声での指示でエコーを使うことができますが、スマホやタブレットにアプリを入れれば機能をより便利に使いこなすことができます。
定期的な目覚ましの機能や家電と連携させたルーティン動作の設定などは、アプリでの操作が便利です。
また、モニター付きのエコーを購入すると、タッチパネルを活用して指での操作も可能となります。音声入力だけで不安な方はモニター付きの購入を検討してみてくださいね。
Amazonエコーの種類
Amazonエコーにはさまざまなタイプが発売されています。モニター付き、車用、スピーカー機能が発達しているものなど。用途に合わせて選ぶようにしましょう。(2021年4月現在)
エコーはAmazonのサイトで購入することができます。一部家電量販店でも販売されていますので、実物を見たい方は家電量販店を訪れるようにしてください。
スタンダード|Echo(第4世代)
一番スタンダードなタイプのエコーです。「初めてなので基本的なものから試したい」という方にぴったり。プレミアムサウンド、内蔵のZigbee対応スマートホームハブ、温度センサーが組み込まれています。
2020年10月発売の新型で、機能が第3世代より充実している分お値段はお高め。別にスマートリモコンを買わなくてよいと考えたら高すぎるということもないでしょう。エコーをフル活用していきたい方に合った機種です。
インテリアにも|Echo Dot(第4世代)
球体のフォルムがおしゃれなシリーズです。Echo(第4世代)より小さいサイズながら、同様のスペックを有しています。
2020年10月発売の新型です。この価格とデザインなら、各部屋に置いてエコー同士をメッセンジャーがわりにすることもできそうですね。
モニター付き|Echo Showシリーズ
モニターが付いているタイプです。タッチパネル式のモニターが付いているため、音声入力だけでなく指で画面を操作して入力することが可能です。
動画を見たい方にはこのタイプがぴったり。契約者であればモニターでAmazon Prime Videoを再生することもできます。
また、このモニターを利用してテレビ通話をすることもできます。テレビ通話目的でエコーを購入する方はこちらのシリーズがおすすめでしょう。小さいものと大きいものでサイズが異なっていますので、購入前に確認するようにしてくださいね。
車専用|Echo Auto
車用にはこちらのEcho Autoをおすすめします。モバイルバッテリーのような見た目で、狭い車内でも邪魔にならない薄くて小さなサイズとなっています。
玄関トイレ脱衣所には|Echo Flex
電源コンセントに差し込んでその場で利用するプラグイン式です。メイン機というよりはサブ機として活用されています。
メインのエコーがリビングにあり、そこから音声が届かない玄関や階段などで活用するときに選ばれている機体です。
音質を楽しもう|Echo Studio
音楽を楽しみたい方はこちら。5つのスピーカーが内蔵されており、迫力のある音楽を楽しむことができます。
DolbyAtmos技術により、音がより明瞭に、そして空間に奥行きが感じられる設計です。音楽に没入したい方や、音質にこだわりたい方には一押しです。
まとめ
AmazonのスマートスピーカーであるエコーにはAIであるアレクサが搭載されています。アレクサに音声入力で指示を出すことによってさまざまな動作をリモコンなしで実現してくれます。
リモコンやスマホなしで日常生活のさまざまなアクションをアレクサが実行してくれる体験は、私たちに今までにはなかった便利さを体感させてくれます。
まだスマートスピーカーを使ったことがないという方はぜひAmazonのエコーでスマートスピーカーデビューを果たしましょう。
Amazonエコーで楽しめるAmazon Prime MusicとUnlimited各種プランの違いやおすすめについてはこちらの記事を確認してみてください。Amazonエコー保有者向けのプランもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
水城みかん /
ビギナーズ編集部 ライター
家から出たくないばかりに在宅勤務可の外資へ転職したひきこもりOL兼Webライター。執筆ジャンルはダイエット、経理・税務、旅行、ライフスタイルなど。美くびれ目指して日々ジム通いのプロテインマニア。VR、ガジェットも好き。