SAXOPHONE
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まるで本物!プラスチックサックス、jSAXが本格的
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楽器は、金額が高く、趣味として始めるのは、ハードルが高いというイメージがまだまだ強いと思います。
しかし、最近は初心者でも気軽に始めることができるように、入門セットとして比較的金額の安いモデルがあります。サックスも趣味で始めたいという方が多い楽器なので、入門セットが存在し、人気が出てきています。
さらに、プラスチック製のサックスも登場しました。プラスチックにも関わらず、本格的なサックスの音が出ると、今話題になっています。
今回は、プラスチックのサックスがどこまで本格的なのか、初心者でも吹くことができるのか、サックスの練習に応用できるのかなど、様々な角度で調査しました。
プラスチックのサックスとは
プラスチックのサックスと聞くと想像が難しいですが、管はもちろん、マウスピースやリガチャー、リードまでもがプラスチックでできています。
ご紹介するのは、NUVO社が出している、jSAXというモデルです。カラフルでポップなデザインがとてもかわいいですよね。重さは約300gなのでお子様でも持つことができます。
また、jSAXはC調で作られているので、ピアノやギターとの演奏もしやすいです。
では、実際にjSAXの音色を聴いてみましょう。
本物のサックスかのような本格的な音色ですよね。プラスチックとは思えないほど本物に近い音で、深みがあります。
高音も問題なく出すことができ、十分な演奏ができるといえます。
本物のサックスとの違い|メリットとデメリット
jSAXの特徴をご紹介したところで、さらに詳しくjSAXの分析をしていきましょう。
通常のサックスとの違いや、jSAXのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
jSAXには様々な特徴や長所があります。どれも便利性や、使いやすさにこだわったポイントばかりです。
完全防水で、まるっと水洗いが可能!
ご紹介した通り、jSAXはリードまでプラスチックでできています。当たり前ではありますが、全てがプラスチックなので、楽器がまるっと水洗いできてしまします。
やり方は、洗剤入りのぬるま湯を使うということだけです。細かいメンテナンスが不要なのは、保管もしやすく、便利ですよね。
子どもにおすすめのサイズ感
重量は約300g、長さは約40cmと、幅広い層の方が持ちやすい設計になっています。
本物のサックスのように大きくないので、指が届かないという問題も起きにくいと思います。
ただし、実際に持ってみると大人にはネック部分が小さく、窮屈に感じるかもしれません。
そんなときは、ストレートキットを使いましょう。真っ直ぐなベルとネックパーツです。つけてみるとソプラノサックスのような形になります。
NUVO ヌーボ jSax用 ストレートベル/ストレートネック Straighten Your jSax kit W/BL N515SWBL 【国内正規品】 |
大きすぎない音量
jSAXはお子様のために購入するという方も多いかもしれません。自宅で吹くときも、大きすぎない音量なので、安心して練習ができます。
また、練習のためにわざわざ外に出るというのが億劫な方も、jSAXなら気軽に始めることができるのではないでしょうか。
マウスピースに抵抗が少なく、ダブルタンギングもできる
jSAXのマウスピースは比較的抵抗が少ないため、様々な特殊奏法もできます。
ダブルタンギングを始め、フラジオ奏法やグロウトーンも可能です。
初心者の方は少し難しいかもしれませんが、この動画ではjSAXでできる特殊奏法を、いくつか紹介してくれていますので、興味のある方は見てみてください。
デメリット
本物のサックスに吹き慣れている方にとって、jSAXは慣れるまでに少し時間がかかる点がいくつかあります。
また、jSAXでサックスの練習をしたいという方にも気をつけてほしいポイントになるので、よく理解しておきましょう。
サックスでは類を見ないC管
通常のサックスでは、アルトとバリトンサックスがE♭管、ソプラノとテナーサックスがB♭管です。
jSAXは、ドイツ音階では基本となるC調で作られていますが、サックスの中では同じ調がないので、サックスを始める前に練習としてjSAXで慣れたいという方は気をつけなければなりません。
ただ、C調で造られている楽器は、ピアノ、ギター、リコーダーなど多くあるので、通常のサックスよりは他の楽器とも演奏がしやすいです。
