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ゴルフボールはどう選ぶ?種類・構造・飛距離など目的別に解説!

ゴルフクラブの種類・特徴・構造を解説し、目的にあわせた正しいゴルフボールの選び方をご紹介します。ゴルフボールにはいくつか種類があり、どのボールを使うかでスコアアップにも直結するほどすごく重要なアイテムです!
ゴルフボールはどう選ぶ?種類・構造・飛距離など目的別に解説!

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ゴルフボールはどれも同じと思っていませんか?どのボールを選ぶかでスコアの良し悪しが左右されるほど重要なゴルフアイテムです。

一見して同じように見えるゴルフボールは、特徴によっていくつかの種類に分類されます。自分に合ったボールを選択するとスコアメイクしやすくなり、合わないボールを選ぶと、扱いが難しくなってスコアを落としてしまう可能性があります。

今回は、自分にあったボールを選んでより快適にプレーできるように、ゴルフボールの特徴と正しい選び方をご紹介します。ぜひご紹介する選び方を参考にして自分に合ったボールを選んでスコアアップを狙いましょう!

ゴルフボールの構造

ゴルフボールは、中の構造がゴルフボールによって違ってきます。使い分けをすることによってうまく飛距離を伸ばすことが可能です。

2ピース・3ピース・4ピース

特徴によってディスタンス系とスピン系に分類されるゴルフボールは、構造の違いによって3種類に分類されます。

ゴルフボールはいくつかの層で設計されていて、層の数によって「ツーピース」「スリーピース」「フォーピース」の3種類があります。層ごとに飛距離性能やスピン性能など違う役割を果たすので、多層化することで高性能なボールになり、その分価格も高くなります。

構造が複雑なほど良いというわけではありません。表面の素材によってスピンが影響するといわれています。例えば、スピン量をおさえたい場合は、構造がシンプルな2ピースボールの方が適切です。

このようにプロゴルファー達は、高い技術で4ピースの性能を引き出し、シチュエーションに合わせてボールを打ち分けてスコアメイクします。

ディンブルとは?

ゴルフボールでもっとも特徴なのが、ディンブルと呼ばれるボール表面のクレータ状の凹みです。ディンブルによって揚力と直進力がはたらきより遠くへ飛びやすくなります。

最近のモデルでは大小2種類のディンブルがあります。大きなディンブルはインパクトから最高到達点まで揚力と直進力を生み、小さなディンプルは最高到達点から着地までの落ちる間に揚力を生み落ちにくい構造になっています。

ゴルフボールの種類

 

ただの白いボールに見えるゴルフボールですが、実は最新のテクノロジーとおびただしい特許技術が詰まっています。

特徴の違いによってディスタンス系とスピン系の2つに分類されます。違いを端的に説明すると、ディスタンス系は飛距離性能を追求したボール、スピン系はスピン性能を追及したボールです。この2種類のボールは硬さが異なることで違う特徴を持っています。

飛距離重視!ディスタンス系

カバーが硬いので反発力が生まれやすく、距離をだしやすいゴルフボールです。一方で、コアは柔らかいためインパクトの瞬間はボール全体が潰れやすく、スピンがかかりづらい。オートマチックボールとも呼ばれます。

スピンがかかりやすい|スピン系

スピン系はコアが硬いのでスピンがかかりやすいゴルフボールです。ボールの軌道をコントロールしやすくなる。マニュアルボールとも呼ばれます。

飛距離を出したくてディスタンス系を選びがちですが、スピンがかからないと逆に距離が出づらくなることもあります。そのためご自身のスイングやヘッドスピードに合わせたボールを使うことで、効率良い球を打つことができます。

選び方を覚える前に「飛距離3原則」を知っておこう

自分に合ったゴルフボールを選ぶ上で知っておくべきゴルフの基礎知識があります。それは飛距離を決める打ち出し角・スピン量・ボール初速この3つの要素です。「飛距離3原則」と呼ばれています。

1.打ち出し角

打ち出し角とは、インパクト後にボールが飛び出す角度のことです。打ち出し角は高くても低くても飛距離がでないため、適切な角度で打ち出すことで最も遠くまでボールを飛ばすことができます。

2.スピン量

スピン量とは、ボールのバックスピンの回転量を指します。スピンの場合、少ないと失速しやすく、多すぎると上に浮いてしまい、少なすぎても多すぎても飛距離はでません。

3.ボール初速

ボール初速は、ボールが打ち出された瞬間の速さのことです。ボール初速はヘッドスピードとミート率で決まります。ヘッドスピードが速く、且つスイートスポットでしっかりミートすると、ボール初速が速くなり飛距離が伸びます。

