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野球用スパイクのおすすめ8選|ゴムと金属どちらを選ぶべきかも解説
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「野球は下半身の安定が大切」という言葉は聞いたことがあるのではありませんか?スパイクは下半身の安定に効果的なアイテムなのです。
本記事では野球におけるスパイクの重要性や選び方、おすすめ商品をご紹介します。ぴったりなスパイクを装着して、プレーの質を1ランクも2ランクも上げましょう。
運動靴じゃだめなの?野球でスパイクを履くメリット
野球選手として、必須アイテムの1つと言えるスパイク。ただ、野球を始めたての方だと「運動靴じゃだめなの?」という素朴な疑問も浮かんでくるのではないでしょうか。まずは、スパイクを履くことによるメリットを整理しておきましょう。
つま先を保護してくれる
特に投手の場合、右投げであれば右足の、左投げであれば左足のつま先が、繰り返しの投球動作によってすり減っていってしまいます。
普通の運動靴であれば、2~3試合でつま先に穴が開いてしまうなんてことも。ピッチャーカバー(通称P革)と呼ばれるカバー付きのスパイクを着用することで、つま先をしっかりと保護できるのです。
盗塁や守備でスムーズなスタートが切れる
野球の試合で盗塁を決める際や守備で打球に対して走り出す際には、一歩目のスタートが非常に重要。スパイクを履くことによって歯がしっかりと地面に食い込み、理想のスタートを切ることができます。
一方、運動靴だと地面との摩擦で滑ってしまうことが多いので、その差は歴然です。
打撃や投球時に下半身を有効に使える
野球において、下半身の安定は最重要課題の1つ。上半身の筋肉を鍛えても、土台となる下半身がぐらついていてはポテンシャルを最大限に引き出せません。
スパイクを装着することで打撃や投球の踏み込み時に歯が地面へしっかりと食い込み、下半身のぶれを防いでくれます。
スパイクの種類「金属」「ゴム」どちらを選ぶ?
スパイクは大きく分けて「金属スパイク(金スパ)」と「ゴム底スパイク(ゴムスパ)」の2種類があります。
両者はどちらが優れているということはなく、一長一短。両者の特徴を把握して自らに合うものを選ぶか、どちらも揃えておいて状況に応じて使い分けましょう。
グリップ力なら金属スパイク
金属スパイクはゴム底スパイクと比べて、はるかに高いグリップ力があります。土のグラウンドに金属製の歯がしっかりと食い込みます。下半身の安定という一点においては金属スパイク1択といっても過言ではありません。
金属スパイクは人工芝に弱い
グリップ力だけを考慮すれば金属スパイクを選ぶべきかのように思えますが、あくまで土のグラウンドでの話。人工芝のグラウンドだと土に食い込まず、非常に走りにくくなってしまいます。
また、そもそも芝を傷つけてしまう金属スパイクの使用を禁止しているグラウンドも多くなっています。
ゴム底スパイクは場所を選ばない
グリップ力の面では金属スパイクに劣るゴムスパイクですが、場所を問わずに使えるのが最大のメリット。また、中には金属スパイクが食い込みすぎて違和感があるため、あえてゴムスパイクを選択する選手も。
野球用スパイクの選び方は?
野球の練習や試合で使用するスパイクを選ぶ際に、どのような点を見るとよいのでしょうか。ぴったりなスパイクを選ぶための、5つのポイントをご紹介します。
足首のタイプで選ぶ
スパイクには大きく分けて、くるぶしが完全に隠れるまで覆う「ハイカット」、くるぶしの下部までを覆う「ローカット」、そして中間の「ミドルカット」という3種類があります。
ハイカットは足首を保護する性能が高い反面、可動域が狭まってしまうのが難点。逆にローカットは可動域が広い反面、足首を捻る可能性も。
重量で選ぶ
スパイクは一般的に、運動靴に比べて重いことが多いです。しかし、長時間履いてプレーするので少しでも軽いものを選びたいですよね。各野球メーカーもスパイクの軽量化には力を入れているおり、軽量タイプも続々とリリースされています。
素材で選ぶ
スパイクの素材で主に使われるのは「人工皮革」「天然皮革」の2種類。カンガルーなどの皮を使用した天然皮革は足へのフィット感に優れる反面、耐久性や軽量性に難があります。逆に、天然素材は丈夫で軽いという特徴があるのです。
ソールの種類で選ぶ
スパイクの底を形成する「ソール」の種類も忘れずに見ておきたいポイント。大きく分けて以下の3種類があるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう。
- 樹脂ソール
- ポイントソール
- 革底
スパイクのソールの種類
樹脂ソール
耐久性に優れたソールですが、地面を蹴った時の反発が大きいのが難点。
ポイントソール
ゴムが埋め込まれているタイプ。運動靴を履いている感覚に近く、脚への負担が少ないのが特徴です。
革底ソール
底が革で出来ており、足にフィットしやすいのが特徴です。スパイク特有の硬さが苦手な方におすすめ。
金具(歯)の位置で選ぶ
金属スパイクの場合、金具の位置も重要です。底の全部に付いている金具は地面を蹴るパワーにつながり、後部の金具は立った時の安定感につながります。
盗塁や守備でのダッシュ力を重視するなら全部の金具が多いタイプを、ピッチャーなど立った時の安定感を求めるなら後部の金具が多いスパイクを選択しましょう。
おすすめスパイク8選!
