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唇が痛い!リップケア方法とバテないトランペットの吹き方

トランペットを長時間練習していると、唇が痛くなったり、腫れたりします。そんな時に役立つ、対処法とおすすめリップケア方法をご紹介します。さらに、唇が荒れる意外な落とし穴や、バテ知らずな唇を手に入れる練習方法もお教えします。
唇が痛い!リップケア方法とバテないトランペットの吹き方

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

トランペットを長時間練習した後に、唇が痛い、腫れたという経験はありませんか?

唇が荒れてしまった時の対処法と、日ごろからできるリップケア方法についてもご紹介します。

また、唇がバテるのは当たり前だと思っている方、トランペット吹き方や、息の使い方を見直して、訓練するだけで、バテにくい唇を手に入れることができます。

ポイントは急がば回れの精神を持つことです。どのような練習方法なのか解説していきます。

唇がバテる原因と対処法

唇が痛い時と腫れた時では、対処法が異なります。すぐにできる対処法なので、この記事を読んでいて唇が痛い、または腫れている方は実践をしてみてください。

痛くなってしまう原因と腫れてしまう原因を知って、正しい吹き方を身につけましょう。

唇が腫れた:マウスピースの押し付けを軽くする

まずは唇が腫れた際の対処法ですが、唇をアイシングをしてしっかりと唇を休めましょう。冷たい水を飲んだり、保冷剤を当てるのも効果的です。

腫れてしまう主な原因は、早く上達したいと思って、唇に跡がつくほどトランペットを押し付けすぎてしまうからです。

そうならないためにもトランペットを押し付け過ぎずに音が出せるようになりましょう。

そこで、おすすめの練習方法は、左手のみでトランペットを持ち、下のB♭、F、その上のB♭、D、さらに上のFと、同じ運指で出る音でロングトーンをすることです。

初めはマウスピースと唇の間から空気が漏れてしまうかもしれませんが、1~2週間練習を続けていくうちに、唇に押し付け過ぎずに吹くことができます。

唇が痛い:アンブシュアの位置を見直す

アイシングをしても、唇の痛みを和らぐことができない場合は、マウスピースが唇に当たっている位置を確認しましょう。

通常、唇の中央にマウスピースを当てます。歯並びや口の大きさには、個人差があるので多少は左右上下にズレますが、

マウスピースを唇に当てる時は、上唇と下唇を揃えることを心がけてください。

おすすめリップケア方法

トランペットだけでなく、楽器を吹く人は日ごろからリップケアを徹底してほしいと思います。

ここでは、簡単にできるおすすめリップケア方法と、おすすめリップケアグッズをご紹介します。

トランペット吹きのためのリップクリームを使う

市販のリップクリームで、思うような効果がでない方にはトランペッター用のリップクリームがおすすめです。

このリップクリームは、実際にトランペッターが20年以上研究をして開発されたため、塗った後もマウスピースが滑りにくく、市販のリップクリームでは叶えることができなかった、演奏しながら唇をケアするということが可能な商品です。

