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【編み物初心者必見】編み方の基本と道具選びの注意点を解説

初心者でも簡単に作れる編み物作品、編み方の紹介から便利な道具の選び方のコツまでをご紹介しています。初心者の方におすすめの編み物本を4冊紹介しているので、編み物に挑戦したい方はぜひ手にとってみてください。編み方に慣れれば楽しみ方も増えてきます。早速編み物を始めてみましょう!
【編み物初心者必見】編み方の基本と道具選びの注意点を解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

寒さが増してくるこれからの季節、部屋でのんびり編み物も良いですね。初心者のうちは簡単な作品を編んでみて、達成感と温もりを手にしてみましょう。

こんなの編みたい!初心者にもできる編み物作品

編み針と毛糸さえあれば、気軽に始められる編み物。今まで買っていた毛糸小物も、実は簡単に編めるものばかりなのです。動画で指の動きを確認しながら、見てみましょう。

※( )内はそれぞれを編む技法です。

ポーチ(かぎ針編み)

真っ直ぐ四角に編んで、両端を留めるだけで出来るポーチ。伸び縮みしにくい技法の「かぎ針編み」で編むのがおすすめです。

毛糸の種類も気にせず編めるので、初心者には道具に慣れるための作品として、練習として編んでみましょう。

毛糸メーカーのサイトでは、様々な編み図もネット上で無料提供されています。毛糸と道具の情報も合わせてわかるので、好みの編み図があったら早速トライしてみましょう。

シュシュ(かぎ針編み)

今まで雑貨店で買っていた「シュシュ」も毛糸とかぎ針、ヘアゴムさえあれば、簡単に編めてしまいます。

ゴムに編み包む最初段は、少しコツが必要ですが、「細編み」(こまあみ)だけで編みつけられますので、まずは一つ編んでみましょう。

慣れれば、フワフワのファンシーヤーンでも編めるようになります。雑貨店では売っていない、自分だけのシュシュでおしゃれができますよ。

マフラー(棒針編み)

冬の毛糸小物の定番といえば「マフラー」ですよね。まっすぐ編んでいくだけなので、初心者にはピッタリのアイテムです。

直接肌に触れるマフラーを編む場合、毛糸選びにもこだわってみましょう。チクチクしない毛糸を選ぶコツは、手首や腕の内側で実際に触れてみること。

手芸店で、毛糸に頬ずりするのはNGですが、皮膚の薄い手首付近であれば、手触りの良し悪しが判断できます。

マフラーに最適な道具は「棒針編み」です。かぎ針とちがって、棒針にすべての目が掛かった状態なので、脇が増減せずまっすぐに編めます。

ニット帽(かぎ針/棒針)

ニット帽は冬のおしゃれには欠かせません。保温性はもちろん、自分で編めるなら個性的はニット帽にもチャレンジしたいですよね。

ニット帽の種類によって、編む道具を変えると市販品にも負けない仕上がりになります。例えば、ハンチングやキャスケットのようなキッチリ系は「かぎ針編み」。 伸縮性のあるリブのニット帽や、アラン模様風であれば「棒針編み」が最適です。

手芸店の店頭で、初心者用として展示されることも多いのがニット帽。2~3玉の毛糸で、週末に編める手軽さも魅力です。

ストール、ショール、スヌード(かぎ針/棒針)

編み物に慣れてきたころに、おすすめの冬アイテムは、ショールやスヌードなどの巻物です。

セーターにチャレンジするのはちょっと…という方でも、真っ直ぐ編みが基本のストールなら、必要なのは根気だけ。冬の夜に温かい飲み物とともに、のんびり編むのも素敵ですね。

ストールは、かぎ針・棒針とも、編み物本も多数出版されていますので、慣れた道具でチャレンジできます。

かぎ針編みの場合、余り毛糸で小さなモチーフを編み、次々つなげていく技法。仕上がりは少し重めのきっちりとしたストールになります。

棒針編みであれば、段染め毛糸(一本の毛糸が複数の色で染められている毛糸)で真っ直ぐ編みすると、偶然出来上がる模様がたのしめます。 大作になりますので、自分と相性の良い道具で編むのが、完成への第一歩と言えます。

編み物に使う道具と編み方について

編みたい作品によって、使う編み物道具も変わってきます。編み物初心者の方は、まず道具に慣れることから始めましょう。ここでは、よく使う「かぎ針編み」と「棒針編み」を詳しく見てみましょう。

