【徹底解説】バドミントンで速いスマッシュを打つ方法-握り方も

バドミントンの打ち方の中で、もっとも攻撃的な打ち方は「スマッシュ」です。

高い位置から相手のコートを突き刺すように打ち込むスマッシュは、得点にも繋がりやすいので、試合をするうえではマスターしなくてはならない打ち方です。

今回は速いスマッシュの打ち方について紹介していきます。

バドミントンのスマッシュの打ち方からおさらい

まずはバドミントンのスマッシュの打ち方を簡単におさらいします。

どうやって打つのか

バトミントンのスマッシュの打ち方は、まず相手から打たれたシャトルの落下地点に移動し、シャトルの向きと距離感を掴みます。しっかりと上半身を使って、ラケットを振り上げます。

重心を後ろから前へ移動させ、肘や手首ではなく、肩を支点にして腕思いっきり上か下へ振り下ろします。このとき、体重移動と上半身の動きが大切になるので、しっかり全身を使いましょう。

最初はコースを意識せずに基本の動きを身につけるとよいでしょう。スマッシュが打てるようになったら、今度は自分が狙ったコースを打てるように練習しましょう。

自分のフォームをチェックすることが大事

バドミントンのスマッシュでは、フォームが非常に大事です。初心者の場合は、常に自分のフォームをチェックすることを心がけましょう。

バドミントンのスマッシュの打ち方は身体の真上よりもやや前でシャトルを捉えるように意識しましょう。打点を捉えたあとは、上から下へバドミントンのラケットの面を振り下げる打ち方をしましょう。

最初は打点を捉えるときはやや前方に腕を伸ばし、面を真っ直ぐに当てる打ち方をしましょう。その後、角度やスピード、コースなどを練習していくとよいでしょう。

バドミントンはフォームが非常に大事になってくるので、しっかりと自分のフォームを見直してください。最近なら、スマートフォンの携帯で簡単に撮影できるので、自分の打ち方を動画で撮影して復習してみるといいかもしれませんね。

正しいフォームをチェックする3つのポイント

バドミントンでは、美しいきれいなフォームを手に入れるために、いくつかコツがあります。押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

正しいフォームを習得するための３つのポイント

グリップの握り方

グリップの握り方はバドミントンの基本中の基本ですが、非常に重要なポイントです。

手を前に出したときに、ラケットが立つように握ります。このときに、人差し指と親指にはV字ができ、指1本文の隙間ができるように軽く持つことが大切です。

イメージはギュッと握るというより親指を添える程度の柔らかさで持ってください。

構え方

バドミントンでは、打ったらすぐ体勢を整え構えることが大切です。その理由としては、しっかり構えができていないと、打つ準備ができず、素速いショットにも反応できず、結果的にはフォームが乱れてしまいます。

フォームが乱れると、必ずショットも乱れますので、「打ったら構える」はしっかり身につけておきましょう。

スイングの仕方

グリップがしっかり握れ、構えができたら、あとはしっかりしたフォームでスイングするのみです。バドミントンは、体重移動と背筋力によってショットの強さも変わってきますので、バネのように身体全体を使い、スイングしましょう。

スマッシュのフォームで押さえておくべき３つのポイント

バドミントンでは打ち方のショットによって、フォームやスイングの方法が変わっていきます。バドミントンのスマッシュのフォームのポイントを3つ押さえておきましょう。

バドミントンのスマッシュを打つときの3つのポイント

ポイント1：テイクバック

バドミントンで速いスマッシュを打つうえで、大切になってくるのが「テイクバック」です。

ゴルフなどでも「テイクバック」という言葉があるので、聞き慣れている人もいるかと思いますが、バドミントンでのテイクバックは肘を後に引き、胸を張る動作になります。

“タメ”じゃないの？という人もいますが、タメはテイクバックをしたあと止めている動作になるので、間違えないようにしましょう。

一見、テイクバックは必要なのか？と思う人も多いと思いますが、スマッシュを打つフォームには必要不可欠です。

中級者以上になれば、テイクバックをしていない人も多いので、テレビなどでプロの試合を見ても行っていない人がほとんどです。フォームがしっかり身に付くまでは、しっかりテイクバックを意識してください。

ポイント2：重心

バドミントンでテイクバックの際に軸足になり、このときの重心が非常に重要なポイントになってきます。バドミントンでは、打つ瞬間が非常に大事になり、集中力が高まるポイントでもあります。

その打つ前の体制を整えること、いわば準備がフォームを安定させ、よいショットに繋がります。シャトルを打つ前に体制を整え、軸足に重心を乗せしっかりパワーを溜めておきます。