jSAXはリコーダーに似た運指
jSAXの運指はほぼサックスと同じですが、異なる部分もあります。
例えば、リコーダーのように本体の背面に音孔があり、この孔を開放することで高い音がでます。
先ほどもご紹介した通り、jSAXはC管なので、運指も似ているとなると、リコーダーを吹いているような感覚で演奏ができます。
サックス経験者の方は注意が必要ですが、リコーダーは小学校などで演奏した方も多いと思うので、初心者の方はすぐに慣れると思います。
半音の出し方に注意
jSAXはお子様でも演奏がしやすい構造になっているため、半音の出し方もサックスとは異なります。
半音はトーンホールについているキープラグを外し、その孔を半分開放することで出ます。
これもサックスにはない特徴になるので、半音を出すときには注意して演奏をしましょう。
色々なプラスチックの管楽器
プラスチック製の楽器はjSAXだけではありません。サックスの他にも、様々なプラスチック製の楽器が出ています。
実際に演奏している動画と共にご紹介しますので、プラスチックの楽器にがどのくらい本格的な音色を出すことができるのか見てみましょう。
フルート
NUVO社は様々な形のプラスチック製フルートを出しています。
一般の方には、通常のフルートと同じ形状のSTUDENT FLUTE、小さなお子様で手が届かない場合は、U字型をしたjFluteがおすすめです。
STUDENT FLUTEは255gで、jFluteは重量は235gと、どちらも軽量なところも魅力的です。
プラスチック製のフルートなんて、プラスチック製のサックスより音色が想像しづらいですよね。
では、実際の音色を聴いてみましょう。
フルートの優しい音が再現されていて、こちらもかなり本格的な音色だと思います。
さらに、5歳の女の子がjFluteを演奏している動画もご紹介します。小さなお子様でも問題なく演奏できています。
幼少期から楽器を始めることができるなんて、とても羨ましいですね。
クラリネット
続いては、プラスチック製のクラリネットです。その名もクラリネオといいます。
本物のクラリネットよりも管の長さが短いため、音色が明るいところが特徴です。
もちろん、サックス同様リードもプラスチックでできており、水洗いができます。
通常のクラリネットは木で出来ているので、丸洗いができるクラリネットはとても斬新ですよね。
では、どのような音色なのか聴いてみましょう。
お子様でも吹きやすい大きさで、練習しやすいのがわかりますね。
プラスチック製の楽器でアンサンブル
おまけとして、ご紹介したプラスチックの楽器のみを使って演奏した、アンサンブル動画をご紹介します。
仲良し4人組でjSAXアンサンブル
同じ音域ではありますが、伴奏と主旋律で綺麗に分かれることができています。jSAXにはまだまだ遊び方がありそうな予感です。
通常のサックスより小さいため、動きをつけながら演奏もできそうですね。動画の後半には、日本のアニソンも演奏されているので、是非聴いてみてください。
色違いのフルートでおしゃれにアンサンブル
ディズニーランドに来たかのような気持ちになりますね。プラスチックとは思えない美しいフルート4重奏です。
NUVO社はカラフルなフルートも出しているので、是非動画の女性たちのように演奏以外にも、フルートと洋服の色を合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
おじいちゃんおばあちゃんでも吹けるクラリネオ
この動画はまさにNUVO社の楽器が、幅広い年代の方でも吹くことができるということを実証していると思います。
実際のクラリネットよりも小さくて、軽量なところが様々な年齢層から愛される秘密だと思います。
楽器を吹くこと自体、腹式呼吸になりますので健康にもよいと言われています。いつまでも楽器を吹き続けて健康な身体を維持したいですね。
まとめ
最近では、趣味で楽器を始めるということが、着実に身近になってきています。
楽器を吹いたことがない方、楽器を辞めてブランクがある方にとっても、ハードルが低くなっていますよね。
音楽を演奏することはストレス発散にもなりますし、コミュニケーションにもなるので、是非挑戦してみてほしいと思います。
サックスを始め、プラスチックの楽器は、かなり本格的に演奏ができるので、お子様にもおすすめです。
おっきー /
ビギナーズ編集部 編集長
ビギナーズ編集部で編集を担当しています。子どものころから趣味は多く、中学時代は吹奏楽部にいました。そのころからダンスもはじめて、大人になった今でも続けています。またスポーツ観戦も好きです!