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ピアノを挫折しないためのコツとは?考え方も同時に解説
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
ピアノを実際弾いてみると、日常生活で行うような動きではない指のトレーニングのようなピアノの一面が見えてくると思います。でも聴いていると自分も弾けるのではないかと錯覚のようなものを起こしてしまうのもピアノの一面の一つです。
それは間違っていませんが、意外とその夢を見たまま挫折してしまう人はたくさんいます。
また、初心者の方だけでなく、昔習っていた人でも、大人の今はほとんど弾けないという方が多くいます。
そこで、途中で挫折することなく、本当の意味でピアノの醍醐味をできるだけ多くの人に味わっていただきたいと思い、そのための考え方とコツを解説していきます。
目次
挫折をしてしまう理由は?
大人になってからの趣味としても人気のピアノは、指先からこぼれる素敵な音に、思わずうっとりする方も多いことでしょう。思い通りに指を動かし、演奏する姿も素敵で、私もこうなりたいと憧れる方が多いと思います。
「自分でもピアノを弾けるようになりたい!」と、大人になってからレッスンをスタートする方も少なくありませんが、実際には、レッスンの途中で挫折してしまう方がいるのも事実です。
なぜピアノの練習で挫折してしまうのか、ポイントを知ることでリスク回避になりますので、まずは挫折してしまう理由を解説していきます。
ピアノの挫折とは
鍵盤を押すだけで音が出せるピアノは、初心者にとっても挑戦しやすい楽器の一つです。
しかし残念ながら、以下のような理由が原因で挫折してしまう方も少なくないのです。
- 楽譜が読めずに、思うように練習が進まない
- 10本の指を、自分の思い通りに動かすことができない
- 両手で演奏することができない
- 簡単だと思ったのに、意外と難しくていやになってしまった
どんな楽器にも共通するポイントですが、自分で楽譜が読めなければ練習は難しくなってしまいます。
もちろん「楽譜の読み方」から学習をスタートすれば良いだけなのですが、「とにかくピアノを弾きたい!」と思っている方は、この過程を飛ばしてしまいがちです。
指を動かすことに慣れていない場合、夢見ていたようなスムーズな演奏は難しいでしょう。
また特に初心者に多いのが、「いきなり両手で弾く練習を始めたものの、難しすぎる」と感じるパターンです。
初めから「音を出す」ということには苦労しないピアノだからこそ、「少し練習すれば弾けるようになるだろう」というイメージを抱く方は少なくありません。
この気持ちが裏切られたときに、悪い意味でのギャップとなり、挫折につながってしまうというわけです。
挫折しないための3つのポイント
初心者がピアノで挫折しやすいポイントを頭に入れたところで、次は「どのようにして挫折を避けるべきか」というポイントについてチェックしてみましょう。
ピアノで挫折しないためのコツは、以下の3つです。
- 明確な目標を立てる
- 早めに楽譜を読めるようにする
- 好きな曲で練習する
それではこちらの3つをより詳しく説明していきます。
明確な目標でスキルアップを実感していきましょう!
ピアノを弾けるようになるためには、とにかく「練習を重ねる」ということが大切です。
どんな人でも「練習を始めてすぐに、指を思い通りに動かせるようになる」ということはありません。毎日少しずつ練習を重ねて、少しずつ上達していくのです。
簡単のように聞こえますが、毎日の練習に対するモチベーションを維持し続けることは、決して簡単ではありません。
モチベーションを維持するためには、自分なりの明確な目標を抱くことをオススメします。
- 知人の結婚式までに、○○の曲を弾けるようになる
- 1年後に発表会に出場する
- この曲だけは弾けるようになる
個人の目標は、「なぜピアノを始めたいと思ったのか」という動機にもつながるポイントです。ぜひ自分の気持ちを見つめなおした上で、目標を設定してみてください。
もし、ピアノスクールに通うのであれば、講師とも「目標」を共有しておくのがオススメです。
目標を達成するために、どのような手順を踏めば良いのかを考え、そして指導するのがピアノ教室の講師の仕事です。
毎日の練習の中で一歩ずつ目標達成に近付いていることを実感しながら、挫折を予防していきましょう。
楽譜を読めるようにして、練習も楽々スムーズにしましょう!
ピアノを弾くためには、まず「楽譜が読めること」が必須です。ピアノを弾けるようになりたい!と思っているときには、つい勉強を後回しにしてしまいがちです。
しかし日々の基礎練習と並行して、なるべく早く楽譜が読めるようになることで、毎日の練習を楽にできます。
楽譜が読めない人は、何をどう弾けば良いのかわかりません。楽譜と鍵盤をそれぞれ一つずつチェックしながら「弾く音」を探していくのですが、これはあまり効率の良い方法とは言えないでしょう。
スムーズに楽譜が読めるようになれば、練習効率もアップします。初めて弾く曲であっても、楽譜を見て、曲の雰囲気をつかみとることもできるようになるでしょう。
せっかく弾くなら好きな曲で練習しましょう!
ピアノの練習は、毎日積み重ねていくことが大切です。だからこそ「いかに楽しく続けていくのか」が重要なポイントになります。
どうせ弾くなら、自分の好きな曲に挑戦してみてください。
好きな曲であれば、これまでに何度も耳にした経験があるはずです。リズムや音など、これまでに耳から得た情報が、練習時に役立ちます。
「ここまで弾けるようになった!」なんて達成感を抱けるのも、好きな曲ならではのメリットだと言えます。
ピアノで挫折したくない!と思ったときには、まずは「好きな曲」「弾けるようになりたい曲」を探すことからスタートしてみてください。
ピアノ教室やピアノスクールを探すときには、「自分の好きな曲に挑戦させてくれるのかどうか」も重視してみてください。
教室の見学に行った際などに、実際に問い合わせてみるとお教室選びも失敗しません。
ピアノ上達への道筋にもなる“目標“
目標を持つことは、続けるためにとても大事なモチベーションをキープするためのものです。
この目標にピアノを始めたきっかけがあると思います。まずそれを必ず忘れないように、ピアノ練習をしていきましょう。
最終的にどうなりたいのかイメージする
ピアノが弾けるようになったら、最終イメージは、どのようなものですか?
”友人たちに聴かせるちょっとしたミニコンサート“または“結婚式などのサプライズ演奏“その最終イメージが、ピアノ上達へ強力に誘導してくれます。
「その目標を達成するためにはどのような練習をしたらいいのか」さらに「この曲をこの日までに弾けるようにしたいから今日はここまで練習する」といった大きい目標の次に出てくる小さな目標も書き出して置くと目標も達成しやすくなります。
小さいことからコツコツと練習していくこともいいですが、抽象的にならないためにも、大きな目標があるとより詳しい目標が出てきますので、しっかりと大きい目標を持って練習していきましょう。
無理のない計画で
最初からがんばり過ぎて、あれもこれも欲張りすぎると、必ず途中で息切れを起こします。
例えば、ピアノ発表会をゴールにして3つに区切ってみます。
- 弾く楽曲の読譜と基礎テクニックをつける
- 弾く楽曲の表現力を磨く
- 本番に向けたモチベーションの保ち方や予行演習
漠然とやっていると効率が悪いので、このように整理するようにしましょう。
発表の場をうまく利用する
発表会は、参加することによって確実に上達します。例えば発表会を一年後のゴールに設定し、その時に演奏する曲を最初から自分の課題曲とします。
もし本番で何とか弾ききることができれば、何より自信がつき、次につながるのです。
発表の場やイベントは、インターネット上のサークルなど様々あります。どうしても上達したいのであれば、積極的な参加がお勧めです。
目標の中には楽しさも重要
まったくの初心者が、ピアノを両手である程度弾けるようになるまでには苦労が伴います。厳しい練習だけをずっと我慢してやり続けることはできません。
楽しさを取り入れることも、上達するためにはとても大切です。
もしあなたが、3年後には自分に合った曲をレパートリーとして一曲持ちたいのであれば、楽しさの配分は多めで大丈夫です。
どこかで披露することが目標なら楽しく弾いている自分をイメージするのもいいです。イメージすることで、頑張ろう!と思えたり、成功させたい!という思いから、練習が嫌でなくなってきます。
ぜひ達成感に満たされた自分を想像してモチベーションを上げてみてください。
楽譜を早く読めるようになるためのポイント
先程の挫折しないためのポイントの中で一番大変なことは、楽譜を読めるようになることです。
正直、目標を持ってピアノと向き合うことや、好きな曲を探すことは自分自身の問題ですが、楽譜を読めるようになるということは、学ばなければならないということです。
