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ピアノ椅子のおすすめ商品や選び方をタイプ別に徹底解説

ピアノを練習する方にとっては欠かせないピアノの椅子。どれが自分に合っているのかわからないと悩んでしまう方も多いと思います。気持ち良く練習や演奏をするためには、自分にぴったりなピアノ椅子を選びたいですよね。そこで今回は、ランキング形式でおすすめのピアノ椅子をご紹介します。
ピアノ椅子のおすすめ商品や選び方をタイプ別に徹底解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ピアノの椅子は、背もたれ付きのトムソンタイプと、無段階で高さ調節が可能なベンチタイプがあります。

クッション性が良く長時間座っていても疲れにくい商品や、手に取りやすい価格帯の商品、本革張りで高級感のある商品など様々な種類が販売されています。

今回は、ピアノ椅子の選び方と、メーカーの紹介など、おすすめの商品を紹介します。

ピアノ椅子の特徴や選び方も詳しく解説するので、自分に合った使いやすいピアノ椅子をお探しの方は、是非参考にしてみて下さい。

ピアノ椅子の選び方《タイプ別おすすめ》

ピアノを弾く際に姿勢を保つための「ピアノ椅子」。椅子の高さ調節や座り方がピアノの上達に影響することもあります。

しかし、ヤマハ・甲南・吉澤など取り扱っているメーカーも多く、背もたれタイプのトムソン椅子やベンチタイプなどもあるため、どれを選べばいいかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、ピアノ椅子を選ぶときのポイントとともに、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。ピアノ椅子は一度買ったら長く付き合うものですので、ぜひ納得のいくピアノ椅子を見つけて、ピアノの腕を上げてください。

まずは、どんなところに気をつけて選べばいいのか選び方のポイントを椅子のタイプ別にご紹介します。

【背もたれタイプ】高さ調節が簡単!たくさんの人が使う場合におすすめ

ピアノ椅子には大きく分けて「背もたれタイプ」と「ベンチタイプ」の2種類があります。使い方や使う人によって選ぶべき椅子が違うため、それぞれの特徴をおさえて最適な椅子を見つけていきましょう。

まずは「トムソン椅子」とも呼ばれる背もたれ付きのピアノ椅子です。後ろのつまみで座面の高さを変えられるのが特徴です。

背もたれは演奏中には使用しませんが、背もたれがついているおかげで椅子自体の重心が後ろになり、前に体重をかけても椅子が浮きにくいという点も優れています。

高さが簡単に変えられるのでピアノ教室や学校、発表会などたくさんの人が使う場合におすすめです。

ただし、ベンチタイプと比較すると価格は高め。座面が硬いものも多く、クッション性がないものは長時間の練習には不向きなのが難点です。

【ベンチタイプ】高さの微調整が可能!お家練習におすすめ

ピアノを購入する際についてくるのはこちらの椅子が多くなっています。ベンチタイプで、サイドのネジで無段階に細かい高さ調節ができるのが特徴です。

座面は背もたれタイプよりもクッション性があります。しかし、高さ調節に時間がかかるため、複数人で使用する際には面倒なのが難点です。

ベンチタイプのピアノ椅子は、トムソンタイプと比べて幅がひろいので、ゆったりと座ってレッスンを行うことができます。

高さ調節は少し手間がかかりますが、無段階で調節できるので子どもの成長に合わせて細かく高さを設定することができます。

自宅での練習に適した手ごろな価格帯から、本革張りで高級感のあるコンサート用、電子ピアノやキーボード用など幅広いラインナップが揃っています。

裾の大きく広がったドレスのラインを邪魔しないので、コンサートなどでも用いられます。

また、背もたれタイプに比べ値段も安く、家での練習にも適しています。

ピアノ椅子の選び方《用途別おすすめ》

ピアノ選びと一緒で、椅子選びも一概にこれが良いとは断言できないものです。演奏者に合った椅子、その場所に合った椅子という選び方もありますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

《実用性》長時間のレッスンには適度な張りと硬さのある商品がおすすめ

ピアノ椅子のクッション性によって、疲労感が異なります。やわらかすぎると疲れやすいので、長時間レッスンを多な場合は、適度な張りと硬さがある座面がおすすめです。

ボタンで座面を押しとめたベンチタイプの商品なら、適度な張りと硬さがあり疲れにくいです。

長時間練習する方には一番実用性があり、練習に集中できるのでおすすめです。

毎日練習するのに必要なピアノ椅子はクッション性も大切です。クッションが薄く硬い椅子は座っていても疲れてしまうため、長時間の練習には向きません。

また、逆にやわらかすぎるのも姿勢を保ちにくくなります。適度にクッション性があるものを選びましょう。

《耐久性》演奏中にぐらつかない安定性の高いものを選ぶ

ピアノ椅子は、演奏中の動きに耐えることができる安定性の高い商品を選ぶことがおすすめです。

演奏する際に、安定していると音の強弱を表現しやすくなります。電子ピアノ用のピアノ椅子は、比較的軽く安定性も低めですが、コンサート用のピアノ椅子は、重厚感があり安定性も高いです。

大きなホールで演奏したとき、とても安定感のある椅子だなぁと感じたことはありませんか?