そのパワーと反動で、強く速いスマッシュが打つことができます。シャトルの落下地点に素早く移動し、テイクバックでショット打つ体制を整えておくこと、その際に重心をしっかり軸足に乗せることを意識しましょう。

ポイント3：ラケットの振り抜き

バドミントンでは、瞬発力が求められることからラケットの振り抜きの位置はとても大切になってきます。

初心者でありがちなのが、頭の真上で降ってしまう人です。また、肘を曲げすぎて顔の横で打つ人もいます。

これらの場合、身体にもとても負担をかけてしまい、速いスマッシュを打つことはできません。前述したように、頭のちょっと前・もしくは斜め前を打点にするとよいでしょう。

そうすることで、自然と肘にも余裕ができ、肩からしっかりスイングすることができます。素速いショットが特徴のバドミントンなので、肘や肩を痛めないスイングを覚えましょう。

速いスマッシュを打つための2つのポイント

バドミントンで速い威力のあるスマッシュを打つためのコツを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

打点を意識する

バドミントンのスマッシュを打つ場合には、「打点」を意識することが重要です。

前述したように、スマッシュは打点の位置を身体の軸よりやや前、斜め前にして打つことがポイントです。

バドミントンでは、打点の位置によって打ち方を変えていきますが、相手をコートの奥へ押し込みたい場合に使うハイクリアは、打点が高く頭上を意識します。

しかしスマッシュの場合は、それよりも前方に打点をズラします。

そうすることでより角度がつき、ラケットの面が前下方を向くので、突き刺すように相手のコートに飛んでいきます。

ラケットの面が上を向いてしまうと、自然とシャトルは上に向かってしまい、スマッシュにはならないので注意が必要です。

できるだけ角度をつけ、相手のコートに叩きつけるようなスマッシュがよいスマッシュとされています。

手首の動きで速さが変わる

バドミントンでは手首の動きもポイントになります。バドミントンのスマッシュを速く打つ方法としては2種類の手首の使い方があります。

追い込まれてからスマッシュを打つ場合には、ラケットが頭より後ろになることがあるので、こういった場合はスマッシュを打つにも打てない状況です。

そんなときには手首を招き猫のように縦に使い、インパクトの瞬間に力を入れ、沈めていくようなイメージで打ちます。次に、しっかりシャトルの真下に入れている場合は、うちわをあおぐように手首を使います。

きちんとシャトルに下に入れているにも関わらず、招き猫のような手首の使い方をすると、力が思うようにシャトルに伝わりにくいので、状況によって手首の動かし方を変えていきましょう。

速いスマッシュを打つときのオススメの握り方は？

バドミントンではラケットの握り方にもポイントがあります。速いスマッシュを打つときのおすすめの握り方を紹介します。

イースタングリップ

バドミントンには「イースタングリップ」というニュートラルの持ち方があります。この持ち方は、フォアやドライブなど柔らかいショットの場合、または球速を抑えたコース重視のショットのときに有効です。

しかし、スマッシュは鋭いショットになるので、こういった持ち方のままだと力が入りにくくなります。意外かもしれませんが、プロなどの上級者はスマッシュを打つ場合は、グーで握っている人がほとんどです。

打ちたいショットによって、軽く持つかしっかり持つかで瞬時に握り方を変えていくといいでしょう。イースタングリップはバックハンドなどの持ち替えもスムーズなので、通常はこの持ち方をしている場合は多くあります。

ジャンピングスマッシュにも挑戦してみよう

スマッシュの中でも角度もあり、速いスマッシュが「ジャンピングスマッシュ」です。より攻撃的なスマッシュを打ちたい人はジャンピングスマッシュに挑戦してみましょう。

ジャンピングショットとは、その名のとおりジャンプをしてスマッシュをすることをいいます。試合では、女性ではあまり見かけることは少ないですが、多くの男性はジャンプスマッシュをしています。

決まれば、一撃で得点を取れるので、強力な武器になるでしょう。ジャンピングスマッシュは、空中で打つので、空中で身体のバランスを取らなければいけません。

身体の軸が曲がっていると、シャトルにもパワーが届かないので、ジャンプの仕方やタイミング、空中でのボディバランスを繰り返し練習しましょう。

まとめ

今回はバドミントンのスマッシュについて紹介してきました。バドミントンのスマッシュには、身体の軸や手首、角度などが重要なポイントになってきます。

より高度なスマッシュを打てるようにしっかり感覚を身体に叩き込んで練習してください。また、初心者によくあるのが、間違った手首の使い方をしている人も多ので、まずは基本的な身体の使い方をマスターして、変なクセをつけないようにしてください。

スマッシュが打てるとバドミントンの試合も楽しくなると思うので、ぜひ練習してマスターしてください。

また、こちらの記事ではバトミントンの打ち方について解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみましょう。