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お裁縫を始めよう!揃えておきたい道具おすすめ15選|初心者必見

お裁縫を始めよう!揃えておきたい道具おすすめ15選|初心者必見

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部屋でのんびりできる趣味の一つに「お裁縫」があります。ひと針ずつチクチク手縫いするのは、癒しのひとときです。針と糸だけでできる裁縫ですが、道具は意外にも多岐にわたります。今回は裁縫の初心者も知っておきたい道具について、詳しくご紹介します。

測る&印をつける裁縫道具

裁縫を始める前に、準備として布を切ったり、縫う位置に印を付けたりします。特に「印付け」は、後の作業をスムーズにする意味でも、裁縫には大切です。

定規(ものさし)

裁縫用の定規は0ミリスタート…つまり余白がなく定規の端から測れるタイプが多くあります。これは、出来上がり線と縫い代を同時に測るのに適しているためです。

布の種類や、作るアイテムによって、縫い代は5mm~2.5cmなど大きく差があるので、方眼タイプの定規が特に便利です。

また、カーブ線を自然に描ける定規は、襟元や袖ぐりなど、洋服を作る時に手元にあると便利です。

Dカーブルーラー

メジャーと定規は使い分けよう

テープに長さが書かれているのがメジャーで、「巻き尺」とも言います。主に体のサイズを測るために必要な裁縫道具です。

例えば、手首周りをはかりたい、帽子を作るので頭周りを測りたい等、真っ直ぐな定規が当てられないところを測るのがメジャーの役割です。

「メジャーは体/定規は布」を測るものと覚えておくとよいでしょう。

オートメジャー

「チャコペン」は水で消えるタイプが便利

裁縫で「印付け」の代表といえば「チャコ」です。硬いチョークのようなタイプや、色鉛筆型のチャコペンも便利です。その中でも、特に「水で落とせるタイプ」がおすすめです。

水で落とせるチャコペンには、従来のような色鉛筆タイプと、特殊なインクを使ったペンタイプがあります。いずれも、水を含ませた布で拭き取ることで、チャコで付けた印を消すことができます。

レオニス 水で消えるチャコペン 青色

チャコシートとルレットの組み合わせで作業スピードアップ

スカートやエプロン、パジャマなど大きなものを作る場合、布には長い距離の印を付ける必要があります。そこで、チャコシートとルレットで、印をつけるのもおすすめです。

チャコシートは転写タイプのチャコで、インクの出なくなったペンでも印が付けられます。ルレットは回転式の鉄筆のようなもので、「点線」が一気に描ける点が便利です。チャコシートと併用すると作業スピードが上がります。

チャコピー

ルレット

昔ながらの裁縫道具「ヘラ」

和服しかなかった時代から、布の印付けには「ヘラ」が使われてきました。布にヘラを強く押し当てると跡が残ります。これを目印に縫っていました。

跡を付けるだけなので、印としては消えやすいものの、チャコペンが使えない布には適しています。薄くて軽いので、一本手元にあると便利です。

クロバー ヘラ


裁縫に必要な道具を1点づつご紹介しましたが、1つ1つ購入するのは面倒という方もいるでしょう。

そんな方には、必要なものがまとめてセットになった裁縫道具セットがおすすめです。

こちらの記事では、見た目もかわいい裁縫道具セットをご紹介しています。

見た目がかわいいと裁縫のモチベーションも上がるので、ぜひ自分のお気に入りの裁縫道具を使ってくださいね。

布や糸を切るための裁縫道具

裁縫には2種類のハサミがあります。布を切る「裁ちはさみ」と、糸を切る「糸切りはさみ」です。それぞれの違いと便利な裁縫用カッターにも注目です。

布切りハサミ(裁ちばさみ)はしっかり握れるタイプを

布を切ることを「裁つ」ということから、以前は「布切りハサミ」を「裁ちばさみ」と呼んでいました。大きな布を切る際は、刃渡りの長い「裁ちばさみ」で、スーっと押すように切ると、真っ直ぐに布を切ることができます。

「布切りハサミ」は、指を入れる部分が決まっています。これは刃の中央に手の力を伝え、刃を閉じなくても布が切れるようにするためです。

ある程度重さのある「布切りハサミ」のほうが、手がブレずに安定して布を切れます。

職専ラシャ鋏 230㎜

「糸切りバサミ」おしゃれなデザインもたくさん

学校の授業で、握るタイプの「糸切りハサミ」を使ったこともあるでしょう。糸を切るだけの裁縫道具ですので「握りハサミ」でも、一般的な形のハサミでも、手に馴染みやすい形を選んでみましょう。

糸切りバサミを選ぶポイントは、刃渡りが短く刃先が鋭く尖ったもの。 裁縫の最後に糸を切るのは、神経を使う瞬間です。細かな作業に適した、小さなハサミのほうが糸切りには適しています。

一つ注意点としては、糸切りバサミで布や紙を切らないこと。糸以外の物を切ると、刃の劣化が進み切れ味が悪くなります。文具用との併用は避けるようにしましょう。

デザイン糸切りハサミ

「リッパー」は糸や布をピンポイントで切れる

リッパーは、布と糸の間に刃を入れ、糸だけを切る道具です。裁縫の途中で、縫い間違いに気づいた場合、ピンポイントで糸を切ることができます。

また、Uの字刃の間に糸だけを引っ掛けるので、布を一緒に切ってしまう心配がありません。

リッパーは、ボタンホールを作る際にも使います。布に挿し込んでボタンホールの部分だけをリッパーで割くように切ります。小さいながらも頻繁に使う裁縫道具なので、糸切りバサミと持ち替えて使うのがおすすめです。

リッパー 

ロータリーカッター

曲線を切るのに便利な道具が「ロータリーカッター」です。特にアップリケ、ハワイアンキルトなど、布で絵を描くような手芸には、自由に動くロータリーカッターは便利な道具です。

ただ、円盤状のカッターは外側が全部が刃になっているので、怪我をしないよう十分に注意してください。 ロータリーカッターは、裁縫にある程度慣れてからの購入でも、遅くはないでしょう。

ロータリーカッター 28mm

裁縫道具の要!針と糸の関係とは?

裁縫のメインと言える「針と糸」。道具として必須の「縫い針」ですが、思った以上に種類が沢山あります。手に持って使う縫い針は、種類によって持った時の指先の感覚も変わってきます。

針の種類はこんなにたくさん!

裁縫道具のメインとも言える「縫い針」。手縫い用の針は、布や糸、目的によって様々な種類があります。代表的な裁縫用の針を太い順から…

  • 大くけ (長さ50/太さ0.8) デニムなどの厚地用
  • 中くけ (長さ45/太さ0.8) 厚地木綿用
  • 三ノ五 (長さ45/太さ0.7) 木綿、麻、ウール
  • 三ノニ (長さ36/太さ0.7) 木綿、麻、ウール
  • 四ノ五 (長さ45/太さ0..5) 絹、薄手の木綿

*数値はすべてmm

他にも、裁縫の針には、「くけ針」、「きぬぬい」など、和裁をベースにした名前で呼ぶ場合もあります。

自分の手に馴染みやすい針の細さは、触ってみないとわからないもの。初心者のうちは「普通地用」と書かれ、何種類か入ったセット針を買っておくとよいでしょう。

普通地用ぬい針セット

これも忘れないで「まち針」

裁縫の準備段階で必ず使う道具が「まち針」です。型紙と布を留めたり、布同士を留めるために必要です。

まち針には一般的に2種類あり、丸玉が付いた方は洋裁用、頭が平らな方は和裁用とされています。また、まち針の長さもパッチワーク用は短く、洋裁用は長めになっています。

まち針の頭がアンティークビーズになっているものもあり、裁縫好きのコレクションアイテムの一つでもあります。

ステンレス待針 ディスク

ピンクッション(針山)選びのポイント

まち針や縫い針を刺しておく「ピンクッション/針山」も、様々なデザインや大きさがあります。裁縫の道具箱の中に、簡易的な「針山」がセットされている場合もあります。

土台がしっかりと安定しているタイプの「針山」は、安全の面でもおすすめです。裁縫に慣れてくると、ゴムで手首に留めておけるタイプも便利に感じます。

針山は初心者でも簡単に作れるので、外布や中綿を工夫して自分で縫ってみるのも良いですね。

カントリーピンクッション

裁縫には手芸用の小さなアイロンが便利

裁縫では、作業の途中でアイロンを掛けるシーンが多くあります。小型で軽い手芸用のアイロンは一台あると便利です。

手芸用「アイロン」は軽くて小型

裁縫の最中には、縫い代を割る時にアイロンを使用します。

手芸用のアイロンは、一般的なアイロンよりもかなり小ぶりのものが多く、スチームが無いのが特徴です。これは、小回りがきくことで、布の細部にもアイロンが掛けられることと、高音のスチームで生地を痛めないようにするためです。

一般的なアイロンでも代用できますが、小さな手芸用アイロンは熱効率や電気代の面でも、持っていて損はないでしょう。

パッチワーク アイロン

あると便利な「こて・アイロン」

パッチワークでは、縫い代にアイロンを掛けながら作業することが多くあります。これからパッチワークをはじめよう!という方には、小さな「こてアイロン」が便利です。

親指の先くらいの小さな面だけが、アイロンになっているので、幅の狭い縫い代もしっかり倒して、次の作業に取り掛かれます。 他の裁縫でも、ポケット付けやファスナー、接着芯の貼り付けなど、アイロンを使った細かな作業は意外に多いもの。「こてアイロン」は机の上でも置き場所に困らず手軽に使えます。

NEW パッチワークこて

まとめ

裁縫の道具には、手芸店でも迷ってしまうほど沢山の種類があります。基本的な、測る/切る/縫う/の道具を最小限揃えて、少しずつ買い足していくのも裁縫の楽しみにもつながります。

初心者にわかりやすく縫い方を解説した、おすすめの裁縫本はこちらの記事でご紹介しています。

簡単に作れるアイテムが知りたい方も、ぜひ読んでみてください。

裁縫道具がそろったら、さっそく裁縫を始めてみましょう!

また、ミシンを始めてみたいと思っている方には、ミシンのレンタルサービスの利用がおすすめです。購入する前に試してみてはいかがでしょうか?

藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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