特に大きなコンサートホールの椅子は安定感重視の見た目からしてしっかりしたデザインのものが多く使用されています。

ピアノ椅子はただ座るものではなく、演奏中の激しい動きにも耐えられる安定性も必要です。

強く鍵盤を叩くときは体を大きく動かしたり、弱く鍵盤を叩くときは体を縮こませたりと、曲の強弱に合わせて自然と体が動いてしまう…という方もいるでしょう。

レベルが高くなるにつれて、また表現力を高めていくと、そのように自然と体が揺れ、メロディーに身を任せるような弾き方になります。そのような弾き方になる方は、椅子の比較をしてみると安定感に一番に気づくと思います。

それほどしっかりした椅子であることは間違いないです。

演奏中に椅子がぐらついたりひっくり返ったりしてしまわないよう、バランスを保てるものがベスト。ピアノ椅子の中でも電子ピアノ用などは軽めで安定性もやや低く、高級なものや重厚感のあるものになるほどずっしりとして安定性があります。

《利便性》簡単なガス式や油圧式は高さ調節がしやすい

ベンチタイプのピアノ椅子は、演奏者の体格に合わせて細かな高さ調節が行えることが魅力です。

ただし、両サイドについたハンドルを回して調節する必要があるので、高さ調節に手間と時間がかかります。

ガス式や油圧式のベンチタイプのピアノ椅子なら、レバーを引くだけで簡単に細かな調節が行えます。家庭内や教室など、複数人で共有する場合におすすめです。

用途別おすすめのまとめ

好みはそれぞれですが、ピアノ上達のことを考えたら、大切なのは椅子の高さです。個人的には長く使う事も考えると、細かく調節できるものがおすすめです。

高すぎても低すぎても力が伝えづらく良い音が出せません。一番良い高さは鍵盤に手をおいた時に肘の高さが水平になる高さです。

きちんと高さを保ってあげることで背筋も伸び、しっかりとした演奏ができるようになります。ただし、高さを出すために椅子の下や上に物を乗せて調節するのは危険ですのでやめましょう。

小さいお子さんの場合はなるべく座面が高く上がり、細かい調節も可能なものがおすすめです。また、その際足もブラブラしていては力が入りませんので、体にあった足台も用意するようにしましょう。

電子ピアノ用のピアノ椅子は比較的に手頃な価格で購入できます。コンパクトで高さ調節可能なものも多く、初めてピアノに触れる場合やちょっとした練習に使いたい時におすすめです。

しかし、電子ピアノの椅子は作りが簡易的で安定感にやや不安が残ります。ピアノ演奏を本格的にする場合には少し不向きです。

椅子は長く使っていくものですから、安定した座り心地で演奏できる椅子を選びましょう。

ピアノ椅子のおすすめブランド・メーカー

形やタイプを選んだとしても、メーカーでまた悩んでしまうと思います。ここからはブランドの特徴も合わせてご紹介していきます。

ヤマハ《音楽教室や発表会で使われている定番のものが多い》

100種類以上もの楽器を製造する世界で最大の総合楽器メーカーということは有名ですが、音楽教室や学校で使うような定番デザインの椅子も多く取り揃え、しっかりとした作りで長持ちすると評判です。

