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トロンボーンの教本のおすすめ5選|それぞれの選び方と特徴も解説

トロンボーンの教本のおすすめ5選|それぞれの選び方と特徴も解説

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一からトロンボーンを始めるとなると、様々な知識が必要ですよね。例えばトロンボーンのポジションや音階、音符の読み方やフレーズの吹き方など、知っておきたいことはたくさんあります。

そんな知識を学ぶのに役立つのが、トロンボーン用の教本です。教本では、このよう知識をまるっと解説しています。

また、最近の教本では先生のお手本の演奏がついているものもあるので、「本を読んでも、どうやって演奏すれば良いのかわからない」のといった疑問も解消できるでしょう。

とはいえ、トロンボーンの教本には様々な種類があります。どの本を選べば良いのか、教本をうまく活用するにはどうすれば良いのか、気になる点は多いはず。

そこで今回は、トロンボーンの教本のおすすめを一覧にしてまとめてお伝えします。

トロンボーンの教本とは、どんなことを学ぶのか

まずは、そもそも教本とはどんなことが載っているのかについて解説しましょう。

教本とは、いわゆる教科書のような存在です。楽器を演奏するには、音符の読み方や楽器の仕組み、吹き方、練習方法などを知らないとできないですよね。

それらの知識を、レッスンの先生や先輩から習う人もいるかもしれません。とはいえ、レッスンの先生がなかなか見つからない、先輩がいない場合は自分で学ぶ必要があります。

そんな時に強い味方になるのが教本です。教本は、楽器を演奏するための知識をまとめて解説しています。

トロンボーンの教本には、一般的に以下のような内容が載っています。

  • トロンボーンのポジションと音階
  • トロンボーンの楽器の仕組み
  • トロンボーンの吹き方
  • トロンボーンの練習曲

このうち、トロンボーンに特化した教本は練習曲を多く含んでいます。また、リズムは複雑ではなく音階もトロンボーンに合わせて作られているので、練習しているうちに上達を実感できるに違いありません。

トロンボーンの教本の選び方

では、ここでトロンボーンの教本を選ぶ基準について解説しましょう。

難易度によって選ぼう

初心者の方でも、いきなり高い音が出てきたり細かい音符を難しい曲を吹きたい!なんて人もいますよね。しかし、初心者の方はまず一歩一歩学ぶ必要があります。まずはトロンボーンの音階、音符の読み方から学び、そこから曲の吹き方を学びます。

また、教本に掲載されている曲も確認するのも大切。教本での曲も初心者向けから上級者向けなど様々なので、あまり難しい本から入ってしまうと挫折してしまう可能性もあります。このため、あなたのレベルにあった教本を選びましょう。

必要な知識の種類によって選ぼう

「まずは基本的な音符の読み方が知りたい」「少し吹けるようになったから、練習を積みたい」など、楽器を演奏するにあたってはそれぞれの人でやりたいことが異なりますよね。

教本の中には、楽典のように音楽の知識の解説に特化したものや練習曲を多く含んでいる本などがあります。

このため、例えば「まずトロンボーンの楽器の特徴、扱い方、ポジションなどを知りたい」「練習曲で実践を積み重ねたい」など、自分のやりたいことにそった本を選びましょう。

一番確実なのは、本屋さんや楽器屋さんで販売されている本を実際に中身を見ること。実際に内容を見れば、難易度の判断もできるでしょう。

バストロンボーン用の教本もあるので、楽器の種類によって選ぶ

特にテナーバストロンボーンやバストロンボーンを演奏する場合、低音を吹く機会が多いので、「もっと低音を使う練習をしたい」となりますよね。

しかし、そんな時に通常のテナートロンボーン向けに書かれた教本は「音が高い」と感じる場合があります。

実は、トロンボーンの中にもバストロンボーンの種類に特化した教本もあります。そのため、あなたがお使いの楽器に合わせて種類を選ぶのがおすすめです。

おすすめのトロンボーンの教本

それでは、トロンボーンの教本のおすすめについて解説します。なお、今回紹介する本は初心者向けから上級者向けまで幅広く紹介します。興味を持った方は、ぜひ手にとってみましょう。

アーバン

管楽器を演奏する人は、まずこの本を手に取ると言っても過言ではない「アーバン」。初心者から上級者まで、幅広く対応しています。

内容としては、ジャズで重要になる発音の練習や音階、音の跳躍やリズムパターンなど、基礎を使った練習曲を収録しています。

練習曲が豊富で、吹き方の解説も含めるとなんと261ページもあるのだとか。このため、じっくり練習を行いたい人におすすめです。

ただし、アーバンは英語で書かれているため注意が必要です。英語がわからない方は、Google翻訳をはじめとした翻訳ツールを使いながら読みましょう。

うまくなろう!トロンボーン

トロンボーンを始める時に、まず構え方やトロンボーンの仕組みから知る必要がありますよね。そんな初心者にぴったりなのが、「うまくなろう!トロンボーン」です。

この本では、トロンボーンの仕組みや楽器の構え方、呼吸法など演奏の基本になる点からリップスラーやタンギングなどの練習方法まで載っています。

楽器を始めたばかりで、何を練習すれば良いのかわからない人にはぴったりに違いありません。実際に、この本を作った小田桐寛之さんは、現役の音大教授でありながらプロのトロンボーン奏者として活躍中です。

この本の最後では、他の人とできるアンサンブルの譜面も載っています。そのため、トロンボーンを始めたばかりでも目標が見えやすいですよ。ぜひ、教本から学びながらアンサンブルを吹けるようになりましょう!

