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PCゲームに必要なものは?周辺機器の特徴や選ぶポイントを徹底解説

PCゲームに必要なものは?周辺機器の特徴や選ぶポイントを徹底解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ハイスペックPCの普及にともない、「PCゲーム」の認知度が向上している昨今。Youtubeなどの動画配信サイトで、PCゲームの実況動画をみている方も増えた印象です。そんなPCゲームですが、せっかくなら自分でも遊んでみませんか?

今回は、PCゲームを遊ぶために必要な周辺機器の基礎知識をご紹介。アイテム選びのコツや注意したいポイントにも触れますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【初心者向け】PCゲームを遊ぶために必要なもの

具体的に「必要なもの」をご紹介する前に、本記事がどのような人におすすめなのか、お話します。

この記事はこんな人におすすめ!

  • 最低限のパソコンスキルがある人
  • PCゲームに興味はあるけれど、一度もプレイしたことがない人
  • 周辺機器の選ぶポイント・基準がわからない人
  • 家庭用ゲーム機はいくつか持っている/遊んでいる人

PCゲームは文字通り、「パソコン上で遊ぶ・動作するゲーム」です。そのため、ゲーム配信サイトからソフトをダウンロード・インストールしたり、メールアドレスを登録して専用アカウントを取得したりすることも多く、最低限のパソコンスキルは欠かせません。

それさえ満たしていれば、PCゲームに触れたことがなくてもOK。本記事の内容をバッチリおさえれば、誰でも快適PCゲームライフを満喫できます。では、PCゲームを遊ぶために必要なものを一つずつ見ていきましょう。

ゲーミングPC

PCゲームを遊ぶのですから、「ゲーミングPC」は欠かせません。ゲーミングPCとは、様々なPCゲームの推奨動作要件を満たすハイスペックパソコンの総称です。

一般的なPCと違うのは、高性能な「グラフィックボード」や「CPU」、大容量の「メモリ」を搭載することで、処理性能を大幅に向上させていることです。以下、各パーツの特徴とゲームプレイに与える影響をご覧ください。

3つの重要パーツの特徴

  • グラフィックボード:GPUと呼ばれる映像処理装置を内蔵したパーツ
  • CPU:処理速度に影響するパソコンの“頭脳”にあたるパーツ
  • メモリ:CPUが処理したデータの一時保存領域となるパーツ
それぞれ、詳しくみていきます。

グラフィックボード(グラボ)

ゲーミングPCの要となるのがグラフィックボード、通称“グラボ”です。グラボはGPUと呼ばれる映像処理装置を内蔵したパーツで、そのスペックに応じ、パソコンの映像処理能力が向上します。

つまり、ハイスペックな“グラボ”を積んだゲーミングPCなら、4K・8K画質などの超高画質ゲームや、VR/AR対応ゲームなども快適に遊べるのです。特に3Dゲームを遊ぶ予定なら、“グラボ”には徹底的にこだわりたいですね。

CPU

CPUは映像以外の処理に行うパーツで、パソコンの“頭脳”とも呼ばれます。たとえハイスペックな“グラボ”を積んでも、CPUが低ければ、その性能をフルに活かせません。できるだけ最新機種で、処理性能の高いCPUを積みたいところです。

なお、CPUには「Intel」と「AMD」、2つの主要ブランドがあります。ブランドによる差異はありませんが、製品ごとに処理能力は異なるので、予算内で比較検討するとよいでしょう。

メモリ

メモリは、CPUやHDD(ハードウェア)の処理データを一時的に保存するパーツです。

“グラボ”同様に、PCゲームの快適性に係わる重要なパーツ。4GB・8GB・16GB・32GBとありますが、基本的にメモリ容量が大きいほど、PCの処理効率が上がります。PCゲームをプレイする場合、最低でも16GBは積んでおきたいところです。

「自作パソコン」or「BTOパソコン」どちらがおすすめ?

ゲーミングPCは、パーツを組み合わせて自作する「自作パソコン」と、PCパーツ専門店などが販売する「BTOパソコン」の2種類に大別されます。

前者は文字通り、PCケースや“グラボ”、CPUやHDD、メモリなどを個別に購入し、自身の手で組み上げたPCのこと。パーツ換装などのカスタマイズ性が高い、中~上級者向けのPCです。

後者のBTOパソコンは「Build To Order」、つまり「受注生産品」のこと。自分で組み上げる自作PCとは違い、すぐに使える状態で届くため、PCゲーム初心者におすすめです。

自作PCとBTOパソコンの違いは、販売価格にほかなりません。たとえ同じパーツを使用しても、BTOパソコンの方が1万~2万円ほど高くなります。ただし、パーツの組み上げやセットアップ、保証などを考慮すると、初心者にはBTOパソコンが最適といえます。

ゲーミングモニター

ゲーミングPCだけでは、PCゲームは遊べません。その映像を映す画面……「ゲーミングモニター」が必要です。

ゲーミングモニターを選ぶポイントは2つ、「画面サイズ(インチ数)」と「リフレッシュレート」です。

画面サイズは、大きさと視認領域のバランスがよい24~27インチがおすすめ。ただしMMO RPGのように、広大な世界観が醍醐味のゲームには、「ウルトラワイドモニター」と呼ばれる製品をおすすめします。

また、リフレッシュレートはPCゲームの「フレームレート(単位:fps)」を決める重要な要素です。リフレッシュレートの高いゲーミングモニターほど、美しく滑らかな映像描写が可能となります。

たとえ、PS4ソフトのフレームレートは仕様上、最大60fpsです。一方、昨今リリースされたPCゲームの中には、最大200fpsに対応するものもあります。そのゲーム画面の美しさ・滑らかさには、雲泥の差があります。

