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ポタリングとは?ポタリングの楽しみ方とおすすめスポット
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もうすぐ春本番!春のアクティビティーといえば、自然を五感で感じられる「ポタリング」がおすすめです。
ポタリングとは、目的地を特に定めることなくゆったりとしたペースで楽しむツーリングのことを指しますが、ご存知でしょうか?
今回は「ポタリングという言葉を初めて知った!」という人のために、ポタリングの基本情報や楽しみ方を紹介します。
目次
ポタリングとは?
ポタリングとは、ゆったりとしたペースで楽しむサイクリングのことです。ここでは、ポタリングについて詳しくまとめてみたいと思います。
ゆっくり気軽に楽しめるサイクリング!
ポタリングとは、ゆっくり気軽に楽しめるサイクリングのこと!走行ペースは人それぞれで、経験や走行頻度・自転車の種類などによって異なります。
ポタリングでは息が上がらない程度にサイクリングを楽しむため、走行距離は15km~100kmほどが一般的でしょう。
「自転車でゆっくり散歩する」イメージなので、景色を楽しみながらポタリングする人もいれば、目的地を決めて観光気分でポタリングしたりする人など、楽しみ方は人それぞれです。
ポタリングとサイクリングの違いは??
サイクリング(Cycling)は自転車競技も含み、自転車の利用全般を指す言葉です。ハードなロードレースから、アクロバティックな技を披露するBMXもサイクリングの分類に入ります。
一方でポタリングは、「ぶらつく」「のんびりする」「ほっつき歩く」といった意味の英語「potter」が語源の和製英語。
言葉どおり、自転車で町をぶらぶらしたりランチを食べに行ったりなど、走行というよりは「走行することによって得られる何か」に重きを置いているイメージです。
「ポタ」という人も多い
また、ポタリングのことを「ポタ」と略す人も多く、大きく分けて3つのポタジャンルがあります。
ジャンル | 特徴 |
---|---|
自走 | 自宅がスタート地点とゴール地点になり、近所を散策する感じで気軽に楽しむポタリング。 |
輪行 | 電車・バス・船舶などの公共交通機関を利用し、自宅からポタリング地点まで自転車を運ぶ必要がある。スタート地点とゴール地点は自分で設定できるため、遠方でポタリングしたい人にぴったり。 |
車載 | 自転車を車に載せ、目的地まで運ぶ必要がある。車を駐車した場所がスタート地点、ゴール地点となる。湖の周りや周回ルートをポタリングしたい場合におすすめ。 |
ポタリングを楽しむためには、まずは「どのような楽しみ方をしたいのか」「どこでポタリングしたいのか」を考えることが大切です。
自分なりのこだわりが明確になったら、それに合うポタリングの方法を「自走」「輪行」「車載」から選ぶといいでしょう。
ポタリングの楽しみ方
ポタリングにハマっている人たちは、どのような楽しみ方をしているのでしょうか?ここでは、ポタリングの楽しみ方や全国のおすすめポタスポットを紹介します。
花ポタ
これからの時期ぴったりなのが、お花見しながらポタリングする「花ポタ」です。美しく開花した花を見ながら、風を受けながら、春を感じてみるのも素敵ですよね。
花ポタにおすすめのスポットは、やはり「桜の名所」。全国の花ポタスポットを、一部ご紹介します。
埼玉県幸手市 幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)の桜
関東の桜の名所として有名なのは、幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)です。約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き誇り、周辺には菜の花畑も広がっています。
桜まつり期間中は日没よりライトアップがおこなわれるため、夜桜を見にナイトサイクリングに出かけるのも面白そう!
兵庫県 おの桜づつみ回廊の桜
おの桜づつみ回廊の桜は全長4kmの美しい桜のトンネルで、西日本最大級の規模。約650本の桜並木が見事です。
5種類の桜が植えられているため開花時期が異なり、3月下旬〜4月上旬まで長く桜を楽しめるスポットとしても知られていますよ。
広島県世羅郡世羅町 世羅 甲山ふれあいの里の桜
甲山ふれあいの里の桜は、全国屈指の「しだれ桜の並木道」です。
ソメイヨシノ・八重桜など様々な桜が楽しめるだけではなく、園内には大型広場もあって子連れポタリングにもぴったりでしょう。
旅ポタ
旅ポタは、車やバスを利用する代わりに「ポタリングしながら観光する」スタイルです。
温泉地や観光名所を巡りながら楽しむ旅ポタは、新しい土地に出向くのが好きな人におすすめのポタリングスタイル。
その土地でしか出会えない自然・人・食べ物など触れられるのは、旅ポタならではの醍醐味です。旅ポタにおすすめスポットをいくつかピックアップします。
中ノ島(海士町)/島根県
日本海に浮かぶ隠岐諸島のひとつ「海士町」は、自然豊かな離島です。島の道は自転車でも走行しやすい平坦な道が多く、初心者向きのコースも充実しています。
菱浦港で自転車をレンタルすることも可能なので、わざわざ自分の自転車を持ち込まなくても気軽にポタリングを楽しめるところが魅力的ですよね。
県道317号線沿いには食事処も点在しているため、島グルメを楽しんでみるのもおすすめです。
白髭神社/滋賀県
琵琶湖にある白鬚神社は、別名「近江の厳島」と呼ばれています。全国に300社以上ある白鬚神社の総本社で、2000年以上の歴史を誇る近江最古の神社!