唇をパックしてたっぷり保湿をする

ドラッグストアでよく見かける唇パックですが、実は管楽器奏者のためのパックが開発されています。

練習後の疲れた唇へのクールダウンや、秋冬の乾燥しやすい季節の保湿としても使えるので、ぜひ試してみてください。

唇が荒れる、思わぬ落とし穴にご用心

日ごろリップクリームを塗っていても、思わぬところで唇を傷めてしまっています。

リップケアと一緒に覚えておきたい、日常生活での落とし穴をご紹介します。

唇を守り、トランペットの演奏に支障をきたさないためにも、気をつけてみてください。

塩分や刺激の強い食べ物を控える

本番前などに注意したいポイントとして、食べる物には注意するようにしましょう。

塩分は唇の水分を奪ってしまうので、潤いがなくなった唇では上手くバズィングすることができなくなります。また、辛い食べ物やひりひりするような食べ物も要注意です。

唇をいじらない

前の記述に関連する部分もありますが、乾燥した唇を舐め続けたり、食べ物が付いた唇を強く拭き取ることは唇が荒れる原因になります。

唇を舐めてしまうと、一瞬は潤った気になりますが、その唾液は乾きやすく、さらに乾く時に唇の水分までもが乾燥してしまいます。

食べ物が付いた時は、水で唇をすすいで、しっかりリップクリームを塗りましょう。

紫外線対策をする

唇は薄い皮膚でできているので、他の皮膚と比べても紫外線に弱いです。

外に出るときは、なるべくUVケアもできるリップクリームをつけることをおすすめします。

また、紫外線は夏だけでなく冬も要注意です。日焼けをしやすいウィンタースポーツなどをする時は、忘れずに紫外線対策をしましょう。

金属アレルギーの場合は金メッキに変える

金属アレルギーの方は銀メッキに反応する方が多くいます。そんな方は金メッキのマウスピースを使ってみてください。

それでも症状が出る場合は、プロテクターを使ったり、トランペット本体も金メッキのものに変えてみることをおすすめします。

バテない吹き方を身につけて唇を守ろう

トランペット上達のために吹きすぎたり、力みすぎたりすると、唇がバテやすくなり、思うように吹くことができなくなる場合があります。

人によっては、音が出なくなり、スランプのような状態にもなることもあるようです。

そうならないためにも、知っておきたいのが、トランペットの音が出る仕組みを知るということです。

この仕組みを知っていれば、力任せな吹き方をせずに、楽にトランペットを操ることができます。唇がバテにくくなるのです。

バテない吹き方を身につけて、疲れ知らずになりましょう。

バズィングできるのに音が出ない

トランペットを長時間吹いたり、音が散ってしまう野外で大きな音を出したりすると、音が出せなくなることがあります。

バズィングはできるのに、音が出ないという状態です。

そんな時の対処法は2つあります。1つ目は、とにかく休養を取る、2つ目は、中低音域の音で、自然な息遣いでロングトーン行う、という2点です。

それぞれ詳しくご説明します。

とにかく休養を取る

まずは十分な睡眠を取って身体を休ませ、気分をリフレッシュさせましょう。

トランペットのことを考えないくらい、他の趣味に没頭してもいいと思います。

大事なのは気持ちの入れ替え、整理をして、身体のコンディションを整えることです。

中低音域の音で、自然な息遣いでロングトーン行う

音を出すことができなくなると、焦って思い切り力任せに吹いてしまいがちですが、この方法で練習し続けても、スランプから抜け出すことは難しいです。

バテにくい唇というのはすぐにはできません。訓練が必要です。

その訓練方法でおすすめなのが、自然な息遣いでのロングトーンです。音域は出しやすい、中低音域にしましょう。

ロングトーンのポイントは、唇の振動を保つために息を送り続けるイメージを持つことです。

もちろん自然な息遣いなので、小さい音で問題ないです。ここでは大きな音を出すことが目的なのではなく、音作りの感覚を身につけることが目的です。

その感覚を掴むことは、すなわち、唇にマウスピースをつけて息を送り出した時に、自然に唇が震えだす感覚を掴むということになります。

ハイトーン、大きな音を出すのに必要な唇の柔軟性

初心者の方は特に、ハイトーンや大きな音を出したいがために、力任せに息を吹き込んでしまうことがよくあります。しかしそれでは、遠回りになってしまいます。

ハイトーン、大きな音を出すためには、バズィングへの意識をする中低音域でリップスラーの練習をするの2点がポイントです。

それぞのポイントについて詳しく解説します。

バズィングへの意識をする

トランペットは唇が振動することによって、音が出ます。息の量はもちろん必要ですが、唇がしっかりと振動しないと、そもそも音を出すことはできません。

初心に戻り、しっかりと唇を振動させることができているのかを確認しましょう。

中低音域でリップスラーの練習をする

リップスラーとは、音と音をタンギングをしない(舌をつかない)で、変えていく練習です。金管楽器を吹いている人は、基礎練習にも取り入れたい練習方法です。

トランペットの場合、音によって息の圧力を変えなければなりません。

リップスラーの具体的な効果は、高い音域が出るようになることですが、唇の柔軟性をつける第一歩としては、中低音域で行うことをおすすめします。

まず柔軟性を唇が覚えることで、息の圧力、口の周りの力の入れ具合に焦点を当てることができるからです。

まとめ

唇のトラブルは痛みを伴うので、どうにかしたいですよね。大事な本番前は特に念入りにケアをしましょう。

また、バテにくい唇を作るためにも、息を上手くコントロールできるように意識をすることも大切です。

楽器のメンテナンスも大事ですが、自分の身体のメンテナンスも忘れずに行ってくださいね。

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おっきー /
ビギナーズ編集部 編集長

ビギナーズ編集部で編集を担当しています。子どものころから趣味は多く、中学時代は吹奏楽部にいました。そのころからダンスもはじめて、大人になった今でも続けています。またスポーツ観戦も好きです!

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