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レジンとは?ハンドメイドアクセサリーのレジンの使い方と魅力について

ハンドメイドアクセサリー作りに欠かせないレジンは、作り方によって様々な作品ができあがるおすすめの材料です。今回はレジンで作れる作品やレジンの魅力について詳しくご紹介します。
レジンとは?ハンドメイドアクセサリーのレジンの使い方と魅力について

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レジンとは、透明な樹脂。レジンを使うことでピアスやペンダントトップなどを自作できるだけではなく、ヘアゴムやキーホルダーなどの小物も作れてしまう素材です。

ハンドメイドブームの流れに乗って大流行しているレジンですが、レジンを使って作品を作るためには、正しい使い方や専門道具を揃えなければなりません。

そこで今回は、レジンの魅力をお伝えするとともに、レジンの基本知識や具体的な作り方、揃えたい道具をまとめます。

レジンとは

レジンとは「透明の樹脂」であり、固めるとプラスチックに近い素材になるのが特徴的。独特の粘り気がある液体状で、紫外線やUVライトにあてることで液体が硬化し、アクセサリー作りに使用されています。

ハンドメイドブームの流れを受けてアクセサリー用のレジンが多数発売されていますが、実はハンドメイド以外でも活躍していることをご存じでしょうか。

例えば、欠けてしまった歯などの修復時にレジンが使用されたり、歯の溝が深くて虫歯になりやすい場所へレジンを埋めたりすることで虫歯予防にも役立てられています。

その他にも、医療現場では液体の絆創膏として使用されたり、ネイルアートでは爪にデコレーションする際に活躍したりと、レジンには幅広い用途があります。

レジンの種類と特徴

レジンは透明の樹脂で、硬化させることでぷっくりとしたツヤ感のある仕上がりになる素材でしたね。

ハンドメイドアクセサリーで活用する人が増えていますが、レジンにもいくつかの種類があり、種類によって使い方や必要な道具が異なります。

ここでは、レジンの種類やそれぞれの使い方について解説します。

エポキシレジン(2液性レジン)

エポキシレジンは、主剤と硬化剤を混ぜて使用する2液性のタイプです。磨くことで透明感が高まり、宝石のような美しい輝きを放つのが特徴的。

ただし、効果に時間がかかってしまいやすいため、じっくりと硬化させる必要があります。

後に紹介する「UVレジン」よりも容量の多いものが中心に販売されているため、大きな作品を作る場合や業務用としての用途に向いているといえるでしょう。

エポキシレジンの使い方

エポキシレジンの使い方は、まず1剤と2剤の分量を正確に測ることから始めます。(分量を正確に測らないとレジンが完璧に固まらないというトラブルにもつながるため、0.1g単位で測定可能なスケールの使用がおすすめ。)

1剤と2剤の分量を正確に測ったら両方の液体を合わせ、気泡が出ないようにゆっくり混ぜていきます。

その後はシリコンモールド(型)などにお好みのパーツを入れ、レジン液を流し込んで硬化を待ちます。

エポキシレジンは「1剤と2剤を混ぜること」によって硬化するため、完全に固まるまでは1日ほどかかってしまいます!時間に余裕を持って作品作りに取り組みましょう。

UVレジン

ハンドメイドアクセサリーに使用されるレジンの中で、最も需要が多いのがUVレジンです。エポキシレジンのように1剤と2剤を混ぜる手間もなく、初心者でも簡単にレジンアートにチャレンジできる手軽さが魅力的。

時間はかかりますが、UVレジンは紫外線や蛍光灯などの光でも硬化できるため、UVランプを持っていなくてもレジン作りに挑戦できます。

UVレジンの使い方

UVレジンの基本的な使い方は、レジン用のシリコンモールド(型)にビーズなどのパーツを入れ、その上からレジン液を流し込んでUVライトやLEDライトで硬化させるだけ!

