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ピアノのレベル別おすすめ曲31選!《初級・中級・上級》

ピアノを始めて、上達度を表すのは難しいですが、よく初級・中級・上級とレベル別に曲を決めることが多いと思います。発表会の曲を決めるときに検索した際、レベル別になっていて悩みどころです。今回はそのレベル別におすすめの曲をご紹介していきます。
ピアノのレベル別おすすめ曲31選!《初級・中級・上級》

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レベルと言ってもなにをもって、曲を弾けるようになったかなどと判断するのは先生次第です。独学の場合は自分次第となりますが、その判断も難しいものです。

主観的な判断も入るので、初級、中級、上級を表すのはなかなか難しいですが、わかりやすい表現として、日本ではピアノの上達度を表す表現として、「バイエル」「ブルグミュラー25の練習曲」「ソナチネアルバム」「ソナタアルバム」の練習曲、曲集がよく使われています。

ここでは初級から順番にレベル別のおすすめ曲を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

入門から上級者までのレベル

ここからはわかりやすく教本別にレベルを解説していきます。まずは自分のレベルを確認してみましょう。

「入門〜初級」バイエル

ピアノをはじめて弾くレベルから、スタートし、バイエル修了で、初級レベル卒業とみなされます。

バイエル教本

こちらはスタンダードのバイエル教本です。シンプルでとても見やすいです。

子供のバイエル上巻

こちらは子供向けのバイエル教本です。音符も大きく見やすい作りになっています。上巻はバイエル教本の43番まで、下巻は44番から終わりまでで、応用曲でちょうちょう、かっこう、ぶんぶんぶん、ABCの歌の4曲が入っています。

バイエルをやっていない方は、この4曲の応用曲が弾けたらバイエル終了程度のレベルがあると思っていいでしょう。

「初級〜中級」ブルグミュラー25の練習曲

初級の終わりから中級にかけて、よく使われる日本で人気のある曲集。25の楽曲にはそれぞれ題名がついて、曲想がイメージしやすくなっています。

ブルグミュラー25の練習曲

こちらはスタンダードなブルグミュラーの教本です。練習用教本ですが、曲想をつける練習にとても適している教本となっています。このくらいのレベルになってくるとある程度のクラシックに挑戦することができます。

「中級」 ソナチネアルバム

さまざまな作曲家の小規模なソナタを集めた、ソナタアルバムへの架け橋的な曲集です。 ここまでくるといよいよ本格的なクラシックに挑戦することができ、楽しくなってきます。

「中〜上級」ソナタアルバム

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの古典派の3大巨匠のソナタを集めた曲集です。

「初心者」<バイエル入門>

先ほどのレベル説明から自分のレベルを確認し、そのレベルにあった曲をみてみましょう。ここからはレベル別に曲を紹介し、解説していきます。

初心者、ピアノを習い始めて間もない方のピアノ発表会おすすめ曲を紹介していきます。音符の事をあまり知らなくても指の動きで弾ける曲など、少ない音や簡単なリズムでも音楽性の豊かな曲をご紹介します。

また、初級の方は発表会の曲には、童謡などの耳にしたことがある曲を選ぶと練習しやすいです。

10人のインディアン

題名だとわからない方が多いと思いますが、こちらは子供には大人気の曲です。メロディを聞くとわかると思います。幼稚園などでもよく歌われているようです。

きらきら星

こちらは定番曲ですね。毎年必ず誰かが弾いているイメージですが、左手の伴奏次第で難易度が変わってくるので、1回目はドミソの和音、2回目繰り替えすときはドミソミにしてみるなど、アレンジもしやすい曲となっております。

さくらさくら

「きらきら星は少し可愛すぎる」という大人の方におすすめなのがこちらの曲です。レガート奏の練習にもなるので、ぜひ弾いてみて下さい。

ギロック

こちらは作曲者の名前ですが、私の生徒にもよくおすすめしているギロックという作曲者の曲はとてもおすすめです。

私は練習曲として取り入れていますが、簡単で、1ページほどの曲なのにどこかファンタジーな世界観を感じることができる曲調の曲が多く、小さい子や初心者の方でもとてもステージ映えのする曲です。

初心者<バイエル〜ブルグミュラースタート程度>

楽譜も読めるようになり、ピアノが少し弾けるようになってきた方のピアノ発表会おすすめ曲です。タッチの強さやリズム感など個人差もあるので、タイプに合った曲を選びましょう。楽譜は簡単でも丁寧に表現すると素晴らしい曲を集めました。

すみれ/ストリーボック

装飾音や和音などが多いですが、3つのストーリーがあり、強弱や曲のメリハリをつける練習になる曲です。かわいらしい曲調なので小さい子に人気です。

金の星/ストリーボック

すみれに続きストリーボックの曲です。短い中にもとても曲想をつけやすい曲となっており、発表会やコンクールでも使えます。

舞踏の時間に/リヒナー

こちらの曲は可愛すぎず、始めたばかりの大人の方でも披露しやすい曲となっています。上の2曲と同様、短いながらもストーリー性のある曲調となっています。

初級者<バイエル~ブルクミュラー25の練習終了程度>

楽譜も読めるようになり、ピアノが少し弾けるようになってきた方のピアノ発表会おすすめ曲です。タッチの強さやリズム感など個人差もあるので、タイプに合った曲を選びましょう。楽譜は簡単でも丁寧に表現すると素晴らしい曲を集めました。

花の歌/ランゲ

ランゲの曲は優雅な曲調が印象的です。ゆっくり入り、盛り上がりもあり、とてもストーリー性のある曲になっていて、おすすめです。

技術的にもそれほど高度ではないので初級編の方のピアノ発表曲や練習曲に使われます。

紡ぎ歌/エルメンライヒ

ピアノを習っている方なら一度は弾いてみたいと思わせる魅力のある曲です。軽快なリズムが最初から最後まで続きリズミカルな曲です。

エリーゼのために/ベートーヴェン

定番曲ですが、こちらも有名な曲だけあり、とても人気です。あまり知られていないメロディ部分が特に素敵な曲だと感じます。ストーリー性もあり、ステージ映え間違いなしです。

メヌエット/ベートーヴェン・モーツァルト

メヌエットはよく聞くと思いますが、特にこちらの2人のメヌエットはおすすめです。

明るい感じの曲調が好きな方はモーツァルト、バラード系の曲調が好きな方・大人っぽい感じがいい方はベートーヴェンのメヌエットをおすすめします。

少年時代/井上陽水

クラシック以外となると、1990年代のヒットソングのこちらです。

原曲にはピアノが使われているので練習の時にもイメージがつきやすいです。

難しい指の動きもないので演奏しやすく、ゆったりした曲調なので、イメージを膨らませながら演奏していきましょう。

ありがとう/いきものがかり

初級向けの中でも難しい方ですが、ダイナミックで迫力のある曲を弾きたい方におすすめです。

素早い指の動きが多いので基礎練習をしっかりしている人向けです。

星に願いを/ピノキオ

ゆったりした曲調で難しい指の動きもありません。ピアノ初級者の方にピッタリです。大人から子供まで知っているので練習もしやすいです。

美女と野獣/美女と野獣

ディズニーの曲でここ最近人気なのが、こちらの曲です。しっとりとしたバラードで、ゆったりと大人っぽく仕上げたい方におすすめです。

中級<チェルニー30番~40番程度>

中級者向けになると難易度の高いピアノ曲を披露したくなると思います。知っている曲なら練習もしやすいので、聞きなじみのある曲ならピアノ発表会でも自信をもって弾くことができます。

ピアノ発表会におすすめの曲中級レベルの曲をご紹介します。

子犬のワルツ/ショパン

ショパンのワルツ集作品64の第1曲にあたる曲です。ショパンの恋人の飼っていた子犬が、自分にしっぽをふって追いかけてくる様子を表現したワルツだといわれています。

耳にしたことがある方も多く、曲の中間部の美しいメロディラインがショパンらしい世界観の曲です。

トロイカ/チャイコフスキー

毎月の風物詩にちなんで作曲された曲で、この曲は11月にあたります。3頭立ての馬橇トロイカが題材になっており、冒頭にトロイカで走り去っていく人を想う詩が掲げられています。

ワルツ/デュラン

《6つのワルツ》op.83の第1曲です。流れるような美しいワルツのリズムにかわいらしさと大人らしさもあり、子供から大人までさまざまな年代に合う曲です。

トルコ行進曲/ベートーヴェン

トルコ行進曲はモーツァルトとベートーヴェンの曲が有名です。難易度的にはベートーヴェンを練習してからモーツァルトを弾くと思います。

トルコ行進曲/モーツァルト

曲調が早いので難しそうに感じますが、有名な曲でもあり練習もしやすいです。

少しでもピアノの経験があれば弾くことができるので、中級レベルなら発表会でも問題なしです。

春の歌/メンデルスゾーン

メンデルスゾーンの作品集、無言歌集の中の1曲です。無言歌集は歌曲風のメロディに簡単な伴奏をつけた短い曲集のことです。

曲集には48曲あり、その中でも春の歌は一番知られている曲です。

月の光/ドビュッシー

ドビュッシーの作品の中でも最も有名な曲です。さまざまな編曲によりいろんな楽器で演奏されています。曲の完成度、美しさともに素晴らしく愛好者も多い曲です。

乙女の祈り/バダジェフスカ

オクターブ奏法がたくさんあり、とても弾きごたえのある曲です。難しく聞こえますが、実際はそんなに難易度が高くなく、中級レベルで弾くことが可能です。

ホールニューワールド/アラジン

中級レベルになると、ディズニーの映画アラジンのテーマ曲で知名度もあるので発表会を見に来た方も楽しめます。

やさしさに包まれたなら/魔女の宅急便

ディズニーに続きジブリの曲もピアノの発表会では人気があります。

やさしさに包まれたなら、は美しい曲でもあるので発表会におすすめです。

上級<チェルニー40番以上>

ピアノ上級レベルの方はテクニックもあり定番のクラシックはもちろん、会場を沸かせる曲を演奏することができます。

発表会では印象にも心に残る演奏をしたいものです。ここからはピアノ発表会におすすめの上級レベルの曲をご紹介します。

革命のエチュード/ショパン

クラシックの中でとても人気の高い曲で、特に男性の方に人気です。

この曲が弾きたくてピアノを始める方もいるくらい、かっこよくて憧れてしまう曲です。

飛翔/シューマン

とにかく出だしからかっこいい曲です。リズムも印象的で、初めて聞いた方でも引き込まれてしまうような曲です。

華麗なる大円舞曲/ショパン

上級者向けの曲には欠かせないショパンの代表曲です。テーマの変化が多く、かなりのテクニックが必要です。

愛と夢/リスト

プロのコンサートでも良く演奏される名曲で、もとは歌曲として作られた曲でリスト自身がピアノ用に編曲しました。基本のメロディを軸に、繰り返しながら盛り上がっていきます。

メイプルリーフ・ラグ/ジョプリン

よくCMなどで使われている聞き馴染みのある曲だと思います。リズムカルで親しみやすいメロディです。聞いている方も弾いている方も楽しめる曲です。

Baby,God Bless You/清塚信也

ドラマ、コウノトリのメインテーマになっていた曲です。ピアニストの清塚信也さんが作曲しています。温かい雰囲気でダイナミックな一面を見せる曲でもあります。音域が広いので難易度は高めです。

発表会で披露すればこの曲の世界観に引き込まれること間違いなしです。

ピアノの発表会曲の選び方

ピアノの発表会の曲の選び方は大まかに3パターンあります。

  • 生徒や保護者が決める
  • ピアノの先生が曲候補を提示してくれるので、その中から選ぶ
  • 先生と生徒が一緒に決める

初心者の方や子供の場合には、先生から候補を頂いた方が発表会の曲を決めやすいです。

また、保護者がピアノ経験者であったり、自分で選んだ曲を弾きたいというときには自分で決めるということも可能です。ピアノ上級者にもなると、自分の実力がわかっているので、自分で決めることが多くなります。

初級、中級の方は実力に見合った曲を弾くことで素敵な発表会になりますので、初級、中級の方は先生と相談して、候補曲を提示してもらった方が良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?弾きたい曲や発表会の曲選びはとても迷い、時間がかかってしまいがちです。私も今までで、何回調べたかわからないほどです。

いくつか候補を挙げて、習っている先生に聞いてみるなどして、自分のレベルにあった曲をしっかり選びましょう。

また、こちらでは東京でおすすめのピアノ教室を紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

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伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!

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