楽譜を早く読めるようになることが挫折しないためのポイントとお話ししましたが、そもそもそこで挫折してしまうという方がいると思います。
そんな方におすすめの基本の読み方を解説していきます。
楽譜の読み方の基本「超基本だけでいい」
最初からあれこれたくさん覚えようとせず、まずは、五線譜上の以下の位置をしっかり覚えます。
- ドの位置(ト音記号)
- 左手のドの位置(ヘ音記号)
そこから、次に高いほうのドの位置を覚えます。このように自分の覚えやすい位置を一つずつ確実に増やしていくのがコツです。
楽譜の読み方は、曲に合わせて少しずつ
その後は、一曲をよく練習することで、パターンとして音の位置が記憶にしっかり定着します。
またシャープ(♯)、フラット(♭)の意味なども、曲中で覚えていくことで、自然にわかってきます。そのように、少しずつ覚えていくことが、一番無理なく自然に頭に入っていきます。
フラッシュカードのようにこの記号はなんという意味?これは・・・?などと覚えていくのではなく、実際の楽譜を見て覚えていくことをおすすめします。
自分のレベルでは覚えないことを覚えたり、本当に必要な基礎的なことがわからなかったりしてしまうので、楽譜を見て、その都度覚えていきましょう。
“初心者でも簡単!誰でも弾けるピアノ”は本当?独学ピアノは可能なのか?徹底解説!
「ピアノは、鍵盤を押せばすぐ音がでる。難しくない」ネット上では、こんな甘い言葉が飛びかっっていますが、本当にそう思いますか?
初心者の方なら、両手を同時にしかも別々に動かすこと自体、けっこう難しいと感じるはずです。
ピアノは魅力的で、誰にでも演奏の可能性が開かれていますが、音楽を奏でるには乗り越えるべき壁もあります。
もちろん必要以上に難しいと身構える必要もありませんが、ある程度心構えは持っておいたほうが賢明です。
大人の未経験者の場合、ゼロからのスタートなので、最初は面白いように上達していきます。
ところが、難易度が上がりだすと、壁に当たります。 いわゆるスランプです。
ここで「毎日コツコツ」が出来ない人だと、イヤになってやめてしまいます。
一方、「毎日コツコツ」が出来る人だと、「過去にも壁に当たったことはあったけど、それをコツコツ練習で乗り越えた」という成功体験があるはずです。 だから、へこたれず、先に進めます。
しかし時には行く手に、恐ろしい罠が待ち構えています。
それは、「間違った練習」をしてしまうことです。 「無駄な練習」ではなく、 「間違った練習」です。
ただ漠然と練習をしているだけだと「弱点を伸ばす練習」、「下手になる練習」をしてしまっている可能性があります。
原因として初心者は、自分のピアノのどこが弱点なのか自己認識がうまく出来ていない場合があります。
弱点を補強しているつもりが、逆に、悪化させている場合があるのです。上達の妨げとなる練習の仕方をいくつかご紹介します。
ぜひ参考にして、やってしまっている方は改善するようにしましょう。
間違った練習“うつむき弾き”
暗譜が得意なので、そこそこ難しい曲でも弾けるという方がたまにいます。私は暗譜が苦手なのでうらやましいですが、暗譜が得意な方は難易度の高い曲に挑戦したがる傾向にあります。
結果として、鍵盤を凝視して弾く「うつむき弾き」が常態化し、読譜力が育たなくなって来ています。
ちょっとでも間違えると止まって弾けなくなり、悔しくてたくさん練習する反面、暗譜力の限界が実力の限界になって、上達が止まってしまう。
このタイプの方はがむしゃらに練習するのではなく、まず、読譜力を育てることが最優先です。
間違った練習“速弾き”
リズム感が弱い方の場合ほど、なぜか速く弾きたります。 たぶん、速く弾くと「誤魔化せる」と思っているからだと思います。
また、 「速く弾く」イコール「上手い」と思っているからということもあります。
ところが、どうしても曲にならない、何か合わない感じがして変、 一所懸命練習しても、完成度が上がらないということもあるでしょう。
実は、ひたすら速く弾こうと練習することで、間違ったリズム感の演奏を一所懸命に体に叩き込んでしまっているのです。
速くかっこよく弾くのではなくて、ゆっくり、正確に弾くことを覚えるべきです。音楽はリズム感が大事です。
速く弾くことに慣れるのではなく、無理せず、聴き手の気持ちになって客観的に弾いてみましょう。
間違った練習“反脱力弾き”
無理な姿勢で、腕や指に無駄な力が入っていませんか?