モールドの形やデザインを変えるだけで様々なレジンパーツを作れるため、ペンダントトップや指輪などお好みの作品に仕上げられます。

作ったレジンパーツをアクセサリーに使用する場合は、ヒートン(ドリル)で穴を開けて紐の通し穴を作ったり、短くカットした9ピンをレジン液に浸したまま硬化させたりする一手間が必要です。

ナチュラルレジン

ナチュラルレジンは植物由来の天然樹脂で、医療機関や歯科技工の分野でも重宝されている素材です。明るさや鮮明さ・透明感が特徴的なレジンですが、ハンドメイドアクセサリーにはあまり使用されません。

他にもレジンはたくさん!

この他にも「セティックレジン」「レジンキャスト」など様々なレジンがありますが、ハンドメイドアクセサリーで主に用いられるのはUVレジンとエポキシレジンがほとんどです。

初めてレジン作品に挑戦する場合は、硬化時間も10分以内にできて手に入れやすい「UVレジン」がおすすめですし、作る工程をじっくりと楽しみたい人やこだわった作品に仕上げたい人には「エポキシレジン」がぴったりでしょう。

自身のスキルや好みに合わせて、賢くレジンの種類を選んでみてくださいね!

レジンの基本的な使い方

エポキシレジンにしてもUVレジンにしても、基本的な使い方は「型にパーツを入れてレジン液を流し込み硬化させる」という簡単な方法です。

ただし、レジンの種類や仕上げる作品の大きさによっては硬化させるためのライトが必要になったり、硬化時間が長くかかってしまったりすることも珍しくありません。

作品によっては「レジン→パーツ→硬化→レジン→パーツ→硬化→レジン…」と、数回にわたって硬化を繰り返しながら仕上げるものもあり、アイデア次第で作品の幅はぐんと広がるでしょう。

また、レジン作りで失敗しやすいのは、レジン液の中に「気泡」が入ってしまうことです。気泡が入ってしまうと作品の見栄えにも影響してしまうため、硬化させる前にできるだけ気泡を取り除くようにしてください。

気泡を取り除く際は、爪楊枝などで気泡を潰すようにしてみるのがおすすめです。

レジン初心者必見!最初に揃えたい材料や道具

「レジンアートを始めたい」と感じても、具体的にはどのような材料や道具を揃えたらいいのかと頭を悩ませている人もいますよね。

そこでここでは、レジンアート初心者が揃えるべき基本的な材料や道具をご紹介します。

レジン液

レジンアートに欠かせないレジン液。ここでは、アクセサリー作りに使用される「UVレジン」「エポキシレジン」のおすすめをご紹介!

GreenOceanオリジナルUVレジン ハードタイプ

UVレジンのおすすめは、コスパ&クオリティーの最高峰といわれているハードタイプのレジン液です。

こちらのレジン液は適度な粘度があるためモールドにぷっくりと盛りやすく、液だれしやすいミール皿などを使用する作品作りにもぴったり!

UVライトとLEDライトのどちらでも硬化でき、硬化速度もLEDライトなら1〜2分と驚く速さが魅力的です。着色剤との相性がいいのでレジンがきれいに発色し、初心者でも簡単にグラデーションを作れると評判です。

低価格なのに70gも入っているコスパの高さで、惜しみなくどんどん使用できますよ!

二液性エポキシレジン液 ハードタイプ

こちらのエポキシレジンは、本剤が250g・硬化剤が125gの内容です。その他にもプラスチックカップとマドラーがセットになっているため、すぐに作品作りに取りかかれます。

クラフトショップなどで販売されているレジンの多くは100g未満の容量であることが多いですが、こちらは250g大容量なので大きな作品を作りたい人におすすめです。

硬化ライト

UVレジンは紫外線などでも硬化できる性質を持ちますが、天候によっては硬化に数時間かかかってしまうことも少なくありません。レジンを硬化させるライトが1つあれば、天候に関係なくレジンを硬化できるのでとても便利!