ここからは、厳選した8種のおすすめスパイクをご紹介します。足首のタイプや金具の位置、価格などを見比べながら、ご自分に合ったスパイクを探してくださいね。
ミズノ金具スパイクプライムバディー 11GM182000
野球用具の最大手メーカーであるミズノ製の金属スパイクで、抜群の履き心地とフィット感が特徴。前後左右への動きをサポートする構造なので、内・外野ともにスムーズな一歩目を踏み出せるでしょう。
また、金属スパイクの弱点である重さについてもメッシュ加工による軽量化で緩和しています。
アンダーアーマー 樹脂底金具スパイク 3022131
高校野球でも使用できるカラーリングの、アンダーアーマー社製金具スパイク。前後にバランスよく配置された金具が、スピードと安定感を高レベルで実現します。
また、スパイク全体を覆う「フルレングスミッドソール」によって、高性能なクッション性も備えており足の負担を軽減します。
ZETTポイントスパイク グランドヒーロー BSR4266-1919
「さらに0.5秒速く!」を合言葉に開発された、ダッシュ力に優れたスパイク。スーパーボールと同じ素材をミッドソールに配合することで、反発力を大幅に向上させています。
さらに、フィット感・耐久性・軽量感も高いレベルで兼ね備えている高性能な一足です。
ZETT ウレタンポイントスパイク ゼロワンステージ
野球用品メーカー大手のZETT社のオーソドックスなポイントスパイク。軽量感・スタートダッシュ力・フィット感をバランスよく揃えた一足です。
SSKウレタンポイントスパイク スターランナー
自に開発したクッション構造により、高い衝撃吸収力を実現。さらにフィット感にも優れており、指周りはゆったりと、かかと周辺をがっちりと固めることで長時間履いても疲れにくくなっているスパイクです。
SSKスタッドスパイク プロエッジ ESF4010
守備の名手として名高い、広島カープの菊池選手らも愛用する、スタッドスパイク。スパイクの端までスタッドが散りばめられているため、非常に高性能なグリップ力を有するのが特徴です。
また、3本ベルト方式を採用しているので、紐がほどける心配がないのも嬉しいところ。
【投手用】ザナックス ローカット埋め込み金具スパイク BS-418DL
ザナックスがリリースした、投手におすすめしたい樹脂底の金属スパイクです。踵部分の形状にこだわり抜くことで、ホールド感とフィット感を極限まで向上。投球時の安定した土台作りをサポートしてくれます。超軽量モデルなので、完投型の投手には特におすすめ。
ニューバランス埋め込み金具スパイク L4040 JR5
赤と白のコントラストが目を引く、ニューバランスの金属埋め込み型スパイク。野球の動作分析のデータをもとに開発された高性能スパイクで、走・攻・守すべてにおいて快適なパフォーマンスを約束します。
40本塁打・40盗塁を指す「4040」を型番に掲げる通り、パワーとスピード両面を生かしたい選手におすすめのスパイクと言えるでしょう。
まとめ
グローブの次に重要なアイテムともいえるスパイク。最良のスパイクを装着することで打撃や守備でのパフォーマンスは大幅にアップするはずです。今回おすすめしたスパイクの中から、皆さんにぴったりなスパイクが見つかれば嬉しい限りです。
また、こちらの記事ではグローブメーカーとポジション別の選び方まで解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
タカ /
ビギナーズ編集部 ライター
ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。