更新

初心者のためのトランペット基礎練習法|音が出るコツ

トランペット初心者の方が、いきなり全ての音を出すのは難しいです。少しずつ出せる音を増やす練習方法を解説します。まずは、トランペットの運指を覚えましょう。おすすめの運指の覚え方をお教えします。次に、練習のコツと定番の教則本をご紹介します。
初心者のためのトランペット基礎練習法|音が出るコツ

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

トランペットを独学で初めた方は、音の出し方やどのように指を使って音を出すかなど、練習して慣れていく必要がありますよね。

トランペットは3つのピストンしかないので、一見簡単そうに思えますが、同じ指で複数の音を出すので、どの音とどの音が同じ指なのか覚えなければなりません。

この指使いを運指といいますが、運指を覚えてからやっと音を出す段階まで進むことができます。

今回はこの運指を覚えるための練習方法と、様々な音階を吹くことができるようになる、基礎練習入門編を紹介します。

まずは運指を覚えよう

トランペットは3つのピストンを使って音を鳴らします。3つしかないので同じ指で複数の音を出しますが、どのように出し分けるかというと、実は息のスピードを変えて出し分けをしています。

また、ピストンの構造ですが、手前から1番2番3番とすると1番が1音(1)、2番が半音(0.5)、3番が1音半(1.5)低くなります。

この構造からすると、1番(1)と2番(0.5)を押したときに出るミの音は、3番(1.5)を押すだけでも出るということになります。

これを換え指といいます。

換え指は、複雑な譜面の時に楽な運指で演奏することができることがあるので、まずは言葉だけでも覚えておきましょう。

トランペットの運指と換え指

まずは基本的な運指を覚えましょう。

ピストンを押さなくても音は出るので、運指は全部で7パターンあります。

運指を覚えるのには運指表を見ながら慣れていくのがよいです。

YAMAHAのトランペット運指表は、基本的な運指だけでなく、換え指もわかるので、慣れてきたら換え指でも運指の練習をしてみてください。

運指をすぐ覚える練習方法

運指表には全部で32音ありますが、音階を1つずつあがっていくのはできても、楽曲でバラバラに出てくると、演奏が難しいと思います。

またすぐに全ての音を出すことは難しいので、実際の音がわからず、覚えづらいと思います。

そこでおすすめなのが、ご紹介する動画を見ながら覚えるという方法です。

画面上に音符と運指表が出てくるので、動画に合わせながら指使いを練習しましょう。さらに、この動画には音声もあり、実際の音がわかるようになっています。

初心者がやるべきトランペット基礎練習

初心者の方はまず、アンブシュアに慣れること、息のスピードをコントロールできるようになること、持久力をつけるというところから練習を始めましょう。

この3つのポイントの身につけ方をご紹介します。初めはコツコツと地味な練習が続きますが、必ず上達していくことができるので、根気強く続けることが重要です。

1音だけの練習から始めよう

まずは、1音を綺麗に出すところから始めましょう。最も基本的な音で、ピストンは何も押す必要がない、ド(ドイツ音階ではLow C)の音から始めるとよいです。

ドをゆっくりなテンポで、4拍出して4拍休む吹き方を繰り返してください。慣れてきたら、少しずつ伸ばす拍数を伸ばしていきましょう。

ポイントは、始めから終わりまで同じ息のスピードであるか、音がフラフラせず、真っ直ぐ綺麗に出すことができているかです。この練習をロングトーンといいます。

ロングトーンは全ての管楽器に共通して、とても重要な基礎練習です。やるとやらないとでは格段に差がでるほど音に違いが出ます。

少しずつ拍数を伸ばしていけると、さらに音が綺麗になっていきますよ。

低いドから真ん中のドまで練習しよう

ドの音でできたら、運指表を基に音を上げていきましょう。低いド(Low C)から真ん中のド(Middle C)まで出すことを目標に、ロングトーンをしてください。

この音階を綺麗に、音色が豊かになるまで吹くことができると、だいぶトランペットに慣れることができるはずです。

おすすめのトランペット教則本

運指を覚え、音が出せるようになったら教則本を使って練習をしましょう。

音が少しずつ出せるようになった方へ、おすすめの教則本をご紹介します。

また、ロングトーンや教則本での練習は、トランペットに慣れてきたとしても続けてください。

基礎を身につけるにあたりとても重要な練習になりますし、楽曲の演奏も楽になります。

見て聴いて必ず吹ける/トランペット入門

この教則本は、トランペットを初めて手にする方、譜面を読むのが少し苦手な方にもおすすめできます。

解説がわかりやすいと高く評価されている1冊です。

レッスンCDもついており、自分のペースでできないところを何度も繰り返して練習しやすい教則本です。

ティップス・フォー・バンド

この教則本はスクール・バンドを育てるために書かれていますが、基本的なタンギングの練習、リップスラー、連符の練習など様々なパターンが網羅されていますので、使い勝手がいいと思います。

簡単な練習曲も多くあり、苦手とする音階を練習するにはもってこいの、おすすめの1冊です。

お値段もお手ごろなので、手にとってみてはいかがでしょうか。

定番のアーバンとクラーク

教則本のド定番といえばアーバンやクラークです。この教則本に載っている、簡単な練習曲は初心者にもおすすめです。

ただ、アーバンに関しては200ページもあり、お値段もそこそこしますので、手軽に始めたいという方は、先にご紹介した2冊をおすすめします。

アーバン、クラークがどのような教則本で、どんな効果が期待できるかは下記の記事でご紹介しているので、気になる方は読んでみてください。

トランペットレッスンの無料体験レッスンもおすすめ

トランペットを練習してうまくなるには、経験のある講師の方に教わることも効果的です。

椿音楽教室では60分間のトランペットのマンツーマン体験レッスンを無料で受けることができます。これまで独学でトランペットを練習してきた方は不安点や相談したいこと、自分のクセを発見したいなど具体的に話してみると良いでしょう。

関東近郊にある200か所以上のスタジオでレッスンを受けることができるので、自分の受けたい場所でレッスンを受けることができます。

また、講師の方は音楽大学出身の方ばかりなので、基礎から応用まで幅広くレッスンを受けることができます。

体験レッスンは無料なので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

椿音楽教室の無料体験レッスンを受ける

まとめ

今回の内容は、トランペットを始めて間もない方には、特に参考にしていただきたいと思います。

何事も始める時が重要だといわれますが特に楽器は初めにクセがついてしまうと直すことが難しいので、独学で上達するためには研究が必要です。

まずは焦らずに1音1音を綺麗に、表現豊かに出すことができるようになりましょう。

しっかりと基礎を固めることによって、その後の上達スピードが変化していきますよ。

トランペットを始める際は、トランペットをレンタルして始めてはいかがでしょうか?始めてからすぐに挫折をしてしまわないか確かめることも重要です。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

おっきー /
ビギナーズ編集部 編集長

ビギナーズ編集部で編集を担当しています。子どものころから趣味は多く、中学時代は吹奏楽部にいました。そのころからダンスもはじめて、大人になった今でも続けています。またスポーツ観戦も好きです!

ビギナーズTOPページ