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PCゲームを録画する方法は?キャプチャーソフトの選び方も解説

PCゲームの録画方法をご存じでしょうか。ゲーム実況動画を作成して動画投稿サイトにアップロードしたいのであれば、まずは録画が必須です。当記事では、PCゲームを録画する具体的な方法や、キャプチャーソフト・マイクの選び方などについて解説します。
PCゲームを録画する方法は?キャプチャーソフトの選び方も解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

「YouTube」に代表される動画投稿サイトには、様々な動画が投稿されています。人気といわれるジャンルは多々ありますが、PCゲーム実況もその1つではないでしょうか。

「ゲーム実況」とは文字通り、ゲームをプレイしている様子や画面を実況することです。ゲーム実況では、なかなかお目にかかれないスーパーテクニックが披露されることも多く、それを目当てに鑑賞する人も少なくありません。

そんなゲーム実況を「自分でもやってみたい」と感じている人も大勢いるはず。しかし、そのためには、まずPCゲームの録画をしなくてはなりません。

そこで今回は、いずれゲーム実況をしてみたいと考えている人や、プレイを録画して鑑賞したい人に向け、PCゲームの録画方法をご紹介します。必要なものや、具体的な手順についても押さえておきましょう。

収録のための準備

PCゲームを録画するにあたり、まずはしっかりと準備を進めましょう。まずすべきことは、必要なものをそろえることと、録画環境をチェックすることの2つです。それぞれ詳しく解説します。

なおここからは、すでにPCやゲームソフトが用意されていることを前提として、話を進めていきます。もしPCやソフトを持っていないのなら、そこから準備しなくてはなりません。

必要なものをそろえる

PCやゲームソフト以外に必要なのは、キャプチャーソフトとマイクです。ゲーム実況動画を制作したい人も、キャプチャーソフトとマイクさえあれば可能です。

よりこだわった動画を制作したいのなら、動画編集ソフトも用意しましょう。編集ソフトがあれば、不要な部分のカットやエフェクト処理、テロップやBGMの挿入などもできます。

録画環境をチェック

PCのスペックが低すぎる場合は注意が必要です。負荷がかかりすぎて、動作が重くなることもあります。普段は問題なくプレイできていても、録画しようとすると大きな負荷がかかるため、画面のガクつきが生じるかもしれません。

PCゲームの録画や実況を始めたいのなら、できるだけハイスペックなPCの使用をおすすめします。特にCPUとメモリ、GPUが重要であることを覚えておきましょう。

CPUのおすすめは「Core i」や「Ryzen」など、メモリは16GBもあれば問題ありません。GPUは、GTXやRTXが定番です。実際にキャプチャーソフトで録画を試してみて、カクつきが生じるのなら高性能なPCに買い替えることも検討しましょう。

キャプチャーソフトの選び方

「キャプチャーソフト」とは、モニターに映し出されるゲーム画面を録画するためのソフトです。無料利用できるものから有料ソフトまで様々ありますが、基本的に選び方は変わりません。重視すべき点を以下にまとめました。

コストで選ぶ

キャプチャーソフトには、完全無料で利用できるソフトもあります。有料ソフトは3,000~6,000円程度で入手できますが、何となくPCゲームを録画してみたい、といったライトな層にとっては、やや高いと感じるかもしれません。

そのような人は、無料のキャプチャーソフトを利用してみましょう。有料ソフトに比べると機能面は劣りますが、録画の画質そのものに大きな違いはありません。

ただ、無料ソフトの中には録画画面へ自動的にマークが挿入されるものもあります。このタイプは実況には向かないため、注意が必要です。

機能で選ぶ

現在では、いくつものキャプチャーソフトがリリースされており、それぞれ機能性が異なります。A社のソフトに搭載されている機能が、B社のソフトには実装されていない、といったケースもあるため注意が必要です。

また、搭載されている機能が多ければよいというわけでもありません。大切なのは、必要な機能が備わっているかどうかです。機能が多すぎるとうまく使いこなせない可能性もあるため、自分が求める機能の備わったものを選びましょう。

サポート体制

初めてキャプチャーソフトを使用する人や慣れていない人は、トラブルが発生すると対処できません。安心して利用したいなら、手厚いサポート体制が整っているソフトを選びましょう。

サポート体制も、ソフトやリリース元のメーカーにより異なります。基本、無料ソフトにはサポートがないと考えましょう。有料ソフトでもサポート体制はものによって大きく異なるため、事前に確認しておくのが大切です。

マイクの選び方

PCゲームの録画を考えている人の多くは「いずれ実況もしたい」との思いを抱いているのではないでしょうか。ゲーム実況も視野に入れているのなら、キャプチャーソフトだけでなくマイクも用意しなくてはいけません。

マイクの種類で選ぶ

マイクは、大きく「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」に分けられます。前者は、雑音を拾いにくく安価なものが多い一方で、音質はあまりよくありません。後者は、高音質な録音が可能ですが、ノイズを拾いやすい傾向があります。

ゲーム実況でよく利用されているのは、後者のコンデンサータイプです。ダイナミックマイクに比べ高価ですが、その音質のよさから多くのゲーム実況者が使用しています。

接続方法で選ぶ

USB接続とステレオミニプラグ接続、Bluetooth接続などが代表的です。もっともおすすめかつ、多くの実況者が利用しているのはUSB接続タイプです。ノイズを拾いにくいため、高音質な録音が可能です。

