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自宅でセルフ洗車?プロ顔負けのやり方と必要な道具
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ピカピカに磨きあげられた車は、乗るのも眺めるのも楽しいものです。
金銭的な余裕があればプロにお願いするのもいいですが、中には「節約のためにセルフで洗車したい」「洗車が好きだから自分で手洗いしたい」と考えている人も少なくありません。
しかし、間違ったやり方で洗車してしまうと愛車に傷がついてしまう恐れもあるため、正しい洗車方法を知ることが大切です。そこで今回は、自宅でプロ顔負けの洗い上がりに仕上げるやり方と必要な道具をご紹介します。
目次
そもそも洗車にはどんな種類がある?
一口に洗車といっても、プロに頼む方法やガソリンスタンドなどに設置されている洗車機を利用する方法まで、さまざまな洗車方法がありますよね。
ここでは、洗車の種類について簡単にご紹介します。
プロに頼む
洗車のプロというのは、ガソリンスタンドやディーラーなどにいるスタッフのことです。
プロは基本的に全て手洗いで洗車をしてくれるため、機械では届かないような細かな部分まできれいにしてくれるのが特徴的。技術や経験もあるため、安心して愛車を任せられます。
プロに頼む場合の料金相場は、1回につき2,000〜5,000円です。洗車機やセルフに比べると割高になりますが、そのぶん車はピッカピカに!
洗車機
ガソリンスタンドなどに設置してある洗車機を利用すれば、手軽に車の洗車ができます。
お金を入れてコースを選ぶだけで、あとは自動的に機械が洗車してくれるから楽ちんですよね。
所要時間は平均5〜10分程度なので、忙しいときや手軽に洗車したいときなどにもぴったりです。
金額は500円程度からとリーズナブルですが、ミラー周辺やリア周辺などの細かい部分の汚れ残りが気になる人もいます。
セルフ手洗い
「プロに頼むと高い」「洗車機では汚れが落ちない」「自分で洗車するのが好き」という人から注目されているのは、自宅やコイン洗浄場でできるセルフ手洗いです。
洗車機を利用するよりもしっかりと汚れを落とせ、道具を全て揃えてもプロに頼むよりはコストもかかりません。
セルフ手洗いは、洗う場所と時間・自分の気力さえあれば好きなときにできる自由度が魅力的です。
手洗い洗車のメリット
ここでは、自宅やコイン洗車場でセルフ手洗いをするメリットについて詳しく解説します。
節約になる
手洗い洗車にかかる費用は、洗車道具代と水道代のみです。道具を一から揃えると数千円してしまう場合もありますが、一度購入してしまえば繰り返し使える道具が多く、長い目で見ると洗車機を利用したりプロに頼んだりするよりは節約になります。
ただし、コイン洗車場を利用する場合は使用料を支払わなければいけないので注意しましょう。
細かな汚れまで落とせる
手洗い洗車は細かな汚れや機械では落としにくい凹凸のある場所でも洗車しやすく、洗車機の仕上がりと比べると一目瞭然です。
特に「タイヤ周り」「ミラー周辺」「スペアタイヤ周辺」などは凹凸が多いため、機械では洗い残しが多くなりやすい部分。
手洗い洗車ならそうした細かな汚れもしっかりと落とせるため、隅々までピカピカにしたい人におすすめです。
愛車の状態を把握できる
手洗い洗車をする際には、いつもならあまり見ない部分まで目を向けることになりますよね。
すると「こんな所に傷がある」「塗装が剥げかけている」など、気が付かなかった車体の状態を発見できることもあるでしょう。
定期的に手洗い洗車をして車体状態の確認をすれば、予想外の故障や不調を未然に防ぐことにもつながります。
達成感を味わえる
初めは土や泥が付いていて汚かった車なのに、だんだんきれいになっていく過程を見ていると、仕上がった際にすっきりとした達成感を感じられます。
これはプロに頼んだり洗車機を利用したりする場合には感じられない感覚で、達成感を味わうために手洗い洗車をしている人もいるほどです。
「掃除が好き」「一人で黙々とする作業が好き」という人は、手洗い洗車が向いているかもしれません。
愛車をより好きになる
セルフ洗車を続けていると、自分の車により愛着が持てるようになります。なぜかというと、人というのは「手間をかけただけ対象物のことを好きになる」という傾向が見られるためです。
洗車機を利用すれば10分程度で済むものを、1〜2時間かけて手洗いする。しかも、わざわざ自分の体を汚してまで車を磨きあげる。
この手間の積み重ねによって愛車の絆が深まると、自分の車をもっと大切にしたくなる気持ちが強くなるでしょう。
手洗い洗車のやり方やコツ
手洗い洗車にはさまざまなメリットがありましたが、気をつけなくてはいけないのが「やり方」です。
自己流で洗ってしまうと大切な愛車を傷付けてしまう可能性もあるため、必ず正しいやり方を身に付ける必要があります。
ここでは、手洗い洗車の具体的なやり方とコツを解説します。
まずは水洗いを
まずは「水洗い」からスタートです。ホースを使用して、ボディ全体の汚れを水圧で落としましょう。
ただし、ジェットなど強すぎる水圧で水洗いすると、ボディの傷付きにつながってしまう恐れもあるので要注意!