3原則とゴルフボールの関係

ボール初速は速ければ速いだけ飛距離はアップし、打ち出し角とスピン量は適正値に近いほど飛距離が伸びやすくなります。打ち出し角は22~26度、スピン量は2200~2600回転は適正値とされています。

打ち出し角・スピン量・ボール初速をどうやって理想の形にするかというと、ほとんどはスイングで決まりますが、使うゴルフボールの種類も大きく関係します。中でもスピン量はゴルフボールによって大きく左右されます。

正しいボール選びはスコアメイクには欠かせません。自分のスイング傾向に合ったゴルフボールを選ぶことで飛距離は伸び、ボールをコントロールしやすくなります。逆に自分に合わないボールを使うとミスショットが多くなり、狙ったボールが打ちにくくなります。

目的別ゴルフの選び方|自分に合ったゴルフボールは?

自分のスイングの傾向を踏まえて、ここからは実際にどのようにボールを選べばいいのか解説していきます。「飛距離を伸ばしたい!」「ミスショットを減らしたい!」など目的別にご紹介していきます。

自分に合ったボールでプレーすれば今よりもスコアメイクしやすくなるはずです。ここで正しいボールの選び方を覚えておきましょう。

あなたのスイングの傾向は?

自分に合ったゴルフボールを選ぶために、まずは自分のドライバースイングを思い出してみてください。どういった傾向があるでしょうか。

ボールが高く上がりすぎたり、弾道が低いことが多かったり、スライスすることが多くてミスショットに悩んでいますか?もしくはある程度安定してフェアウェイを捕らえられていますか?

今のあなたのスイングの状態によって選びべきボールが変わります。改善したいところ、もっと伸ばしたいところが明確になったら、あなたの目的に合ったボールを探していきましょう。

こちらの記事では、ドライバーのスイング改善方法についてまとめています。

スイングが上手くいかないと悩んでいる方は、こちらで正しいスイングを身につけてくださいね。

また、ゴルフボールのパッケージ背面には、「飛距離」「ヘッドスピード」「スピン量」「構造(2ピース・3ピース・4ピース)」などの項目でそのゴルフボールの特徴が記載されているので、探しているボール見つけるときには参考にしてください。

初心者・アベレージゴルファーにおすすめ

初心者とアベレージゴルファーにおすすめのボールはディスタンス系のボールです。

初心者やアベレージゴルファーはヘッドスピードがあまり速くありません。自分のヘッドスピードを測る機会はあまりないと思うので、「飛距離÷5.5」でおおよそのヘッドスピードが分かるので一度算出してみてください。

1つの目安として、ヘッドスピードが40m/sのゴルファーはディスタンス系を使うといいでしょう。スピン量が少ないので、飛距離が伸びやすくなるからです。

▼ドライバーのヘッドスピードと飛距離
タイプ ヘッドスピード 飛距離
プロ 48m/s以上 280ヤード前後
アマチュア上級者 43~48m/s 240ヤード前後
一般ゴルファー 38~43m/s 200ヤード前後
シニア 33~38m/s 180ヤード前後
女性ゴルファー 33m/s未満 150ヤード前後
 

飛距離アップしたい方におすすめ

飛距離アップした方におすすめのボールはディスタンス系のボールです。構造が飛距離性能を追求したボールなので、飛ばすならもちろんディスタンス系にしましょう。

ただし、ディスタンス系だから飛ぶのではなくスピン量が重要です。ディスタンス系はスピンがかかりにくいので、もし弾道が低い球が続いてしまうようであればスピン系に変えてみましょう。

 

ボールを自在に操りたい方におすすめ

ボールを自在に操りたい方におすすめのボールはスピン系です。

スピン系はコアが硬いので、スピンがかかりやすく、スピンをコントロールすることで高さやスライス・フックなどのボールを狙って打ち分けることが可能です。

バックスピンがしっかりかかったボールを打てるので、アプローチショットではピン側を狙ったピタッと止まるボールも打てるようになります。

扱うことができれば大きなメリットがありますが、スピンしやすいためミスショットが多くなってしまうので、一般的に上級者向きとされています。

 

ミスショットを減らしたい方におすすめ

ミスショットを減らしたい方におすすめのボールはディスタンス系です。

ディスタンス系はコアが柔らかいのでインパクトの瞬間に潰れやすい分、スピンしにくいと説明しました。無駄なバックスピンが減るので、ボールの吹き上がりが抑えられ、飛距離が伸びやすくなります。

