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運転免許の種類と正式名称を一挙紹介!自分に必要な免許はどれ?

運転免許には様々な種類があります。普通自動車免許以外にも中型や大型、特殊免許などがあり、自分にとってどの免許が必要なのか迷ってしまうかもしれません。この記事では自動車・オートバイの運転免許について正式名称や、免許証の表記について解説します。
運転免許の種類と正式名称を一挙紹介!自分に必要な免許はどれ?

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進学や就職を機に、自動車やオートバイの運転免許の取得を検討されている方も多いのではないでしょうか?自分で車を運転できたら就職先や旅行先の選択肢も大幅に増えますよね。

今回はそろそろ車、バイクデビューしようかなと考えている方のために、運転免許の種類について詳しく説明します。免許証の略称や12桁の番号の秘密にも迫ります!

自動車の運転免許の種類と正式名称

一口に運転免許と言っても、普通免許以外に様々な種類があることをご存知ですか?自動車だけでも普通・準中型・中型・大型・小型・大型特殊と6種類もあるのです。自分がどの免許をとったらいいのか、よくわからないという方も多いのでは。

ここではまず、運転免許の種類について詳しく解説していきます。

普通自動車免許

「普通」とついているように、最も一般的な運転免許が普通運転免許です。軽自動車はもちろん、ミニバンも運転できます。また、普通免許には「マニュアル車用」と「オートマチック車限定」があることを知っておきましょう。

マニュアル免許保持者はオートマチック車も運転することができる一方、オートマチック限定免許しか所持していない場合はマニュアル車を運転できません。

ほかには、車両の総重量や定員も細かく定められています。普通車両の総重量は3,5トン未満、物等最大積載量は2.0トン未満であり、日本の自家用車はほぼすべてこの条件を満たしています。

そして乗車定員は最大で10人以下と決まっているので必ず守りましょう。

準中型自動車免許

あまり聞きなじみのない免許の種類だと思います。それもそのはず、2017年3月12日に行われた道路交通法改正により新たに誕生した運転免許なのです。この準中型免許があれば運転できる車の幅が広がるはず。

乗車定員は普通免許と変わらないのですが、車両総重量と最大積載量に違いがあり、重量は3,5トン以上7,5トン未満、最大積載量が2トン以上4,5トン未満と大幅に増えます。

そのためこの基準を満たした引っ越しのトラックやコンビニなどの配送車、私たちがお世話になることも多い配送会社のトラックなどを運転できるようになります。ほかにも、ゴミ収集車や高所作業車も運転できるようにもなりますよ。

中型自動車免許

中型免許で運転できる車はいわゆる4トントラックと考えて頂ければイメージしやすいでしょう。この免許があれば、長距離ドライバーとして運送会社などで働くことができます。乗車定員は29人以下と定められているので、マイクロバスも運転可能です。

大型自動車免許

大型免許になると乗車定員30人以上の大型バスやダンプカーを運転することができます。総重量も11トン以上となるため様々な物を運べるでしょう。数多くの種類の車両を乗りこなしたいなら取得したい免許です。

小型特殊自動車免許

農耕トレーラーや工場、作業所内で使用するフォークリフトなど、最高速度時速15km以下の特殊な車両を運転するのに必要な免許です。逆に普通免許ではこれらの車両を扱えませんのでご注意を。

大型特殊自動車免許

大型のフォークリフトや農耕車、除雪作業車などの運転が可能に。最高速度の制限はなくなります。ただし、時速49km/h以下の自主規制は必要です。

オートバイの運転免許の種類と正式名称

高校によっては通学手段としての利用も認められているオートバイ。免許を持っていれば自転車では少し辛い距離を移動するのが楽になりますよね。オートバイの免許も自動車と同様に1種類ではありません。

こちらも自動車と同じように用途によって細かく分けられているので違いを理解しておきましょう。

原動機付自転車免許

その名の通り「スクーター」と呼ばれる、原動機付自転車のみを運転できる免許です。原動機付自転車とは1人乗りで排気量が50cc以下の軽車両のこと。法定速度時速30kmを超えてはいけません。

普通自動二輪車(小型)免許

オーソドックスなオートバイに乗るために必要なのが、この普通自動二輪車免許。小型限定では総排気量125cc以下の車両に乗れます。高速道路を走行することは不可なので注意しましょう。

普通自動二輪車免許

よく「中免」「中型免許」と言われているのが、この普通自動二輪車免許です。排気量400ccまでのバイクを運転できるので、幅広いカテゴリーの中から車体を選ぶことができるでしょう。

大型自動二輪車

排気量問わず全てのバイクに乗車することが可能に。中型のバイクだけでなく、大型のバイクにも乗れるようになるので、運転の自由度・楽しさが広がりますよね。ちなみに警察の白バイを乗るのに必要な免許もこちらです。

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免許証を見れば免許の種類がわかる!色や12桁の数字の意味は?

