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ブッシュクラフトとは?最低限の道具と持ち物で本格派アウトドアを!

アウトドア好きから注目を浴びているブッシュクラフト。「生活の知恵」という意味で、キャンプと違い道具を持っていくのではなく、あるもので作り出す事を極意としています。
ブッシュクラフトとは?最低限の道具と持ち物で本格派アウトドアを!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

「キャンプの極地」「究極のアウトドア」などともいわれるブッシュクラフト。無骨なソロキャンプの様なイメージですが、驚くほど奥が深い遊びなんです。

アウトドアの中で最も自然を楽しめる、ブッシュクラフトの魅力と始め方についてご紹介します。

※この記事の情報は2023年2月28日時点の情報です。

ブッシュクラフトとは?

ブッシュクラフトとは?

ブッシュクラフトは、本格アウトドアとして人気が出始めていて現在ではアウトドア好きから一目置かれる存在となった究極の野遊び。キャンプとサバイバルの間をとった、野営キャンプのようなイメージで思ってもらえれば大丈夫です。

多様な道具を使いこなし自然を楽しむキャンプとは違い、ブッシュクラフトは最低限の道具と自然にあるもので工夫し、自然に溶け込む様に自然を楽しみます。

スウェーデン発祥のアウトドア

スウェーデンを含む北欧は寒冷な国が多く、自然を生き延びるための知恵として焚き火や木工の技術を培ってきました。それが、ブッシュクラフトというアウトドアの形として現代では注目され始めています。

ブッシュクラフトは要約すると「自然の知恵」という意味。ナイフワークやロープワークだけでなく、植物や天候の知識でさえもブッシュクラフトの遊びの1つになります。

最も自然を楽しめる遊び

ブッシュクラフトというと、直火での焚き火を連想される方は多いのではないしょうか?焚き火1つをとってもかなり奥が深く、知識と経験を身につけていくと火吹き棒なしでも風向きを考えた配置で、火は勝手に燃え上がるようになります。

自分の手入れした道具が可愛く見えるように、自然のことを知るたびに自然が愛おしく思えるようになるのが最大の魅力です。

満点の星空の下で、自分で作った木の道具に囲まれ焚き火を楽しむブッシュクラフトは他では味わえないアウトドア感を堪能できます。

ブッシュクラフトの注意点

ブッシュクラフトの注意点

残念なことに、日本でブッシュクラフトが本格的にできる場所はそう多くはありません。基本的には山ではなく、キャンプ場で実践するようにしましょう。

しかし、直火で焚き火をしたのに後片付けをせずに自然を汚して帰る人、勝手に人の山に入り野営をする人もいます。こういった心ない行為をすることで、近年では閉鎖になるキャンプ場も続出しています。

ブッシュクラフトは自然の恵みがあってこその遊びです。キャンプ場が閉鎖になるような悲しい出来事が起きないように注意しましょう。

基本的に直火は禁止

直火とは焚き火台を使用せずに、地面の上で直接焚き火をする行為のことです。キャンプ場では直火が禁止になっているところが多く、それには理由が2つあります。

1つは後片付けをせず炭を放置する人がいるから。もう1つの理由は、真下の植物が死滅するからです。芝生が綺麗なキャンプ場で直火をして、植物が所々ハゲてしまい荒地のようになった結果、閉鎖になったキャンプ場もあります。

直火をするのなら充分に注意をして、キャンプ場の許可を得てからする様にしましょう。

勝手に山に入るのは法律違反

日本の山は、国もしくは個人の私有地であることがほとんどです。そのため、SNSで見たブッシュクラフトに憧れて適当に山に入ってしまうと不法侵入となり、警察沙汰になりえます。

ブッシュクラフトを実践する場所として、おすすめは青年の家や無料キャンプ場です。人気が少なく、フリー感がある場所なら充分に自然を堪能できて、野生動物に襲われる心配も少なくて済みます。

ブッシュクラフトに必要な道具

ブッシュクラフトに必要な道具

自然のものをできるだけ活用するのがブッシュクラフトといいますが、最低限の道具がないと生存が目的のサバイバルになってしまいます。

ブッシュクラフトで使う道具は1つのもので、多様な使い方ができるものが多いのでキャンプにも使える便利アイテムばかりです。最低限これだけは持っておいてほしい道具をご紹介します。