こちらの神社では「延命長寿」「縁結び」「子授け」「航海安全」など様々なご利益が期待できるといわれているため、パワースポット巡りが好きな人には特におすすめです。
旅ポタの注意点
遠方へ行く場合は、事前準備が大切です。「休憩場所はどこにあるのか」「食事できるところはあるのか」「観光名所への行き方」など、しっかりと調べておきましょう。
また、夏の暑い日の旅ポタなら「日差しが避けられる日陰の場所」「給水できる場所」をいくつかピックアップしておいたり、冬の寒い日なら「暖まれるところ」「足湯スポット」なども把握しておいたりするとより旅を楽しめそうです。
ポタグルメ
ポタグルメは、ポタリングしながらご当地グルメを楽しむサイクリングスタイルです。
「話題のパン屋へ向かってポタリング」「今日は○○街道のグルメを目的に」など、事前に訪れたい場所を調べておけば、ポタリングもより楽しくなるでしょう。
大阪ポタグルメ
大阪市鶴見区には、自転車でふらっと寄れる隠れ家的なレストラン「ル・クロワッサンショップ鶴見緑地店」があります。
焼き立てパンとテラスカフェがあり、雰囲気も抜群!少し走り疲れた場合でも、ゆっくりとくつろいで過ごせるレストランです。
サイクリング先で食べたいという人のためにテイクアウト対応もしているため、気軽に立ち寄れるところが嬉しいですよね。
ちなみに、こちらのお店の一番人気は「国産の小麦粉を100%使用したプチクロ」です。こだわりの生地と絶妙な甘さで、病みつきになってしまう味わい!
価格もお手頃なので、ポタリングのお供としてテイクアウトしてみるのもおすすめです。
埼玉ポタグルメ
埼玉県にある「奥武蔵の里山めぐり」は、全長56km。のどかな風景を楽しめる、中級者向けのサイクリングコースです。
スタート地点から2kmほど離れた場所にある「パン工房シロクマ」は、自転車漫画で紹介されたこともある名店!
サイクリストにとっては「聖地」のようなパン屋さんとして有名なので、ぜひグルメポタノの目的地として訪れてみてください。
また、15km地点では名門地酒蔵「帝松」で大吟醸ソフトクリーム(ノンアルコール)も楽しめ、コース終盤の40km地点には自転車好きのオーナー夫婦が営む「長瀞カフェ ura_hoto」が。
「奥武蔵の里山めぐり」ではサイクリングしながら様々なグルメを味わえるため、1日かけてゆっくりグルメポタをたにしみたい人にぴったりでしょう。
グルメポタの注意点
グルメポタを楽しむためには、時間配分を考えることが大切です。
立ち寄る場所が多いとどうしても時間がかかりやすくなってしまうだけではなく、行列や店内での待ち時間で、思ったより時間がかかる場合もありますよね。
様々なグルメスポットを巡りたくなってしまいますが、まずは1回のグルメポタで1〜2カ所のスポット巡りを目安にしてみましょう。
ポタリングにおすすめの自転車
ポタリングにおすすめの自転車を、楽天市場から3つピックアプ!ぜひ参考にしてくださいね。
ミヤタ | FREEDOM PLUS
こちらの自転車は、自由なサイクルライフを楽しめるモデルです。45Cの極太タイヤと剛性の強いクロモリフレームは相性抜群で、オフロードをオフロードと感じさせない走りが特徴的。
ブレーキには「メカニカルディスクブレーキ」を採用することで、雨天時や泥道でも驚くほどスムーズな走りを実現してくれます。
ダホン|ルート
車や共通交通機関などで自転車を運ぶ場合は、コンパクトに折り畳み可能な自転車がおすすめです。
ダホンのルートは簡単に折り畳めるだけではなく、おしゃれな外見にも注目が集まっていますよ。
ただし、長距離走行やスピード感のある走行には不向きです。走行距離が少ない場合や、街乗りが中心のグルメポタなどにおすすめでしょう。
ネスト|2021年モデル GAVEL FLATクロスバイク
こちらのクロスバイクは、操作性の高い幅広ライザーバーが特徴的です。ハンドルがフラットになっているため、初心者の方でも扱いやすいでしょう。
軽さと安定性が抜群なので、荷物をたくさん積んでいても安心!街乗りが多い「グルメポタ」にぴったりな1台です。
また、「振動吸収機構FLEXOR(フレクサー)」が搭載され、路面状況に応じた走りを実現してくれます。快適な走りを求める人には特におすすめしたいクロスバイクです。
まとめ
近頃は暖かい日も増えましたね。ポタリングに最適な季節の到来です!
ポタリングの楽しみ方は様々なので、ぜひ自分らしいライディングスタイルを探してみてください。
ポタリングは、自分1人でもOK!もちろん、家族や仲間とわいわい楽しむのもOK!目的や走行時間、走行場所の路面状態などに配慮して、ポタリングをより楽しめる自転車のチョイスも忘れないようにしましょう。
また、趣味をサイクリングにしたい方向けの記事も紹介しているので、ぜひ一度参考にしてみてください。
白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター
独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。