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クリスマスソングのアンサンブル15曲を紹介!楽譜あり

クリスマスソング特集としてアンサンブル15曲を集めました。人気のサックス、フルート、クラリネットの木管アンサンブルや、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバの金管アンサンブルなどもあります。楽譜を無料で見れるのですぐに練習できます。お気に入りのクリスマスソングを見つけてください。
クリスマスソングのアンサンブル15曲を紹介!楽譜あり

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

寒い季節はイベントがたくさんあるので、当日までの期間も楽しめることが多いと思います。例えば、ハロウィンが終わると、すぐクリスマスの準備をしたくなりますよね。

楽器を趣味としている方は、クリスマスアンサンブル会が近づく時期だと思います。今回はクリスマスアンサンブルに向けて、様々な編成のクリスマスソングを集めました。

人気がある、サックス、フルート、クラリネットの木管アンサンブルの編成や、ホルン、トランペット、トロンボーン、チューバを使った金管アンサンブルの譜面もご紹介します。

楽譜を見ることができる動画をご紹介しますので、気に入った曲が見つかったら練習してみてくださいね。

ピッコロ/フルートアンサンブル

まずは、木管楽器のフルートでのクリスマスソングをご紹介します。フルートの明るく、透明感のある音色がとても綺麗です。

今回は、通常のフルートの他にピッコロや、アルトフルート、バスフルートが出てきます。

様々な種類のフルートを使うので、より曲に表情や深みをもたせることができます.

All I Want for Christmas Is You

クリスマスといえば、この曲を連想する方多いと思います。マライア・キャリーさんが歌っている、クリスマスポップソングの代表曲です。

2011年にジャスティン・ビーバーさんとのコラボバージョンもリリースしており、老若男女問わず、人気のある曲になっています。

原曲はこちらです。

ご紹介するのは、ピッコロとフルートの二重奏です。ピッコロの綺麗な高音により、上品な音色になります。

フルートの伴奏とピッコロの主旋律で、和音を綺麗に作ることを意識しましょう。

ひいらぎかざろう

『ひいらぎかざろう』は、クリスマスに歌われる賛美歌の1曲です。

この曲で出てくるひいらぎとは、セイヨウヒイラギと呼ばれる植物で、11月から12月に赤い実をつけます。別名、クリスマス・ホーリーとも呼ばれています。

冬の季節に、緑の葉と赤い実をつける、まさにクリスマスカラーが綺麗な植物ですよね。

この曲は、アルトフルート、バスフルートを使った4重奏です。

各楽器で同じメロディを演奏する箇所が多いので、音の始まりや、輪郭を揃えることが大切です。息の合った演奏が必要とされます。

譜面自体は、比較的簡単なので初心者の方でも挑戦できると思います。

サックスアンサンブル

サックスのように同属楽器で広い音域を演奏することができると、アンサンブルもより楽しくなります。

今回は、その広い音域を楽しんでもらうため、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンサックスで編成されている曲をご紹介します。

サックスの豊かな音色で、聴いていても、演奏していても楽しい楽曲です。

Have yourself a merry little Christmas

元々は、アメリカのミュージカル映画『セントルイスで会いましょう』で歌われた曲です。

今ではクリスマスの定番曲として、歌い継がれている1曲です。

2014年にサム・スミスさんがカバーしており、しっとりと歌い上げています。

ご紹介するのは、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンサックスの4重奏です。サックスではよくある編成なので、挑戦しやすいと思います。

シャープがついて、半音上がる音が多いので、普段音程を合わせることが少ない音が登場すると思います。

アンサンブルでは楽器が少ない分、和音のバランスが問われます。難しい和音は繰り返し音あわせをしてみましょう。

クリスマスメドレー

この曲では、ひいらぎかざろう、きよしこのよる、ジングルベルなどの有名なクリスマスソングがメドレーで続きます。

様々な曲が楽しめるので、とてもおすすめです。メドレーを綺麗に演奏するコツは、曲ごとに演奏イメージを変えることです。音の輪郭や、メリハリのつけ方を意識するだけで、曲調の変化を強調することができます。