仮にゲーム側が200fpsを出せても、モニター側の最大フレームレートが60fpsである場合、ゲーム画面は“60fpsの見え方”となります。したがって、ゲーミングモニターを購入する際は、最新ゲームにも対応する高フレッシュレートモデルを選ぶのがおすすめです。

マウス

マウスは「ゲーミングマウス」と呼ばれる製品がおすすめです。ゲーミングマウスには、事務作業などで使う一般的なマウスとは違い、以下のような違いがあります。

一般的なマウスとの違い

  • マウスポインタの精度が高い
  • クリックの反応速度
  • 本体の持ちやすさ・グリップ感
  • ショートカットボタンの数

ゲーミングマウスの優位性は、FPSやTPSなどのシューティングゲームプレイ時に実感するでしょう。逆にパズルゲームなど、マウスに性能・機能を求めないゲームジャンルの場合は、一般的なマウスでプレイしても問題ありません。

事実、プレイヤースキルの一種である“エイム力”には、マウスポインタの精度やクリック速度が影響するもの。さらに本体の持ちやすさや重量、グリップ感などもプレイフィールに関係するので、自分の手にしっくりくる機種を選びたいところです。

マウスパッド

意外と軽視されるマウスパッド。実は、FPSなどのシューティングゲームにおいては戦績を左右する、極めて重要なグッズです。

マウスパッドには「クロスタイプ(布製)」と「ハードタイプ(プラスチック製)」の2種類があります。「摩擦抵抗による操作性の違い」「耐久性」「スライド音の有無」など、それぞれメリット・デメリットがあるので、自分が使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

キーボード

キーボードもマウス同様、プレイヤーの操作スキルに影響するデバイスです。PCゲームに最適化された製品を、一般に「ゲーミングキーボード」といいます。快適なPCゲーム環境を構築するなら、できるだけゲーミングキーボードを導入したいところです。

さて、事務作業などで使うキーボードと、ゲーミングキーボードの違いは、以下の通りです。

一般的なキーボードとの違い

  • 3種類のキースイッチ(メンブレン・パンタグラフ・メカニカル)
  • 堅牢な造りで耐久性に優れる
  • キーの反応速度が速い
  • キーの同時押しに対応する
  • キーの押し心地や強度をカスタマイズできる

上記の内、とりわけ重要なのが耐久性です。これはPCゲームの多くが「マウス&キーボード」と呼ばれる操作方法を採用しているためです。

マウス&キーボードの場合、W・A・S・D(通称WASD)キーが、ゲームコントローラーでいう十字キーにあたります、つまり、上記4キーでキャラクターを操作するわけですが、ほかのキーに比べると、極端に打鍵数が増えます。

結果、一般的なキーボードではWASDキーのみ反応しなくなったり、破損したりする可能性があります。ゲーミングキーボードは、数千~数万回のストロークに耐える耐久性を確保しているため、一度購入すれば長く使えるでしょう。

またキースイッチの種類が選べたり、ゲームに欠かせないキーの同時押しに対応していたり、カスタマイズ性が高かったりと、ゲーミングキーボードならではのメリットがあります。PCゲームを遊ぶなら、ゲーミングキーボードは必ず用意したいところですね。

ヘッドフォン/イヤホン/ヘッドセット

ゲームジャンルにおいては「必須」といえるヘッドフォン、イヤホン。とりわけ対人戦がメインのFPS・TPSでは、敵の足音を聞くために欠かせません。同時に臨場感あるサウンドも楽しめるため、ぜひとも用意したいデバイスです。

賃貸住宅に住んでおり、スピーカーで音を鳴らせない場合も、ヘッドフォンやイヤホンが欠かせません。ボイスチャットをする場合は、ヘッドセットを購入すれば別途マイクを用意する必要がなくなります。

デスク/チェア

PCゲームはマウス&キーボードによる操作が基本となるため、デスクとチェアは欠かせません。部屋の広さや設置機器・機材の数、大きさを考慮した上で、適切なサイズのデスク・チェアを用意してください。

とりわけチェアのよし悪しは、足腰への負担に影響します。長時間プレイ時の疲労感が変わるため、可能なら「ゲーミングチェア」を購入してください。

ゲーミングチェアの多くは、人間工学に基づいて設計・デザインされており、長時間プレイ時における身体への負担を軽減します。好みの角度に調整可能なリクライニング機能、頭部を支えるヘッドレストなど、「楽な姿勢」を実現する機能が満載です。

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そのほかの周辺機器

これまでご紹介した機器・機材・グッズのほか、「USBハブ」や「電源タップ」があると、より快適なプレイ環境を構築できます。特にUSB機器は増えがちなので、USBハブはあると重宝します。

コード周りがごちゃごちゃしがちなら、「配線アクセサリー」を活用しましょう。コード収納ボックスなどを使い、電源タップを隠す形で整理するのがおすすめ。見た目がすっきりするほか、電源タップ内部にホコリが溜まりにくく、電源火災防止にも繋がります。

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まとめ

e-Sportsにおける注目度の高まりから、PCゲームに興味を持ったり、実際に始めたりする人は増えています。以前に比べ、「ゲーム=PCで遊ぶ娯楽」というイメージが浸透した印象です。

これからPCゲームを始める方は、本記事を参考に「必要なもの」を揃えましょう。PCはもちろんのこと、マウス・キーボードなどの周辺機器も、ゲーミング仕様の製品が望ましいです。様々なアイテムを比較検討し、必要なものを導入していきましょう。

また、こちらのページではおすすめのPCゲームを紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。

ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター

ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター

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