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お裁縫初心者必読!簡単に作れる作品と知っておきたい裁縫用語

簡単に作れるお裁縫の作品と基本的な裁縫用語/道具を紹介しています。おすすめの裁縫の基本がわかる本も紹介しており、初心者の方に役立つ情報満載です。初心者が間違ってしまいやすい『玉結び』と『玉留め』の違いも解説しています。これを読んで手軽に始められるお裁縫を楽しみましょう!
お裁縫初心者必読!簡単に作れる作品と知っておきたい裁縫用語

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

針と糸、そして少しの布があればできるお裁縫は、手軽に始められる趣味のひとつです。初心者にとっては、型紙や布の準備ができるだけ少なくて済むアイテムがおすすめです。初心者でも簡単に作れる作品と、基本的な裁縫用語についてご紹介します。

裁縫の初心者でも手軽に作れるアイテムと裁縫用語の豆知識

初心者にとっては、型紙いらずで始められる裁縫がおすすめです。
必要な布の量もざっくり判断できる、シュシュや巾着など小物から裁縫を始めてみましょう。

また、必要な量の布があらかじめセットされている『手芸キット』も初心者におすすめです。
※は裁縫用語です。

『シュシュ』手縫いの練習にぴったり

少量の布と髪ゴムで作れる『シュシュ』は、裁縫初心者にピッタリです。

裁縫の基本である『中表』で縫います。シュシュに使う布は横長になるので、動画のように返しやすい布の合わせ方を工夫してみましょう。

縫い方は『並縫い』で大丈夫ですが、針目は細かい方がより丈夫に仕上がります。 布を筒状に縫ったあと、布を表に返す際には力任せに布を引っ張らず、端から少しずつひっくり返しましょう。


※ 中表(なかおもて)…布の表を内側に合わせて縫う方法です。裁縫は中表で縫うのが基本です。
※ 並縫い(なみぬい)…ひと針ずつ布の上下に針を出す縫い方で、手縫いの基本です。

『巾着』手ぬぐいでも簡単に作れる

巾着は、¥100ショップで売っている、手ぬぐいからでも簡単に作ることが出来ます。裁縫道具や、紐などの副資材も一緒に買って作ってみましょう。

巾着を手縫いで作る場合、袋の本体は『本返し縫い』にすると丈夫に仕上がります。 気をつけるポイントは、紐の通し口の縫い方です。紐を通す口は丁寧に折りたたんでから、縫うようにしましょう。

ワイヤー付きの紐通しは、スカートのゴム通しなどにも役立つので1本あると便利です。

本返し縫い(ほんがえしぬい)…針を裏側から表に出し、進んだ分を戻るように針を入れて、返すように縫い進みます。手縫いではもっとも強度のある縫い方です。

裁縫初心者向けキットで『ぬいぐるみ』も縫える

裁縫を始めた人には憧れの『ぬいぐるみ』は、材料が全てセットされたキットで作ると良いでしょう。裁縫キットであれば、目ボタンや刺繍糸、丸カンなどのパーツ類を別に買い足す必要がなく手間がかかりません。

キットの他に必要な道具は、一般的な裁縫道具一式です。キット入っている作り方説明書をよく読みながら、楽しくチクチクしてみてくださいね。

初心者におすすめの手芸キットについては、こちらで詳しくご紹介しています。

ぬいぐるみの他にポーチ等の小物類も作ることができるので、ぜひチャレンジしてみましょう!

初心者向けおすすめ裁縫の本3冊

お裁縫の本は、写真を見ているだけでも楽しくなるものです。初心者向けの裁縫の本には作り方だけでなく、裁縫の豆知識がたくさん掲載されています。

作りながら裁縫の基本が身につく『ゼロからはじめる さいほうの基本』

コースターや巾着、カフェカーテンや簡単なスカートや帽子まで、作りながら裁縫の基礎が身につく一冊です。ボタン付けや指ぬきの使い方、まつり縫い、返し縫いなどの裁縫の基本が『手縫いのおさらい』としてまとまっています。

裁縫とパッチワークが一緒に学べる『ポーチと小物』

裁縫初心者だけでなく、『パッチワーク』を始めたい人にもおすすめの一冊です。プロセス写真で詳しく説明されているので、初心者にも安心です。

パッチワークをしない方にも、型紙のとり方やポーチの基本的な作り方など、参考になるページが多数あります。

読み物として楽しい『暮らし上手のお裁縫』

憧れの手芸作家さんのコラムが載っている読み物としての裁縫本です。作家さんが愛用している裁縫道具や、プロならではの楽ちんな裁縫のコツなども掲載されています。裁縫の休憩に、綺麗な写真を眺めつつ、じっくり読みたい一冊です。