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おすすめのキャプチャーソフト

ここからは、いくつかおすすめのキャプチャーソフトをご紹介します。無料と有料どちらも紹介するので、気になるものがあれば選択肢に加えてみましょう。

ロイロゲームレコーダー

ロイロゲームレコーダーは、無料利用できるキャプチャーソフトとして、高い人気を誇ります。しかも、無料ソフトにありがちなマークの挿入もないため、実況動画の制作にもおすすめです。

直感的に使用できる操作性のよさが魅力で、初心者からも人気。ゲーム録画に必要な機能のみを実装したシンプルなソフトで、設定も簡単です。公式サイトにアクセスし、ダウンロードページからインストールできます。

参照元:ロイロ公式サイト

Bandicam

Bandicamは多くのゲーム実況者が使用している、実績豊富なキャプチャーソフトです。フルスクリーンはもちろん、範囲を設定しての録画も可能です。設定も難しくないため、こちらも初心者向けのソフトといえるでしょう。

タイマーによる自動録画や停止、スクリーンショットの撮影、エフェクトの追加など様々な機能を備えています。また、PCに与える負荷が少ないため、画面のカクつきが生じにくいのも特徴です。

無料版もありますが、録画可能な時間が10分でマークも挿入されるため注意してください。短時間のプレイ動画を録画するだけなら無料版でも不足しませんが、本格的にゲーム実況をしたい場合は有料版を選択しましょう。

参照元:Bandicam公式サイト

OBS Studio

OBS Studioは無料で利用できるライブ配信用ソフトウェアです。ライブ配信専用のソフトではあるものの、ゲーム画面の録画にも利用できるため、気になる人はチェックしてみましょう。

ハードウェアエンコード処理が可能で、PCに与える負荷を軽減できるのも魅力です。そのため、そこまでハイスペックでないPCであっても、ゲームの録画ができます。

ただ、本来はライブ配信用のソフトであるため、録画の設定がやや難しいのはデメリットといえるでしょう。完全無料なのでまずは試用し、それから継続するかどうか決めるのがおすすめです。

参照元:OBS Studio公式サイト

ShadowPlay

ShadowPlayはゲーム実況ではおなじみのソフトです。ゲーム専用のキャプチャーソフトであり、PCのGPUメーカーである「NVIDIA」がリリースしています。

こちらのソフトは、同社のGeforceGTX 600番台以降のGPUをPCに搭載していないと利用できません。該当するのならソフトは無料で利用できるため、ぜひ試してみましょう。

PCに与える負荷が極めて低く、機能性にも優れています。映像と音声を別々に録画・録音できるのも特徴です。操作も簡単なため、初心者にも向いています。

参照元:NVIDIA公式サイト

VideoProc

VideoProcは有料の多機能映像処理ソフトです。ゲーム映像の録画はもちろん、音声変換やノイズ除去、手振れ補正など多彩な機能を備えています。スマホの画面をパソコンモニターに映して録画する、といったことにも対応できるため、スマホゲームの実況にも向いています。

なお、こちらのソフトも無料版の利用が可能です。公式サイトから無料版をダウンロードできるため、気になる人は検討してみましょう。ただ、無料版は録画時間や機能に制限があるため、注意が必要です。

参照元:VideoProc公式サイト

収録の手順

ここからは、具体的にPCゲームの映像を録画する流れについて見ていきましょう。大まかな流れとしては「キャプチャーソフトの設定→ゲームの録画→編集」です。

ソフトの設定

まずはキャプチャーソフトを起動しましょう。立ち上げたら、設定画面から各種設定を行います。基本的には、録画したいゲームや画面の範囲などのほか、オーディオデバイスを指定します。

ソフトによってはGPUへの負荷を変えられるものもあり、より詳細な設定が可能です。この辺りは、使用するソフトによって大きく異なります。

ゲーム映像の録画

設定が終われば、キャプチャーソフトの操作画面上に表示されている、録画ボタンをクリックしましょう。あとは、実際にゲームをプレイします。無料版で録画時間に制限がある場合、時間をすぎると自動的にストップしてしまうため注意してください。

編集

本格的なゲーム実況動画を制作し、動画投稿サイトなどにアップロードしたいのなら、編集を行いましょう。動画編集ソフトにも無料のものがいくつかありますが、やはり機能に制限が加わるケースがほとんどです。

クオリティの高いゲーム実況動画を製作したいのなら、有料の動画編集ソフトを導入することも考えてみましょう。

まとめ

PCゲームの録画は、ある程度スペックの高いPCとキャプチャーソフト、マイクなどがあれば始められます。それほど高いハードルではないため、その気になれば誰でもチャレンジできるでしょう。

ゲーム録画で重要なのは、キャプチャーソフトとマイク選びです。ゲーム実況も視野に入れているのなら、どちらも慎重に選ばなくてはなりません。特にキャプチャーソフトは、ソフトによって機能が大きく異なるため、注意が必要です。

今回ご紹介したおすすめしたソフトも参考にしつつ、目的にマッチしたものを選びましょう。

また、こちらの記事ではおすすめのキャプチャーボードを紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

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