ここまで解説してきた運転免許。様々な種類がある中、さらに第一種と第二種に分けられているのです。この2種類は、何が違うのでしょうか。また、免許証の色や記載されている12桁の数字についても解説していきます。

第一種運転免許

第一種運転免許は日本の公道で自動車、原動機付自転車を運転する時に必要な免許です。以下は、略称と正式名称の一覧です。

第一種運転免許証の略称と正式名称

  • 中型:中型自動車第一種運転免許
  • 準中型:準中型自動車第一種運転免許
  • 大型:大型自動車第一種運転免許
  • 普通:普通自動車第一種運転免許
  • 大特:大型特殊自動車免許
  • 大自二:大型自動二輪車免許
  • 普自二:普通自動二輪車免許
  • 小特:小型特殊自動車免許
  • 原付:原動機付自転車免許
  • け引:牽引自動車第一運転免許

第二種運転免許

第二種運転免許は業務として自動車を用いて人を運送する際に必要な免許です。バスやタクシーが旅客自動車にあたります。略称と正式名称は以下の通りです。

第二種運転免許証の略称と正式名称

  • 大二:大型自動車第二種運転免許
  • 中二:中型自動車第二種運転免許
  • 普二:普通自動車第二種運転免許
  • 大特二:大型特殊自動車第二免許
  • け引二:牽引自動車第二種運転免許

免許証の12桁の数字の意味は?

免許証を見ると、中央付近に12桁の数字が書いてあるのに気付きませんか。ランダムにふられている数字と思われがちですが、実はちゃんと意味があるのです。12桁の数字は以下のような法則で割り振られています。

免許証の12桁の数字の法則

  • 1~2桁目は管轄の公安委員会の番号
  • 3~4桁目は免許証を初めて交付された西暦の下2桁
  • 5~10桁目は管理番号
  • 11桁目は検査用の数字
  • 12桁目が免許証の再発行回数

免許証の数字にはこんな秘密が隠されていたなんて、驚きですよね。

免許証の色の意味は?

ここまでで、だんだん免許の種類について詳しくなってきたのでは?最後にもうひとつ、運転免許証の3種類の色について解説します。免許証は何のために色分けされているのでしょう?

グリーン

誰もが一番初めに手にする色の免許証です。新規取得者は最初の3年間、このグリーンの免許証と共に車両に乗ります。一生に一度しか持てない色ですね。

ブルー

一般的なのがこちらのブルー免許証。グリーン免許の更新をすると青いものに変わります。大多数の方がブルー免許を長く所持することになるのではないでしょうか。

ゴールド

さて、最後の一色は「安全運転の証」としておなじみの、ゴールド免許です。5年間無事故・無違反が取得の条件。5年間これらを守るとブルー免許の更新の際に、優良運転者の証のゴールド免許が交付されるのです。ゴールド免許を保持していると更新手続きがスムーズにでき、更新費用も安くなります。さらに任意保険料が割引になることも。

運転免許の取得方法は?必要書類&費用も!

運転免許を取るにはまず自動車学校に申し込み、通学する必要があります。初めて体験することなので手続きに関してや何が必要なのか、そして取得費用はどのくらいかかるのかも気になりますよね。ここからは免許取得の手順を順序だてて解説していきます。

自動車学校で運転免許を取得するには

一般的なのが、自動車学校へ入学して取得する方法です。まずはじめに自動車学校(教習所)へ申し込み、入校しましょう。自動車学校によって費用や教習時間は異なります。

仮免許取得

定められた第1段階の技能と学科が全て終わると「終了検定」という運転試験を受けることができます。この試験に合格後、仮免許学科試験を受験してください。学科試験にも合格することができれば「仮運転免許証」交付となります。仮免許証の有効期限は発行日より6ヶ月です。

路上教習

仮免許が取れたらいよいよ第2段階。公道での技能教習です。実際に道路に出て運転技能を学びます。高速道路を走る「高速教習」も仮免期間中に行います。

自動車学校で卒業試験

所定の技能講習、学科授業を履修し終えると「卒業検定(卒検)」と呼ばれる実技テストが受験可能に。路上と教習所場内、両方を走る試験です。100点から減点方式で採点され、70点以上で合格と定められています。

運転免許試験場で取得する方法

卒業試験合格後、教習所は卒業となります。ですがまだ免許取得できるわけではありません。卒業証明書を持って各都道府県にある運転免許試験場へ行き、「適性検査」と学科試験を受ける必要があります。適性検査は視力・聴力・色彩判別能力・運動能力をチェックします。交通ルールに関する○×式の問題で合計90点以上取れば合格となり、晴れて免許取得です!

運転免許取得に必要な書類【共通】

筆記試験に合格すると念願の運転免許証交付となるのですが、免許を受け取る為には様々な必要書類があります。これらは必ず事前に準備し免許試験の日に持参しなければなりません。

住民票

本籍(国籍)が記載された住民票が1通必要です。コピーではなく原本が必要なので注意。住民票を試験直前に取ると慌ただしくなりますので、前もって用意しておきましょう。

本人確認書類

健康保険証・パスポート・マイナンバーカード・住民基本台帳カード・在留カード等、身分を証明する書類を提示します。

申請用の写真

顔写真は試験当日に会場で撮影してもらえます。撮影は1回限りですので、撮り直しができません。そのため「出来上がってがっかり」となるのが心配な人もいらっしゃるかもしれません。その場合、免許証申請用の写真を持参することが認められていますのでご安心を。ただし写真には規定があり、「縦3cm」「横2,4cm」「帽子着用不可「無背景」等のルールがありますので、事前に確認しましょう。

卒業証明書(検査合格証明書)

技能検定免除のため、教習所卒業時に交付された卒業証明書(卒業から1年以内のもの)や、限定条件を外す審査に合格したことを示す証明書を持参します。

まとめ

ご自分がどの種類の運転免許を取得するべきか、お分かりいただけましたか?運転免許を取得することで、行動範囲や就職の選択肢は大きく広がります。知識を蓄えて、スムーズな免許取得につなげましょう。

また、こちらの記事では大型バイクの免許取得にかかる費用と時間を紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

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タカ /
ビギナーズ編集部 ライター

ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。

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