たとえば、よく目にするのが、小指がピンと立ったままになっている弾き方の方です。
こういう方の演奏は、とにかく硬く、 安心して聴いていられないような演奏になりがちです。
きっと本人もリラックスして弾きたいと思っているかもしれませんが、座り方などを自己流で行うことにより、結果的に、無理な姿勢で無理に弾くことをひたすら練習していることになります。
座り方や肘や手の形を矯正する必要あります。初心に戻って、座り方・手の肘の形を癖がつくまでしっかり体に染み込ませましょう。
他にもいろいろな癖があると思います。いずれにしても、間違った練習のまま「毎日コツコツ」すると、だんだん下手になってしまったり、上達しません。
このような間違った練習を自覚するためには、ちゃんとしたレッスンを受けることをおすすめします。
独学で限界だと思ったら、しっかりレッスンを受け、無理して自分を追い込まないようにしましょう。
正確に弾くことや楽譜の理解は本当に必要?
最初から、楽譜の読み方や弾き方を正確にきちんとやろうとしすぎて、なかなか前に進まない・・・。そのイライラと疲れがマイナスに働き、モチベーションを奪っていきます。
最初は好きに気持ちよく弾いてしまうのも手です。そうすれば、欲求は満たされ、続けていくためのモチベーションになります。
欠点や粗さは、遅かれ早かれ気づくものです。その気になる部分だけを、正確に何度も練習する。そんなやり方も、初心者の方にとっては有効です。
独学は本当に成功する?
まったくの初心者が独学で成功している事例は、実はとても少ないです。独学である程度うまくいく可能性の高い方は、以下のような方です。
- 昔少しでもピアノを習った経験があり、ある程度楽譜が読める
- 周辺に奥さんやお友達などサポートしてくれる人がいる
まったくの初心者が、仮にある程度弾けるようになったとしても、酷い弾き方がクセとなり、そこから伸び悩むこともあります。
ピアノ指導者に習う選択肢もあるので、必ずしも独学だけにこだわる必要はありません。逆に無理して行うことで、上達の妨げになってしまうかもしれないので、定期的にレッスンが受けられないと諦めるのではなく、単発でもいいので、一度レッスンを体験して見てください。
初心者が挫折しないための考え方
ここは諦めず、前述の失敗例を踏まえて、自分は成功できることを信じ、ピアノをマスターしていきましょう。
初心者には挫折しない考え方こそ重要
初心者がピアノを続けていくにあたって大切なことは、理想的な先生、良いピアノ、効果的な教材? どれも大切ですが、一番大切なことはものではなく自分の気持ちです。
「挫折しない考え方を知ること」
必ず訪れる壁について、自分自身で悩み、解決しなければいけないことも多いからです。
学習の大原則を知り、欲望を働かせる
何事も学習する上で、気持ちというものは大事になってきます。挫折しないためには・・・と考えていくと、弱点ばかり出てくるものですが、ここからは少しポジティブに考えてみましょう。
子供が夢を描くように、ピアノを始めたらこうなりたい!というキラキラしたような気持ちを持ってみてください。私がよく生徒たちに使う“キラキラ“や“ふわふわ“、抽象的に聞こえますが、これはピアノなど音楽を学ぶ上で大事なファンタジー的な気持ちです。
ディズニー映画に出てくるような、夢を恥ずかしがらずに語る主人公のようなキラキラさというのは、イメージで音を奏でる楽器であるピアノにとって、欠かせない表現です。
ではその表現をイメージする準備として自分はどのような演奏をしたいのか、イメージしてみましょう。
好奇心、有能さを求める気持ち
好奇心とは、例えば、ピアノはメロディーと和音を使うけど、どんなふうに構成されてるのだろう?どうして、弾き方で音色が変わるのだろう?といったことです。