クラリネットアンサンブル

クラリネットは優しく、温かみがある音色が特徴です。クリスマスソングを演奏すると、寒い冬でも温かい気持ちになります。

今回は、主流のB♭クラリネットの他に、バスクラリネットが出てくる曲をご紹介します。

クラリネットは木管楽器で一番音域が広い楽器なので、厚みのある演奏ができます。

キャロル・オブ・ザ・ベル

『キャロル・オブ・ザ・ベル』はウクライナの司祭が作曲したクリスマスのコーラス曲です。映画『ホーム・アローン』の挿入歌として知っている方もいると思います。

ご紹介するのは、2014年にアメリカのアカペラグループ、ペンタトニックスが歌った『キャロル・オブ・ザ・ベル』をクラリネットアンサンブルに編集したものです。

ペンタトニックスの美しいアカペラバージョンはこちらです。

クラリネットでさらに神秘的に演奏してみましょう。強弱をはっきりつけることが、この曲の完成度を上げる秘訣です。

ffからmpになる箇所が複数あるので、強弱の差がこの曲の特徴とも言えます。

また、この動画では、伴奏にバスクラリネットではなく、ファゴットを使っているようです。

動画のようにファゴットで演奏したい場合は、C管に読み替えを行ってください。

ひいらぎかざろう

フルートアンサンブルでもご紹介した曲です。クラリネットで演奏する場合は、スタッカートや連符が多いのでタンギングをはっきりと行いましょう。

また主旋律は高音が続くので、リードミスには気をつけましょう。比較的難易度は低く、演奏しやすい曲です。

木管アンサンブル

ここまで、フルート、サックス、クラリネットそれぞれのアンサンブル曲をご紹介してきました。続いては、この3つの楽器を使って1つの曲を演奏するアンサンブルをご紹介します。

大勢がいる、吹奏楽や楽団に所属している方は、普段のパート練習では同じ楽器同士で行うことが多いと思います。

アンサンブルでは、人数が少ない分、他の楽器とパート練習をすることが多くなりますので、コミュニケーションとして挑戦してみてはいかがでしょうか。

クリスマスの12日間

この曲は、イエスの誕生を12月25日から1月6日までの、12日間祝う曲です。1月6日はエピファニーと言って、イエスが人々の前に現れた日とされています。

歌詞は、12日間毎日クリスマスプレゼントを恋人からもらうという内容です。毎日プレゼントをもらえるなんて、羨ましいですね。

今回はフルート、クラリネット、アルトサックスの3重奏です。どれも、主旋律を演奏することが多い楽器です。曲中でメロディと伴奏の役割が移り変わるところを楽しんでください。

また、強弱の差を意識しましょう。歌詞の中で、プレゼントの名前が出てくる部分は、音量が小さくなり、プレゼントが増えていくと、少しずつ音量が大きくなります。

O Holy Night

クリスマスの賛美歌の1曲です。元々は『Minuit,chretiens』という詩がフランスで作られ、アドルフ・アダムという作曲家がメロディをつけました。

原曲はこちらです。マライア・キャリーさんが歌っています。

ご紹介するのは、フルート2本とB♭クラの2本で編成されている4重奏です。

1stフルートは、曲が盛り上がるにつれて高音になるので音程に気をつけましょう。

透明感のある音色が特徴なフルートと、クラリネットの優しい音色が融合して、クリスマスにピッタリな静かで上品な曲調です。

金管5重奏

金管楽器のアンサンブルをご紹介します。

金管5重奏では、トランペット2本、ホルン、トロンボーン、チューバの編成がよく使われます。アメリカでよく演奏される編成です。

今回はこの金管楽器のオールスターで演奏する、クリスマスソングのアンサンブルをご紹介します。

Joy to the world

クリスマスの賛美歌で、1,600曲もの聖歌を作曲した、ローウェル・メーソンという作曲家が作った1曲です。

トランペットではMiddle Cまでがでてきます。和音を綺麗に作ることができれば、比較的簡単に演奏ができる曲です。

ホイットニー・ヒューストンさんを始め、様々なアーティストによってカバーされてきた曲でもあります。

ジングルベル・ロック

アメリカのシンガー・ソングライター、ボビー・ヘルムズさんが1957年にリリースした曲です。今でも様々なアーティストによってカバーされ、クリスマスの定番ソングになっています。

主旋律のメロディが、テンポを早取りしてしまいがちなので、チューバの刻む伴奏に合わせていくことを意識しましょう。

Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

この曲の歌詞には特にクリスマスについては書かれていませんが、クリスマスシーズンになるとラジオで頻繁に流れるようになり、いつの間にかクリスマスソングの1つとして人気がでるようになりました。