棒針編み

編んだ物を意味する「ニット」の語源は、この棒針編みの「表目 Knit」からきています。片方の棒針に必要な編み目を作ります。もう片方の棒針に順に編み移すことで、徐々に作品ができあがります。

棒針編みは伸縮性のある編み地に仕上がることから、マフラーやセーターなど、身につけるアイテムに適しています。

また、棒針編みは、細い毛糸で薄く編み上げることができるので、赤ちゃんへのプレゼントを編むのにもピッタリです。

模様編みのセーターも、たった一本の毛糸から「棒針編み」で編まれています。初心者の方には、太い毛糸と太い編み棒でザクザク編んで、すぐに身に着けられるアイテムが良いですね。

かぎ針編み

ペンのような形で、片方(もしくは両方)にVの字のかぎがある道具が「かぎ針」です。「かぎ針編み」はフランス語で「クロッシェ」といいます。

「クロッシェ」はファッション用語として、既にご存知の方も多いかと思います。クロッシェニットという表記があれば、かぎ針編みのニット製品」ということになります。

かぎ針編みでは、使う毛糸の太さによってかぎ針の「号数」を、細かく変える必要があります。目安として、極細や中細は2/0~4/0号/並太は5/0~7/0号/極太は8/0号以上になります。

初心者が編み物道具を選ぶ時に気をつけたいポイント

例えば、「10/0号かぎ針」と「10mmかぎ針」の違いです。かぎ針は0号を基準に、かぎの幅が大きくなるにしたがって「000号」とするのが本来の表記でした。ただ、これでは号数が見づらいので「000号=3/0号」と表記するようになりました。

つまり、「10/0号」は0が10個という意味で、かぎ針の直径は6ミリ。「10mm」は直径10ミリ(1cm)なので、この違いは、編み地に大きく影響します。

かぎ針も棒針も 「号数」の読み間違いは、編み物初心者が、道具選びで迷いやすい点です。編み物道具を買う際は「号数/ミリ数」をよく確認して買うようにしましょう。

初心者向けおすすめ編み物本BEST4

材料付きが便利なきっと本~「Mart ズパゲッティキットBOOK」

「ズパゲッティ」とは、Tシャツやカットソーを製造する際に出た「余り布」を編糸にした、いわばリサイクル素材です。

柔らかくて伸縮性がある極太糸で、ざくざく編みたい初心者にはぴったりの素材です。

本書は「ズパゲッティ」と編み方の本がセットになった「キット本」です。道具の購入は別途必要ですが、毛糸選びに迷うことがなく、気軽に始められるメリットがあります。

かわいい作品とニットコーデも満載~「ニットマルシェ」

初心者にうれしい、丁寧な解説つきの「ニットマルシェ」。増し目も増やし目もない、まっすぐ編みを基本とした作品が多く掲載されています。

ネックウォーマーなどの小物から、簡単なウエアまで「かぎ針編み」も「棒針編み」も多数載っていますので、本を見てから編みたい作品を選ぶのも楽しみのひとつです。

掲載されている作品と、今年流行りのファッションを組み合わせた、コーディネートページは、冬のおしゃれの参考にもなります。

大好きなキャラクターを編もう~「ディズニーツムツムの魔法のタワシ」

エコたわしやあみぐるみなど、かぎ針編みができると大好きなキャラクター作品も編めるようになります。ゲームでも人気の「ディズニーツムツム」は多数の編み物本が出版されています。

丸い形は難しそう…と思われがちですが、実際にはクルクルと筒状に編んでいくため、基本の編み方のおさらいになります。 ディズニーだけでなく、大好きなキャラクターの作品が自分で編めたら、完成して飾るのも楽しみになりますね。

1冊あると便利!編み物基礎本~「棒針編み困ったときに開く本」

編み物の本には、基本の技術はある程度載ってますが、それだけでは情報が不十分という場合があります。そこで、一冊手元にあると便利な本が「基礎本」です。

編み目記号の読み方、ニットの仕上げ方、道具の呼び名や毛糸ラベルの読み方など、知っておきたい基礎知識が満載です。

編み物教室がそのまま本になったようなイメージなので、手元にあれば安心して編み進められます。

まとめ

編み物は時間がかかるから難しそう…というイメージがあるかもしれません。実は、編み物に必要なものは、コツコツ続ける根気だけ。

小物作りで道具の扱いに慣れてしまえば、簡単な編み目で大作にチャレンジできるのが、編み物の魅力です。

温かい毛糸に囲まれて、ほっこりとした時間を楽しんでみませんか。

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藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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