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サッカーのミッドフィルダーとは?役割から必要な資質について解説

この記事では、サッカーのミットフィルダーに関して、どういったポジションでどのような役割を持っているのか解説します。またミットフィルダーの種類や必要な資質についても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
サッカーのミッドフィルダーとは?役割から必要な資質について解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

サッカーの中でもミッドフィルダーは、攻守両面での活躍が求められるポジションです。時には点を取り、ときには体を張って守備をするなどその役割は多岐に渡ります。

この記事では、ミッドフィルダーに関して、どのようなポジションでどういった役割が求められるのか解説します。

また、ミッドフィルダーの中でも細かいポジションの種類についても取り上げ、どのような資質が求められるのかについても解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

ミッドフィルダーはチームの中間に位置するポジション

ミッドフィルダーは、サッカーのディフェンダーとフォワードの中間に位置するポジションです。ハーフと呼ばれることもあります。

ディフェンスとフォワードの中間ということもあり、攻撃はもちろん守備でも様々な役割を求められるなど、チームの心臓といっても過言ではありません。

ミッドフィルダーの役割とは?

先述の通りミッドフィルダーは、位置的に攻守両面での役割を担うことになります。サッカーでは、すべてのポジションで攻守両面における活躍が求められますが、その中でも特にその傾向が顕著なのがミッドフィルダーです。

サッカーは相手よりも多くゴールを奪ったチームが勝ちとなるため、得点やアシストなどゴールに絡むプレーをすることはミッドフィルダーに求められる重要な役割の1つです。

特に、ミッドフィルダーの前にはフォワードがいるため、ラストパスを送りゴールにつなげていくことがチームに勝利をもたらすでしょう。

また失点を防ぐため、相手選手をマークし、ボールを奪うこともミッドフィルダーの役割の1つです。さらに、ポジショニングを調整し、相手のパスコースを消すといったことも行います。

そのほかにも、中盤後方から前線へとボールを運ぶのもミッドフィルダーの役割です。得点を奪う可能性を高くするためには、相手ゴールに近づく必要があります。

そのためには、自陣にあるボールを相手陣内に進入させるようにドリブルなどで運んでいかなければいけません。ただ、中盤は味方も相手も多いエリアであり、プレッシャーも多いため簡単には運ばせてくれません。

ミッドフィルダーの種類

ミッドフィルダーと一言で言っても、その種類は大きく分けて以下の3種類になります。

  • オフェンシブハーフ
  • ディフェンシブハーフ
  • サイドハーフ
ここでは、各種類について詳しく解説します。

オフェンシブハーフ

オフェンシブハーフは、ミッドフィルダーの中でも、前の方にポジションを取ります。ラストパスで得点を演出するだけでなく、ときには自分でも得点を奪うなど、ミッドフィルダーの中でも攻撃の比重が大きく、攻撃の要になっています。

オフェンシブハーフの中でも様々な種類がありますが、ここでは中でも代表的な「トップ下」と「インサイドハーフ」について詳しく紹介します。

トップ下

サッカーに詳しくない人でも、1度は「トップ下」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?トップ下はサッカーの中でも、花形とされるポジションの1つです。

その名の通り、トップつまりフォワードのすぐ後ろにポジションをとり、自チームの攻撃を先導します。ミッドフィルダーではありますが、自ら相手ゴールへと仕掛けていき得点を奪うなどフォワードのような役割をこなすことも珍しくありません。

また守備に関しては、相手のボール保持者にプレッシャーをかけ、パスコースを限定するといった役割があります。

トップ下が1人でボールを奪うことは難しくても、パスコースを限定することによって後ろにいる選手がパスコースを予測しやすくなり、ボールを奪える可能性が高くなります。

インサイドハーフ

インサイドハーフは、後述するサイドハーフよりもややピッチ中央に、そして同じく後述するボランチよりもやや前方にポジションを取ります。

ミッドフィルダーということで攻守両面での活躍が求められますが、比重としてはより攻撃での貢献を意識するポジションです。

具体的な役割としては、相手の中盤ラインのスペースでボールを受けラストパスにつなげる、フォワードを追い越して飛び出しゴールを狙う、といったことが挙げられます。

またトップ下同様、相手にプレッシャーをかけてパスコースを限定すると言った守備面での役割もあります。

インサイドハーフとトップ下の役割は近い部分もあるため、混同してしまうかもしれませんが、大きな違いとしては、トップ下は基本的に1人であるのに対してインサイドハーフは2人います。

これは、チームが採用するフォーメーションの違いによるものです。

ディフェンシブハーフ

ディフェンシブハーフは、ミッドフィルダーの中でも、自陣のゴール近くに位置するポジションです。日本だと、ディフェンシブハーフのことを「ボランチ」ということが多いため、その名で覚えている人もいるかもしれません。

ディフェンシブハーフは、オフェンシブハーフに比べて守備の比重が大きいですが、チームのかじ取り役として攻撃の起点になることもあるなど、こちらも攻守両面での活躍が求められます。