初心者におすすめ!あると便利な裁縫道具

基本的な裁縫道具の他にも、あると便利な道具がたくさんあります。特に初心者困りやすい針の扱いは、手芸メーカーが開発した裁縫専用の便利グッズを活用すると、手間が省けます。

針穴がない?ミゾに糸を通す簡単縫い針

裁縫の最初に初心者がつまずきやすい『糸通し』です。針穴になかなか糸が通らず、イラッとするかもしれません。

『セルフ針』は穴ではなく溝に糸を通す構造の縫い針です。上から糸を押し込むように溝に通せば、すぐに裁縫がスタートできます。

糸通し(デスクスレダー)

手持ちの針の穴が楕円形であれば、『デスクスレダー』が糸通しに便利です。糸をセットしたら、浮かないように指で押さえます。針穴を下にしてセットしたら、レバーを軽くさげると、針穴に糸がとおります。

刺繍針やセルフ針など特殊な針には使えませんが、糸通しが楽になるので、ご年配の方へのプレゼントにもできる裁縫道具です。

まち針の代わりは布用クリップが便利

布と型紙、又は布同士を留めておくのに欠かせないのが、まち針です。しかし、針穴を開けたくない布地や、厚手でまち針が刺さらない場合には『布用クリップ』が便利です。挟めるだけで布を留められるのでまち針よりも手軽です。

パッチワークキルトの仕上げなど、面積の大きな手縫いでも活用できるのが『布用クリップ』の良さです。

洗濯しても落ちない布用ボンド

裁縫の作業工程の中には、ぬいぐるみの目を固定したり、フェルトのパーツを貼り付けたりと何かとボンドを使うシーンがあります。

一般的な木工用ボンドは『水溶性』ですので、洗濯すると取れてしまします。 手芸用の『布用ボンド』は、乾くと洗濯やクリーニングでも取れない性質があります。ワッペン付けやほつれ止めとしても、活用度の高いボンドです。

ただ、一度布に付くと洗剤では落ちないので、爪楊枝の先に少しずつ取りながら使うようにします。


こちらの記事では、最初にそろえておきたい裁縫道具の必需品をご紹介しています。

これってどういう意味?初心者が間違いやすい裁縫用語

裁縫の本や動画でよく出てくる言葉には、初心者が間違いやすい裁縫用語があります。縫う前に必ず行うことなので、初心者のうちに違いを覚えておきましょう。

『玉結び』と『玉留め』の違いとは?

『玉結び』は、縫う前に糸の端を結ぶことを指します。

  1. 糸を通し、糸端を針に3回ほど巻きます。
  2. 巻き目を指で軽く押さえ、針を上方向に抜きます。

  3. 最初は縫い糸の途中に、玉結びができやすいので、コツを掴むまで、何度か練習してみましょう。

『玉留め』は、手縫いの最後にする糸始末のことです。

  1. 1.縫い終わりの箇所に針の先を当て、針先に糸を3回ほど巻きます。
  2. 2.巻き目を指でしっかり押さえて針を抜くと、縫い終わりが留まります。

上手に留めるコツは、縫い終わりに針をピッタリ寄せることと、巻いた糸をしっかり指先で押さえることです。

どちらも、裁縫の本にもよく出てくる用語です。結び方の違いと一緒に、覚えておきましょう。

『地直し』や『水通し』って必要?

購入した布には、生産過程でゆがみがある場合や、洗濯すると縮む性質のある布があります。裁縫をする前に、ゆがみを整えることを『地直し』といいます。

『地直し』は布の素材によって、方法が違います。

  • ウール…裏側からスチームアイロンをかけて、布目を整えます。
  • シルク、化学繊維…水分を含むと質感を損なうため、裏側から低温でドライアイロンを掛ける程度でOKです。
  • リネン/コットン…麻や綿などの天然素材は、水を含むと縮む性質があります。裁縫の前に『水通し』を行うことで、その後の洗濯で極端に縮むのを防げます。

『水通し』は、綿や麻などの天然素材にする裁縫の準備作業です。

  1. 1.大きめに畳んだ生地をたっぷりの水に浸します。このとき、布をしっかり押して、中の空気を抜くようにします。
  2. 2.1時間以上そのまま放置し、その後、手で絞るか洗濯機で軽く脱水します。
  3. 3.手で叩くようにしてシワを伸ばし、布の表を日光に当てないように干します。
  4. 4.最後にドライアイロンをかけて布目を整えます。

せっかく縫ったのに「洗濯したら縮んで着られない…」という事態を防ぐためにも、綿や麻布には『水通し』をした方がよいでしょう。

まとめ

裁縫にはたくさんの用語があり、初心者には戸惑うことも多々あります。まずは簡単な作品を縫いながら、本などで確認しつつ、楽しみながら覚えていきましょう。

また、ミシンを始めてみたいと思っている方には、ミシンのレンタルサービスの利用がおすすめです。購入する前に試してみてはいかがでしょうか?

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藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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