タクティカルバッグ

アウトドアに必須なバッグですが、ブッシュクラフトには特にタクティカルバッグがおすすめでしょう。大容量で丈夫なバッグは必須ですよ。

DD Bergen Rucksack

「DDハンモック」の製品はソロキャンパー向けの野営ブランドで、ブッシュクラフターの憧れのともいえるブランドです。

登山で使うバックパックと違い、藪の中をかき分ける際に木々でバックが破れないよう想定された設計で、耐久性・耐熱性が強いコットンを使用しています。

収納ポケットも多く取り外しができるので、道具によって収納場所を変えられて使いやすいブッシュクラフト向きのバッグです。

タープ

タープもアウトドアをする上では必須のアイテムです。自分らしい拠点を作るためにもタープにはこだわってみてはどうですか?

DDタープ 3×3

DDハンモック社の中でも、最も人気なのが「DDタープ」です。ソロキャンパーや野営を好む方から絶大な支持を受けています。その人気の理由は「自由度」にあります。

通常のタープだと決まった形にしか張ることができませんが、DDタープはロープを通す引っ掛け部分が多いため様々な形に変形可能です。

例えば、シェルター型やティピー型、ドーム型や普通のタープとして使うなどアイデアと工夫次第で形を変えられます。自由自在の変形が、DDタープの最大の魅力といえるでしょう。

DDタープ 4×4

先ほどの「DDタープ3×3」に比べて縦横1mずつ大きいタープです。ただし、大きくなったことで自由度もタープの内の快適性も増すので数人で使用したり、より自由に使いたい方におすすめです。

ナイフ

ブッシュクラフトをする上ではナイフがないと始まりません。薪割りからウッドクラフトなど、多岐に渡る用途でも問題なく使用できるナイフ選びが大切です。

モーラナイフ companion

アウトドアナイフの中で最も人気のある有名ブランドが「モーラナイフ」です。切れ味がよく・錆びにくい、それに加えグリップ力もあるので手の小さな方でも握りやすく設計されています。

値段も約2000円というコスパのよさも人気の秘訣です。

モーラナイフ ガーバーグ

先ほどのモーラナイフ「companion」よりも刃圧が太くフルタングという頑丈な作りになっていて、持っているだけで安心する重みがあります。

薪割りやウッドクラフトなど、ナイフを使う場面が多いブッシュクラフトにおいて「モーラナイフ ガーバーグ」は最高の相棒になることでしょう。

ロープ

ロープもアウトドアにおいては超便利グッズです。あって困ることはない程に用途が広いので、必ず持っていきましょう。

パラコード

パラシュートのコードに使用されているほど、耐久性が高く1本当たり120㎏まで耐えられます。ハンモックやテント、道具を吊るすときなどロープを使う場面はいくらでもあります。

上級者になると長さに別けたロープをバックに10本以上かけているくらい必要なものなので、ブッシュクラフトをするなら必ず持つようにしましょう。

焚き火台

火を起こしても、地面で焚き火をすると地面が焦げてしまいます。事故に発展しないためにも焚き火台はしっかりと持参しましょう。

ブッシュクラフト ウルトラライト ファイヤースタンド

折り畳みができる超軽量のコンパクト焚き火台のことです。直火は基本的に禁止のキャンプ場が多いので、焚き火台は必須アイテムといえるでしょう。

「ウルトラライト ファイヤースタンド」はメッシュ加工がされており、通気性がよいため息を吹きかけなくても焚き火に風が供給される様にできています。付属の袋に入れることで、バッグ内が汚れることも防げるお得なセットつきです。

ファイヤースターター

ナイフと同じくこちらがなければブッシュクラフトは始まりません。火を起こすためのマストアイテムとして忘れずに常備しましょう。

マグネシウムファイヤースターター アルミ棒

焚き火の醍醐味は火起こしにあります。杉の葉や乾燥した麻ひもを火口としてファイヤースターターを使って火をつけることがブッシュクラフトの始まりです。

こちらのファイヤースターターは、持ち手部分の元にコンパスが付属している1人2役を担ってくれる有難いアイテムです。

ガストーチやマッチを使うのもよいですが、ブッシュクラフターならファイヤースターターで火をつけられるようになっておきましょう。

こちらの記事では、初心者でも簡単な火起こし方法についてご紹介しています。火起こし方法について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