ケラッタ レジン用UV-LEDライト

硬化ライトを使用すれば数分でレジンを硬化させられるため、サクサクと作品作りが進みますよ!

ライトの種類は「UVライト」と「LEDライト」があり、基本的にはレジンの種類に合わせて選びますが、おすすめは「UV-LED両対応のライト」。

両対応モデルならレジン液を選びませんし、硬化速度の速いLEDライトが使用できるので効率よく作品作りに没頭できるでしょう。

シリコンモールド

シリコンモールドはレジン液をくっつけない性質があるため、硬化した後もレジンを傷つけることなく取り出せる便利アイテムです。モールドの種類は大きさや形まで様々なものが揃っているため、アクセサリーに合わせて上手く選んでくださいね。

長方形シリコンモールド

ピアスパーツやペンダントトップ作りに挑戦したいなら、立体的な長方形シリコンモールドがおすすめです。硬化の際に短く切った9ピンを埋め込めば、ピアスやネックレスとして簡単に取り入れられます。

多種類 シリコンモールド

大小様々な大きさのモールドは、ピアスやネックレス作りだけではなく、ヘアゴムやキーホルダーなどの小物作品にも重宝する万能型!

これ1つで58種類のアクセサリーパーツを作れるため、アイデア次第でどんどん作品を生み出せます。シリコンモールドはソフトタイプなので完成品を型から外しやすく、鏡面仕上げでツルツルと輝く作品作りができるでしょう。

ビーズやラメなどの材料

レジン液の中に入れるパーツや素材といえば、ビーズやラメ・着色剤などがあります。これらを上手く組み合わせることでオリジナリティーの高い作品に仕上がるため、作品のイメージにあう材料を見つけましょう。

プラパールビーズセット

パールのビーズは上品な印象が強く見栄えするため、レジン作品として取り入れやすいパーツの1つです。こちらのセットには約3〜30mmのパールが入っているため、作品に強弱をつけたい場合にもぴったりでしょう。

パジコ UVレジン 着色剤

「宝石の雫」という商品名のように、レジンに混ぜるとまるで宝石の雫を思わせる輝きに仕上がる着色剤です。イヤなニオイを抑えて退色しにくい作りになっているため、ブレンドすることで好みのカラーを再現できます。

12色セットで基本的なカラーがしっかりと揃えられているため、これ1つあれば自由に着色を楽しめそう。

金箔/銀箔

ネイルアートでも利用されることが多い金箔や銀箔は、印象を華やかにしてくれるレジンアクセサリー作りのマストアイテム!しっかりとした存在感があるのに極薄仕立てなのでレジン液にも埋まりやすく、上品な雰囲気の作品作りに重宝するはずです。

スターターキット

「何を揃えればいいのかわからない」「素材や道具がありすぎて混乱する」という人には、手っ取り早く必要な道具や素材を揃えられる「スターターキット」がおすすめです。

【レジンキット】 スタートキット

こちらのスターターキットは、レジン液や着色剤・パーツ・モールド・硬化ライト・完成品に穴を開けるピンバイスまでがセットされていて、ボリューム感ある内容が魅力的!

しかもお値段もかなりリーズナブルなので、初めてレジンアートに挑戦する人やとりあえず始めてみたい人にぴったりでしょう。

レジンを使いこなせばアクセサリー作りの幅がさらに広がる!

アクセサリー作りに欠かせないレジンは、硬化させることでぷっくりとして可愛らしい印象を与えてくれる作品に仕上がります。

レジンの中に生花を入れて季節感を楽しんだり、レジンを着色してオリジナルのレジンアートを楽しんでみたり、レジンから広がる可能性は無限大。

まずは必要な道具と材料を揃え、レジン作りを始めてみてください!

レジン以外でもアクセサリーを作る方法はあります。こちらの記事では、アクセサリー作りに必要な道具とパーツを紹介しています。ぜひ確認してみてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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