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デイキャンプとは?日帰りで楽しめるお手軽キャンプ
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最近、家族やグループでキャンプをされる方に注目を集めるデイキャンプ。一体普通のキャンプとは何が違うのでしょうか?気楽にできてアクティビティも満喫できると噂のデイキャンプについて、魅力や楽しみ方、必要な道具をご紹介します。
目次
デイキャンプとは?ピクニックとの違い
デイキャンプとは日中にキャンプを楽しみ、夜間は行わない日帰りキャンプのことを言います。ピクニックとイメージが被ってしまうかもしれませんが、決定的に違うのは「設営」を行う点です。
ピクニックは自然の中で食事をする行為そのものを指しますが、デイキャンプはテントやタープを張りダイニングをセットするなど宿泊はしないけどキャンプの設営は行います。
宿泊するキャンプとは違いデイキャンプの方が料金も安く、準備する道具も少ないので「キャンプの雰囲気を知りたい」「いきなり宿泊は不安」という方の予行演習にもピッタリ。そんなデイキャンプの実態について少し覗いてみましょう。
デイキャンプの魅力
先ほども少しご紹介しましたが、デイキャンプの魅力は手軽さと気楽さにあります。
お子さんのいるご家族の宿泊キャンプだと、子供を寝かしつけられるのか、万が一お腹を壊したりムカデなどの虫に刺されたりしたらどうしようという不安もあるはず。
デイキャンプなら夜はぐっすり家で過ごすことができるので公園に遊びに行くような気持ちでキャンプを楽しめます。
色んな魅力はありますが中でも人気の理由として大きいデイキャンプの3大魅力についてご紹介したいと思います。
荷物が少なくて済む
キャンプ泊で最も荷物がかさ張るのがテント類と寝具類。一口にテントといっても、付属で必要なレジャーシートやご家族でテントを使う場合にはインナーマットも必要になります。寝具類では寝袋やマット、人によってはコットを使う方もいるでしょう。
荷物がかさ張るだけでなく先ほど挙げた2種類の道具は最もコストがかかる道具でもあり、揃えるのには勇気が必要です。
しかし、デイキャンプでは宿泊をする必要がないのでコストもそこそこに抑え、荷物を少なくできるので宿泊するよりも気楽にキャンプを楽しめます。
アクティビティを存分に楽しめる
キャンプブームに伴い新しいキャンプ場が続々とオープンしてきている昨今、カヤックやボルタリングなどアクティビティが豊富なキャンプ場が増えてきているのをご存じですか?
昔のようにキャンプを楽しむだけのキャンプ場ではなく、アウトドアを楽しむキャンプ場へと変化してきており、他にもグルメや温泉、農場までもがあるキャンプ場があります。
このようなキャンプ場に行くと1日だけでは全てを楽しむことは難しく、宿泊をするとなれば設営や撤収で時間と体力を取られ余計に難しい状況に。
ですがデイキャンプでは撤収も設営もかかる時間と労力が半分に済むので、アクティビティやグルメを楽しむことに集中できます。
キャンプでリラックスした時間を楽しみつつ、アウトドアで体を動かし夜は家で休むことができる。デイキャンプならではの魅力ですね。
予行演習になる
キャンプを始めるのに最初の障壁となるのが、「キャンプってそもそも何するの?」という疑問ではないのでしょうか?確かに、テントを張ってご飯を作り、食べて寝る。それ以外の時間の過ごし方が、いまいちピンときませんよね。
焚き火や音楽やお酒、中には木工を楽しむ人もいるため一概にこれといった過ごし方はなく、人によって様々。自分なりの過ごし方を探すためにもキャンプはしてみる他はないのです。
まずはデイキャンプでキャンプの流れを体験しつつ、自分が楽しめるかの手応えを確かめるきっかけを作りましょう。予行演習を兼ねたデイキャンプから徐々に慣れていくことは、無理なくキャンプを始めるおすすめの方法の一つです。
デイキャンプで気を付けるべき3つの注意点
デイキャンプは気軽にキャンプを始められる一つの方法だといえるでしょう。
キャンプがブームとなった今ではキャンプ場を利用される方が増えてきているのは喜ばしいことなのですが、マナーを知らないキャンパーさんの利用が多いキャンプ場では閉鎖に追い込まれているところもあるのも事実です。
デイキャンプだけでなく、キャンプ場を利用するにあたって注意すべきポイントと安全に楽しむための虫対策についてまとめました。
虫刺され予防
春から夏にかけ虫の活動が活発になります。蚊や蛾など色々な虫がいますがデイキャンプ中に特に注意して欲しいのは、アブとブヨ。どちらも刺されると激しいかゆみに襲われ人によっては半年ほど刺された跡が残るケースもあります。
ハッカ油や虫よけスプレーを使い、あまり肌を露出しないようにし虫が多いところでは十分に注意をしましょう。
毛虫やムカデなど湿気の多い場所にいるので、植物が密集している場所や日陰には注意が必要です。
火の片づけ
宿泊をするキャンプとは違いデイキャンプではキャンプ場で過ごす時間が圧倒的に少ないため、火を起こしたとしても灰になるまで火を見守れることはあまりありません。そのため、デイキャンプをする場合は火消しつぼの用意が必要です。
火消しつぼ
炭は土に還らず半永久的に残るため、1度燃やした薪や炭は必ず火消しつぼに入れて持って帰るかキャンプ場にある炭捨て場までもっていくようにしましょう。
また、地面で直接焚き火をする直火は基本的に禁止となっているキャンプ場がほとんどのため焚き火台、もしくはBBQコンロが必要です。
ゴミの処分