ピアノのブランドと合わせて購入したいという方にもおすすめです。

ITOMASA(イトマサ)《脚にキャップがついているので床を傷つけにくい》

ピアノ関連商品の製造、販売をしている創業60年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。

椅子の各脚にキャップがついているものもありフローリングの床を傷つけにくいのが嬉しいですよね。クッション性が高い座り心地が良い椅子も多く取り揃えています。

吉澤《しっかりとした作りで猫脚など見た目も上質な物が多い》

日本製でしっかりした作りの安定感のあるピアノ椅子を沢山取り扱っています。木目の綺麗なブナ材を使用した、猫脚タイプの椅子も沢山取り揃えています。

見た目も上質な物が多く、インテリア性の高い椅子をお探しの方にもおすすめです。

甲南《低価格のものから高級感のあるものまで》

組み立て式タイプの低価格なものや、コンサートで使われる本革を使用した高級感のあるものまで幅広く取り扱っています。

好みの脚部や座面のカラーを選べるタイプもあり、自分好みの素材のオリジナル性の高い椅子も選べるようになっています。

ピアノ椅子のおすすめ8選

それでは、おすすめの人気ピアノ椅子をご紹介します。演奏スタイルや使用人数に合わせて最適なものを見つけてください。

甲南「ピアノ椅子 V60-S」

定番のピアノ椅子で、よく見るデザインです。

座面の幅は、ベンチタイプの定番サイズである60cmで子ども同士なら連弾もOK。機能性も含め、昔から広く親しまれてきた伝統的なピアノ椅子です。

甲南「ピアノ椅子 E-565」

ハンドル操作で簡単に高さを調節できるベンチタイプのピアノ椅子です。

通常よりもクッションの下の部分が分厚いデザインで、ハンドルの簡単操作で座面の高さを一発で調整することができます。

一時的に椅子の高さを変更しても、よく使用する高さに一発で戻すことができるのが利点です。

ピアノの先生にとって、レッスンでの椅子の上げ下げは手間で、その操作から解放されるだけでなく、生徒に最適な高さの椅子をスムーズに提供するといった用途に適しています。

吉澤「5K 背付高低自在椅子」

甲南と同じく多くの演奏家から支持を集めているピアノアイテムメーカーの「吉澤」です。その中でも定番の商品です。

日本製で3年保証、修理対応付きで安心なのもおすすめです。別売りで「おんがくっしょん」というものが販売されており、それを使用することで、椅子を一番高くセッティングしても座高が足りないというお子さんでも、正しい演奏ができます。

Andexinger(アンデクシンガー)「484SN-Heft-01A」

ドイツ製の本革張りのため、高額ではありますが、本格的なピアノ椅子をお探しの方におすすめです。

高さの調整はガス圧式で手首を痛めることなく、スムーズに微調整が可能。大人の演奏者なら、ハンドル式よりも高さ調整がかんたんかもしれません。また、調整の幅が広く、最低で41.5cmまで下げられますので身長の高い方にも使いやすいです。

HIDRAU(イドラウ)『BC39』

プロの演奏家が求める要素が満載の最高峰の椅子です。

木製、スペイン産フレデリカ革使用でコンサートスツールと呼ぶにふさわしい重厚感ですが、その素晴らしさはビジュアルだけではありません。

一見ハンドル式に見えますが、高さをスムーズに調整しやすいガス圧式です。目盛スケールつきなので、誰でもかんたんに最適な高さに設定することができます。

また、脚にアジャスターがついており、床のガタつきにも対応しています。

さらにハンドルは取り外し可能で、大人同士4手の演奏の際に椅子を2脚、隙間をあけずに並べることができます。その佇まいと機能性はプロの演奏家も満足がいく商品と言われています。

ITOMASA(イトマサ)「AE-BK」

安価で良質な椅子です。これまでの定番椅子は、ヤマハのNo.45(中国製)という椅子でした。

これによく似た椅子が甲南のAW55Sという椅子で、定番として市場で最も流通するピアノ椅子で、これらのピアノ椅子は、どちらも「木製脚/4つボタン/高低自在/塩ビレザー張り座部/座部の幅53~55cm」と角形のピアノ椅子で定番の仕様でした。

AEは、6ボタンで座部幅が約57.5cmという大きめでしっかりしたつくりが特徴。ボタンの数が多めで塩ビレザーの質感も高級感をしっかり出しているピアノ椅子です。

YAMAHA(ヤマハ)「BC-205WH」

おしゃれな白は高級感たっぷりなヤマハ製の高低自在椅子です。

サイドにあるネジで高さ調節できるので、自分の弾きやすい高さに設定できます。

高級感ただよう白は人気のカラーですが、定番のブラックのほか、ホワイトアッシュなど計4色から選べます。

頑丈な作りでしっかりとした安定感があり、長時間演奏しても疲れにくく、フィットする座り心地です。

KAWAI(カワイ)「高低自在椅子(WB-35B)」

高さ調節が自在なピアノ椅子で、とてもシンプルな見た目なので、どんな方にも利用しやすいピアノ椅子です。

高さの調節が無段階で可能なので、自分の弾きやすい高さで使いやすいです。調整したいときには両端にあるネジで簡単に行えるので、ストレス感がありません。

座面の厚みが十分にあり、負担のかからない座り心地です。脚部分の造りがしっかりしているので、安定感も抜群。

安心して長時間の練習にも集中できます。小さなお子様から大人まで幅広く、長く愛用できる商品になっています。

まとめ

いかがでしたか。定番の背もたれタイプやベンチタイプを中心に、ピアノ椅子を幅広くご紹介させていただきました。

ピアノの上達には、安心して演奏ができる自分にぴったり合った椅子が欠かせません。今まで椅子にこだわりがなかった、という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

また、初心者におすすめの電子ピアノを紹介している記事もぜひチェックしてみてくださいね。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!

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