水洗いのポイント
乾いたボディにいきなり泡を付けてしまうと車体に傷が付いてしまう場合もあるため、必ず水洗いをしてある程度の砂や汚れを落としておくことが大切。
洗浄液を作る
バケツの中に水と洗浄液を入れ、泡立つまでよくかき混ぜます。洗浄液を作っておくと、スポンジに洗剤を直接付けて洗うよりも高い洗浄効果が期待できます。
洗浄液を作るポイント
しっかり泡立てるためには、ホースの水圧を利用してみよう。(ジェットも可)
ボディを洗う
洗浄液にスポンジを沈め、スポンジにしっかりと液体を染み込ませます。その後、ルーフからした方向へ向かって洗います。
「高いところから低いところ」に向かって洗うと効率よく汚れを落とせるでしょう。
【ポイント】
ルーフに手が届かない場合は、脚立や柄付きのスポンジなどを活用すると便利!
残りの部分を洗う
ボディを洗い終えたら、次は「窓ガラス→ボンネット→トランク→サイド→バンパー」の順で洗いましょう。
汚れが落ちにくい部分手が届きにくい部分・凹凸があって汚れが落としにくい部分には、専用のブラシやスポンジなどを活用してください。
洗う際のポイント
汚れがひどい部分や落としにくい部分は、できるだけ最後にまとめて洗うようにしましょう。
他の部分を洗っている間に水や洗浄液の溶解作用が働き、効率よく落とせるようになります。また、細かな部分には「使い古しの歯ブラシ」がぴったり!
泡を水で洗い流す
汚れを落としたら、泡が乾燥してボディに付着してしまう前に、流水で洗い流しましょう。
泡によって浮き出た汚れは、乾燥してしまうと再びボディを汚してしまうため気を付けてください。
洗い流す際のポイント
乾燥しやすい夏場などは、部分ごとに「洗浄→すすぎ」を繰り返し、泡が乾く前に素早く汚れを洗い流しましょう。
濡れたクロスで拭く
「ドアミラー周辺」「ドアノブ周辺」「トランクの接続部分」「フェンダーやステップの際」などは細かな汚れや洗い流せなかった泡が残りやすい部分です。
すすぎ残しがあった場合は、必要に応じて濡れたクロスで拭き取りましょう。
拭き取りのポイント
濡れたクロスは固く絞ってから使用すること!
鉄粉の除去
鉄粉とは、ボディやホイール部分に付着した汚れです。鉄粉を放置してしまうとサビの原因にもなるため、できる限り取り除きましょう。
除去には、市販の除去クリーナーや粘土クリーナー・ケミカルグッズを使用すると便利です。
鉄粉除去のポイント
手洗い洗車でも落としきれない鉄粉も多いため、専用の市販アイテムはマスト!