飯盒

アウトドアといえばご飯ですよね。美味しいご飯を炊くためにも飯盒にはこだわりたいところです。

キャンティーンクッカーキット コーティング

ブッシュクラフトに飯盒は欠かせません。お米を炊くには少々コツと知識が必要ですが、できるようになればキャンプのときに一躍ヒーローになれます。

キャンティーンクッカーは他の飯盒と少し違い、付属されてあるカバーがアルコールランプを入れる五徳としても使えます。

また、キャンティーンシリーズの水筒のケースとしても使える一石三鳥のブッシュクラフトアイテムです。

焚き火フライパン

アルミのクッカーもよいですが、鉄製のフライパンが一番使いやすく焚き火との相性が抜群です。スキレットを使う方もいますが、重く持ち運びに不便なため、できるだけ軽量で挑むブッシュクラフトには向いていません。

現地で拾った木をナイフで削り、オリジナルの柄として使うことを前提として作られています。オリジナルの柄を使ったフライパンを焚き火の上に置き、目玉焼きやベーコンを焼くとより一層美味しく感じることでしょう。

ブッシュクラフト用品ならレンタルを活用しよう!

ブッシュクラフト用品ならレンタルを活用しよう!

ブッシュクラフトをこれから始めるなら、まずは必要な用品をレンタルして始めてみませんか?

ナイフなど飯盒であればお求めやすい価格で手に入りますが、タープやランタン、保冷・クーラーボックスに折りたたみ椅子……と揃えていくと結構な金額になります。

また、タープやランタンは色んな種類があり、どれがよいのか迷ってしまうことでしょう。購入して使い勝手があわずに後悔するよりも、レンタルで使い勝手を確かめてからこだわったものを手に入れましょう。

レンタルサービスなら、アウトドアをさらに楽しめるアクションカメラや双眼鏡などのレンタルも可能です。ぜひ、レンタルの活用も検討してみてください。

サービス名 料金(税込) レンタル期間 支払い方法 送料 対応地域 取り扱っているもの
ゲオあれこれレンタル 3,180円~ 3泊4日~ ・クレジットカード 往復無料
※北海道と沖縄を除く
全国
※一部離島を除く
・タープ
・ランタン
・クーラーボックス
・カメラ
・双眼鏡
そらのした 1,288円~ 1泊2日~ ・現金振り込み
・クレジットカード
有料
※商品によって金額が異なる
全国 ・タープ
・ランタン
・クーラーボックス
・双眼鏡
・折りたたみ椅子
DMMいろいろレンタル 3,460円~ 5日~30日 ・クレジットカード 往復無料 全国
※一部離島除く
・カメラ
・双眼鏡
・クーラーボックス
kikito 4,980円~ 4日~ ・電話料金合算払い
・dカード
・クレジットカード
往復無料 全国
※一部離島を除く
・カメラ
・双眼鏡
モノカリ 2,490円~ 2泊3日~ ・クレジットカード 往復無料 全国 ・カメラ
・双眼鏡

ゲオあれこれレンタル

自然を楽しむならブッシュクラフトが一番

ブッシュクラフトは、他のどのアウトドアよりも自然を楽しめる大人の野遊びです。最初は道具をたくさん必要としますが、経験を重ねていくうちに道具が減り知識が増えていくことでしょう。

一歩間違えると法にも触れかねないので、今回紹介した注意点には十分に注意してください。

また、ブッシュクラフトナイフについてはこちらの記事で詳しく書いています。ブッシュクラフトナイフについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

さらに、ビギナーズにはキャンプの必需品を紹介している記事もあります。キャンプをする前に、あわせてチェックしてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

こーき /
ビギナーズ編集部 ライター

自然と焚き火を愛する男、旅火人ライターこーきです!日本半周ツーリングキャンプ経験者。ブッシュクラフトアドバイザーの資格を持っています。キャンプとナイフと焚き火の事ならお任せください。

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