楽譜を見るとわかる通り、スタッカート、アクセント、スラーなど音の形の指定がたくさん登場します。

メロディや伴奏を演奏する楽器も移り変わるつくりなので、それぞれどのような演奏をしていくのか、イメージを合わせながら練習することが大切です。

音の形は同じで、楽器が変わることによって様々な音色で聴こえるというイメージが、聴いている方に伝わるようにしましょう。

ジングルベル

いわずと知れたクリスマスのド定番曲ですね。

今回の楽譜では、最初にテンポにとらわれず、自由に表現するRubato、次にロックでよく使われるStraight 8ths、そしてジャズのリズムSwingに移り変わっていきます。

曲調が変わるときに重要なのは、リズムを刻む低音パートの役割です。どの曲調に変わるときも、チューバやトロンボーンがきっかけとなっています。曲のメリハリをつける重要な役割なので、必ずリードしていく練習をしましょう。

また、今回トランペットでは、ハイトーンのHigh Gがでてきます。その他にも比較的高音が頻繁に登場しますので、繰り返しの練習が必要です。

木管5重奏

フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットで編成される、木管5重奏です。木管5重奏なのに、なぜ金管楽器のホルンが入っているのか気になりますよね。

アンサンブルが盛んだった古典派音楽の時代は、現代のように木管、金管の区別はあまり意識せず演奏していました。中でも、ホルンはトランペットやトロンボーンに比べて、民衆にとって身近で親しみやすい楽器でした。そしてこの編成が木管5重奏と言われるようになりました。

それでは、古くから親しまれる編成のアンサンブルでクリスマスソングに挑戦してみましょう。

もみの木

ドイツ発祥のクリスマスソングです。もみの木は、寒い冬の間も緑を保つので、強い生命力の象徴とされていました。

この楽譜では、メロディの移り変わりがあるので、伴奏や副旋律になるパートは音量の差を意識しましょう。

またテンポが遅くなるrit.と元のテンポに戻るa tempoが繰り返されるので、息を合わせた演奏が重要になります。

We Wish You A Merry Christmas

日本語では『おめでとうクリスマス』という名前で和訳されている曲です。

歌詞の中で出てくる、クリスマスプディングは、イギリスの伝統的なクリスマスケーキです。ドライフルーツやナッツ、ブランデーを混ぜて蒸して作ります。

蒸した後の熟成期間が長ければ長いほどおいしいといわれています。

原曲から少しアレンジされている楽譜です。繰り返されるメロディが少しずつ変化していきます。他のパートにつられてしまわないように注意しましょう。

きよしこの夜

邦題では『サイレントナイト』という名前がついています。ドイツが発祥のクリスマスソングです。

これまでご紹介してきた曲の中でも、メロディの移り変わりが最も細かいです。演奏していて楽しいアンサンブルの楽譜だと思います。

演奏のポイントは和音もかなり出てくるので、音程を揃えてメロディとのバランスを取ることです。

その他の楽器・楽譜を見つけたい

クリスマスソングの他にも、アンサンブルの曲はたくさんあります。その他の曲も探したいと気になる方は以下の記事も読んでみてください。

人気のディズニーやジブリ映画などのミュージカルや映画の曲もたくさんあります。

また、ピアノやエレクトーン、その他の管楽器の編成でのクリスマスソングを探している方は、楽譜専門サイトで探すこともできます。

曲によっては演奏動画やサンプル楽譜を見ることができるので、曲選びのイメージもつきやすいですね。

ぷりんと楽譜

まとめ

クリスマスシーズンに演奏したいアンサンブルをご紹介しました。クリスマスのようなイベントは準備している期間も楽しいですよね。

クリスマスのいい思い出になると思うので、是非クリスマスアンサンブルに挑戦してみてください。

アンサンブルには大勢や1人で演奏するときには得ることができない、経験ができます。楽器を趣味としている方は様々な編成で、アンサンブルを楽しんでほしいと思います。

また、こちらの記事ではアンサンブルを堪能できるおすすめ曲を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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おっきー /
ビギナーズ編集部 編集長

ビギナーズ編集部で編集を担当しています。子どものころから趣味は多く、中学時代は吹奏楽部にいました。そのころからダンスもはじめて、大人になった今でも続けています。またスポーツ観戦も好きです!

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