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トランペット初心者向けの簡単な5曲を厳選|高音なしで吹ける

トランペット初心者の方でも気軽に始められる、運指が簡単で、出しやすい音だけで演奏ができる曲を厳選しました。楽譜も見ることができるので、すぐに練習を始めることができます。音が出なくて挫折する前に試してみてください!
トランペット初心者向けの簡単な5曲を厳選|高音なしで吹ける

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

トランペットは、音を出すことに慣れるまで時間を要します。高い音をハイトーンといいますが、ハイトーンになるにつれて難易度は増します。

特に初心者の方は、1音出すのもやっとで、挫折してしまう方も多いです。

そこで、今回は初心者の方が挫折しない、簡単な曲をご紹介します。

トランペットを初めて間もない方は、最初のステップとして、Low BからMiddle Bまでの音を出せるようになることを目指してください。

Low BからMiddle Bまでは基本の音であり、トランペットの中でも比較的音を出しやすい音階です。

今回ご紹介する5曲は全てLow BからMiddle Bの音のみで演奏することができます。

まずはLow BからMiddle Bとはどの音なのか、どのような読み方をするのかというところからご説明します。

トランペット初心者の方は、ぜひ参考にしてください。

Low BからMiddle Bの音だけで演奏できる曲

Low BからMiddle Bとは何なのかというところからご説明します。

楽譜や楽器を見ていると、B、Es、Aなどアルファベットが付いています。これはドイツ音階といって、ドレミをドイツ式に表したものです。

ドイツ音階はクラシックや吹奏楽など様々な楽譜で出てきますので、覚えてください。

そして読み方ですが、もちろん英語ではなくドイツ語で読みます。下記の画像を参考にしてみてください。

ツェー、デー、エー、エフ、ゲー、アー、ハー、ツェーが基本の音階です。この基本音階は覚えると便利です。

半音上がって、#(シャープ)がつくとis(イス)がつきます。♭(フラット)の場合はes(エス)がつきます。

ただし、Hに♭が付いたときだけB(ベー)と読みます。覚えておくとよいでしょう。

C(ツェー)の音階はドイツ音階では基本ですが、トランペットではB♭(ベー)管が主流なので、B♭管の場合のドイツ音階の読み方もご紹介します。

B♭音階では、ベー、ツェー、デー、エス、エフ、ゲー、アー、ベーが基本の音階になります。

先ほどご説明した通り、B♭音階のときは、Hにはフラットがつくことが多いです。♭がついていない場合は、ベーがハーになります。

今回はこの音域のみで吹くことができる曲を集めました。楽譜を見ることができるので、ぜひ練習してみてください。

聖者の行進

この曲は、『聖者が街にやってくる』というタイトルでも知られています。『聖者の行進』は、どの楽器でも初心者向けとして人気が高いです。

初心者におすすめしたい理由は、基本的な4分の4拍子であること、出てくる音符が出しやすい5音(ツェー、デー、エス、エフ、ゲー)のみであること、が挙げられます。

動画をご紹介しますが、もしテンポが速いと感じる方は、右下の設定マークから速度を調節してみてくださいね。

きらきら星

童謡の『きらきら星』も初心者向けの曲の1つです。

こちらも4分の4拍子であること、最高音はG(ゲー)の音であることが、簡単な曲の理由です。

音符は4分音符と2分音符のみなところも練習しやすいです。

ひいらぎ飾ろう

『ひいらぎ飾ろう』は、クリスマスに歌われる賛美歌です。歌詞付きで聴いたことがある方も多いと思います。

この曲は2連符と付点4分音符が出てくるので、少し難しいかもしれません。

まずは運指だけを練習して、その後ゆっくりなテンポで慣れていくと正しく演奏ができると思います。

ハッピーバースデー

大切な方のお誕生日に演奏できたら喜ばれる1曲ですね。

この曲は少しだけ難易度があがり、3分の4拍子になります。メトロノームを使って、正確なリズムが取れるように練習しましょう。

歓喜の歌 – ベートーヴェン

『歓喜の歌』は1998年の長野五輪の開閉式でも演奏された曲です。これまでもCMで使われたこともあるので、お馴染みのクラシック曲だと思います。

この曲も、Hに♭がついた、Bが出てきます。音符は4分音符の他に、2分音符、8分音符、2連符、付点4分音符が出てきます。

ご紹介した中では、最も難易度が高いかもしれません。

焦らずゆっくり練習しましょう。初心者でも、立派なクラシックが演奏できるなんて嬉しいですね。

難しいと感じたら基礎練習に戻ろう

トランペットの練習として、やはり音出し、基礎練習(ロングトーン)、曲練習と進んでいってほしいと思います。

もし、ご紹介した曲がまだ少し難しいなと感じた方は、ロングトーンや教則本の簡単な曲などを練習するところから始めましょう。

トランペットは音を出すことが最大の難関ですので、曲の練習までいくのにも時間がかかると思います。焦らず、リラックスして少しずつ練習しましょう。

基礎練習を見直したい、音を出せるようになりたい、という方は下記の記事を参考にしてみてください。

トランペットの音の出し方の練習や、今回ご紹介した、Low BからMiddle Bまでの音階の練習方法をご紹介しています。

トランペット初心者用向けの楽譜

ご紹介した曲を吹くことができた方、初心者向けの曲をもっと知りたい方のために、楽譜をご紹介します。

多くの方に馴染みがある曲を集めた楽譜をご紹介するので、気になる曲がある方は、購入してみてはいかがでしょうか。

トランペットの吹き方や、お手入れ方法の解説から、童謡、アニソン、J-POPの曲は80曲も収録されています。

トランペットの上達につれて、演奏できる曲数が増えていくところも楽しいですよ。

こちらはJ-POPだけに特化した楽譜です。初心者でも練習が気軽にできるように、カラオケCDが付いています。

曲数は20曲で、さらにお手ごろ価格です。初心者の方でも挑戦しやすい楽譜だと思います。

まとめ

今回はトランペットを始めたての方も挑戦しやすい、5曲を厳選してご紹介しました。

上手くなりたい、曲を吹けるようになりたい!と焦る気持ちもあると思いますが、綺麗な音色で演奏するためには、1つ1つ課題をクリアしていきましょう。

1つできれば、次も挑戦してみようと、気持ちも前向きに練習に励むことができます。このように、少しずつできることを増やしていけば、難しい曲にもチャレンジできるでしょう。

自分のペースで、1つ1つステップアップしていきましょう。

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おっきー /
ビギナーズ編集部 編集長

ビギナーズ編集部で編集を担当しています。子どものころから趣味は多く、中学時代は吹奏楽部にいました。そのころからダンスもはじめて、大人になった今でも続けています。またスポーツ観戦も好きです!

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