守備では、後方から前線の選手のポジショニングを修正させ、自身でも後方にいる相手フォワードのパスコースを消しつつ、1対1で相手からボールを奪うといった役割があります。

また、ボールを奪った後に、パスを展開するのもボランチの役割の1つです。

トップ下やインサイドハーフに縦パスを入れることもあれば、相手サイドバックの裏のスペースにロングボールを蹴り、味方のサイドハーフの攻撃につなげるなど長短で質の高いパスを出すこともあります。

ボランチの出来具合が試合結果を大きく左右すると言っても過言ではないでしょう。

サイドハーフ

サイドハーフはその名の通り、中盤の左右に位置するポジションです。主にサイドにおける攻守を担うことになります。

攻撃においては、ボールを受けてサイドを仕掛け、クロスを上げるなどチャンスメイクを行うほか、ときには、中に切れ込んで自らシュートを打つこともあります。

そのため、ドリブルスキルや高い質のクロスをあげられること、そしてシュート力などが求められます。

一方で守備においては、相手にプレッシャーをかけ、コースを限定することで後方のサイドバックなどがボールを奪いやすくするほか、プレスバックをかけて、サイドバックとともに相手を挟んでボールを奪うこともあります。

さらに、サイドバックがオーバーラップして攻撃参加しているときは、そのサポートに回るほか、ときにはディフェンスラインに入ってポジションをケアすることもあります。

サッカーの守備においては、サイドに相手を追いやってボールを奪うのがセオリーとなっているため、サイドハーフの守備が機能していないと、ボールを奪うチャンスを作れません。

そうなると、攻撃の機会を作れないほか、相手の攻撃を受け続けることになるため、ピンチを招いてしまいます。そう言った意味でサイドハーフの守備は非常に重要だと言えるでしょう。

いずれにしても、サイドハーフは、ライン際を何度も上下に走ることになるため、スタミナが欠かせないポジションだと言えます。

ミッドフィルダーに必要なスキル

ここでは、ミッドフィルダーに必要なスキルについて解説します。先述の通り、ミッドフィルダーは様々な役割が求められるポジションであるため、「このスキルだけがあればいい!」というわけにはいきません。

ここで取り上げるものは、代表的なスキルであり、ほかにも様々なスキルが必要になることは覚えておいてください。

ボールコントロール

ミッドフィルダーは、細かいボールコントロールスキルが求められます。

これは、ポジション柄、相手選手が多いエリアに位置しているためで、ちょっとしたトラップミスで相手にボールを奪われる可能性があります。場合によっては大きなピンチや失点を招くかもしれません。

ボールコントロールを身につけるためにも、普段のから様々なトラップの練習をすることをおすすめします。2人以上で練習する場合は、適当にボールを投げてもらうor蹴ってもらいトラップをする、1人で練習する場合は、壁当てで跳ね返ってきたボールをトラップするなどしてみてください。

パス

ミッドフィルダーは、長短様々なパスを出す機会が多くあります。例えば、オフェンシブミッドフィルダーが出すフォワードへのラストパスやボランチが出すロングパス、さらにはサイドハーフの出すクロスもパスの1つと言えるでしょう。

そのため、パスの質には常に気を使う必要があります。なんとなく「その辺に出せばいいだろう」と考えてパスを出すのではなく「あいつの右足に出す」などピンポイントで正確なパスを出せるようになるのが理想的です。

そのため、普段の練習から対面でのパスやロングパスなど、パス練習に取り組むようにしましょう。

シュート力

何度も書いているように、ミッドフィルダーは、自分でゴールを奪いに行くこともあります。

一方で、フォワードよりも後方に位置しているため、ときにはペナルティエリア外からシュートを打つこともあります。そのため、思い切りの良さと力強さのあるミドルシュートが打てるのが理想的です。

ミドルシュートが打てれば得点チャンスが広がるだけでなく、ミドルシュートを恐れた相手が自分にプレッシャーをかけにきてスペースが空くため、そこにパスを出すこともできるなど攻撃の選択肢も広がります。

そのため、普段からペナルティエリア外からのシュートを打つ練習をしておきましょう。できればキーパーをつけた状態で練習してください。

1対1

ディフェンシブハーフやサイドハーフなどは、相手選手と1対1になることが少なくありません。

このとき相手に簡単に突破を許してしまうと、チームに大きなピンチを招くことになります。そのため、1対1で負けない強さを身につけることは重要です。

まとめ

今回は、サッカーのミッドフィルダーの概要からその役割、具体的な種類、さらには求められるスキルなどについて解説しました。

ミッドフィルダーは様々な役割、様々なスキルが求められるポジションであり、攻守両面での活躍が期待されます。バランスよくサッカーのスキルを高めていく必要があると言えるでしょう。

ぜひ今回の内容を参考に、ミッドフィルダーとしてのスキルアップに努めてみてください。

また、こちらの記事では初心者向けにサッカーのポジションを解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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Kzy Shibata /
ビギナーズ編集部 ライター

岡山県出身 フリーライター兼サッカー監督です。 「人間万事塞翁が馬」をモットーとしています。

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