また、バックスピンだけではなくサイドスピンも減るので、左右への曲がり幅が抑えられます。OBの確率は減り、フェアウェイキープ率が上がる可能性もあります。これまでよりスコアメイクしやすくなるのでぜひ試してみてください。

 

ボールの弾道が高い or 低い

ボールの弾道が高く上がってしまう方は、スピンがかかりにくいディスタンス系を使ってみましょう。スピン量を抑えることで今よりも低い弾道になり、飛距離アップが期待できます。

反対に、ボールの弾道が低い方は、スピンしやすいスピン系を一度試してみましょう。回転数が増えて適正なスピン量に近づくことで今よりも飛距離が伸びるはずです。ただし、スピン系は少し扱いが難しいのでミスショットが増えてしまったときはディスタンス系に切り替えることをおすすめします。

 

女性ゴルファー向け

女性ゴルファー向けに柔らかいソフトフィーリングのゴルフボールがあります。「ソフトフィーリング」というのは簡単に言うとボールが柔らかいということです。ディステンス系と同様にスピンがかかりにくいのでミスショットを軽減できます。

柔らかさに加えて、ヘッドスピードがあまり出ない女性ゴルファーでも飛距離が伸びるように、高反発の機能を兼ね備えたボールが多いです。

レディースゴルフボールについては、こちらで詳しくご紹介しています。

おしゃれなモデルや人とは違ったゴルフボールを探している方は、併せて読んでみてください。

 

安く抑えたい方にはロストボール

できるだけお金を掛けずにボールを揃えたいという方はロストボールはいかがでしょうか。ロストボールとはプレー中にOBやウォーターハザードに打ってしまい見当たらなくなったボールのことです。

ロストボールを業者の方が集め、きれいにして再販売しています。充分使える状態のボールだけを販売しているのでラウンドでも使えるレベルです。販売業者にもよりますが、コンディションは一般的にS・A・B・Cで表わされ、最も状態がいいものはSです。

新品のボールだと1球あたり安価なものだと150円程度、高額のボールになると400円がだいたいの相場価格です。ロストボールは20~30個入り1,000円で販売されいたりするのでとてもお得です。

 

カラーボールは何がいいの?

女性はカラーボールを使う方が多く、男性ゴルファーでも最近は増えてきました。カラーボールのメリットは見つけやすさです。初級者から中級者の方は、ボールがあちこちへ飛んでしまい探し回ることが多いので。見つけやすさは重要です。

ゴルフ場は季節によって四季折々の色に変わっていくので、使わないほうがいいカラーボールがあります。春夏は芝生や木の葉も青々としているので青や緑のボールはやめておきましょう。秋は紅葉で黄や赤などの暖色系は見つけにくく、雪が降ったあとは白は見つけるのが大変です。

また、青は落ち着く、赤は闘争心が湧き上がる、など色がもたらす精神的な効果があるので、自分のメンタルを整えるためにカラーボールを使ってみるのもいいでしょう。

 

いいとこどり「第3のボール」とは?

ここ数年話題になっているのが「第3のボール」です。コアがディスタンス系のようにコアが柔らかいのでスピンしにくく飛距離がでやい一方で、ウレタンカバーという新しい技術で柔らかいカバーがアプローチではスピン量を増やすことを可能にしました。

要するに、飛んでピタッと止まる、ディスタンス系とスピン系のいいとこどりをしたボールです。バランスの取れた優れものですが、飛距離性能は第3のボールよりもディスタンス系の方が高く、操作性はスピン系の方が高いので、性能を追求するのであればディスタンス系かスピン系を選ぶことをおすすめします。

まとめ

正しいボール選びは上達の鍵です。自分に合ったボールでプレーすることで、飛距離が伸びたり、ミスショットが減ったり、今よりもスコアメイクしやすくなるはずです。一度自分に合ったボールを見つけたら使い続けて、扱いに慣れることで、スコアアップも期待できます。

今回ご紹介した選び方を参考に、あなたに合ったボールでプレーしてみてください!より快適にプレーできると思います。

最新のおすすめのゴルフボールを知りたいという方はこちらも参考にしてみてください。

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はま /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味はたくさん!もっと色々なことに挑戦したいと思いつつ、高所と海が克服できずにいます。これからも新しい趣味を見つけて皆さんにご紹介していきます!

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