実際に閉鎖に追い込まれたキャンプ場で大きな要因となったのが、利用客のゴミの放置。無料のキャンプ場だとスタッフが常駐しているわけではないため、こういったゴミの放置が蓄積すると手におえない状況になり閉鎖へと繋がります。
キャンプ場でキャンプを楽しめているのは今まで利用した人の気遣いと、スタッフたちの管理のたまものです。次に利用する人が同じようにキャンプを楽しめるよう最低限のマナーは守りましょう。
キャンプ場によってはゴミ箱が設置されてある、もしくはゴミの受け取りをしてくれる場所もあるので処分に困ったらぜひスタッフに相談してみてくださいね。
デイキャンプに必要な道具
デイキャンプで必要な道具はキャンプ泊とさほど違いはありませんが、宿泊をするわけではないのでテントよりもタープの方がおすすめ。日よけになるだけでなく急な雨にも対応ができ、なによりもキャンプ感が一層増しデイキャンプがより楽しくなります。
ひとくちにタープと言っても種類は様々。タープの種類と特徴、おすすめタープをご紹介します。
ヘキサタープ
ヘキサタープとは六角形(ヘキサゴン)のタープの名称。自由度が高く使い手次第で様々な形へと変化します。複数人で使えるよう空間を広く使うもよし、背面を落としプライベート空間を作りタープ泊として使うことも可能で、立てやすく風に強いのが特徴です。
スノーピークのタープは同じモデルのテントとオーバーラップさせることができるので、コンパクトな設営ができるようになっています。
レクタタープ
レクタタープは、長方形(レクタングル)タープの略称。他にも正方形のタープもあり、そちらはスクエアタープと呼ばれています。
先ほどのヘキサタープに比べ形がシンプルなため収納がしやすく中の空間を広く使うことができ、家族で使われる場合にはおすすめの形です。
コスパが良いことで口コミ評価の高い「クイックキャンプ」のタープは、遮光性・撥水性・耐久性に優れ、4人~6人と大人数での使用ができます。また180日間の保証がきく製品保証付きです。
ウイングタープ
ウイングタープはひし形のタープで、設営が簡単で収納がコンパクトという特徴があります。他のタープに比べポールが少なく、2本のポールを立てロープを張るだけで設営ができてしまいます。
形の特性上、中の空間をあまり広く取れないため大人数で使うよりも1人や少人数での使用におすすめです。
スクリーンタープ
スクリーンタープは、上面だけでなく周りの四方も囲えるテントのようなタープです。レクタタープやヘキサタープのような自由度はない反面、四方を囲えるのでプライベート空間を確保できます。
蚊帳付きのスクリーンタープも多く、夏場に多い虫の不安も解消し、涼しく快適に過ごすことができます。
こちらも同類に同じモデルのテントとの連結が可能で、単体として使えばスクリーンタープテントと連結して使えばリビングルームとして使えます。
キャンブランドの中でも最も人気の高いColemanは使い手を選ばない、初心者におすすめのアイテムです。
DDタープ
レクタタープに分類される正方形の形をしたこちらの「DDタープ」。設営の自由度が非常に高く、同じレクタタープと分類するには特徴が違いすぎるためあえて別枠でご紹介しております。
ヒロシちゃんねるでおなじみのお笑い芸人ヒロシさんも愛用するDDタープはロープを通す取り付けポイントが多く、様々な形に変化することが可能。日よけのタープとしてだけでなくテントとしても使うことができ1人2役をこなす優れものです。
傘よりもはるかに防水性で3000㎜の耐水性を誇り、雨でも問題なくキャンプが楽しめます。サイズのわりに軽量なのもおすすめのポイントですね。
デイキャンプにはカーシェアがおすすめ!
もしマイカーがなくても、カーシェアを利用してデイキャンプに行けますよ。
日帰りでも、めいいっぱい楽しみたいですよね。少しでも時間を節約するためにカーシェアサービスで車を借りてみましょう。事前に登録しておけば必要な時だけ使えて、借りるときの手間はほとんどありません。
そこで、おすすめのカーシェアサービスを2つご紹介します。
利用料金(最安) | 月額基本料金 | 全国のステーション数 | |
---|---|---|---|
カレコ | ・ベーシックプラン: 150円/10分 ・月会費無料プラン: 180円/10分 |
・ベーシックプラン: 980円 ・月会費無料プラン: 0円 |
全国約3,500か所 |
dカーシェア | ・オリックスカーシェア: 240円/15分 ・カレコ: 200円/10分 ・カリテコ: 220円/15分 ・トヨタシェア :220円/15分 ・e-シェアモビ: 200円/15分 |
0円 | 全国約8,000か所 |
※2023年4月時点の情報です。
こちらでおすすめのカーシェアサービスや料金比較を解説しています。
またカーシェアが近くにないエリアでは安いレンタカーがおすすめ!
デイキャンプから気軽に始めよう
道具も準備も少なくすみ、行った先でのアクティビティや遊びを満喫することができるデイキャンプ。宿泊するよりもはるかに楽に過ごすことができ、揃える道具に多くのコストをかける心配もしなくて済みます。
いきなりキャンプ泊ではちょっとハードルが高く感じてしまう方や、夜は家でぐっすり過ごしたいという方はテントではなくタープを持ってデイキャンプに挑戦してみるのも良いかもしれませんね。
また、大人キャンプの楽しみ方について解説している記事も紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
こーき /
ビギナーズ編集部 ライター
自然と焚き火を愛する男、旅火人ライターこーきです!日本半周ツーリングキャンプ経験者。ブッシュクラフトアドバイザーの資格を持っています。キャンプとナイフと焚き火の事ならお任せください。