山本正人:トロンボーン教則本

この本は40年も前に出版されましたが、現在も吹奏楽の部室には1冊は置かれていることが多いです。そのため、どこかで黄色と緑の帯の本を見たことがある人もいるかもしれません。

「トロンボーン教則本」では、トロンボーンの仕組みや構え方からマウスピースの選び方、呼吸方法、音符の読み方、発音・フレーズの練習から様々な拍子、リズムの練習が載っています。

また、練習曲が豊富だけでなく、通常のテノール記号の曲だけでなくアルト記号の練習曲やレガート奏法など通常の教則本にはない練習曲もあるとのこと。

「トロンボーンを徹底的に極めたい!」という方には、うってつけの教本であるに違いありません。

コプラッシュ:60のエチュード

「トロンボーンの基本は概ね習得しているので、とにかく曲をやりたい」という方もいますよね。そんなあなたにぴったりなのが、「コプラッシュ:60のエチュード」です。

ひたすら練習曲を収録したこの本は、やればやるほどスキルアップできます。また、曲を通して練習することで、メトロノームでのテンポ感やタンギングなどもバッチリマスターできるに違いありません。

この本では模範の演奏が入ったCDもついてくるので、「リズムがわからない」「どんな吹き方をすれば良いのか、譜面からだとわからない」という問題も解決できるでしょう。

また、譜面にはブレスの場所も記載されているのでフレーズの吹き方もバッチリわかります。変な位置でいつも息が切れてしまう、なんて方も練習曲でブレスを意識しながら吹けばこのようなことがなくなるかもしれません。

トロンボーンを練習する材料に困ったら、持っておくのがよいでしょう。

ブルーム:36の練習曲

「ブルーム:36の練習曲」では、テナートロンボーン版だけでなくなんとバストロンボーン版の練習曲が用意されています。

他の教本でもバストロンボーン用の練習曲が含まれていることは少ないので、この本はとても貴重でしょう。低音を鍛えたい方には、まさにぴったり。

もちろん、テナートロンボーン用の譜面でもトロンボーンを演奏する上では必須のスケールや早いフレーズの練習曲もあるので、演奏のスキルアップにつながります。トロンボーンの腕をあげたいなら、この教本がおすすめです。

トロンボーンの教本で学んだら、やるべきこと

ここまでで、トロンボーンの教本について解説しました。しかし、トロンボーンの教本で学ぶだけで満足してはいけません。次では、トロンボーンの教本を使った後にやるべきことについてお伝えしましょう。

自分で演奏する場をもつ

トロンボーンを教本で学ぶと、少し演奏した気になりますよね。しかし、演奏は実際にやらないとわからない点もあります。

そのため、例えばYoutubeで実際に吹いてみた動画をあげたり、録音したりすることで聞いてみましょう。きっと、自分が吹いているだけでは気がつかない点に気づけるかもしれません。

また、トロンボーンの演奏は他人と集まることが多いです。吹奏楽やジャズなどの社会人バンドを見つけて吹くことによって、教本で学んだ内容が活かせることもあるでしょう。

このため、ぜひバンドを探して実践することをおすすめします。

レッスンを受ける

トロンボーンを教本で学ぶだけだと、癖がついてしまうこともありますよね。でも、自分だとそれに気がつく機会が少ないです。そんな時には、プロのトロンボーン奏者の指導を受けましょう。

プロのトロンボーン奏者にレッスンを受けてもらえば、今自分の演奏における改善点が見えてきます。また、今後の新しいトロンボーンの練習方針を提示してくれることもあるかもしれません。

トロンボーンの腕をさらにあげたい場合は、ぜひプロのトロンボーン奏者の力を借りましょう。

まとめ

さて、今回は「トロンボーンの教本のおすすめ」について解説しました。トロンボーンの上達には、トロンボーンの教本が必須です。

また、トロンボーンの教本で学ぶだけではなく実践も大切です。ぜひ、今回取り上げたトロンボーンの教本を使って、演奏のスキルをあげましょう。

また、こちらの記事ではトロンボーンのロングトーンについて解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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ビギナーズ編集部 ライター

平日はWebライター、休日はトロンボーン吹き(演奏歴18年)をやっています。 音楽と映画、本、旅行、料理、インターネットなど多趣味な日々を楽しみながら過ごしています。

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