乾いたクロスで拭く
ボディに付いている水滴を、乾いたクロスで優しく拭き取ります。マイクロファイバーなど吸水性の高い布やタオルを選ぶと、1枚で車全体の水分を拭くことも可能です。
拭き仕上げのポイント
拭く際は「一定方向」に動かすのが基本です。拭き残してしまうと水跡がボディに付いてしまうこともあるため、拭き残しがないように注意しましょう。
コーティング剤を塗布する
最後の仕上げとして、ワックスなどのコーティング剤を塗布して終了です。コーティング剤は乾燥すると拭き取りにくくなるため、少量ずつ部分的に塗りましょう。
コーティング剤塗布のポイント
ワックスはつけすぎるとムラになりやすいため、必ず少量ずつ塗布すること!
手洗い洗車で必要な道具
ここでは、手洗い洗車で必ず必要になる基本的な道具をピックアップします。「洗車道具を一から揃えたい!」という人は、ぜひ参考にしてください。
スポンジ
汚れを落とすためには、スポンジの存在が欠かせません。
スポンジの種類や大きさはさまざま。「耐久性に優れたセルローズ素材」「柔らかなムートンスポンジ」「柄付きスポンジ」など、好みに合わせて選びましょう。
バケツ・ホース
洗浄液を作るバケツやホースも、手洗い洗車で必ず必要な道具です。
バケツはできるだけ容量が大きいものがおすすめで、ホース5m程度の長さがあると大きな車でも洗いやすいでしょう。
100円ショップなどのバケツを購入してもいいのですが、洗車道具を一から揃えるなら「バケツの中に道具を入れられる」ような、スターターキットもおすすめです。
カーシャンプー
カーシャンプーにも種類がたくさんあります。「コーティング剤が一緒になっているもの」「泡立ちがいいもの」「水垢まで除去できるもの」など効果もそれぞれ。
また、ボディカラーによって対応しているシャンプーが異なる場合もあるため、必ず対応ボディカラーを確認しましょう。
クロス
ボディの水滴を素早く吸水してくれるのは、抜群の吸水力を持つ「マイクロファイバークロス」です。
吸水性が低いクロスで仕上げるとどうしても水滴が残ってしまいやすいのですが、マイクロファイバークロスなら水滴残りの心配も軽減されます。
コーティング剤
愛車をピカピカに仕上げたいなら、コーティング剤の塗布はマストでしょう。
コーティング剤を使用することで紫外線や酸性雨からボディを守り、大切な愛車を長持ちさせられます。
ブラシ
スポンジでは落とせない細部の汚れには、ブラシが大活躍してくれます。タイヤ周辺の頑固な汚れには、スポンジよりも硬いブラシが最適です。
掃除機
洗車ついでに車内もきれいにしたいという人には、シガーソケットを利用して使えるミニ掃除機がおすすめです。
シートとシートの間に挟まった小さなゴミや食べかすなども吸引してくれるため、車内もピカピカに!
手洗い洗車時に気をつけたいこと
セルフで洗車する際は、ボディを傷から守るため・汚れを落としやすくするためにいくつかのポイントに注意する必要があります。
ここでは、手洗い洗車時に気をつけておきたいことについてまとめます。
晴れた日は避ける
晴れた日は気持ちよくて「洗車日和!」と思ってしまいやすいですが、実は晴れた日の洗車は危険です。
なぜなら、晴れの日はボディに残った水分が短時間で乾燥してしまいやすく、シミになってしまう可能性があるから。
手洗い洗車は直射日光があたる時間帯を避け、曇りの日や早朝・夕方などに行うのがベストです。
いきなりスポンジでこすらない
ボディを洗う際、水洗いをせずにいきなりスポンジでこすってしまう人も少なくありません。
しかし、ボディに付着した砂やほこり・固まった汚れなどの上からスポンジでこすると、ボディに傷が付いてしまうことも!
他には、ジェットを多用して水圧によって汚れを吹き飛ばそうとするのも同じです。強すぎる水圧によって砂などがボディに損傷を与えることがあるため気を付けましょう。
手洗い洗車にはメリットがたくさん!道具を揃えて挑戦しよう
手洗い洗車は洗車機を使うよりもきれいに仕上げられ、プロに頼むより低い費用でできます。必要な道具もそれほど多くはないので、揃えて手洗い洗車に挑戦してみましょう。
また、こちらの記事では洗車を手軽にする高圧洗浄機を紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター
独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。