有能さを求める気持ちとは、ピアノがもし弾けるようになったら、友だちからすごいと言われて、達成感を味わえるだろうなあ、といったものです。
私が一番上達した時期は中学生のときです。「自分はこのくらい弾けてもなぁ…」「つまらないなぁ…」「簡単すぎるなぁ…」などとなんとなく伴奏を弾いていたら、同級生の子から「すごい…」と思わず言ってしまったかの様な声が聞こえたことを今でも思い出します。
今まで、お世辞のような言葉をかけられたことがあっても、本心のような言葉を直接聞いたことは初めてだったので、とても嬉しく、胸が熱くなりました。
そういう言葉を聞くともっと褒められたい!もっといろんな人に言ってもらいたい!と思い、自然と練習も捗ります。
人前で弾くことが多かった中学時代は明らかに上達し、伴奏だけでなく、クラシックのコンクールでも成績を残せるようになりました。
多いときは毎週〜毎月のように伴奏の課題曲があるため、練習量はもちろん増えましたが、だからといってクラシックの練習量が増えたわけではありません。
どのような形でも毎日コツコツピアノに触れることで、さまざまな角度からピアノにアプローチしていったおかげで得たものだと感じています。
このように“こうなりたいから練習する“といったように有能になりたいという気持ちは上達する上でとても大事になってきます。目標設定と同じで、明確にしてみることをおすすめします。
次に以下の心理学の大原則も重要です。
欲望を働かせる
たとえば、大人の男性の場合、ピアノが弾けるようになって女性にモテたい、あるいはご年配の方であれば、孫や友人に聴かせてすごいと言ってもらいたいなどあると思います。
このように目標を自分の欲望と結びつけます。少し有能さを求める気持ちと似ていますが、恥ずかしがらずに、あなたの本当の欲望に忠実になってみてください。
表現というところからの成長が一番見えてきます。
他人と比較せず、がんばりすぎない
これは特に学習する上での大原則のイメージがあると思います。
日本人は、いつもみんなと同じかどうか周りを気にする傾向があります。でも、必要以上に他人と比べるのは良くありません。
人それぞれ、能力や進度に違いがあるのは当然だからです。
まずは、自分自身を信じることです。次第に技術力や表現力がついてきて、演奏は良くなっていくものですので、焦らないでください。
焦りは上達を妨げ、必ず演奏に出てきます。
以上のように小学生から学んできた、学習の基礎知識同様の内容ではありますが、この当たり前のことを熟すことが、挫折しないための道となり、上達への近道となります。
挫折しそうになったり、上達に悩んだりしたら、まずは読み返してみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?挫折しないための心構えはたくさんあるように思ったかもしれませんが、すべてどんなことでも学ぶ上で大事な基礎的なことが一番大きいです。
最後に一つ、挫折しないコツをまとめるとすれば、「夢を持つ」ということです。
夢をもってください。
「人は結局、思ったとおりの自分になる」という言葉があるように、心理学的視点から見てみると、その思いが潜在意識に深く刻み込まれ、知らず知らずのうちに普段の行動がそれを実現するように動いていくと言われています。
もしピアノが弾けたとしたら、将来何がしてみたいですか? こういう風になりたいと強く思ったり、イメージすると、だんだんそれに近づいていくものです。
歴史に残る偉大なピアニストを目指そう!と言っているわけではありません。もっと素朴で、ささやかな夢で良いのです。夢を必ずもって進んでください。
また、こちらの記事ではピアノ初心者のための効率のよい練習法を紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!